
ランブラス通り沿いにあるサン・ジョセップ市場は、バルセロナを代表する市場です。
その立地の良さもあり、今や世界中から観光客が訪れる人気スポットとなっています。ただし、日本のガイドブックなどでは「サン・ジョセップ市場」と紹介されていることが多いものの、地元ではこの名前で呼ばれることはほとんどありません。
一般的には「ボケリア市場(Mercat de la Boqueria)」、あるいは単に「ボケリア」と呼ばれています。そのため、地元の人に「サン・ジョセップ市場はどこですか?」と尋ねると、一瞬「何のこと?」という顔をされることもあります。
ちなみに「ボケリア」の語源については諸説ありますが、よく言われる「胃袋」という意味ではありません。今では観光地として有名になりましたが、元々は地元の人々の食卓を支える市場であり、肉、魚、野菜、果物などあらゆる食材が集まる、まさにバルセロナの台所と言える存在です。
歴史と現在

ボケリア市場の歴史は1217年までさかのぼり、実に800年以上の歴史を誇ります。その始まりは、現在の市場の外側で開かれていた肉市場でした。
その後、19世紀になると野菜や果物の販売も始まり、更に魚市場が加わることで規模を拡大。これを機に、市場のシンボルとも言える鉄製の屋根が建設され、現在の姿の基礎が築かれました。
近年はスペイン料理やガストロノミーへの世界的な関心の高まりもあり、バルセロナ市も市場を食文化発信の拠点として積極的に活用しています。
その結果、今では世界中から観光客が訪れる「食のテーマパーク」とも言える存在になりました。以前に比べると地元住民の利用は減ったものの、市内に数ある市場の中でも旅行者からの人気は圧倒的で、バルセロナを代表する市場として不動の地位を築いています。
市場の全体像
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ランブラス通り側を正面入口とするボケリア市場。その内部には約200もの店舗が軒を連ねています。上の市場案内図(クリックで拡大)を見ると、取り扱う商品の種類ごとに色分けされているのが分かります。
野菜・果物、魚介類などはそれぞれ同じエリアに集まっていますが、それ以外の店舗は市場内に点在しており、歩きながら様々な店を見て回れるようになっています。
市場自体はそれほど複雑な造りではありませんので、地図がなくても気ままに散策しているうちに一通り見て回ることができるでしょう。

昔から言われていることですが、ランブラス通り側の入口付近や、そこから奥へ続く中央通路沿いの店は、同じ商品でも値段が高めに設定されていることが少なくありません。
しかも厄介なのは、高いだけならまだしも、必ずしも品質が良いとは限らないこと。特にフルーツジュースやカットフルーツなどは、観光客の目を引くよう派手に並べられていますが、味だけで言えば市場の奥の店の方が美味しいことも珍しくありません。
そのため、初めて訪れた方は入口付近で慌てて買わず、まず市場を一周してから購入することをおすすめします。
ボケリア市場に限らず、世界中の市場で一番高い場所は「入口の一等地」。これは覚えておいて損はないでしょう。
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【ランブラス通り】 バルセロナ屈指の繁華街はカタルーニャ広場から海のコロンブスの塔まで続く… |
生ハム売り場

数ある店が軒を連ねるボケリア市場ですが、その中でもまず目を引くのが、豚の脚が何本も吊るされた「シャルクテリア(Xarcuteria)」と呼ばれるハムやソーセージ専門店です。
店先にはスペインを代表する生ハムをはじめ、チョリソーやフエなど様々な加工肉が並び、その光景だけでもスペインらしさを感じることができます。
最近では日本でもスペインバルが増えたこともあり、生ハムを食べたことがある方も多いでしょう。しかし、実はスペインの生ハムには日本ではあまり知られていない面白い特徴や豆知識が数多くあります。
そこでここでは、ボケリア市場の見学ついでに知っておくと少し得する、生ハムの話をしてみたいと思います。
種類と足

