目次
はじめに
クレジットカードでの支払いが一般的なバルセロナですが、タクシーやバル等の少額での支払いにはどうしてもある程度の現金は必要な場合もあります。
また、 レストランやショッピングでは全てカード払いでと言う人もカードが店で通らなかった、ATMで特に理由も無いのキャッシング出来なかった等のトラブルと 言うのはかなりの頻度で実際起こっていて、そういう意味でカードだけで旅行するのはリスクがあります。
では、バルセロに旅行するにあたって必要なお金(ユーロの現金)っていくら必要なのでしょう?
必要な現金はいくら?
人それぞれ旅の予算が違うので一概に言えませんが現金でいくら持っていけば良いかについて言うと大体一人、一日あたり50€(7千円)が目安。
ちなみに、日本人がバルセロナに旅行に来て滞在する日数の平均は3日と言われていますので、厳密に言えば150€(2万円)ほどですが、それ以下でも大丈夫です。
クレジットカード払いで大体済ませればもちろん現金が余るわけですが、既に述べたように色々な不足の場面、状況に備えて安心できる額の現金は用意しておくに越したことはありません。
ただし、多くの現金を持つことは盗難のリスクも増すことになるので、滞在日数が多い方でも手持ちの現金が250€(3万円)までを目途にそれを超えない範囲で、足らなくなったらその都度日本円からの両替やキャッシングすることをお勧めします。
尚、外出時は全額は持たず使わない分は必ずホテルのセーフーティボックスに入れて管理するようにしてください。
盗難対策の記事にも書いていますが、街歩きには20ユーロ程の現金を持っていれば何とかなります。
【ポイント】
基本カードで払うとして持つ現金の目安は一日あたり50ユーロ。あまり多く持ちすぎないで必要に応じで両替。10ユーロ以上の支払いなら間違いなくカードがどこでも使えますので心配無用。
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両替するならここ
バルセロナの中心、カタルーニャ広場の北西の角、『H10 カタルーニャ・プラザ・ホテル』の1階にある金融機関『ラ・カイシャLa Caixa』で外貨の両替ができます。
●両替にはパスポートのオリジナルの提示が必要です
●500€、200€、100€札を小額紙幣に替えることはでき
営業時間 | 9:00-14:00 15:00-20:45 土 9:00-14:00 |
住所 | Plaça de Catalunya, 7, 08002 Barcelona 【地図】 |
【カタルーニャ広場】★★★☆☆ バルセロナのほぼど真ん中、新市街と旧市街の境に… |
基本、両替は日本で
スペインに来てから日本円からユーロに両替すると、レートが悪くなりますので基本は日本にいる間に両替することをおすすめします。
実際にバルセロナで日本円を銀行で両替するとこんな感じになります。
ある日の「円→ユーロ」の両替レートは、1ユーロにつき
日本のみずほ銀行 | 132.22 |
バルセロナのBBVA銀行 | 130.91 (手数料+6€) |
バルセロナのLa Caixa銀行 | 136.61円(手数料不要) |
スペインの銀行では通常両替の際に手数料が掛かります。銀行によってその手数料は違いますが一番安いスペイン第2位のメガバンクのBBVA銀行でも1回につき6€掛かります。
両替レート自体は日本の銀行より多少安いのですが手数料を入れると割高。また、地元バルセロナの最大手のLa Caixa銀行は手数料こそありませんが、その代わりにレートが悪くなりますのでやはりこれも同じ。
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*スペインの銀行営業時間は基本的に月曜から金曜の8時30分から14時、土曜は13時まで
私設の両替所は使わない!
尚、土日祭日の銀行営業時間外も街中の特にランブラス通りやカテドラル前の両替所が開いていますが、とんでもないほど悪いレートなので余程緊急な場合以外は、それらは使わないようにしましょう。
【ポイント】
取り敢えず出発前に、2万円ほどをユーロ現金に両替しておきましょう。余ってもユーロはドルと並び世界中で通用しますので、次の海外旅行で使って下さい。
微妙に違う日本の両替レート
旅行前に日本でするのがお得な両替ですが、実は銀行など場所によって微妙に違います。
例えばある日の成田空港第1ターミナルでは
1ユーロ当たり
・B銀行 133.40円
・GPA(成田空港系の外貨両替専門店)131.09円
でした。ふたつの両替所の間はわずか10メートルほど。
出発直前に空港で両替する人も多いと思いますが時間に余裕があれば両替所を見て、レートを比較してみてください。
【ポイント】
100ユーロ以上の高額紙幣はスペインで受け取ってもらえません、高額紙幣は避け必ず50ユーロ以下の紙幣をもらってください。
カード
手持ちの現金が少なくなったら、スペインの銀行のATMでキャッシングができます。
ただしデメリットとして金利がかかるのと、ATMによっては出来なかったり、昨日は出来たのに今日は出来ないと言うようなこともありますので注意が必要。
【キャッシングの注意事項、手数料】
クレジットカードでのキャッシングと国際キャッシュカードでの引き落としに際して、スペイン側でも手数料をとる銀行があります。
【その他カードの注意事項】
・JCBとAMEXは使えない場所が結構あり入場券などのオンライン購入もできなかったりしますので、なるべくVISAもしくはMASTERカードを用意しましょう。
・カードは理由が分からず使えないと言うようなこともよくあるので、最低でも2枚は持ってきて下さい。
・ICチップの入ったカードは、必ず暗証番号の入力が必要なので事前に確認しておいて下さい。
・クレジットカードはキャッシングサービス機能が付いていないものもあるので、出発前に確認しましょう。
手数料がかからないのはココ!
BBVA、 Banco Santander、Banco Sabadell などの銀は手数料がかかりません。
特にBBVA、 Banco Santanderのメガバンク2行ともにスペインを代表する大手銀行で市内のあちこちにあります。
市内のBBVA銀行の場所
(表記に関係なく赤〇は全てATM)
市内のSantander銀行の場所
(表記に関係なく赤〇は全てATM)
まとめ&アドバイス
スペインではクレジットカードが普及していて、ほとんどの場所でクレジットカードでの支払いが可能ですので多額の現金を持って歩くのは非常に危険です。
実際のところ、スリたちは“日本人は現金をたくさん持ち歩いている”と思っていて日本人を狙ってきます。
できる限り現金は少なめにし、クレジットカードでの支払いをメインにするといいでしょう。
ただしカードが使えない場合が、よっぽどたまにですがあります。
またカードの磁気テープ、ICチップの不良などを考えてカードは必ず最低2枚。少額の現金とカードを上手く併用してください。
あと、サグラダファミリアの塔に登る際は小さな手荷物以外は備え付けのロッカーに預けなければなりませんがその際は1ユーロのコインが要るので忘れないように。係員は決して両替してくれませんのでご注意下さい。
バルセロナの銀行で両替される場合は土日、祭日は日本と同じでお休みです。両替は平日のうちに済ませましょう。
また、ホテルで両替できるところも最近では殆どなくなりました。
記事は取材時点のものです。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。間違った情報、また有用新情報、分かり難い点や質問等ございましたら情報共有いたしますので、サイト内の「バルセロナ観光情報掲示板」に書き込んでください。
この記事を書いた人:カミムラ:生まれ京都府。1989年日本を離れバックパックをかついで海外へ。アジア、アフリカ、中南米、ヨーロッパを旅し1997年よりバルセロナに在住。 記事最終更新 2022.11.18 |
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