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【2025年最新版】バルセロナ在住27年のプロが教える!旅行者のための治安&盗難対策

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「バルセロナって本当に危険なんですか?」

日本から来られた旅行者の方によく聞かれるこの質問。その背景には、ガイドブックやネットの治安情報による“スリの多い街”というイメージがあるようです。

たしかに、バルセロナはスリや置き引きが発生しやすい観光都市のひとつです。でも、必要なポイントをきちんと理解して備えさえすれば、怖がる必要はまったくありません。

私たちは長年バルセロナに暮らし、日々日本人旅行者をサポートしてきました。その中で見えてきたのは、「正しい知識と具体的な対策があれば、盗難はほぼ確実に防げる」という事実です。

このページでは、旅行者が実践しやすく、しかも効果の高い防犯対策をわかりやすく紹介します。読み終えるころには、「これなら大丈夫」と、安心してバルセロナの旅に出発できることでしょう。

 

目次

情報の整理

ネット上にはありとあらゆる情報があふれていますが、真偽の怪しいものも多く含まれていますが、ここではバルセロナの治安情報を整理することから始めます。

 

情報の深追いは禁物

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ネット上にはさまざまな治安情報があふれていますが、その中には信頼性に乏しく、過度に不安をあおるような投稿も少なくありません。

特に、バルセロナを初めて訪れた旅行者による体験談の中には、「具体的な対策が示されておらず、ただ怖いという印象だけが残る」ような内容も散見されます。

もちろん、旅行者が自身の体験を共有することはとても大切です。しかし、それらを正しく読み解かずに「危険」という言葉だけが一人歩きすると、本来は安心して楽しめるはずの旅先に対して、必要以上の恐怖心を持ってしまうことにもなりかねません。

そこでこのページでは、まずバルセロナの治安情報を事実ベースで整理し、信頼できる情報とそうでないものを見分ける視点を共有したいと思います。情報を深追いして混乱するよりも、「実際にどんな対策をとれば良いか」を明確にすることこそが、安心への第一歩です。

 

混乱を招く“被害者心理”と冷静な判断力

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トラブルに遭った人の話を聞くと、ときに私たちは「バルセロナは本当に危険なのだ」と思い込んでしまいがちです。しかし、ここで大切なのは、その体験の背景にある事情を冷静に見つめることです。

たとえば登山に置き換えて考えてみましょう。山岳事故の多くは、装備不足、無理な計画、あるいは天候の軽視など、何らかの要因が原因となっています。無事だった登山者の中にも、実は「たまたま運がよかっただけ」というケースもあり、両者の違いはわずかな偶然でしかないことも少なくありません。

同じように、旅行中にトラブルに遭った人にも、荷物の管理が不十分だった、周囲への注意を怠っていたなど、何かしらの要因がある場合がほとんどです。

そしてもう一つ注目したいのが、“被害者心理”です。人は被害に遭うと「自分の体験を誰かに知ってほしい」「理解し慰めてほしい」という自然な感情が生まれます。そのため、体験を共有する際に、無意識のうちに出来事を大きく、あるいは dramatized(誇張)して伝えてしまうことがあります。

もちろん、それらの体験談すべてが意味のないものだとは言いません。しかし、読む側がそれらを事実そのままとして鵜呑みにしてしまうと、かえって不安が増してしまい、安心したくて調べたはずなのに逆に怖くなる——まさに“ミイラ取りがミイラになる”状態に陥ってしまうのです。

こうした悪循環を避けるために必要なのは、感情に流されず、今の自分にとって本当に必要な情報を冷静に見極める視点です。まずは落ち着いて現実の治安状況を整理し、実際に取るべき行動に目を向けることから始めましょう。

 

世界安全都市ランキング

実は、国際的な評価では決して「危険な都市」ではありません

イギリスの権威ある経済誌『エコノミスト』が発表した2019年版「世界の安全な都市ランキング」では、世界60都市を対象に「デジタルの安全性」「インフラの安全性」「健康の安全性」「個人の安全性」の4項目から評価が行われました。

中でも注目すべき「個人の安全性」部門において、バルセロナは19位にランクイン。これは**パリ(21位)、ロンドン(22位)、ニューヨーク(30位)、ローマ(34位)**といった有名都市よりも高い評価です。

たしかにバルセロナはスリや置き引きの件数が多いという側面がありますが、暴力事件や重大犯罪など命に関わる治安面では、世界平均より明らかに安全な都市とされています。

この調査は『夕刊フジ』ではなく信頼性の高い「エコノミスト」誌のデータであるため、多くの人にとって納得できる指標となるでしょう。

治安が悪いと聞いて思い浮かべることは?

「バルセロナは治安が悪い」といった言葉を聞いたとき、皆さんはまず何を想像しますか?

感じ方には多少の差があるとはいえ、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは──

「何も悪いことをしていないのに、突然命を狙われたり、怪我をさせられたり、持ち物を奪われたりする」というような身の危険を感じる状況ではないでしょうか。

中でも特に心配なのは、命と健康です。
「健康」をもう少し具体的に言えば、怪我をするかどうかということになります。

ここからは、そのような視点に立って、実際のデータをもとにバルセロナの治安の実態を見ていきましょう。

犯罪被害の大半は「スリ」と「置き引き」

2019年 合計:444人
すり 137 人
置き引き 176人
ケチャップすり 53人
パンク盗・車上狙い 43人
ひったくり 21人

【資料】邦人被害状況(在バルセロナ総領事館届け出ベース)

バルセロナにおける日本人旅行者の犯罪被害を見て、まず明らかになるのは、**そのほとんどが「スリ」や「置き引き」**であるという点です。

つまり、日本で「治安が悪い」と聞いたときに想像するような──

「命の危険にさらされる」
「暴力的な事件に巻き込まれる」
といった凶悪犯罪の心配は、ほとんど必要ないというのが実情です。

さらに重要なのは、こうした被害の中には、常識では考えにくいほど不用意な行動を取ってしまったケースも多く含まれているということ。
たとえば、「スマホやカバンをテーブルに無防備に置いたまま席を離れる」「背中のリュックを全く気にしない」といった行動です。

つまり、ちょっとした注意さえあれば多くのトラブルは未然に防げるものばかりなのです。

なお、本記事で使用しているデータは、コロナ禍で旅行者数が激減していた期間を除き、2019年時点の信頼できる資料を基にしています。

 