【イベリコ(黒豚)と白豚】
日本でも高級食材として広く知られているのがイベリコ豚です。
イベリコ豚はスペイン西部からポルトガル東部にかけて飼育されている在来種で、その黒い蹄(ひづめ)から「パタ・ネグラ(Pata Negra=黒い脚)」とも呼ばれています。
一方、ホテルの朝食などでよく見かけるハモン・セラーノは主に白豚から作られる生ハムで、イベリコ豚に比べると脂の甘みや香りは控えめです。とは言え、ハモン・セラーノが劣るというわけではありません。
スペイン人が日常的に食べるボカディーヨ(スペイン風サンドイッチ)には、むしろハモン・セラーノが使われるのが一般的で、その素朴な味わいを好む人も少なくありません。
ちなみに、高級レストランで出されるイベリコ豚の生ハムと、街角のバルで食べるハモン・セラーノは、例えるなら高級ワインとテーブルワインのような関係。どちらが良い悪いではなく、それぞれに役割があるのです。
【前脚と後ろ脚】
天井から豪快に吊り下げられた生ハムですが、実は一見同じように見えて2種類あることをご存じでしょうか。
一つは Jamón(ハモン) と呼ばれる後ろ脚。もう一つは Paleta(パレタ) と呼ばれる前脚です。
大きさはハモンの方がかなり大きく、1本あたり約8~10kg。一方のパレタはその半分ほどの大きさになります。
また、値段も一般的にはハモンの方が高価です。その理由は後ろ脚の方が肉量が多いだけでなく、脂と赤身のバランスが良く、甘みやコクがより豊かだからです。
ただし、パレタにも根強いファンがいます。
肩の筋肉にあたる前脚は運動量が多いため、肉の繊維が細かく風味が濃いのが特徴。そのためスペイン人の中には「自分はパレタの方が好きだ」という人も少なくありません。
ちなみに、市場やバルで高級な生ハムを注文する際は、ハモンなのかパレタなのかを見てみると少し通になった気分を味わえるでしょう
餌と部位

【どんぐりと配合飼料】
白豚より希少で高価なイベリコ豚ですが、その中にもランクがあります。
その違いを決める最大の要素が餌です。最高級の「ベジョータ(Bellota)」は、放牧されながらどんぐりを食べて育ったもの。
一方、配合飼料を中心に育てられたものは「セボ(Cebo)」と呼ばれます。もちろんセボも十分美味しいのですが、脂の香りや甘みはベジョータの方が上。
例えるなら、毎日自然の牧草を食べて育った牛と、飼料中心で育った牛くらいの違いでしょうか。
実際、値段も大きく違い、生ハムになるとベジョータはセボの数倍で売られていることも珍しくありません。
【部位によって違う味】
ここまで、イベリコ豚か白豚か、前脚か後ろ脚か、更にはどんぐりを食べて育ったベジョータか配合飼料のセボか、その違いについて説明してきました。
しかし、生ハムの世界はそれだけではありません。実は一本の脚の中でも部位によって味が大きく異なります。
最も人気が高いのは Maza(マサ) と呼ばれる部分で、脂と赤身のバランスが良く、ジューシーで甘みがあるため生ハムの最高部位とされています。
次に美味しいと言われるのが、その反対側の Contramaza(コントラマサ)。一方、付け根に近い Punta(プンタ) は脂が多く風味が非常に濃厚で、生ハム好きにはたまらない部位ですが、塩分もやや強めになります。
また、足首に近い Jarrete(ハレーテ) は筋肉質で繊維が多く、旨味はあるものの、そのまま薄切りにして食べるよりは料理に使われることが一般的です。
つまり、「イベリコだから美味しい」「ベジョータだから美味しい」だけではなく、どの部位を食べているかでも味は大きく変わるということです。
ワインに例えるなら品種だけでなく畑の区画まで気にするようなもので、生ハムの世界は思っている以上に奥が深いのです。
選び方
以上、生ハムと言っても豚の種類、餌、前脚と後ろ脚、さらには部位によって味が大きく違うことがお分かり頂けたでしょうか。
値段も驚くほど差があり、例えば白豚のハモン・セラーノなら脚1本50ユーロ前後で購入できますが、最高級のイベリコ・ベジョータになると500ユーロ以上することも珍しくありません。
その差は実に10倍以上です。なお残念ながら現在は日本への持ち込みが禁止されているため、真空パックされたものであっても生ハムをお土産として持ち帰ることはできません。
しかし、せっかくスペインに来たのですから本場の生ハムを思う存分味わいたいもの。その場合は市場で購入し、ホテルでワインと一緒に楽しむのもおすすめです。
また、真空パックされたものより、その場で切りたてを包んでもらった生ハムの方が断然美味しいので、できれば手切りを選びましょう。
さて、最後に美味しい生ハムの選び方をまとめると、まず味だけで言えば最高級のイベリコ・ベジョータが間違いありません。さらに、前脚のパレタより後ろ脚のハモンを選ぶのがおすすめです。
そして市場やバルでハム切り台に載せられた脚を見る際は、蹄(ひづめ)の向きにも注目してみてください。蹄の裏側が上を向いている場合、その時に切られているのは太ももの裏側にあたる Maza(マサ) と呼ばれる最もジューシーな部位です。
逆に蹄の表側が上を向いている場合は、比較的脂が少ない部位を切っていることになります。
最後に注意点を一つ。脚の肉がほとんど削り取られ、骨の周りにわずかしか残っていないものは避けた方が無難です。長時間空気にさらされることで乾燥が進み、せっかくの生ハムがビーフジャーキーのような食感になってしまっていることがあります。
生ハムは切りたてが一番。市場ではぜひ、切りたての艶のある生ハムを選んでみてください。
ソーセージ売り場

