
バルセロナ空港から市内へ向かう方法はいくつかありますが、その中でも分かりやすく、多くの旅行者に利用されているのがエアロバスです。
ここでは、バルセロナに到着する日本人旅行者の多くが利用する第1ターミナルから、市内中心部までエアロバスで移動する方法を詳しく解説します。
初めてバルセロナを訪れる方でも迷わず利用できるように、乗り場、チケットの買い方、降りる場所、注意点まで順番に見ていきます。
目次
バスルート

料金と時刻表
エアロバスは、バルセロナ空港と市内中心部を結ぶ空港バスです。
第1ターミナル発着の路線は A1、第2ターミナル発着の路線は A2 となっており、どちらも市内中心部のカタルーニャ広場方面へ向かいます。
料金は、片道7.75ユーロ、往復13.30ユーロです。4歳未満の子どもは無料で利用できます。エアロバスは24時間、365日運行しており、空港から市内へ向かう交通手段としては非常に使いやすい方法です。
往復チケットは片道を2回買うより割安です。現在、チケットは購入日から90日間有効で、往復チケットの場合、復路チケットは往路利用日からさらに90日間有効です。
一般的な旅行日程であれば、有効期限を気にする必要はほとんどありません。
チケット購入方法

エアロバスのチケットは、主に次の方法で購入できます。
まず一番分かりやすいのは、公式サイトから事前にオンライン購入しておく方法です。到着後に券売機やスタッフを探す必要がなく、スマートフォンでチケットを提示して乗車できます。
空港のエアロバス乗り場には、自動券売機も設置されています。券売機では、通常 Visa や MasterCard などのクレジットカードで支払いができます。
また、乗り場付近にいるエアロバスのスタッフから直接購入できる場合もあります。混雑時や券売機の使い方が分かりにくい場合は、スタッフに確認するとよいでしょう。
さらに、バスのドライバーから直接チケットを購入できる場合もあります。ただし、車内での支払いは現金のみ、また高額紙幣が使えないなどの制限があることがあります。
そのため、初めて利用する方には、公式サイトで事前購入しておくか、空港到着後に乗り場の券売機で購入する方法が分かりやすいでしょう。
空港から市内へ
ここからは、バルセロナ空港第1ターミナルに到着してから、エアロバス乗り場へ向かう流れを順番に見ていきます。
できるだけ分かりやすく、実際に空港に着いたあとの動きに沿って解説します。
空港到着

飛行機がバルセロナ空港に到着したら、まずは他の乗客と同じ流れに沿って空港ビルの中へ進みます。
第1ターミナルは比較的新しいターミナルで、飛行機から空港ビルへ向かうボーディングブリッジはガラス張りになっています。外の景色を見ながら進むため、初めて到着した方にも比較的分かりやすい構造です。
出発ロビーと到着ロビーは同じ階

ボーディングブリッジを抜けて空港ビルに入ると、初めてバルセロナ空港第1ターミナルを利用する方が少し驚く場面があります。
第1ターミナルでは、到着した乗客と、これから出発する乗客が同じ階を利用しているため、搭乗口へ向かう人たちとすれ違うことがあります。
日本の空港では、到着と出発の動線が分かれていることが多いため、最初は少し不思議に感じるかもしれません。ただし、そのまま他の到着客の流れに沿って進めば問題ありません。
途中にはトイレもいくつかあります。市内までエアロバスで移動する場合、ここから手荷物受取所、出口、バス乗り場へと進んでいくため、トイレに行きたい方はこのあたりで済ませておくと安心です。
預け荷物がある場合、スーツケースがターンテーブルに出てくるまでには、飛行機の到着からおおよそ30分ほどかかることがあります。慌てずに案内表示に従って、手荷物受取所へ向かいましょう。
出口の表示に従って進む

空港ビルの中に入ったら、案内表示の矢印に従って進んでいきます。途中、両側にショップが並ぶエリアを通りますが、そのまま流れに沿って進めば大丈夫です。
しばらく進むと、出口方面と手荷物受取所へ向かう案内表示が見えてきます。預け荷物がある方は、まず手荷物受取所へ向かいます。
荷物の受け取り