実際に歩いてみる「かつての危険地帯」

バルセロナ旧市街にある「バリオ・チーノ(Barrio Chino)」は、地元では“知る人ぞ知る”最も危険なエリアとして知られてきました。

かつてこのエリアでは、強盗や売春、ドラッグの密売などが横行し、地元のスペイン人すら足を踏み入れないとまで言われた犯罪多発地帯でした。

ところが近年、大規模な都市再開発や治安対策が進み、ここ20年で街の様子は大きく変化。現在では観光客も安心して歩ける街並みに生まれ変わっています

今回は、当サイトスタッフのアキモトと、日本から来られた女性旅行者の**“ちーちゃん”**が実際にこのエリアを歩いてみました。

彼女たちがサン・ジョセップ市場(通称ボケリア市場)から街を散策しながら進んだルートは、まさに以前の「バリオ・チーノ」そのもの

地元住民すら近づかなかったかつての“犯罪の巣窟”を、今では観光気分で歩けるということを、リアルな映像と共に体感いただけます

 

 

犯罪被害の“実数”を考える

2019年、バルセロナで日本人が被害に遭った件数について、在バルセロナ日本国総領事館に届け出があった盗難被害は一定数にとどまっています。

しかし実際には、この数は氷山の一角にすぎません。

とくにスリ被害の場合、

「警察に行ってもどうせ見つからないから」
「言葉が不安で届け出を断念した」
「貴重品ではなかったので諦めた」
という理由から、被害届を出さない旅行者も非常に多いのです。

そのため、実際の被害件数は、届け出数の約10倍にも及ぶのではないかと言われています。

つまり、統計に現れない被害が多数存在するというのが現状です。

 

2019年 合計:約5,000人
すり 約3,000人
置き引き 約1,000人
ケチャップすり 約500人
パンク盗・車上狙い 約100人未満
ひったくり 約200人未満

 

 

では、なぜ「実数」と「届け出数」にこれほど差があるのか?

それは、スリ被害に遭った多くの旅行者が、在バルセロナ日本国総領事館に届け出をしていないからです。

旅行保険の請求には警察による盗難証明書だけが必要で、領事館への報告は不要。
しかも、領事館に届けても、個別にサポートが受けられるわけではありません。

そのため、時間も労力もかけてまで届け出る人はごく一部に限られます。

 領事館に報告される「444人」はどういう人たち?

在バルセロナ日本領事館に実際に届け出があった盗難被害者数(2019年)は年間444人

この数字の大半は、パスポートも盗まれてしまった人たちと推測されます。

財布やスマホだけなら届け出ない人が多い中で、パスポートが無くなると帰国に支障が出るため、仕方なく領事館を訪れるというケースが主です。

バルセロナを訪れる日本人のうち、何人が被害に遭っているのか?

私たちは、20年以上にわたり現地で日本人旅行者をサポートしてきた経験から、
バルセロナを個人で訪れる日本人のうち、およそ20~30人に1人が、程度の差はあれ何らかの盗難被害に遭っていると推測しています。

その根拠はこうです:

  • バルセロナを訪れる日本人旅行者:約30万人/年

  • 団体ツアー参加者(添乗員・ガイドの護衛あり)を除いた個人旅行者:約15万人

  • その中で 30人に1人が被害に遭うと仮定 → 約5,000人

つまり、領事館に届けられる件数(444件)は実際の約1割にすぎない可能性があります。

では一体、なぜ領事館に届けられた盗難の数と違うかと言うと、スリ被害に遭ったとしても旅行盗難保険請求には警察の盗難届のみで、領事館へ特に届けたからと言って個別にサポートもしてもらえる訳でもないので、時間と手間をかけてまで普通は誰もしないからです。

なので領事館に届けられた年間444人の被害者は何かというと、その殆どが財布カードに加えてパスポートも盗られたことを意味します。

これまで20年以上に渡り何度も盗難被害に遭った方のサポートをし、また来られた日本人旅行者の皆さんの未遂に終わった盗難などの話を総合すると程度の差こそあれ、何らかの盗難被害に遭うのは20~30人に一人。

年間約30万人ほど日本人が訪れるバルセロナ、そのうち半数が観光や移動中、添乗員や現地の観光ガイド達がつきっきりで客をガードする団体ツアーは除くとして、その残り半分の15万人。

更にその30分の一が約5,000人となるので、数的にも妥当なところかと言えます。

 

被害のトップ2

被害の8割以上が「スリ」と「置き引き」

バルセロナで日本人が遭う盗難被害のおよそ80%以上は、以下のたった2つの軽犯罪に集中しています:

  • スリ(ケチャップスリ含む)

  • 置き引き

年間で推定5,000人もの被害があるとはいえ、その大半はこの2種類に限られているのです。

レンタカーを利用する旅行者に限って起こる「パンク盗」や「車上荒らし」などもありますが、対象者が少ないためここでは割愛します。

またネット上には、さまざまな被害例が並びますが、それらすべてに気を取られてしまうと、結局は何も対策できなくなり「あれもこれも心配」は逆効果。

【狙いを定めた対策が鍵】
バルセロナ旅行で最も重要な盗難対策は、「スリ」と「置き引き」への注意に集中することです。
「二兎を追う者は一兎をも得ず」——
あれこれ気にするのではなく、対策はこの2つに絞るのが最も効果的です。

【日本人被害の実態】
推計では、年間約5,000人もの日本人旅行者が盗難の被害に遭っています。
その約8割以上は、
スリ(ケチャップスリ含む)
置き引き
この2つの軽犯罪に集中しています。

【他の犯罪は例外的】
「パンク盗」や「車上荒らし」といった被害もありますが、これは主にレンタカーを使う旅行者に限られ、一般的な観光客にはあまり関係がありません。

【シンプルが最強の対策】
あれもこれも注意しろ、という警告ばかりでは、かえって混乱するばかりです。本当に必要なのは、「的を絞ったシンプルな対策」。この2つさえ防げば、バルセロナでの盗難被害の大半は回避できます。

 

カミムラ流 盗難護身術

ここからは、海外生活36年の“修羅場経験者”カミムラが伝授する盗難対策です。
中南米・アフリカでの生活では――

  • 空き巣:2回

  • ホールドアップ(強盗被害):1回

  • 銃撃事件に巻き込まれる:1回

  • デング熱、マラリア、コレラでの緊急入院

そして、現在住むバルセロナでは――

  • スリ被害:2回

  • 自家用車の盗難:1回

このような“海千山千”の実体験をもとに、「現実に役立つ護身術」をまとめました。
机上の空論ではなく、“実際に生き残ってきた人間の知恵”です。

と言うと、なんだか凄い話がこれから始まるようです、実際のところはシンプルで誰でも簡単にできます(笑
さて、年々バージョンアップを重ね2025年最新版の究極の盗難対策を伝授する前に、まずバルセロナでこれまで実際に起きてきた盗難被害の実際を語っていきたいと思いますので、以下読み進んでください。

 

相手を知る

実際に被害に遭うまで、泥棒とは一体どんなものか想像もつかないと思いますが、ここでは彼ら泥棒達の本当の姿をお伝えします。

 

スリは本当に“神業”なのか?