スペイン名産の加工肉と言えば、生ハムと並んで有名なのがチョリソです。
チョリソは細かく刻んだ豚肉に塩を加え、更にニンニクやパプリカなどの香辛料を混ぜて腸に詰め、乾燥熟成させて作るドライソーセージの一種です。
一方、パプリカを使わないドライソーセージとしてはロンガニサがあり、サイズによって呼び名が変わります。大きなものはサルチチョン、小さなものはフエッテと呼ばれています。
また、豚の背中ロースの芯の部分を使って作るロモ(Lomo)も人気があります。製法はチョリソに似ていますが、脂身が少なく肉本来の旨味を楽しめるのが特徴です。
そして、カタルーニャを代表するソーセージとして忘れてはならないのがブティファラ(Butifarra)。生タイプと加熱済みタイプがありますが、市場で売られている加熱済みのブティファラは味が非常に安定しており、個人的にもおすすめです。
残念ながら日本へ持ち帰ることはできませんが、お土産にできたら喜ばれること間違いなしでしょう。
ブティファラにはいくつか種類がありますが、血を使ったブティファラ・ネグラ(黒ソーセージ)は好みが分かれるかもしれません。一方、それ以外の種類は日本人にも食べやすく、特に最近は卵入りのブティファラ・ダウ(Butifarra d’ou)が個人的なお気に入りです。
生ハムばかりに目が行きがちですが、スペインの加工肉文化の奥深さを知るなら、こうしたソーセージ類もぜひ試してみてください。
魚売り場

スペインは日本と並ぶ魚好きの国として知られています。実際、一人当たりの魚介類消費量はヨーロッパでも群を抜いており、その点では日本と共通する食文化を持つ国と言えるでしょう。
ただし、多くの旅行者が「海沿いの街だからバルセロナは魚が美味しいはず」と思われますが、実は魚介類の本場はここではありません。
地中海は大西洋に比べて栄養塩が少なく塩分濃度も高いため、漁獲量は決して多くありません。スペイン人が魚介類の本場として真っ先に挙げるのは、北西部のガリシア地方です。
そうは言っても、スペインは魚介類の流通網が非常に発達しており、ここバルセロナでも驚くほど鮮度の良い魚が並びます。実際、日本人から見ても刺身で食べられそうな魚が市場に並んでいることも珍しくありません。
スペイン人がよく食べる魚としては、日本と共通するマグロやイワシが代表格です。
一方、日本ではあまり馴染みのない魚として有名なのがメルルーサ(ヨーロピアン・ヘイク)。見た目は少々獰猛ですが、淡白で食べやすく値段も手頃なため、スペインでは最も食べられている魚の一つです。
また、日本では鍋料理のイメージが強いタラも、スペインでは一年を通して人気があり、レストランの定番魚料理となっています。
さらに高級魚としてはアンコウも人気が高く、こちらも季節を問わずよく食べられています。市場の魚売り場を見ていると、日本人が親しんでいる魚と、スペイン人ならではの魚が混在していて、その違いを見るだけでも十分楽しめるでしょう。
魚の種類

名前の日本語訳

魚のさばき方
日本の魚屋さんでは、魚の種類や調理方法によって包丁を何本も使い分けます。
一方スペインでは驚くほど大雑把で、多くの魚屋さんは一本の包丁でほぼ全ての作業をこなしてしまいます。
しかもその包丁がなかなか物騒な形。刃渡りが長く幅広で、まるでギロチンを小型化したような見た目です。
初めて見る日本人なら「そんな包丁で大丈夫なの?」と思うかもしれませんが、魚をさばく様子を見ていると実に手際よく、あっという間に頭を落とし、内臓を取り除き、切り身にしてしまいます。
繊細な日本の包丁文化と比べるとかなり豪快ですが、それもまたスペインらしさの一つと言えるでしょう。
甲殻類/マリスコ

