
スペインで買い物をすると、商品代金には日本の消費税にあたる付加価値税、いわゆるVATが含まれています。
ただし、EU圏外から来た旅行者は、所定の免税手続きを行うことで、その一部が還付されます。手続きがきちんと完了すれば、最大で約13%が戻ってくることもあります。
とはいえ、免税手続きは少し分かりにくく、初めての方には面倒に感じられるかもしれません。
そこでここでは、バルセロナで買い物をした際の免税手続きについて、購入時の注意点から空港での手続き、還付金の受け取り方まで、初めての方でも迷わないように分かりやすく解説していきます。
目次
税率
大きなお買い物をした場合の13%は、結構な金額になりますので忘れずにしっかり手続してください。
尚、商品によって税率に差がありますので以下でご確認ください。

免税の条件
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●EU加盟国以外に在住している者が免税加盟店で対象金額以上の買い物をした場合 |
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●16歳以上であること(日本の高校生以上) |
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●買ったものが未使用であること |
ただし、免税手続きには期限があります。
税関印の受領期限は、購入日から3ヶ月以内です。スペイン、またはEU圏を最後に出国する国の税関で手続きを行います。
また、還付金の払戻申請期限は、購入日から4年以内です。
つまり、日本へ帰国する前にEU圏を出る空港で税関手続きを済ませ、その後、指定された方法で払戻申請を行う流れになります。
手続きを行う税関(空港)
| EU加盟国以外の航空会社を利用する場合 |
|
| カタール航空にて ドーハ経由 |
→ バルセロナ空港で 手続き |
| エミレーツ航空にて ドバイ経由 |
→ バルセロナ空港で 手続き |
| トルコ航空にて イスタンブール経由 |
→ バルセロナ空港で 手続き |
| スイス航空にて チューリッヒ経由 |
→ バルセロナ空港で 手続き |
| アエロフロート航空にて モスクワ経由 |
→ バルセロナ空港で 手続き |
| 大韓、アシアナ航空で ソウル経由 |
→ バルセロナ空港で 手続き |
@
| EU加盟国の航空会社を利用する場合 | |
| フィンランド航空にて ヘルシンキ経由 |
→ ヘルシンキ空港で 手続き |
| エールフランス航空にて パリ経由 |
→ パリ空港で 手続き |
| 英国航空にて ロンドン経由 |
→ ロンドン空港で 手続き |
| ルフトハンザ航空にて フランクフルト経由 |
→ フランクフルト空港で 手続き |
| KLMオランダ航空にて アムステルダム経由 |
→ アムステルダム空港で 手続き |
| アリタリア航空にて ローマ経由 |
→ ローマ空港にて 手続き |
免税手続きでまず覚えておきたいのが、税関手続きは原則として「EU圏を最後に出る空港」で行うという点です。
たとえば、バルセロナから日本へ直行便で帰国する場合は、バルセロナ空港で手続きを行います。
一方、ヨーロッパ系の航空会社を利用し、バルセロナからフランクフルト、パリ、アムステルダム、ヘルシンキなどを経由して日本へ帰国する場合は、原則として、その乗り継ぎ空港がEU圏の最終出国地になります。
そのため、本来であれば乗り継ぎ地の空港で税関手続きを行う必要があります。
ただし、実際には乗り継ぎ時間が短い場合や、荷物をバルセロナで日本まで預けてしまう場合など、乗り継ぎ空港で商品を提示できないケースがあります。
そのような場合は、例外的にバルセロナ空港で免税手続きができることがあります。
実際のところ、日本行きの乗り継ぎ便を利用する場合でも、バルセロナ空港で手続きできるケースは少なくありません。特に、スーツケースに入れて預ける商品については、チェックイン前にバルセロナ空港で手続きを済ませる流れになることが多いです。
ただし、最終判断は税関や利用する航空会社、乗り継ぎ条件によって異なるため、不安な場合は空港で早めに確認することをおすすめします。
免税の手順
ここからは、ショップで商品を購入してから、免税手続きが完了するまでの流れを順番に解説していきます。
まず最初に行うのは、買い物をしたショップで免税書類を作成してもらうことです。
ショップで書類作成