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ネット上では「バルセロナのスリは神業」「プロ集団」などと語られていますが、それは真実の半分にすぎません。

私たち在住者の目から見ると、実際には──

【スリは頻繁に失敗している!】
毎日のように地下鉄を利用していると、スリ犯たちの様子を目にする機会は多くあります。
そして驚くべきことに、彼らの犯行は決して完璧ではなく、半分以上が失敗しているのです。

【なぜグループで行動するのか?】
スリの多くは、3人前後のチームで行動します。
それはなぜか? それは「1人では気付かれずに盗む技術がないから」です。
つまり、本当の意味で“神業”のようなプロフェッショナルではないということ。
実力ではなく、連携と数で補っているのです。

【それでも日本人が狙われる理由】
では、なぜそんなに上手でもないスリに日本人は被害に遭うのか?
それは日本は世界でも特に安全な国ゆえに海外での警戒心が薄い
「まさか自分が」と思ってしまう

このような純粋無垢な状態で到着する日本人観光客が、入れ替わり立ち替わり年間30万人も訪れるとなれば──
スリにとって狙いやすい環境が整ってしまっているのです。

【 結論】
恐れるより、知って備える。スリは神でも忍者でもありません。
「彼らは上手ではない」という現実を知ることで、
「正しく備えれば防げる」ことに自信が持てるはずです。

 

スリの手口はワンパターンだった!

スマホ、SNS、AI あらゆる情報が瞬時に共有されるこの時代。
ですがバルセロナのスリたちの手口は…「まさかの50年前と同じ」
泥棒たちは、驚くほどアナログで古典的な手法を使い続けているのです。

つまり…

  • 新手の最新トリックではない

  • 一度知ってしまえば、避けられるということ!

【なぜ知ることが重要なのか?】
彼らの手口は数が限られていて、実質、5~6パターンに絞られます。
そして何より重要なのは 「知らないから引っかかる」というシンプルな現実。

【結論】
古典だからこそ、対策しやすい。泥棒たちは、50年前から同じやり方で人々のスキを突いてきました。
だからこそ「パターンを知る」=「守れる」という、最大の防御策になるのです。

 

その1、電車に乗る際

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電車がホームに入ってきて、乗客が乗車しようとするその瞬間──
実は、これはスリ被害が最も多い典型的なパターンの一つです。

今回紹介するのは、スリ犯(青の服の2人組)と、被害者(赤の矢印の女の子とその友達)のケース。
まず、先頭に立っていたスリの男が“物を落としたふり”をして、電車の入り口を意図的に塞ぎます。
それによって乗車しようとしていた女の子たちは前方をふさがれ、一瞬、戸惑って立ち止まってしまいます。
その隙をついて、後方にいたもう一人のスリが、後ろからそっとバッグやポケットに手を伸ばし、財布やスマートフォンを抜き取るという手口です。
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その2 乗車中の車内接近型

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地下鉄でのスリの典型的な手口のひとつに、乗車時や車内で後ろから近づき、鞄の中から財布を抜き取る方法があります。

この手口は、単独ではなく必ず2〜3人のグループで実行されるのが特徴です。
たとえば、車内で2〜3人のグループがあなたの方へ移動してきて、すぐ横に立った場合は要注意。
それは、スリグループである可能性が極めて高いと考えてください。

■実際の動き:カモフラージュ型連携スリ
スリ犯(矢印・青)
被害者(矢印・赤)

一般的な流れは以下の通りです:
ターゲットとなる女性(赤)のすぐ隣にスリが立ち、バッグの位置を確認。
もう1人のスリが、その友達の側に立ち、目隠しのような形でカモフラージュ。
2人で協力しながら、バッグの中から財布を抜き取る。

このように、見えにくい角度を作りながら、巧妙に連携して犯行を行うのが特徴です。

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その3 エスカレーター

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地下鉄の駅でよく見られる、昔からある“典型的なスリの手口”。エスカレーターを使ったパターンです。
被害者(青の矢印で示された女の子)は、前方にスリ①号と②号(赤)に挟まれるような位置にいます。

エスカレーターが上階に到達するその瞬間──
先頭の①号が「物を落としたふり」をして突然しゃがみ込み、前を塞ぎます。
立ち止まらざるを得なくなった女の子が一瞬とまどったその背後から、スリ②号が手を伸ばし、バッグや後ろポケットから財布をすばやく抜き取ります。

この手口は、地下鉄乗車時と同じく「前を塞いで混乱を起こし、その隙に盗む」というシンプルなトリック。

違うのは舞台がホームではなく、エスカレーターというだけです。

スリ対策の実際

典型的なスリの手口を理解したところで、次は「どう防ぐか」──対策編です。

たとえば、先ほど紹介したエスカレーターでのケースでは、

  • 後ろに立つ人を一度振り返ること

  • 可能であれば階段を利用すること

これだけで、多くのスリ被害は未然に防ぐことができます。
では、エスカレーター以外で狙われやすい状況には、どう対処すればよいのか?

ここからは、実践的なスリ対策を具体的にご紹介していきます。

 

その1.壁を背に立つ

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これは、ある日の地下鉄ホームでのワンシーン。

青の矢印で示したのは、たまたま見かけた韓国人の観光客グループ。残念ながら、これは“悪い例”の典型です。
まず、3人が夢中で会話していることで、周囲への注意が完全に散漫になっています。

さらに注目してほしいのが、彼女たちの背後にある“空間”
このスペースがあることで、スリ犯が背後に立つ余地が生まれ、以前紹介した「パターン①」のような手口が非常に決まりやすくなってしまうのです。

一方で、赤の矢印で示した地元のスペイン人女性に注目してください。
彼女はスマートフォンを見てはいますが、背中を壁にしっかりとつけて立っているため、背後を取られる心配がありません。
さらにこの位置に立つことで、180度の視界が確保され、周囲の動きも一目で把握可能。

これこそが、スリに対してもっとも安全な「ベストポジション」なのです。

 

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【ホームで見かけたら要注意!】

壁を背にして視界を確保したら、次に確認してほしいのが周囲に「セーター」や「コート」を腕に掛けた人物がいないかどうか。このスタイルは、スリが手元を隠すためによく使うカモフラージュの一つです。

一見すると何気ない仕草に見えますが、その中で財布やスマートフォンを狙っている可能性があることを忘れないでください。車内に一緒に乗り込んできて、手を写真のように隠しながら近づきバッグから財布をスリ取ろうと来ます。バルセロナに長年住んでいる私達からすればバレバレなんですが、旅行者は気付くことも無く彼ら彼女(女も多い)ら泥棒達にやられています。

 

その2. 混んでる車内を避ける

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【混雑した車両は要注意!】

混み合った車内は、スリにとって絶好の環境です。
人が密集していると、体を不自然に近づけても違和感がなく、また手元も見えにくくなるため、犯行が非常に成功しやすくなります

日本で痴漢が満員電車を好むのと同様に、スリも“密着できる状況”を狙ってきます。
特に混雑が予想される時間帯:

  • 平日朝の通勤ラッシュ(8:00〜9:30)