魚介類の中でも、エビやカニ、貝、イカ、タコなどの甲殻類や軟体動物を総称して、スペインでは Marisco(マリスコ) と呼びます。
マリスコはスペイン人の大好物で、クリスマスやお正月のご馳走と言えば真っ先に名前が挙がるほど特別な存在です。
その中でも面白いのがタコ。欧米では「悪魔の魚」として敬遠されることもありますが、スペイン人は日本人と並んで世界でも珍しいタコ好きの国民として知られています。
イカも大人気で、日本人になじみ深いヤリイカはもちろん、日本ではあまり食べられないモンゴウイカもよく食べられています。特にモンゴウイカの歯ごたえのある食感はスペイン人に人気で、ちゃんとしたバルならバルセロナ市内のどこでも見かける定番メニューです。
また、カミソリ貝の異名を持つナバハス(マテ貝)、大ぶりになるほど甘みが増す手長エビ、高級ブランドとして知られるパラモス産の赤エビなども有名です。
そして、スペインの海の珍味として忘れてはならないのがペルセベ(エボシガイ)。岩場にへばり付く見た目は正直あまり食欲をそそりませんが、その希少性から非常に高価で、高級レストランでは一皿数十ユーロすることも珍しくありません。
ボケリア市場の魚介売り場を歩いていると、日本では見かけない魚介類も多く、スペイン人がいかに魚介好きかを実感できるでしょう。
お勧めはこれ

日本にも生息していますが、九州の一部を除くと食べる習慣がほとんどないのがマテ貝(Navajas)です。
細長い殻から身が飛び出した姿は一見すると少々グロテスク。しかし、このマテ貝こそ日本人旅行者に最もウケるシーフードの一つと言っても過言ではありません。
食感は貝というよりむしろアサリとイカの中間のような感じで、シンプルに鉄板焼きにしてレモンを絞るだけでも絶品です。
ただし注意も必要です。マテ貝は砂抜きが不十分だったり、鮮度が落ちていると独特の臭みが出るため、あまり適当な店で食べるのはおすすめできません。
その点、ボケリア市場内のバルで提供されるものは回転が早く鮮度も安定しているので安心です。また、市場以外では当サイトでも紹介している Cal Pep や、シーフードレストランの El Cangrejo Loco、Ca la Nuri Platja、Can Majó などがおすすめです。
決して安い店ではありませんが、マテ貝をはじめ魚介類を安心して楽しむなら、やはり専門店が一番でしょう。
野菜、果物売り場

以前は市場入口付近に八百屋が数多く並んでいましたが、近年は観光客の増加に伴い、その多くがフルーツジュースやカットフルーツを販売する店へと変わりました。
そのため昔に比べると青果店の数はかなり減りましたが、それでもスペインならではの野菜や果物を見ることができます。例えば、カルソッツ(ネギ)やアーティチョーク、巨大なトマト、色とりどりのパプリカなど、日本ではあまり見かけない食材も少なくありません。
また、季節によって並ぶ商品も大きく変わるため、地元の人々がその時期に何を食べているのかを知る良い機会にもなります。
正直なところ、野菜を買って帰る旅行者はほとんどいません。しかし、スペイン人の食生活を垣間見るという意味では、魚売り場や生ハム売り場と同じくらい興味深い場所と言えるでしょう。
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スペイン野菜、果物

面白い野菜としては、まず日本のシシトウの原種とも言われる ピミエントス・デ・パドロン(Pimientos de Padrón) があります。
中南米原産の唐辛子をヨーロッパへ持ち帰り、その後世界中へ広めたのはスペイン人でした。もし彼らがいなければ、キムチもタイ料理も、そして日本の七味唐辛子も今とは違うものになっていたかもしれません。
次に目を引くのが、まるでサボテンのような姿をした アーティチョーク。冬を代表する野菜で、ほろ苦さの中に独特の旨味があり、日本で言えばフキノトウを思わせる味わいです。
また、巨大な赤パプリカはカタルーニャの郷土料理 エスカリバーダ に欠かせません。ナスと共に炭火で焼き、皮を剥いて食べるのが一般的で、日本の焼きナスにも少し似ています。
冬になると市場に並ぶ カルソッツ も見逃せません。一見ネギのようですが、実は特殊な方法で栽培された玉ねぎで、薪の直火で豪快に焼いて食べるカタルーニャの冬の名物です。
また、パン・コン・トマテの美味しさに感動した方も多いと思いますが、実はこれ専用のトマトがあります。八百屋の天井をよく見ると、玉ねぎのように房で吊るされた小さなトマトがありますが、それが トマテ・デ・コルガール(Tomàquet de penjar)。
水分が少なく味が濃く、吊るしたまま長期保存できるため、パン・コン・トマテには欠かせない存在です。
そして最後に、ランチのサラダでよく見かけるのが コゴーヨ(Cogollo)。小ぶりでシャキシャキした食感と、ほんのりした苦味が特徴のレタスで、スペイン人に人気の野菜の一つです。