タックスフリーに対応している加盟店で買い物をしたら、その場で免税書類を作成してもらいます。
この書類は、一般的に「リファンド・チェック」や「Tax Free Form」などと呼ばれるもので、後で空港の税関手続きや払い戻しに必要になります。
注意したいポイントは以下の通りです。
まず、店の入口やレジ周辺に「Tax Free」の表示が出ていない場合でも、実際には免税手続きに対応している店があります。買い物をする前、または支払いの際に、店員に確認してみましょう。
また、免税書類は、こちらから言わないと作成してくれないことがほとんどです。支払いの際に、店員に「Tax free, please.」と声をかけてください。日本人の片言英語でも十分通じますので、心配する必要はありません。
免税書類の作成には、パスポートの提示が必要です。市内の多くの店ではパスポートのコピーやスマートフォンに保存した画像で対応してくれることもありますが、店によっては原本を求められる場合もあります。高額な買い物をする予定がある場合は、念のためパスポート原本を持参しておくと安心です。
さらに、免税書類を受け取る際には、渡された書類が正しいものか必ず確認してください。
一部の店では、不慣れな店員が、本来は店側が保管する店舗控えの書類を間違えて旅行者に渡してしまうことがあります。店舗控えは黄色や薄い水色の用紙になっていることがあり、その書類だけでは後で払い戻しを受けられないトラブルにつながることがあります。
免税書類を受け取ったら、名前、パスポート番号、購入金額、店舗名などに間違いがないかを確認し、レシートと一緒に大切に保管しておきましょう。
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【コルテイングレス免税手続き解説】 日本人旅行者にとってのお土産もの探しの殿堂デパート、エルコルテイングレス.. |
用紙に必要事項を記入

免税書類、いわゆるリファンド用紙の様式は、店舗や免税代行会社によってさまざまです。
レシートのような細長い紙の場合もあれば、B4サイズほどの大きな用紙の場合もあります。
見た目が違うと少し不安になるかもしれませんが、必要事項はどのフォームでもほぼ同じですので心配ありません。
主な記入項目は以下の通りです。すべてローマ字で記入してください。

なお、免税書類に使われている英単語は、用紙によって少し違うことがあります。ただし、意味する内容はほぼ同じですので、落ち着いて確認すれば問題ありません。
還付金の受け取り方法はいくつかありますが、旅行者におすすめなのは、クレジットカードへの返金、または空港での現金受け取りです。
また、氏名、パスポート番号、住所、Eメールアドレスなど、免税書類に必要な情報は、あらかじめローマ字でメモしておくと便利です。
買い物の際にそのメモを店員に見せれば、書類作成がスムーズに進み、記入ミスの防止にもなります。高額な買い物をする予定がある方は、事前に準備しておくことをおすすめします。
*日本住所を英語での書き方が分からない方は、ここで日本語から英語へ自動変換できます。
【レシート式の書類は要注意】

免税書類の中でも、特に注意したいのがレシート式の用紙です。
レシート式の免税書類は、記入スペースが非常に小さく、必要事項を書くのが意外と大変です。
特に注意したいのが、クレジットカードへの返金を希望する場合のカード番号記入欄です。16桁の番号を間違いなく書く必要がありますが、記入欄がかなり小さいため、数字がはみ出したり、読みにくくなったりしがちです。
写真のオレンジ枠内が氏名と住所の記入欄、赤枠内がクレジットカード番号の記入欄です。見て分かる通り、カード番号を書くスペースはかなり限られています。
いきなりボールペンで大きく書いてしまったり、途中で書き間違えたりすると、修正が難しくなることがあります。
そのため、記入する前に一度下書きをして、数字がきちんと枠内に収まるか、カード番号に間違いがないかを確認してから清書するのがおすすめです。
最近では、消せるタイプのボールペンも多く販売されています。こうしたペンを使うと、万が一書き間違えた場合でも修正しやすく安心です。
なお、クレジットカード返金や現金受け取りを希望する場合、最も重要なのは氏名、パスポート番号、カード番号、メールアドレスなどの情報です。住所欄が小さくてすべて書き切れない場合は、無理に細かく詰め込まず、読める範囲で分かりやすく記入すればよいでしょう。
帰国当日の空港での手続き

帰国日当日の空港で行う免税手続きは、購入した商品を機内持ち込み手荷物にするか、スーツケースに入れて預け荷物にするかで流れが大きく変わります。
ここを間違えると、免税品を税関で提示できなかったり、先にスーツケースを預けてしまったために手続きができなくなったりすることがあります。
そのため、空港へ行く前に、免税品をどちらの荷物に入れるのかを決めておくことが大切です。
ここではまず、機内持ち込み手荷物に入れる場合を基本の流れとして解説します。
その後、免税品をスーツケースに入れて預け荷物にする場合を、別パターンとして解説していきます。
機内持ち込みの場合