  • 昼休みの時間帯(13:00〜14:00)

さらに要注意なのが、次のような場面です:

  • 買い物後で両手がふさがっているとき

  • 空港到着後、大きな荷物を持っているとき

このような状況では、スリにとって“カモがネギを背負っている”ようなもの。
少しでも不安を感じたら、無理に地下鉄を使わず、タクシーの利用を強くおすすめします。

その3.ホームの中央辺りで待つ

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【ホームでの立ち位置が、防犯の第一歩】

地下鉄のホームには、改札へつながる階段が通常「前方」と「後方」に設置されています。
これは日本でも同様で、人は無意識に「出口に近い車両」を選ぶ傾向があります。
その結果、階段付近のホームや車両は混雑しがちです。

しかし、その混雑こそがスリにとって最も好都合な環境です。
すでに述べた通り、「混んだ車内・混んだホーム」はスリの格好の標的となります。

そこでおすすめなのが、ホーム中央の比較的空いた場所(青の矢印付近)で電車を待つことです。

この位置には以下の利点があります:

  • 周囲の様子が見えやすく、不審な人物にもすぐ気づける

  • 他人と体が密着するリスクが低く、犯行の余地を減らせる

多少歩く手間はありますが、立ち位置を変えるだけで防犯効果は格段に高まります。
混雑から少し距離を取ることが、安全への第一歩です。

 

その4. 車両到着後10m移動で、スリを見破る技

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【乗車前の“ひと工夫”がスリ撃退の第一歩】

地下鉄がホームに入ってきたら、まずは車両の混み具合をチェックして、なるべく空いている車両に乗るのが基本です。
しかし、それ以上に重要なのが「どのドアから乗るか」という点。
以下のように、意図的に乗車口を10メートルほどずらすことで、スリの行動を見破るチャンスが生まれます。

なぜ有効なのか?
スリはホームでターゲットを定め、後ろから密着して乗車する手口を使う傾向があり、乗車直前に扉を変えると、“付いてくる人物”の動きを自然に確認でき、もし不自然に後をついてくる人がいれば、それはスリの可能性大。

まとめ
混雑度だけでなく「乗り口も変える」ことで、防犯効果がグッと高まります
人生の大切な旅、ちょっとした工夫で安全の引き出しを一つ増やしましょう

 

その5.鞄は体の前に持つ

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【正しいカバンの持ち方:前に抱えてしっかりガード】
地下鉄や観光地での防犯対策、まずはカバンの持ち方から始めましょう。

写真に写っている観光客の男性2人をご覧ください。
彼らはどちらも、カバンを体の前にしっかり抱え、片手で押さえています。

これは、車内での防犯として最も基本で、かつ効果的なスタイルです。

注目すべきは、写真奥の地元スペイン人たち。
座っている体格の良い男性も、赤いバッグを持った長身の若者も、全員がこの基本を忠実に守っているのです。

なぜ「前に抱える」が良いのか?
視界の中で荷物を管理できるので、異変にすぐ気づける
スリが手を出しにくい位置にあるため、犯罪の抑止力になる
混雑時でも「自分の空間」を確保しやすい

 

ポケットには絶対入れない

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【バルセロナでの財布・スマホ管理は「出しにくさ」が命綱】

ズボンの後ろポケットに財布を入れていませんか?
それ、スリに「どうぞ」と渡しているのと同じです。
特に地下鉄や観光地では、後ろポケットは絶対NG!

 

 

ケチャップスリなどにも注意

一番被害の多いのは地下鉄ですが、街中を歩いている時にもスリの危険は潜んでいます。
その中でも特に注意すべきなのが、
・「ケチャップスリ」
・「路上の声かけスリ」
と呼ばれる手口です。

地下鉄ほどの頻度ではありませんが、日本人観光客の被害も少なくなく、油断は禁物です。
これから紹介するのは──
・どんな手口で狙ってくるのか?
・どうやって防げばいいのか?

実例を交えながら、わかりやすく解説します。

 

ケチャップ スリ

【ケチャップスリの典型的な手口】
赤い矢印で示した2人組が、あなたの背後から近づきます。

そして──
ケチャップや“鳥のフン”に似た液体を、わざと服にかけるのです。

犯人は、自分でかけておきながら親切な通行人を装い、
「服に何か付いてるよ」「大丈夫?拭いてあげる」
と声をかけてきます。

その流れで、
「ちょっと服を脱いで拭こうか?」
「バッグはそこに置いて」
などと指示してきますが──

これは注意をそらした隙に、もう1人がバッグから財布を抜くか、バッグごと持ち去るのが目的です。

 

声掛けスリ

【路上での声掛けスリの典型的な手口】
バルセロナでは地下鉄だけでなく、街中でも巧妙なスリの手口が多数存在します。以下は、特に注意したい代表的なケースです。

1. 「道を教えて」と近づいてくる旅行者風の2人組
地図を広げて「道を教えてほしい」と話しかけてくるのはよくある手口。
一緒に地図を覗き込んでいる間に、もう1人が背後からバッグの中身を抜き取るというパターンです。

2. 「写真を撮ってください」と頼んでくるケース
明らかに観光スポットでもない場所で、写真を撮ってほしいと頼まれるのも要注意。
「いい人そうだな」と思って応じると、注意が逸れた一瞬の隙にバッグから貴重品を盗まれることがあります。

3. 過去に多かった偽警察官による手口
「あなたの紙幣に偽札の疑いがある」などと理由をつけ、私服の“警官”を装って財布の提示を求めてくるパターン。
そこから巧妙に現金を抜き取る手口ですが、近年は警察の取り締まりにより激減しています。

4. 最近は「日本のお金が見たい」と話しかけてくるケースも
「寿司が食べられる店を探している」「日本円を見せてほしい」などと、旅行者に親しみを持たせて財布を出させようとする新しい手口も報告されています。

財布を出したその瞬間に、簡単な“マジックのような手さばき”でお札だけを抜き取るという詐欺まがいのテクニックも。

どの手口も共通するポイントは、「一瞬の隙をつく」こと。
声をかけられた=防犯レベルを上げる合図」として、バッグを押さえたり、立ち止まらずにその場を離れるのが賢明です。

 

 

ケチャップ、声掛けスリ対策

突然ですが──
今までの人生で、あなたは鳩に何度もフンをかけられたことがありますか?
ほとんどの人は「一度もない」か「ごく稀にある」くらいでしょう。

でも、バルセロナでは「鳩のフン」に見せかけて、ケチャップなどをかけてくるスリが実際に存在します。
さらに、「道を聞いてくる」「写真を撮ってと頼む」などの行動も、観光客を装ったスリの常套手段。