次にスペインの果物で、日本ではあまり見かけないのがチェリモヤ(Chirimoya)です。
「世界三大美果」の一つとも呼ばれ、原産地は南米アンデス地方。現在ではスペイン南部でも盛んに栽培され、バルセロナでも冬になるとよく見かける果物です。
果肉は白く柔らかく、洋梨やバナナ、パイナップルを混ぜたような独特の甘味があります。見た目は少々グロテスクですが、一度食べるとファンになる人も少なくありません。
次に紹介するのが、バレンシアオレンジで有名なスペインのオレンジ。特に冬に訪れる方にはぜひ試していただきたい果物で、カフェやバルでは搾りたてのオレンジジュースを飲むことができます。スペイン語では Zumo de naranja natural(天然オレンジジュース) と呼ばれています。
ちなみにMercadonaなどのスーパーマーケットには、自動でオレンジを搾ってくれる機械が設置されていることがあり、驚くほど安く搾りたてジュースを購入できます。これを飲むと、「日本の100%ジュースは何だったんだろう?」と思う人もいるほど。スペイン旅行中に一度は試してほしい定番の味です。
最後は野菜でも果物でもありませんが、カタルーニャ料理に欠かせない食材のアーモンド。おつまみとして食べるだけでなく、実は多くのカタルーニャ料理の土台となっています。
冬の名物カルソッツに添えられるロメスコソースをはじめ、肉料理、魚料理、サラダなど様々な料理に使われていて、これが無ければカタルーニャ料理は成立しないと言っても過言ではありません。地味な存在ですが、カタルーニャの食文化を支える名脇役なのです。
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その他の専門店

市場には野菜、魚、肉以外にも様々な専門店があり、歩いているだけでも飽きることがありません。
日本人にとって珍しいものとしては、食用のカタツムリだけを扱う店や、卵だけを専門に販売する店。また、ショーケースに並ぶ胃袋や脳みそ、腎臓などに思わず目を疑う臓物専門店もあります。
更に、カタルーニャの定番料理エスケイシャーダに欠かせない塩タラの専門店も見逃せません。冷蔵技術のなかった大航海時代から続く保存食ですが、今でもスペイン人の食卓に欠かせない存在となっています。
また、スペイン人にとっての漬物とも言えるオリーブも圧巻です。市場には何十種類ものオリーブが並び、その種類の豊富さに驚かされます。
そのほかにもキノコ専門店、ナッツ専門店、香辛料店、さらにはミシュランの星付きレストランでも使われる食用花を扱う店まであり、まさに「無いものは無い」と言っても良いほど。
ボケリア市場の魅力は単に買い物をすることではなく、スペイン人が何を食べ、どのような食文化を育んできたのかを歩きながら発見できることにあります。

生鮮食品以外にも、市場には乾物、ナッツ類、チョコレートなどのお菓子を扱う店が数多くあります。また、色鮮やかなグミやキャンディを量り売りする店もあり、子供だけでなく大人でも思わず足を止めてしまうでしょう。
お土産としては、パエリヤに欠かせない高価な香辛料サフランや、スペインを代表するオリーブオイルなども人気があります。特にオリーブオイルは日本で買うと高価なものも多く、料理好きの方にはおすすめのお土産です。
言葉については特に心配はいりません。簡単な英語は通じますし、たとえ言葉が分からなくても欲しい商品を指差しながら量を身振り手振りで伝えれば十分。店員も観光客への対応に慣れているので、親切に応対してくれるでしょう。
また、市場の建物だけでなく周辺にも少し目を向けてみてください。市場の外側では曜日によって地元農家による青空市が開かれていることがあり、観光客で賑わうボケリア市場の中とは違った、地元スペイン人の日常の買い物風景を見ることができます。
観光地としてのボケリアと、生活の場としての市場。その両方を見比べてみるのも面白いかもしれません。
市場バル、レストラン

市場は見て歩くだけでも十分楽しいのですが、やはり最大の魅力はその場で食べられること。市場内にはバルやレストランが点在していて、並んでいる新鮮な魚介類や肉、野菜を使った料理を気軽に楽しむことができます。
特にカウンター席に座り、目の前で調理される魚介類をつまみながらワインを飲むのは、市場ならではの醍醐味と言えるでしょう。
以前は地元の買い物客向けということもあり、昼過ぎには閉店してしまう店がほとんどでした。そのためランチの時間を逃すと食事ができないことも珍しくありませんでしたが、近年は観光客の増加に合わせ営業時間を延ばす店も増えています。
現在では20時頃まで営業している店もあり、以前に比べるとかなり利用しやすくなりました。ただし、それでも夕方以降は閉店する店が多いため、食事目的なら昼から午後の早い時間帯の利用がおすすめです。
また、市場内のバルは席数が少ない店が多く、人気店は昼時になると行列ができることもあります。時間に余裕があるなら、少し早めのランチがお勧めです。
ちなみに、上の写真は市場内の名物バル「Pinotxo Bar」の店主フアニートさん。ボケリア市場を訪れたことのある人なら一度は見かけたことがある有名人で、その笑顔とサービス精神で世界中の旅行者から愛されました。
残念ながら現在は亡くなられましたが、私にとってもボケリア市場と言えば真っ先に思い浮かぶ人物の一人です。