1.航空会社のカウンターでチェックインする
まず、利用する航空会社のカウンターでチェックインを行います。
ここで大事なのは、免税手続きを受ける商品を、預けるスーツケースの中に入れてしまわないことです。
税関手続きの際、購入した商品を見せるように求められることがあります。そのため、免税対象の商品は、必ず手元の機内持ち込み手荷物に入れておきましょう。
先にスーツケースを預けてしまい、その中に免税品が入っていると、税関で商品を提示できず、手続きができなくなる可能性があります。

2.タックスフリー専用窓口へ行く
チェックインが終わったら、以下のものを持って、空港内のタックスフリー専用窓口へ行きます。
- パスポート
- 日本までの搭乗券
- 記入済みのリファンド・チェック
- 購入時のレシート
- 購入した商品
購入した商品は、未使用の状態で提示できるようにしておきましょう。
税関では、免税書類に記載されている商品を実際に確認されることがあります。そのため、商品はすぐに取り出せる場所に入れておくと安心です。
なお、空港内のタックスフリー窓口は24時間営業している場合が多いですが、場所や時間帯によって対応状況が変わることもあります。早朝便や深夜便を利用する場合は、時間に余裕を持って空港へ向かうことをおすすめします。

3.DIVA端末で免税書類を認証する
タックスフリー専用窓口へ行くと、税関オフィスの左側に、DIVAの認証端末が設置された部屋があります。
DIVAとは、スペインの免税手続きを電子的に認証するシステムです。ここでリファンド・チェックを読み取り、税関の認証を受けます。
通常、入口付近にはスタッフがいて、免税書類に不備がないか確認し、端末の操作方法も案内してくれます。まずはスタッフの指示に従って手続きを進めてください。
早朝や時間帯によってはスタッフがいない場合もありますが、操作自体はそれほど難しくありません。画面の案内に従って、免税書類のバーコードを読み取らせれば手続きできます。
認証が無事に完了すると、DIVA端末の画面に手続き完了を示す表示が出ます。この認証が済んで初めて、還付金を受け取るための次の手続きに進むことができます。

4.DIVA端末を操作する
DIVA端末の操作は非常に簡単です。まず画面で日本語を選び、表示される案内に従って操作します。
基本的には、免税書類に印刷されているバーコードを、画面の下にある読み取り機にかざすだけです。読み取り機は、画面の約20センチ下あたりにあります。
認証が無事に完了すると、画面に完了を示す表示が出ます。これでDIVA端末での作業は終了です。
このあと、還付金をどのように受け取るかによって手順が変わります。現金で受け取る場合と、クレジットカードへ返金してもらう場合では進み方が異なりますので、次の項目でそれぞれ解説します。

【認証がうまくいかなかった場合】
DIVA端末でバーコードを読み取っても、うまく認証されないことがあります。
その場合、画面に赤い「×」のサインが表示され、「書類の認証ができません。税関カウンターへ行ってください」といった案内が出ます。
この表示が出た場合は、無理に何度も操作を続けず、隣にある有人の税関窓口へ行ってください。
窓口で係員に免税書類、パスポート、搭乗券、購入した商品を提示し、税関の認証スタンプを受けます。
DIVA端末で認証できなかったからといって、すぐに免税手続きができなくなるわけではありません。有人窓口で確認してもらえば手続きできる場合が多いので、落ち着いて対応しましょう。

なお、免税書類への必要事項の記入は、できる限りホテルで事前に済ませておくことをおすすめします。
空港に着いてから記入しようとすると、時間がなかったり、記入スペースが狭かったりして、思った以上に慌てることがあります。
もし記入漏れがある場合は、免税オフィス前にあるテーブルで記入できます。ただし、備え付けのボールペンがないこともありますので、必ず自分のペンを用意しておきましょう。
DIVA端末で認証が正常に完了した場合は、通常、パスポート、搭乗券、購入商品の提示を求められることはありません。
ただし、DIVA端末で認証されず、有人の税関窓口へ行くことになった場合は、パスポート、搭乗券、購入した商品の提示を求められます。
また、購入金額が高額な場合は、自動認証が下りにくいことがあります。さらに、金額にかかわらず、ランダムに有人窓口での確認を求められる場合もあるようです。
そのため、免税品はすぐに提示できる状態にしておき、書類、パスポート、搭乗券もまとめて取り出しやすい場所に入れておくと安心です。
スーツケースに入れて預け荷物にする場合
免税品をスーツケースに入れて預け荷物にする場合は、機内持ち込みの場合とは手順が少し違います。
この場合、航空会社のカウンターでチェックインする前に、まず免税手続きを行う必要があります。