冷静に考えてください。
外国人(観光客)に、地元の人が道を聞くというのは不自然ですし、
写真を頼まれる頻度もそんなに多いはずがありません。

【対処法は「無視」と「離脱」】
「服に何かついているよ」
「ちょっと地図を見てもらえますか?」
「写真をお願いできますか?」

──こうした声かけを受けたら、まずは手荷物に注意を払い、
体を触らせない・相手にしない・その場からすぐ離れるのが最善策です。

【声をかけられても気にしないで】
「無視するのは失礼かな…」と思うかもしれませんが、
海外では“防犯優先”が基本。
相手が本当に困っている人なら、他にもいくらでも助けてくれる人がいます。

【知識と冷静さが、あなたを守る】
これらの手口は、事前に知っておくことと、現場で慌てずに行動できることが重要です。
そして忘れないでください──

スリは「バレた」と感じたら驚くほどすぐに諦めます。
つまり、冷静な対応が一番の撃退法です。
「自分の荷物は、自分で守る」
この意識を持つだけで、被害のリスクは大きく減らせます。

 

置き引き:知らぬ間に全て失うリスク

地下鉄のスリと並んで、バルセロナで特に被害が多いのが置き引きです。
ここでは、置き引きの概要、よく発生する場所、実際のシチュエーション、犯行の手口、そして最後にその対策を詳しくご紹介します。

【巧妙な「ひと手間」が罠の始まり】
置き引き犯は、ただ無防備な荷物を奪うだけではありません。
彼らは巧妙に**“ワンクッション”**を挟んで、あなたの注意を逸らそうとします。

例えば──
「何か落としましたよ」と声をかける
目の前で小銭をばらまく
不自然な会話を仕掛けてくる

こうした行動によって、旅行者の注意を引きつけ、盗みやすい状況を自ら作り出すのです。

【「自分は大丈夫」は最も危険な思い込み】
「荷物から目を離さなければ大丈夫」
「まさか自分が鞄を置いて忘れるなんてありえない」
──そう思っている方が実は一番危険。
特に、空港、カフェ、レストラン、駅のベンチなどでの被害が多発しています。

【被害額はスリより大きい?】
置き引きの被害は、鞄ごと盗まれるケースがほとんど。
そのため中に入っていたパスポート・財布・スマホ・カメラ・航空券などが一度に失われ、金銭的にも精神的にもダメージが大きくなります。

実際、日本領事館への盗難届の多くは、「鞄と一緒にパスポートを盗まれた」という報告です。

 

その1. レストラン&バルでの置き引き

バルセロナの人気スポット、例えば「Cervecería Catalana」(写真左)は、観光客で常に大混雑。
従業員やお客さんに紛れ、置き引き犯が店内に潜んでいるケースが少なくありません。

特に要注意のポイントは:
入口近くの席は狙われやすい
通りに近く人気席であるがゆえに、人の出入りが多く、不審者がスルッと紛れ込みやすい環境。
不意に隣の席に座られる、知らない人がこちらを覗く……そんな違和感を感じたら要注意です。

テラス席での油断は命取り
地元の商売人や物乞いに見せかけて近づいてくる人物に警戒してください。
表通りに面しているテラス席は、四方から狙われやすい状況であると自覚しましょう。

誘導や地図は隙を生む罠
写真左上の女性のように、新聞を読みながら隣の椅子に荷物を置くスタイルは非常に危険。
そこへ「地図を見せてほしい」「どこへ行くの?」など声をかけられた瞬間が狙い目です。
→ 片方が話しかけ、もう一人がバッグを盗む“2人組の手口”は頻繁に発生しています。

本当に大事な荷物は、ずっと手元に
身を乗り出したり、話に夢中になっていると、バッグを背后や足元に置くのは完全に無防備です。
安心なのは、座った瞬間から店を出るまで、バッグを膝の上か体に密着させておくこと。
手に持てないときも、足元や背もたれに置くのはNG。常に目の届く位置に置きましょう。

 

テーブル上のスマホ

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日本ではカフェでスマホをテーブルにそのまま置くのが普通ですが、バルセロナではそれが狙われポイントです。

典型的な手口
急に話しかけられたり、地図をテーブルに開かれたり…
その隙に、置いたままのスマホがこっそり連れ去られる

実際これまで、バルセロナでは日本人のiPhoneが何百台も盗まれています!

防止策はこれだけ!
写真撮影後はスマホをすぐカバンに収納。テーブル上に置きっぱなしは絶対NG、食事中でも目が届く場所にスマホを保管しましょう

旅の防犯は“常識のリセット”から
「目の前だから安心」は大きな落とし穴。数百人が同じ過ちを繰り返しています
自分だけは大丈夫…と思わず、防犯意識を高く保ち続けましょう

 

観光、買い物の途中

観光地のベンチで、ガイドブックを見ながら次の予定を確認していると──
突然、地図を持った“観光客に見せかけた泥棒”が近づき、道を尋ねてくることがあります。

あなたが質問に気を取られている隙に、背後からもう一人の仲間が忍び寄り、横に置いたバッグをサッと持ち去る。
これが置き引きの典型的な手口のひとつです。

【ショップ内でも油断禁物】
お店の中にも泥棒が紛れていることがあります。
たとえば靴の試着中、バッグを足元に置いたまま目を離してしまうと──
次に気づいたときには、もうバッグがなくなっていた……というケースも。

さらに、試着室の中でさえも安全ではありません。
着替えに気を取られている隙に、カーテン越しに手が伸び、バッグを抜き取られることがあります。

対策のポイント:
バッグは常に体に密着させて管理

試着中でも荷物から目を離さない
ベンチで声をかけられても荷物の確認を最優先に

 

ホテルのチェックイン

【ホテル内も油断大敵!】
ホテルのレセプションは、宿泊客以外も自由に出入りできる開かれたスペースです。
特にチェックイン・チェックアウトのタイミングは、荷物が手元から離れがちになり、泥棒にとって絶好のチャンス。

実際、大型ホテルでは「宿泊客を装った泥棒」が紛れ込んでいるケースも少なくありません。
フロントが混雑しているときほど、手荷物への注意を怠らないようにしましょう。

【朝食会場でも注意が必要】
ビュッフェ形式の朝食では、料理を取りに行く際にテーブルにバッグを置きっぱなしにしないことが鉄則です。
理想は、バッグを持って一緒に移動すること。
どうしても席に置いておく場合は、もう一人が必ず席に残り、荷物から目を離さないようにしてください。
ちょっとした気の緩みが、盗難被害に直結します。
「ホテルだから安心」と思わず、常に手荷物は自分で守る意識を持ちましょう。

 

空港、鉄道駅

【公共スペースでの置き引きにご注意を】
人の出入りが多い公共の場所では、常に置き引きに警戒が必要です。

カフェや空港、駅、バス停などでは、
・カウンターの下に置いた荷物
・ベンチでの待ち時間にそばに置いたバッグ
これらが、気付かぬうちに狙われる典型的なパターンです。