ちなみに、素材の新鮮さや料理の味については十分満足できると思いますが、値段に関しては「市場だから安い」ということは全くありません。むしろ近年は観光地化が進み、市場内のバルは中級レストラン並み、店によってはそれ以上の価格になっています。
ただ、それでも市場特有の活気の中で料理を食べる体験は特別なもの。目の前に並ぶ魚介類や生ハムを眺めながら、肩を寄せ合うようにカウンターで食事をする雰囲気は、普通のレストランではなかなか味わえません。
「安くて美味しい店」を探す場所ではなく、「ボケリア市場という空間を楽しむ場所」と考えた方が良いでしょう。
以下、実際に市場内のバルやレストランを食べ歩いて比較した、お勧めランキングを紹介しますので参考にしてみてください。

【Pinotxo Bar】
ボケリア市場を代表する伝説的なバル。長年、市場の顔として親しまれた名物店主フアニートさんの存在でも知られ、多くの旅行者や著名人がこの小さなカウンターバルを訪れました。
市場の観光地化が進む中でも、昔ながらのボケリア市場の雰囲気を色濃く残していた名店です。
ただし、現在はフアニートさんの引退と経営者の交代により店の体制が大きく変わっています。そのため、ここでの評価は私が過去に通っていた頃のPinotxo Barに対するものであり、現在の店については未訪問のため評価を控えます。
とは言え、ボケリア市場の歴史を語る上で外せない存在であることに変わりはありません。
【Kiosco Universal】
派手さこそありませんが、市場バルの王道とも言える一軒。魚介類、肉料理、野菜料理までバランス良く揃い、初めて市場で食事をする方でも安心して利用できます。
特に前菜の野菜料理は秀逸で、市場の新鮮な食材の良さを実感できるでしょう。
【Bar Clemen’s Boqueria】
内容的にはKiosco Universalによく似ていますが、比較的入りやすく使い勝手の良い店です。
魚介類を中心に無難にまとめられていて、大きな失敗をしたくない方には向いています。日本から旅行で来られた方には、この店かKiosco Universalあたりが最も利用しやすいでしょう。
【El Quim de la Boqueria】
市場バルの枠を超えた、ほぼレストランと言って良い一軒。
調理技術は市場内でも頭一つ抜けていて、料理の完成度だけなら最上位クラスです。その分値段も高くなりますが、「市場で一番美味しい店はどこ?」と聞かれたら真っ先に候補に挙がるでしょう。
市場バルと言うより、ボケリア市場の中にある高級レストランと考えた方が分かりやすいかもしれません。
| 【その他ランク外のバル】 |
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【Bar Ramblero de la Boqueria】 市場内にも関わらずオシャレ路線を最初に始めたバルとして人気のこの店へ… |
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【Bar Boqueria】 近年オープンしたバルの一つで、一番の一番奥に位置し….。 |
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【Bar Central la Boqueria】 市場内で2軒店を持つのはここだけ。その1軒へ行って食べてみると…. |
【補足説明】
一応ランキング形式にしましたが、上位4軒であればどこを選んでも大きく外すことはないと思います。ただし、現在のPinotxo Barについては経営者が変わっているため、ランキングはあくまで私が通っていた頃の評価と考えてください。
その当時の【Pinotxo Bar】を1位とした理由は、味だけではありません。急速に観光化が進むボケリア市場の中で、昔ながらの市場バルの雰囲気を唯一と言っていいほど残していたこと、そして地元スペイン人にも長年愛されてきた店であったことを高く評価しました。
一方、純粋に料理のレベルだけで言えば【El Quim de la Boqueria】が市場内では頭一つ抜けています。実際、味だけなら1位にしても良いほどですが、価格もそれに比例して高く、市場の気軽なバルというよりはレストランに近い存在です。ただ、観光客の割合が非常に高く、市場バルらしさという点ではやや物足りなさを感じるため、総合評価では3位としました。
そして、その中間に位置するのが【Kiosco Universal】と【Bar Clemen’s Boquería】です。どちらも味、価格、使い勝手のバランスが良く、日本から旅行で来られる方には最も利用しやすい店と言えるでしょう。
なお、ランキング外にも市場内にはバルが何軒もありますが、味、価格、店の雰囲気などを総合的に考えると、あえてそれらを目指して行く理由は特にないと思います。
食べ歩き

