
バルセロナで盗難に遭わないために(結論)
結論:防ぐべきはこの2つだけ
バルセロナにおける日本人旅行者の犯罪被害を見ていくと、まず明らかなのは、
**その多くが「スリ」「置き引き」**であるという点です。
つまり、日本で「治安が悪い」と聞いたときに多くの人が想像するような─
「命の危険にさらされる」
「暴力的な事件に巻き込まれる」
といったタイプの犯罪が日常的に起きている都市ではありません。
このバッグだけで防げる(最重要)
・貴重品を入れたバッグは体の前にたったそれだけ!
・答えはこんな簡単なことだった!
ところで、なぜ不安になるのか?

バルセロナの治安について調べると、怖い体験談や不安を煽る情報が多く出てきて、不安になる方も多いと思います。
ただ、ネット上の情報には少し偏りがあります。動画や記事は「怖い」「危険」といった内容の方がクリックされやすく、結果としてそうした情報が目立つ仕組みになっています。そのため、実際の状況以上に「危険な街」という印象が強くなりがちです。
実際のバルセロナは、命に関わるような治安の悪さが問題になる都市ではありません。一方で、スリや置き引きといった軽犯罪は多く、これは事実です。
つまり、「危険な街」というより「油断すると被害に遭うことがある街」と考えるのが実態に近いです。
多くのトラブルは、混雑している場所での不注意、荷物から目を離す、スマートフォンに集中するといった、特定の状況で起きています。逆に言えば、ここで紹介したバッグの基本的な持ち方対策をしていれば、過度に不安になる必要はありません。
まとめ&アドバイス
対策はシンプルです。上の動画で解説している通り、バッグの選び方と持ち方を徹底することで、リスクは大きく下げることができます。
ただし、防犯で本当に大切なのは「常に気を張ること」ではありません。むしろ重要なのは、旅行中の判断回数を減らすことです。
人は疲れると判断を誤ります。地下鉄では気を付けていたのに、レストランでバッグを椅子に掛けてしまった。観光中は警戒していたのに、カフェでスマホをテーブルに置いてしまった。
盗難被害の多くは、知識不足ではなく、その一瞬の油断から起こります。
そこでおすすめしているのが、「考えなくても安全な状態」を最初から作ってしまうことです。例えば、
- スマホは首掛けストラップを付ける
- バッグは小さめのショルダーバッグをたすき掛けにする
- バッグは常に身体の前に持つ
- レストランやカフェでもバッグは下ろさない
- 現金は必要最小限にする
- パスポートはコピーを持ち歩く
こう決めてしまえば、その後は防犯について何度も考える必要がありません。
地下鉄でも、観光地でも、レストランでも同じです。バッグをどこに置こうか。スマホをどこに入れようか。そんな判断を繰り返さなくて済みます。
防犯のコツは、警戒し続けることではなく、警戒しなくても大丈夫な仕組みを作ることです。
ここで一つおすすめしたいのが、出発前の予行演習です。いきなり現地で新しいバッグや持ち方を試すと、思った以上に使いづらく、意識も散りやすくなります。これは、初めての車で慣れない場所を走るときに余計に緊張するのと同じです。
できれば日本にいる間に、2〜3日、可能であれば1週間ほど、
- スマートフォンを首掛けにする
- バッグをたすき掛けで持つ
- カフェやレストランでもバッグを身につけたまま過ごす
といった形で実際に使ってみてください。使ってみると、
- 紐の長さは適切か
- スマホの位置が邪魔にならないか
- 気づかないうちにバッグが後ろに回っていないか
といった点が自然と見えてきます。こうした「慣れ」があるだけで、現地での余裕は大きく変わります。
旅行は本来、街並みや文化、食事を楽しむためのものです。防犯のことばかり考え続ける必要はありません。
最初にルールを決め、それを身体に慣らしておけば、あとは旅行そのものに集中できます。「気を付けてください」ではなく、「考えなくても大丈夫な状態を作る」。それが、長年バルセロナでガイドをしてきた中でたどり着いた、最も実践的な防犯方法です。
バルセロナ最新治安情報
ここでは最新のバルセロナの治安情報をお伝えします。2025年の盗難件数は、この10年で最も少ない水準となりました。さらに2026年も減少傾向が続いています。
理由はいくつかありますが、警察による取り締まり強化に加え、社会全体のデジタル化が進んだことも大きな要因です。
スペインでは現金を持ち歩く人が減り、スマホ決済やカード決済が一般的になっています。また、スマートフォンもロック機能や追跡機能が進化し、以前ほど転売しやすい状況ではなくなりました。
私はスペインに住んで29年になりますが、個人的には今が最も安心して街を歩ける時代だと感じています。実際、バルセロナを訪れた多くの方が、「ネットやガイドブックで心配していたけれど、思ったより普通だった」「想像していたほど危険ではなかった」という感想を口にされます。
もちろん盗難がゼロになったわけではありません。しかし、必要以上に不安になる必要もありません。大切なのは常に警戒し続けることではなく、基本的な防犯対策を習慣化することです。
このページで紹介している対策を実践していただければ、必要以上に治安を心配する必要はありません。インターネット上には、不安をあおる動画やブログ記事も数多く見られます。しかし、そうした情報ばかり見続けると、実際以上に危険な街だと思い込んでしまいます。
もちろん盗難対策は大切です。しかし、それは旅行を楽しむための準備の一つに過ぎません。基本的な対策を行ったら、あとは過度に心配せず、街歩きや食事、建築や文化など、バルセロナ旅行そのものを楽しんでください。
「治安を心配するより、基本をきちんと実践する。それだけの話です。」
最後に一つ。
この記事や動画の内容は、そのまま転載・引用していただいて構いません。
私の名前を出す必要もありません。この情報が広まり、一人でも多くの方が盗難被害を避けて楽しい旅行になれば、それで十分です。
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| 記事は取材時点のものです。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。間違った情報、また有用新情報、分かり難い点や質問等ございましたら情報共有いたしますので、サイト内の「バルセロナ観光情報掲示板」に書き込んでください。 |
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@ | この記事を書いた人:カミムラ:生まれ京都府。1989年日本を離れバックパックをかついで海外へ。アジア、アフリカ、中南米、ヨーロッパを旅し1997年よりバルセロナに在住。。 記事最終更新 2026.06.08 |
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