特に注意したいのが──
地図を手にした“観光客風”の人物が声をかけてくる手口。
話しかけて気を引いている間に、仲間が反対側からそっとバッグを持ち去るという、よくある犯行です。

この後の章では、より実践的な方法を詳しく紹介していきます。

 

現在、以下大幅に書き直し中です近日完了します。

これぞ決め打ちの盗難対策

ここまで、実際のスリや置き引きに遭いやすい場面とその手口と、それに対する具体的な対策をお伝えしてきました。
しかし、全てのシチュエーションを想定し注意するのは現実的では無いですし、
疲れていたり、景色や食事に夢中になっていたりすると、どうしても注意力が散漫になります。

そこでこの章では、できるだけシンプルに、確実に身を守るための決め打ちの盗難対策となる「持ち物選びと、その持ち方」に焦点を当ててご紹介しま

 

要らない物は持たない

【まず不要なものを持たない:身軽さが最大の防犯】
バルセロナ旅行を安全に楽しむための第一歩は、「不要なものを持ち歩かないこと」です。
当たり前のように思えますが、意外と多くの方が持ってきてしまうのが──
・運転免許証
・SuicaなどのICカード
・日本の銀行キャッシュカード
・健康保険証

これらは、日本国内の空港までは必要ですが、バルセロナ滞在中には一切使いません。
可能なものは日本の自宅に置いておき、やむを得ず持参する場合も、出国審査後に財布から取り出し、別に保管しておくのが賢明です。

【高価な物は“盗られに来ている”のと同じ】
また、海外旅行では昔から「大切なものは持って行かない」が基本中の基本です。

・高価な時計
・ジュエリー
・ブランドバッグやカメラ

これらはスリや置き引き犯に「狙ってください」とアピールしているようなもの。
少なくともバルセロナ観光には不要です。

【パスポートはコピーでOK】
観光中にパスポート原本が必要になるのは、銀行での両替程度です。観光施設やショッピングでは不要。
その代わり、顔写真と個人情報ページのコピーは必ず携帯しましょう。
※スペインでは法律上、パスポートの携帯義務がありますが、日本人旅行者の場合はコピーでも問題ないと、バルセロナ警察署と在バルセロナ日本総領事館にて確認済みです

【「減らす」が最強の防犯】
最終的に一番大事なのは、持ち物を極限まで減らすこと。
どれほど巧妙なスリでも、持っていないものを盗むことはできません。
・10ユーロしか持っていなければ、被害は最大でも10ユーロ
・1,000ユーロ持っていれば、被害は最大1,000ユーロ

つまり、「盗られて落ち込むような金額や物は持ち歩かない」。
それだけで安心感も増し、旅行も格段にラクになります。
防犯の第一歩は、軽さと思い切りです。

 

守るべき順位を明確に

私達が本当にこれだけは盗られては困るという、絶対に死守しなければならないものとは案外と少ないのです。

通常海外旅行で1番大事な物をパスポートとなりますが、それはホテルのセーフティボックスに原本を置いて、街歩き観光ではコピーを携帯とするとあとは、現金、クレジットカード、スマホのたった3つぐらいのもので、それ以外となると重要度はかなり下がるのではないでしょうか。

ここでは、その3つの一番安全な持ち方を解説します。

 

おすすめのバッグスタイル

バルセロナを安全に観光するためには、バッグ選びが最重要。

理想的なバッグ:たすき掛けできるショルダーバッグ。
・肩から斜めがけできるファスナー付きショルダー。

持ち方の基本:たすき掛け+体の前+胸の下辺り
地下鉄内や、混雑した人込みの中では、更に手を添えてガードしてください。

 

バッグはこれ一択

 

最も適しているのがファスナー付きのミニショルダーバッグで、肩に掛けた状態で鞄の中の荷物を出し入れ出来、ホテルのチエックイン、地下鉄のチケット購入時などスリ置き引き被害が多発している場面でも間違いなく一番安全。

 

既に述べていますが、必ず守らなければいけないバッグの基本の持ち方として、バッグはたすき掛けにし身体に密着した状態で前、腰より高い位置()旨の下辺りで地下鉄乗る際は更に手を添えるると完璧。

重要なのは自分の身体の常に前に来るようにすることです。

 

 

一押しお勧めバッグ

 

 

 

 

 

 

スマホは首に掛ける

 

変更点の①は手帳型の場合収納できるカードの量や紙幣が多い分、それだけ嵩張ってしまいます。そこで収納量は必要ぎりぎりの最低限として使い勝手の良さを追求。

首掛けのストラップの紐。

これはなるべく太い方が首に食い込む圧力が低く肩がこりにくいと分かり、更にたすき掛けにすると首への負担が僅かなります(たすき掛けでスマホは体の前)。

また写真のアキモトのストラップを見て頂くと分かりますは、2点で吊っているケースの方が歩行中の横揺れが少なく、よりストレスなく使えることも分かりました。

 

旅行用の財布を持つ

次にアドバイスとして旅行用の財布をぜひ2つ用意して下さい。

一つはコンパクトな2つ折りの財布と、もう一つは安物でいいので小銭入れ。なぜ敢えて旅行用に財布かと言うと、嵩張る長財布などは盗難のリスクを無用に増すだけです。

また、量がむやみに多い故に現金やカード全てを入れてしまいがちで肝心なリスクの分散ができません。

既に述べたように日常使いしている財布には海外旅行に不必要なポイントカードや、レシートなどが多く入っています。

もちろん日常使いしている財布がコンパクトな2つ折りのなら、そのまま不必要な物を取り出し使うと言うのでも良いのですが、新しく旅行用として買ってそこに必要な物を入れていくと言う方が格段にスッキリしますし、入れ替えの手間が省け更に入れ忘れも防げます。

また、バルセロナで使った後も旅行専用財布としておくことで、次回に使う際は平和ボケした日本の日常から海外旅行臨戦モードへと頭の切り替えの役にも立ち、その点もメリットの一つと言えるでしょう。

尚、財布の中は現金なら最高でも100€以下にご夫婦ならそれぞれ50€持っていれば十分。

またカードを1枚しか持っていない人は予備にデビッカードを新規に1枚作っておくといいでしょう。*カードはメインとサブに分ける理由は最後のQ&Aにて。

次に小銭財布を別に持つことをお勧めする理由を説明すると、カフェテリアなどで使う少額(20€程)のお金に鞄からいちいち財布をから出すのは面倒ですし、スリが頻繁に出没する地下鉄改札で回数券の出し入れをするのは無用にリスクを上げるだけ。

それら頻繁に使う回数券や小銭は専用財布に入れてメインの財布とは別に利用します。この財布は守りよりも取り出しやすさ優先ですので前ポケットや、鞄の出しやすいところに入れておいて大丈夫。

 