1.タックスフリー専用窓口へ行く
まず、以下のものを持って、空港内のタックスフリー専用窓口へ向かいます。
- パスポート
- 日本までの搭乗券、またはeチケット
- 記入済みのリファンド・チェック
- 購入時のレシート
- 購入した商品
購入した商品は、未使用の状態で提示できるようにしておきます。
ここで大事なのは、まだ商品をスーツケースの奥にしまい込まないことです。税関で商品を見せるように求められる場合があるため、すぐに取り出せる状態にしておきましょう。
税関でDIVA認証、または有人窓口で認証スタンプを受けたあとに、購入した商品をスーツケースに入れます。その後、航空会社のチェックインカウンターへ行き、スーツケースを預ける流れになります。

2.DIVA端末のある部屋へ行く
タックスフリー専用窓口へ行ったら、税関オフィスの左側にある、DIVAの認証端末が設置された部屋に入ります。最近では、入口付近に免税書類の不備を確認してくれるスタッフが常駐していることが多いので、まずはその指示に従ってください。
ただし、早朝や時間帯によってはスタッフがいない場合もあります。その場合でも、DIVA端末の操作はそれほど難しくありません。画面の案内に従って、免税書類のバーコードを読み取らせれば手続きできます。

3.DIVA端末を操作する
DIVA端末の操作は非常に簡単です。まず画面で日本語を選び、表示される案内に従って操作します。
基本的には、免税書類に印刷されているバーコードを、画面の下にある読み取り機にかざすだけです。読み取り機は、画面の約20センチ下あたりにあります。
認証が無事に完了すると、画面に完了を示す表示が出ます。これでDIVA端末での作業は終了です。
このあと、還付金を現金で受け取るか、クレジットカードへ返金してもらうかによって手順が変わります。詳しくは、この後の「還付金の受け取り方法」で解説します。

【認証がうまくいかなかった場合】
DIVA端末でバーコードを読み取っても、うまく認証されないことがあります。
その場合、画面に赤い「×」のサインが表示され、「書類の認証ができません。税関カウンターへ行ってください」といった案内が出ます。
この表示が出た場合は、無理に何度も操作を続けず、隣にある有人の税関窓口へ行ってください。
窓口で係員に免税書類、パスポート、搭乗券、購入した商品を提示し、税関の認証スタンプを受けます。
DIVA端末で認証できなかったからといって、すぐに免税手続きができなくなるわけではありません。有人窓口で確認してもらえば手続きできる場合が多いので、落ち着いて対応しましょう。

最後に、DIVA端末で認証を受けるか、有人窓口で税関スタンプを受けたあと、購入した商品をスーツケースに入れます。
その後、利用する航空会社のカウンターへ行き、通常通りチェックインを行ってください。
この順番を間違えて、先にスーツケースを預けてしまうと、税関で商品を提示できなくなり、免税手続きができない可能性があります。必ず、認証を受けてから商品をスーツケースに入れ、チェックインするようにしましょう。
なお、クレジットカードへの返金を希望する場合は、保安検査を受ける前に、認証済みの免税書類を郵便ポスト、またはグローバルブルーなど免税代行会社の専用ポストへ投函する必要があります。
投函を忘れると、せっかく税関認証を受けても還付金が戻らないことがありますので、必ず出国前に済ませておきましょう。
航空会社チェックインカウンターと免税オフィスの距離
バルセロナ空港では、利用する航空会社のチェックインカウンターの場所によって、免税オフィスまでの距離が大きく変わります。
航空会社は、加盟している航空連合、いわゆるアライアンスごとにカウンターの位置がある程度まとまっています。免税オフィスに一番近いのは、イベリア航空などが加盟するワンワールド系のカウンターです。
次に近いのが、ルフトハンザやANAなどが加盟するスターアライアンス系。そして一番遠い場所にあるのが、エールフランス、KLM、大韓航空などが加盟するスカイチーム系のカウンターです。
特にスカイチーム系の航空会社を利用する場合は、空港の端から端まで歩くような形になるため、思った以上に距離があります。
免税品をスーツケースに入れて預ける予定の方は、最初からタクシーでイベリア航空などワンワールド系のチェックインカウンター付近に降ろしてもらうと便利です。
そこから先に免税オフィスで手続きを済ませ、認証後に商品をスーツケースへ入れてから、自分の航空会社のチェックインカウンターへ移動すれば、余計な距離を歩かずに済みます。
特に大きなスーツケースを持っている場合や、早朝便で時間に余裕がない場合は、この動線を知っておくとかなり楽です。