手荷物受取所に着いたら、案内モニターで自分が乗ってきた飛行機の便名を探します。
便名の横に、スーツケースが出てくるターンテーブルの番号が表示されていますので、その番号のベルトへ向かいます。
同じ便に乗っていた人たちの流れを何となく見ておくと、自分の荷物が出てくる場所を見つけやすいことがあります。周りの人が移動し始めたら、同じ便の荷物が出るターンテーブルへ向かっている場合もあります。
預け荷物がない方は、手荷物受取所で待つ必要はありません。そのまま案内表示に従って出口へ進んでください。
受取から税関へ

空港の混雑状況や便によって多少変わりますが、預け荷物は飛行機到着後、おおよそ30分ほどでターンテーブルに出てくることが多いです。
スーツケース用のカートが必要な方は、荷物を待っている間に近くで取っておくとよいでしょう。荷物を受け取ったら、次は税関を通って到着ロビーへ出ます。
通常、申告するものがない場合は、そのまま案内に従って進めば問題ありません。日本からの一般的な旅行者で、特に申告する荷物がない場合、税関で止められることはそれほど多くありません。
ただし、免税範囲を超える品物、高額品、食品類などを持ち込む場合は、税関のルールに従う必要があります。不安なものがある場合は、無理に通過せず確認してください。
税関を扉を出たら

預けた荷物をピックアップした後、税関を通ると自動ドアが開きます。
出口を出たあと、左右どちらにも進めますが、エアロバス乗り場へ向かう場合は右側へ進む方が少し近くなります。
空港バスを利用する方は、税関を出たらまず右側へ進む、と覚えておくと分かりやすいです。
右に進むと目の前に大きな看板があり空港バス停が表示されています。その表示に従って直進すると空港バス乗り口があるので、動く歩道(エスカレーター)で下りて下さい。
階下に待つ空港バス

案内に従って階下へ降りると、バルセロナ市内へ向かうエアロバス乗り場があります。
エアロバスは、白と青の車体が目印の空港バスで、空港と市内中心部のカタルーニャ広場を結んでいます。
乗り場には、出発待ちのバスが停まっています。もし目の前のバスが満席でも、次のバスが後方で待っていることが多いので、慌てる必要はありません。
チケットは空港でも購入できますが、日本出発前に公式サイトであらかじめ購入しておくと、到着直後に券売機を探したり、財布を出して支払ったりする必要がありません。
特に初めてバルセロナに到着する方は、空港に着いたばかりで荷物も多く、周囲の様子も分かりにくい状態です。事前にチケットを用意しておくと、そのままスマートフォンでチケットを提示して乗車できるため安心です。
車内の荷物置き場とWi-Fi

エアロバスでは、大きなスーツケースを車内中央付近の専用荷物置き場に置くことができます。
日本の空港バスのように、車体下のトランクルームに荷物を預ける方式ではなく、乗車後に自分で車内の荷物置き場へ入れる形です。
係員が一つずつ荷物を積み込んでくれるわけではないため、スーツケースは自分で持ち上げて荷物棚に入れる必要があります。大きな荷物がある方は、乗車時に少し注意してください。
また、車内では無料Wi-Fiが利用できます。メールの確認や地図のチェック程度であれば問題なく使えます。USBポートは一部の座席に設置されていますが、数は多くありません。スマートフォンを使う予定がある方は、空港到着前にある程度充電しておくと安心です。
終点カタルーニャ広場

エアロバスの終点は、バルセロナ中心部のカタルーニャ広場です。
到着後、ホテルがカタルーニャ広場周辺やランブラス通り、パセジ・ダ・グラシア周辺など徒歩圏内にある場合は、そのまま歩いて向かうこともできます。ただし、ホテルが少し離れている場合でも、ここから地下鉄で移動することはおすすめしません。
空港到着直後は、スーツケースを持っており、長時間のフライト後で疲れているうえ、周囲の地理にもまだ慣れていません。この状態で地下鉄に乗ると、スリや置き引きの被害に遭う危険が高くなります。
実際に、これまで多くの日本人旅行者が、空港到着後にカタルーニャ広場から地下鉄へ乗り換える途中や、地下鉄車内で被害に遭っています。そのため、エアロバスでカタルーニャ広場に到着した後、ホテルが徒歩圏内でない場合は、地下鉄ではなくタクシーを利用してください。