日本で予行演習

最後に補足説明を入れるとぜひ予行演習として最低2,3日、出来れば1週間ほど会社にスマホを首掛け、鞄をたすき掛けして出勤してみて下さい。

これを読まれている方にはそこまでするのは大袈裟と思う方もいるかと思いますが、使い始めがいきなりバルセロナに着いてからだと、スマホを首に掛けた際の感じとか紐の長さの具合など予想外に使いづらいと言うようなこともおきます。

また、このサイトで幾ら予習していっても自分が実際にバルセロナに来て公共交通機関を利用する、街歩きする場合は緊張感も違いますし、ここで読んで知ってた事も上手く実践できなかったりするものです。

だからこそ旅行前に安全な日本で出来る限りバルセロナの街中をイメージしながら、例えば地下鉄ホームでの電車待ちの際の立ち方、車内での鞄の持ち方などの予行演習を是非おねがいします。

 

まとめ&アドバイス

繰り返しになりますがスリ置き引きは旅行者のわずかな隙、その一瞬を狙ってきます。

また一概にスリと言っても幾つもの手口があり、さらに置き引きまで含めると主なものでも十数通り存在します。

海外旅行初心者の方はもちろんですがベテランと自負される方でかなりの場数を踏んでいても、それぞれの手口にその都度適切にて対応し守り切ると言うのはのは容易ではありませんし、無理だと思った方がいいです。

それよりも持ち物を減らす、当たり前ですが持ってなかったら盗られないですし、どうしても全ての貴重品を持つことになる空港からの移動などは極力タクシーを使ってください。

そして市内観光は本当に重要な物だけを3つ(カード、スマホ、現金)を守る、と言う方法なら格段に難易度は下がり誰にでも出来ます。

あと、盗難被害の備えとして旅行前にパスポートの盗難、再発行の際に必要となる戸籍謄本を取っておくと言うのもお勧めです。理由はここ

この記事の最初に紹介した在バルセロナ総領事館に届けられた被害報告、2019年の場合は合計400人が盗難の中でも最悪のケース、パスポートを盗られました。なので、他人事と思わず転ばぬ先の杖として取得をお勧めします。

 

最後に、今まで一般に言われていたスリ置き引き対策は、ただ事例を並べた上にありきたりな注意を即すものばかりで、結局のところ被害の減少には殆ど何の効果もありませんでした。

そこで長年考えに考え尽くし、また地下鉄では私達(カミムラ、アキモト)自らが何度も泥棒達の餌となり、試してたどり着いた答えがここで示すものです。

事実として既に数年に渡り実践していますが、その間に何回泥棒が私達に近づこうが勝率10割無敵を誇っていて、もちろんこれがベストかどうか分かりませんが抜群の効果があることだけは間違いありません。

本当のところ日本人がバルセロナで簡単に盗難被害に遭ってしまうと、当人だけの問題ではなく泥棒達は ”日本人はやり易い、盗みやすい” となってしまい、それが現状では更なる悪循環を招いてしまっています。

盗難に遭って「いい勉強になった」などと大人ぶって言われるのも結構ですが、次に来る日本人の為にも「日本人は手強い、盗み難い奴らだ」と泥棒達に思わせるそんな旅行者になりましょう

もう以前の様に負の遺産を、私達の後に来る日本人旅行者に引き継がせてはダメです。

 

【関連記事】

「万が一被害に遭ってしまったら」 もしもの時に軽く一読しておいてください。

 

よくある質問

以下、良くある質問をまとめてみましたので参考にしてください。

Q. スリ置き引き対策に最も有効な方法は何ですか?
A. 必要以上に現金を持たない、また盗られて困る物も出来る限り持たない。地下鉄でのスリ被害が多いので買い物をして荷物を持っている時など利用は控え、その代わりに日本に比べ料金の安いタクシーを使うとより安全です。
@
Q. ホテルのセイフティーボックスは安全ですか?。
A. 東南アジアや中南米などの発展途上国とは違いスペインは先進国なので、従業員が盗むと言う様な事はありません。相部屋になるような安宿ならともかく、まともなホテルなら99.9%安全と言えます。たいていのホテルは「セイフティーボックス以外の場所の盗難は一切責任は負いません」と書かれており、それすなわちセイフティーボックス以上に安全な保管場所は無いという事です。

Q. クレジットカードは、首から掛けるスマホケースに入れる一枚で良いですか?
A. カードは最低2枚は必要です。限度額を超えたり、最近はICチップになったことで減りましたが磁気が効かなくなったとか、理由はよく分からないが店によっては使えなかったなどのケースに備え複数用意します。もし今現在1枚しか持ってなくても、1週間もあれば新たに作れます。
また、入会審査に要らないVISAデビットカード、当サイトでお勧めしている入金した額までしか使えないプリペイド式カードなども簡単に作れます。街歩きに2枚、ホテルの貴重品入れに1枚、合計で3枚ほど用意しておくと安心です。
尚、注意が必要なのはJCB、AMEXブランドのカードは使えないところがあるので、VISAもしくはMASTERがベスト。あと、旧式の磁気カードだとパスポート原本の提示を求められることがあるので、必ずICチップ入りのものを用意してください。

Q. クレジットカードの持ち方であった、メインとサブカードの違いはなんですか?
A. いつも日本で使っているクレジットカードをメインとして、普段あまり使わないカードをサブと呼びました。もし日本でメインのカードを使って何かの引き落とし契約をしている場合、盗難に遭い再発行となると、カード番号がこれまでとは異なり引き落とし手続きの変更もしなければならなくなります。
尚、ポイントを貯めている方も多いかと思いますが、その場合はスーパーなどで少額の買い物なら小銭財布に入れたカードを使い、額の大きい買い物、すなわちポイントが大きいものはメインのカードを使い分けると良いでしょう。

Q. 来月、夫婦2人でバルセロナ旅行に行きますが、財布や貴重品ポーチは別々に持つより男性の主人が一括してもつ方が安全と思いますがどうでしょうか。
A. スリや置き引きは、夫婦や家族連れを狙う際には一体誰がお金を管理しているか良く知っています。既に述べた様に1人で財布1個を管理するより、それぞれが同じように2個の財布を持てばリスクは1/4に下がり、強度は400%UPとなります。
また、ご主人が持っていると思い込んでいる泥棒達のウラをかくことになり、よりリスクを減らすことが出来ます。
また、友達同士の旅行では2人の財布をまとめて、お金の管理をされる方もおられますが、当然その場合はリスクは2倍高くなると言うことを忘れてはなりません。

Q. 日本で予め買ってプリントしたサグラダファミリアを始めとした入場チケットはどうやって持てば良いのですか?
A. 各種入場券はその日に入る観光スポットのチケットのみを、ショルダーバックに入れて持ちます。最悪、盗まれたり失くした場合でもスマホにメールの控え(PDFファイル)があればそれを提示することで入場できます。また、各入場チケット、E-チケット、鉄道のチケットなどはすべて2通分プリントアウトもしくはコピーし、その1通はスーツケースに入れ別に保管しておくのも良いかと思います。