還付金の受け取り方法
税関で免税書類の認証を受けたあと、還付金を受け取る方法は大きく分けて二つあります。
一つは、クレジットカードへ返金してもらう方法。もう一つは、空港で現金として受け取る方法です。
どちらを選ぶかによって、その後の手順がまったく違います。ここではまず、おすすめの方法であるクレジットカードへの返金について解説します。
クレジットカードへ返金してもらう場合
クレジットカードへの返金は、後日、自分のクレジットカードに還付金が戻ってくる方法です。日本のクレジットカードを利用している場合は、最終的に円で返金されます。
免税で買い物をすると、通常は以下のような書類を受け取ります。

左から順に、購入時のレシート、DIVAの文字とバーコードが入った免税書類、そして投函用の封筒です。

税関でDIVA認証を受けるか、有人窓口で認証スタンプを受けたら、DIVAの文字とバーコードが入った免税書類、つまりリファンド・チェックを、所定の封筒に入れて投函します。
購入時のレシートは、あくまで買い物の控えです。封筒に入れる必要はありませんので、自分の控えとして保管しておきましょう。
覚えておきたいのは、DIVAの文字とバーコードが入っている紙が、還付手続きに必要なリファンド・チェックだということです。
グローバル・ブルー(Global Blue)の場合は、近くに専用の投函ボックスが設置されていることがあります。その場合は、郵便ポストではなく、グローバル・ブルー専用ボックスへ投函してください。
投函する前には、クレジットカード番号が正しく記入されているかを必ず確認しましょう。AMEX以外のVISA、Mastercard、JCBなどは、通常16桁のカード番号を記入します。数字が一つでも違っていると、返金されない可能性があります。
また、免税書類は、Global Blue、Global Exchange、Premier Tax Free、Travel Tax Freeなど、いくつかの免税代行会社のいずれかによって発行されています。どの会社の書類になるかは、買い物をした店によって異なります。
そのため、自分が持っている免税書類が、どの会社のものなのかを確認してから、指定されたポストや専用ボックスに投函することが大切です。
なお、最近はバルセロナ市内の多くの店舗で、グローバル・ブルーの免税書類が使われています。
現金で受け取る場合
還付金を現金で受け取る場合は、免税書類を発行している免税代行会社によって、受け取り場所が異なります。
自分のリファンド・チェックが、どの会社のものかを必ず確認してから、該当する窓口へ向かってください。
【グローバル・ブルーGlobal Blueの場合】


グローバル・ブルー(Global Blue)のリファンド・チェックを持っている場合は、空港内にあるグローバル・ブルー専用窓口で現金を受け取ることができます。
バルセロナ空港第1ターミナルでは、保安検査を通過したあと、エスカレーターを下りた先にグローバル・ブルーの窓口があります。
イギリスや中東経由で日本へ帰国する場合は、バルセロナ空港でEU出国手続きを行うことになります。その場合、グローバル・ブルーの窓口はパスポートコントロールを通過した先にあります。
つまり、利用する航空会社や経由地によって、現金を受け取る窓口の場所が変わる点に注意が必要です。
営業時間は窓口によって異なり、たとえば保安検査後の窓口は8:00〜23:30、パスポートコントロール通過後の窓口は6:00〜21:00などとなっています。
ただし、営業時間や窓口の場所は変更されることがありますので、実際に利用する際は、空港内の案内表示やグローバル・ブルーの最新情報を確認してください。

【グローバル・ブルーGlobal Blue以外の場合】

グローバル・ブルー(Global Blue)以外のリファンド・チェックを持っている場合は、グローバル・エクスチェンジ(Global Exchange)の窓口で現金を受け取ります。
場所は、グローバル・ブルーの窓口のすぐ向かい側です。ここでは、日本円で還付金を受け取ることができます。
営業時間は、5:30〜0:00です。
また、第1ターミナル3階の出発カウンターフロアにもオフィスがあり、こちらは24時間営業しています。ただし、手続きに時間がかかることが多いため、あまりおすすめしません。
なお、グローバル・エクスチェンジで現金を受け取る場合は、両替レートがあまり良くない点にも注意が必要です。
少しでも有利に還付を受けたい方は、現金受け取りよりも、クレジットカードへの返金を選ぶ方がおすすめです。
【2つにオフィスの位置関係】