市場に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが色とりどりのカットフルーツとフレッシュジュース。
日本では見かけない果物を試してみるのも面白いですし、外食が続いて野菜や果物が不足しがちな旅行中には、ちょっとしたビタミン補給にもなります。
また、市場内ではフルーツ以外にも生ハムやソーセージ、イカフライなどのシーフード、さらにはエスニック料理まで様々な軽食が販売されていて、食べ歩きをしながら市場見学を楽しむことができます。ただし以前にも述べましたが、入口付近の店は観光客向け価格になっていることも多いので、慌てて買わず市場の奥まで一周してから選ぶのがお勧めです。
写真右はペルセベ(亀の手)。スペインを代表する珍味の一つで、高級レストランではかなり高価な食材として扱われています。見た目は正直なところ食欲をそそるとは言い難いのですが、磯の香りと濃厚な旨味が特徴で、スペイン人には非常に人気があります。
レストランで注文すると値段に驚くこともありますが、市場ならこうして少量から気軽に試せるのが嬉しいところです。

最近、市場内で急速に存在感を増しているのが生牡蠣のスタンドです。目の前で殻を開けてもらい、レモンを絞ってそのままペロリ。
市場の喧騒の中で立ったまま食べる牡蠣は、レストランとはまた違った楽しさがあります。価格は店によって多少違いますが、多くは3個セットで販売されていて気軽に試せるのも魅力です。
ただし、牡蠣は鮮度や産地によって味の差が大きく、同じ市場内でも満足度はかなり変わります。
また、生牡蠣は日本人にも人気ですが、人によっては体質的に合わないこともありますので、旅行中に初めて食べる方は食べ過ぎないよう注意してください。
以下、実際に食べ比べた中からお勧めランキングを付けましたので参考にしてみてください。

【フレッシュフルーツジュース】
市場名物の一つが、新鮮な果物をその場で使ったフレッシュジュースです。オレンジ、キウイ、マンゴー、パイナップルなど種類は豊富で、それらを組み合わせたミックスジュースも人気があります。
見た目もカラフルで写真映えしますが、何より歩き疲れた時の水分補給にぴったり。店によって多少差はありますが、価格は1~1.5ユーロ程度です。
ただし、入口付近の店は観光客向け価格になっていることも多いので、少し奥の店と見比べてから買うのがお勧めです。
【カットフルーツ】
フレッシュジュースと並び、市場で最も人気の高い食べ歩きグルメの一つ。カップに色々な果物が詰められ、フォークも付いているので歩きながら気軽に食べることができます。
旅行中はどうしても肉料理やパンが多くなりがちですが、こうしたフルーツはちょっとしたビタミン補給にもなります。値段はフレッシュジュースとほぼ同じです。
【生ハム】
スペイングルメを語る上で欠かせないのが生ハムです。市場内では様々な種類が販売されていますが、せっかくスペインまで来たのなら最高級の イベリコ・ベジョータ(Ibérico Bellota) を試してみてください。
どんぐりを食べて育ったイベリコ豚から作られる生ハムは、口に入れた瞬間に脂が溶け出し、独特の甘みと香りが広がります。値段は高く量もほんの少しですが、「本場の生ハムとはこういうものか」と納得できる味です。
動画、食べ歩き検証
お土産は?

お土産として意外にお勧めなのが、ボケリア市場オリジナルのエコバッグです。値段も3ユーロ前後と手頃で、軽くてかさばらないためスーツケースの場所も取りません。
デザインも市場らしくカラフルで、実際に買い物袋として使える実用性もあります。これらのオリジナルグッズは、市場の奥にあるインフォメーションセンターで購入できます。
エコバッグ以外にもTシャツやマグカップなど、ボケリア市場ならではの記念グッズが販売されています。
正直なところ、わざわざこれを買うために市場へ来るような物ではありません。
ただ、生ハムやオリーブオイルのような食べ物のお土産と違って持ち帰りやすく、「そう言えばボケリア市場に行ったなぁ」と後で思い出すにはちょうど良い記念品だと思います。
ベストの時間は

昔と比べると観光客が大幅に増えたボケリア市場は、特に春から秋にかけての観光シーズンになると身動きが取りづらいほど混雑します。そのため、市場本来の雰囲気を楽しみたいなら朝の早い時間帯がお勧めです。
ずばり狙い目は朝8時半から10時頃。市場自体は朝7時にオープンしますが、商品の搬入や陳列作業が続いているため、この時間帯はまだ準備中の店も少なくありません。
それらが一段落するのが8時半頃で、その後は10時半を過ぎたあたりから観光客が一気に増え始めます。
つまり、地元の買い物客と観光客が程よく混ざり、市場らしい活気を感じられるのがこの時間帯というわけです。
一方、夕方になると人出は多少落ち着きますが、飲食店を除く多くの店舗は閉店準備を始め、市場全体も徐々にシャッターが下りていきます。そのため、買い物や市場見学が目的なら、やはり朝の訪問がお勧めです。
ボケリア市場は「どこを見るか」よりも「いつ行くか」の方が満足度に大きく影響する市場と言えるでしょう。
動画、早朝市場検証
バルセロナウォーカースタッフが早朝市場の検証をしました
トイレ(有料)