タクシー乗り場は、エアロバスの停留所のすぐ近くにあります。バスを降りたら、周囲のタクシー表示を確認して乗り場へ向かってください。荷物を持ったまま無理に地下鉄へ乗るより、ここからホテルまではタクシーで移動する方が安全です。
【関連情報】
エアロバス到着後、ホテルが徒歩圏内でない場合はタクシー利用をおすすめします。
タクシーの乗り方、料金の目安、支払い方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
→ バルセロナのタクシー利用方法
詳しい動画解説
*動画は日本から乗り継ぎ便のほとんどが着く第1ターミナルから市内への解説です。LCC格安航空がメインの第2ターミナルをご利用される方はご注意ください。
まとめ&アドバイス
バルセロナ空港から市内中心部へ向かう方法はいくつかありますが、初めてバルセロナを訪れる方にとって、エアロバスは最も分かりやすい移動方法のひとつです。
電車の方が料金は安いのですが、空港から駅までの移動、電車の待ち時間、サンツ駅での乗り換えなどを考えると、到着直後の旅行者には少し負担が大きくなります。
特に、スーツケースを持ったままサンツ駅や地下鉄を利用する場合、スリや置き引きへの注意が必要です。長時間のフライト後で疲れている到着直後は、できるだけ判断や移動の回数を減らす方が安心です。
その点、エアロバスは空港からカタルーニャ広場まで乗り換えなしで移動でき、所要時間も比較的短く、料金とのバランスを考えても利用しやすい交通手段です。
ただし、注意したいのは、終点のカタルーニャ広場に到着した後です。ホテルが徒歩圏内にある場合はそのまま歩いて向かうこともできますが、ホテルが少し離れている場合は、地下鉄ではなくタクシーの利用をおすすめします。
カタルーニャ広場周辺は人通りが多く、空港から到着したばかりの旅行者も目立ちます。スーツケースを持ち、スマートフォンで地図を確認しながら移動していると、どうしても注意が散りやすくなります。
そのため、エアロバスでカタルーニャ広場に到着した後、ホテルまで距離がある場合は、地下鉄へ乗り換えず、タクシーでホテルへ向かう方が安全です。
カタルーニャ広場から市内ホテルまでであれば、タクシー料金はおおよそ5〜10ユーロ程度で済むことが多く、2人以上で利用すれば一人あたりの負担もそれほど大きくありません。
また、3〜4人で旅行される場合は、エアロバスよりも空港からホテルまで直接タクシーを利用した方が、料金面でも移動の楽さでも現実的な場合があります。
深夜に到着する場合や、大きな荷物がある場合も、無理をせず空港からタクシーを利用する方が安心です。
なお、カタルーニャ広場周辺にホテルを取る場合でも、バス停からホテルまでの短い移動中に注意が必要です。距離が近いから安心というわけではなく、到着直後の荷物を持った移動では、最後まで気を抜かないようにしてください。
ポイント
- 1〜2人で昼間に到着する場合は、エアロバスが使いやすいでしょう。
- 3〜4人であれば、空港からホテルまでタクシーを利用する方が現実的です。
- 深夜到着の場合は、人数に関係なく空港からタクシー利用をおすすめします。
- エアロバス利用時も、車内やバス停周辺で貴重品の管理には十分注意してください。
【関連情報】
帰国時のエアロバス利用については、こちらの記事で解説しています。
→ 空港バス|カタルーニャ広場からバルセロナ空港への行き方
記事は取材時点のものです。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。間違った情報、また有用新情報、分かり難い点や質問等ございましたら情報共有いたしますので、サイト内の「バルセロナ観光情報掲示板」に書き込んでください。
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@ | この記事を書いた人:カミムラ:生まれ京都府。1989年日本を離れバックパックをかついで海外へ。 |
| アこの記事を書いた人:カミムラ:生まれ京都府。1989年日本を離れバックパックをかついで海外へ。ジア、アフリカ、中南米、ヨーロッパを旅し1997年よりバルセロナに在住。。 記事最終更新 2026.06.19 | ||
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