Q. ケチャップや液体を後方から服にかけ,自分がやったにも関わらず汚れているよと親切を装い声を掛け近づきバッグ等を隙を見て奪うスリがあると聞いたのですが、どうすれば良いですか?
A. 重要なのは置き引き対策でも言及していますが、バッグは常にたすき掛けで体から離さない、それさえ忘れなければ何の心配もありません。服を汚されたのは運がなかったと諦め、声を掛けてきた人物(泥棒)を相手にすることなくその場からすぐに離れて下さい。ちなみに、20年バルセロナに住んでいますが、空から鳩の糞が落ちてきたことが無いことから、本当も嘘も例外無しに全てこのケースで声を掛けて来るのは泥棒と思って下さい。

Q. スリ置き引き以外にもニセ警官がいて、路上で麻薬や偽札の取り締まりをしていると近づき、鞄や財布を見せろと言われることもあると聞いたのですが、そんな時はどうすれば良いのですか?
A. 警察官は誰にでもわかる制服を着て、腰に大型拳銃を所持しています。また、私服の本当の警官がただの日本人観光客に職務質問をするなどと言うことは、どんなことがあってもありえませんし、そんな間抜けな刑事なら唐の昔にクビになっています。対処法としては、相手にしないでその場を立ち去ります。泥棒は腕を引っ張ったり無理やり止めようとはしないので心配する必要はありません。要は日本の繁華街にいるキャッチセールスのお兄さんと同じで、相手にならず立ち止まらず無視して取りあえずその場を立ち去ることで簡単に対処できます。この手口に関しては頭の中でキャッチをイメージしておくと良いでしょう。ちなみに泥棒は失敗したと気づくと簡単に諦め、次の獲物をすぐに探し始めるほど。そう奴らは、キャッチと同じダメ元覚悟で何度も何度も飽きずに声を掛け、立ち止まって相手になるカモが捕まるまでやり続けています。

Q. 日本人は他のバルセロナを訪れる外国人旅行者より、盗難被害に遭いやすいですが?
A. 一概には言えませんが、お金を持っていると思われているのは、なにもここバルセロナだけで無く世界中で思われているわけで、その点では狙われやすいことは確かですただし、これまで述べた基本の持ち方を実行して頂ければ泥棒は近づいて来ません。ちなみに、2か月間に渡りショルダーバッグを体の前で持つ、体の後ろに回して持つの2通りの持ち方を試しましたが、前で持っていた時は一度もスリが近づいて来ませんでしたが、後ろに回していた時は2か月の間に合計3回スリがバッグを開けようと手を入れて来ました。なので泥棒が近づいて来ると言うことイコール、自分に隙があると言うことです。何も日本人を特に狙っているわけで無く、隙のある人間を狙っているわけで隙がなければ日本人であろうと誰であろうと狙ってきません。「なんだ、バルセロナって思ったより安全だった」と日本へ帰る間際に言われる読者の方も多いですが、それはただ運が良かっただけで遭わなかったという人。そうでない人はここでのアドバイスを、きっちり基本を守っていたからこそ何もなかったと言うのも知っておいて下さい。 
Q. ここで言われている盗難対策ですが、旅行経験の浅い私に上手くできるでしょうか?
A. 盗難の手口、パターンを前もって学習し場面毎に適切に対応するのは確かに至難の業です。記事内で何度も述べていますが、貴重品の分散と鞄の持ち方のこの2点だけに集中して頂ければ、驚くような成果が出るはずです。実際にここバルセロナで地下鉄に乗って周りの地元スペイン人乗客を見てもらえれば分かりますが、皆が鞄を前にそして手を添えています。彼らにとっては当たり前の習慣になっていて、日本で運転する際にシートベルトをするそれと同じことです。アドバイスとしては短期の旅行で習慣化するのはもちろん不可能ですが、日本で通勤電車や人ごみの中を毎日実際に鞄をたすき掛けに体の前で持ち、バルセロナの街歩きをイメージしながら行動する。それだけで事前に格段にレベルアップできますので心配しないでください、謙虚なあなたにならきっと出来ます。

Q. バルセロナウォーカーの盗難の注意を読んで、なんだか心配になったのですが、本当のところこれまでどのぐらいの確率で日本人が被害にあっているのですか?
A. 正確に分かりませんが、領事館への被害届やこれまで来られた日本人旅行者の皆さんの話を総合すると、10人に一人ぐらいの割合でスリや置き引きに遭遇し、半分が未遂で無事で残り半分が実際に被害に遭うと言う感じです確率で言えば20人に一人、残り19人は何も盗まれたりしませんので、高い確率と言う訳では無く、夫婦や家族連れの場合は一度にその中の誰か1人しか通常被害に遭わないので、数字的には更に低く30人に一人なのかも知れません。
なので、むやみに心配する必要はありません。ただ、何の知識も準備もしていなければその一人になる可能性も出てきますので、事前に備えると言うのは非常に重要です。例えば皆さんが日本で運転する際に強制保険以外に入る自賠責保険。
誰も将来、人を轢くなどと思っていないにも関わらず万が一は誰にも予想できないから加入する。それと同じで ”備えあれば患いなし” 自分に必要になることはまず無いと思っても、出来ることはしっかり準備しましょう。

【最後に…】

この記事を読まれ役に立ったと思われる方、バルセロナで一番クオリティーが高いフラメンコショーのタブラオ・コルドベスの予約代行を公式サイトで予約されるより僅か1ユーロですがお安くやっています。、観に行かれる予定の方は弊社にてお申込みく頂けると、バルセロナウォーカー記事更新のカンパになるので是非お願いいたします。詳細はここ

 


記事は取材時点のものです。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。間違った情報、また有用新情報、分かり難い点や質問等ございましたら情報共有いたしますので、サイト内の「バルセロナ観光情報掲示板」に書き込んでください。

この記事を書いた人:カミムラ:生まれ京都府。1989年日本を離れバックパックをかついで海外へ。アジア、アフリカ、中南米、ヨーロッパを旅し1997年よりバルセロナに在住。。 記事最終更新 2025.06.30

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http://blog-imgs-75.fc2.com/r/i/b/ribochan/IMG_1524_201505242209315bc.jpg 【レストラン全リスト】
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ショッピング記事一覧

http://blog-imgs-75.fc2.com/r/i/b/ribochan/1-Mujer_compra1.jpg 【ショッピング役立つ情報】
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http://blog-imgs-75.fc2.com/r/i/b/ribochan/1-IMG_0387.jpg 【ファッション】
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http://blog-imgs-75.fc2.com/r/i/b/ribochan/IMG_9557-001.jpg 【グルメ】
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エンターテイメント記事一覧

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http://blog-imgs-75.fc2.com/r/i/b/ribochan/tablao-flamenco-sevilla.jpg 【フラメンコ情報】
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