市場内のトイレは一か所のみ。場所は正面入口から中央通路をまっすぐ進み、魚売り場を通り過ぎた先の一番奥にあります。
利用は有料で、料金は0.50ユーロ。入口で係員に支払います。
トイレには常時清掃スタッフがいるため、スペインの公衆トイレとしては比較的きれいな部類に入ります。また、市場内のバルやレストランを利用する場合も基本的にはこのトイレを使うことになるため、食事前に済ませておくと安心です。特に人気のバルはカウンター席が中心で、一度席を離れると戻れなくなることもあります。
営業時間は8:00~20:30です。
動画、みどころ集
まとめ&アドバイス
かつて「バルセロナ市民の胃袋」と呼ばれたボケリア市場。近年はすっかり観光地化が進み、今では訪れる人の大半が観光客となっています。
それを嘆く地元の人もいますが、活気という点では今なおバルセロナ市内の市場の中で群を抜いており、旅行者にとって最も楽しめる市場であることは間違いありません。
入場料は不要。語学も特に必要ありません。
ただ歩いて見て回るだけでも十分楽しめますが、スペインならではの生ハム、魚介類、野菜、果物などについて少し予備知識を入れておくと、見える景色がまるで違ってきます。
実際に市場を訪れた際は、ぜひこの記事の内容を思い出しながら歩いてみてください。
さて、最後にアドバイスを一つ。
既に何度か述べましたが、ボケリア市場攻略の最大のポイントは「早い時間に行くこと」です。できれば朝10時半までの訪問がお勧め。特に春から秋にかけての観光シーズンは、お昼近くになると身動きが取りづらいほど混雑し、市場見学どころではなくなってしまいます。
また、人が増える時間帯にはスリも活動し始めますので、財布やスマートフォンなどの持ち物には十分注意してください。
一方で、夕方になると観光客は多少減りますが、今度は生鮮食品を扱う店が閉まり始めます。特に市場の奥へ行くとシャッターが下りている店も多くなり、市場本来の魅力は半減してしまいます。その意味でも、やはり朝の訪問がベストでしょう。
食事については、市場だからと言って決して安くはありません。むしろ価格だけなら普通のレストランと変わらない店も少なくありません。ただし素材は新鮮ですし、活気ある市場の中で食事をする体験は旅の良い思い出になります。
実際、私たちスタッフも家族や友人が日本から初めてバルセロナに来た際には、必ずと言って良いほどここへ案内しています。
また最近は市場内の飲食店も営業時間が長くなり、夕方から夜8時頃まで営業している店も増えました。そのため、午前中に市場見学を済ませ、日中は別の観光地を回り、夕方に戻って市場で軽く食事をするという楽しみ方も悪くありません。
もし「観光客だらけの市場には興味がない」という方でしたら、カテドラル近くのサンタ・カテリーナ市場がお勧めです。また、本当に地元の人だけが利用する市場を見たいのであれば、サグラダ・ファミリアから徒歩数分のサグラダ・ファミリア市場という選択肢もあります。ただし、活気や面白さという点ではボケリア市場には到底及びません。
観光地らしい賑わいを楽しむのか、それとも地元の日常を覗いてみるのか。そのあたりはご自身の好みに合わせて選んでみてください。
また、週刊HILLチャンネル第128回でもコロナ後のボケリア市場を特集していますので、興味のある方はそちらも参考にしてみてください。
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お勧め度:18点/20点 |
| 住所 | Rambla, 91 【地図&行き方】 |
| URL | http://www.boqueria.info |
| 電話 | 93 318 25 84 |
| 時間 | 8:00~20:30 ※店舗個々に営業時間があるので注意してください。 休み:日曜、祝日 |
| 料金 | 無料 |
| 最寄り駅 | 地下鉄 L3 Liceu駅から徒歩約1分 |
| 所要時間 | 1時間 |
| 記事は取材時点のものです。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。間違った情報、また有用新情報、分かり難い点や質問等ございましたら情報共有いたしますので、サイト内の「バルセロナ観光情報掲示板」に書き込んでください。 |
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@ | この記事を書いた人:カミムラ:生まれ京都府。1989年日本を離れバックパックをかついで海外へ。アジア、アフリカ、中南米、ヨーロッパを旅し1997年よりバルセロナに在住。。 記事最終更新 2026.06.01 |
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