荷物検査を終えるエスカレーター’(左の青矢印)から下の出発ロービーに降りてきますが、その降りたすぐの所①に「グローバル・ブルーGlobal Blue」、そして②に「グローバル・エクスチエンジGlobal Exchange」があります。
空港免税、解説動画
まとめ&アドバイス
免税品をスーツケースに入れて預けたい場合は、航空会社のチェックインカウンターへ行く前に、まずタックスフリー専用窓口で税関手続きを済ませます。
「大きな荷物を持ったまま乗り継ぎをしたくない」「免税品を機内持ち込みにしたくない」という方は、この方法を選ぶとよいでしょう。
この場合、まだ搭乗券が発行されていない段階でも、日本までのeチケットを提示すれば手続きできることがあります。スマートフォンの画面提示でも問題ない場合が多いので、すぐに見せられるよう準備しておきましょう。
早朝便を利用する場合、たとえば朝6時発のフライトであれば、空港には朝4時頃に到着することになります。税関オフィスは24時間対応していることが多いため、免税書類の認証自体は早朝でも可能です。
ただし、現金で還付金を受け取る場合は注意が必要です。グローバル・ブルー(Global Blue)やグローバル・エクスチェンジ(Global Exchange)の窓口は、早朝時間帯にはまだ営業していないことがあります。その場合、現金での受け取りはできませんので、クレジットカードへの返金を選ぶようにしてください。
また、現金で受け取る場合は、ユーロから円への両替レートがあまり良くありません。特にグローバル・エクスチェンジで日本円を受け取る場合は、レート面で不利になることがあります。さらに時間帯によっては窓口に行列ができ、手続きに時間がかかることもあります。
そのため、特別な理由がなければ、還付金はクレジットカードへ返金してもらう方法がいちばんシンプルでおすすめです。
なお、スペインでは以前あった免税対象の最低購入金額は廃止され、制度上は少額の買い物でも免税手続きの対象になります。ただし、実際には店舗によって「60ユーロ以上」など独自の基準を設けている場合があります。
また、少額の買い物でも手続きは可能とはいえ、戻ってくる金額はわずかです。書類を作成し、空港で認証を受け、投函や返金手続きを行う手間を考えると、あまり少額の場合は割に合わないこともあります。
最近は以前に比べると少なくなりましたが、いわゆる爆買い観光客の帰国便と重なると、免税書類を大量に持った人たちでタックスフリー窓口が混雑することがあります。その場合、手続きにかなり時間がかかることもあります。
もし長蛇の列になっていて、並んでいると飛行機の出発に間に合わないと判断した場合は、無理をせず、次のEU圏内の乗り継ぎ空港で手続きすることも検討してください。
ただし、その場合は免税品をスーツケースに入れて預けることはできません。乗り継ぎ空港で商品を提示できるよう、機内持ち込み手荷物として持っている必要があります。
また、乗り継ぎ時間が短い場合は、乗り継ぎ空港で手続きする時間が足りない可能性があります。さらに、ドバイ、ドーハなどEU圏外の空港で乗り継ぐ場合は、すでにEUを出ているため、そこでスペインの免税手続きを行うことはできません。
免税手続きがある方は、チェックインや搭乗に遅れないよう、時間に十分余裕を持って空港へ向かいましょう。
目安としては、最低でも出発の2時間半前、できれば3時間前には空港に到着しておくことをおすすめします。
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| ※バルセロナ空港第2ターミナルの免税手続きの場所については以下をご覧ください。 | |
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【バルセロナ・エル・プラット空港、第2ターミナル免税手続きの場所】 LCCの発着するバルセロナ空港第2ターミナルの免税手続きの場所の解説です。クレジットカードの… |
記事は取材時点のものです。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。間違った情報、また有用新情報、分かり難い点や質問等ございましたら情報共有いたしますので、サイト内の「バルセロナ観光情報掲示板」に書き込んでください。
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この記事を書いた人:カミムラ:生まれ京都府。1989年日本を離れバックパックをかついで海外へ。アジア、アフリカ、中南米、ヨーロッパを旅し1997年よりバルセロナに在住。 記事最終更新 2026.07.03 |
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