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2025年春 最新版 完全解説コロニア・グエル教会 =ガウディの最高傑作、未完の教会=

1-IMG_2337 ガウディと言えばサグラダ・ファミリアと誰も連想しますが多くの建築家、また岡本太郎などの芸術家達が絶賛したのは実はこのコロニア・グエル教会だったとはご存知ですか? 今回ここでは、ガウディ最高傑作として知られるコロニア・グエル教会を徹底解説していきます。

概要

世界遺産コロニア・グエル教会、地元カタルーニャ語でのCripta de la Colònia Güell(コロニア・グエル地下礼拝堂)はバルセロナ郊外15キロ、スペイン広場からは電車で25分ほどのサンタ・コロマ・ダ・サルバリョ市にあります。 繊維業界で大成功を収めていたエウセビ・グエル氏が、バルセロナ市内にあった自分の所有する繊維工場を当時、牧場や畑以外何も無かったこの田舎に移そうと計画します。 それに伴い工場で働く労働者の為の居住施設、学校、商店、旅館、劇場、文化センター、教会などを含めた工業コロニーを作りますが、その中にある教会の設計を依頼されたのがアントニ・ガウディでした。 1898年に依頼されたガウディが教会の設計の基本となる逆さ吊り模型の制作に最初の10年間を費やしたため、工事が実際に着工されたのは1908年でした。 更に、その6年後に施主でありガウディの親友でもあったグエル氏が亡くなり、その息子たちが建設に消極的であったことに加えガウディ自身もサグラダ・ファミリアの建設に集中したかったこともあり、最終的に未完成にも関わらずこの教会建設の仕事から手を引いてしまいました。 本来は半地階部と上層の教会堂との2層構成の建物でしたが、ガウディが手を引いたその時点では上層は未だ手付かずだったためそれまでに完成していた半地階の部分をやむなく教会として使用することになり現在に至っています。 ちなみにここは元々はキリスト教、教育を目的とした教室もしくは講堂として使用するはずであったスペースでした。 尚、この時の逆さ吊り実験はその後のサグラダ・ファミリアへの建設へと活かされ、ガウディ円熟期の建築を知る上で非常に重要な作品と言えます。

はじめに

このコロニア・グエル教会はガウディ作品の中でも建築の専門家、もしくは余程建築に興味を持っている方でないと満足を得るのは非常に難しい観光スポットです。 サグラダ・ファミリアのあの迫力や、カサ・バトリョのような高い芸術性は無く地味な上に規模も小さくちんちくりん。 何の前知識も無く来ると、ハッキリ言って30分も持ちません。 実際訪れている人を見ると、その殆どがサクッと見て写真を撮った後に手持ち無沙汰に椅子に座ってスマホをいじっています。 まずここでは、せっかく遠いところを時間を掛け行くんですから建築の素人の私達でも興味を持って見れるように、見学前の予備知識としてのキーワードを綴ってみますので是非一読ください。

キーワード

組積造(積み木工法)

現代のビルやマンションはほぼ全てが鉄筋コンクリートもしくは、鉄骨構造により建てられていますがヨーロッパで見かける古い石造りの建物や教会は、レンガや石を積み上げて作った組積造(そせきぞう)と呼ばれるものです。 この積み上げ式の建築方法の起源はピラミッドに見られる古代エジプト時代に始まり、その後にアーチが発明され更にそのアーチを延長したものがヴォールト、ドームへと発展。 最終的にヨーロッパ観光の定番となる聖堂の、あの大天井支える工法が編み出されました。 この工法と現代の建築で使われている工法との一番の違いは、建物に複雑にかかる力をアーチ構造を介して全て圧縮力のみで支えると言う点。 簡単に言ってしまうと、それはバランスよく積んだ積み木、強いて言えば積み木工法とも言えます。 尚、この工法で教会の様な天井を支えたり、窓のような開口部を支えて建てる時に重要となるのがガウディが多用した次のカテナリー曲線となります。

カテナリー曲線とは

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二本のポールに張られた鎖のたわみがカテナリーアーチ ロープのたわみ通りに切った型に積み木を載せると….

ロープや鎖などの両端を持って垂らしたときにできる、曲線をカテナリーと呼びます。 因みに上下逆向きにした形状にすると全ての部材(ロープや鎖)に均等に圧縮力がかかることになり、力学的に最も安定するため現在でもアーチ橋などに多く用いられています。 では実際にガウディは工事現場でどうやったかと言うと、まずアーチの起点となる2点を定めそこにロープを張ります。 次に、アーチの高さを決め、垂れ下がるロープの下の頂点がその位置に来るように調節します。 出来上がった曲線の後ろに板を置いて、その曲線を筆などでなぞって板に移すことによって重力と張力のバランスが完璧に取れたカテナリーアーチを得れることができます。 後はその曲線通りに板を切り抜き、その上下を逆転させれば、職人達がレンガをアーチ状に積んでいく基本になる枠が完成となります。 ガウディはカサ・ミラやカサ・バトリョの屋根裏などの様々な作品に、このカテナリーアーチを使用しました。 その理由としては安定した構造に加え視覚的にも美しく、更にレンガ積みの構造は制作しやすく、また経済的な方法でもあったからです。 ただしこのカテナリー曲線を利用したアーチで全てを作り上げた複雑な建物は無く、何らかの補助壁などを使い支えていました。 それを更に踏み込んで建物全体に応用しようと言うガウディの壮大な計画が、次に述べるフニクラの実験へと導きます。

フニクラ実験

10年もの歳月を費やしたことにより、結局は未完成に終る原因となった逆吊り実験。 それだけガウディが拘ったこの実験がこの教会を知る上での最大のポイントとなります。 その仕組みをここで簡単に説明すると、天井から下がるなわ状に編んだ伸縮しない紐が実際の柱、アーチ、ドームのリブなどに相当します。 また、それらの箇所が受ける荷重に相当する鉛玉が布袋に詰められ所定の位置に吊られ、その紐の描く形態を上下反転したものが、垂直加重に対する自然で丈夫な構造形態だとガウディは考えました。 ちなみに、建設中に「建物が崩れるのでは?」と疑う職人たちに対して自ら足場を取り除き、構造の安全を証明したという逸話が残っています。

http://i2.wp.com/blog-imgs-75.fc2.com/r/i/b/ribochan/CIMG8869.jpg?resize=70%2C70 「サグラダ・ファミリア」★★★★★ 世界屈指の人気観光スポット見所を、ガイドブック以上に詳しく徹底解説。

ここまで、解説しましたが分かりに難い部分もあるのではないでしょうか? 大雑把な言い方になりますが、ガウディのやっていた事を例えるなら数千本のマッチ棒一本一本をご飯粒でくっ付けて教会を組み立てた様なものです。 また、そのマッチ棒一本一本が、それぞれを支えあっていて一本たりとも不必要なものは無いと言う繊細の極み。 10年と言う歳月と途方もない忍耐力をかけ、ガウディはここで究極の理想を実現しようとした訳です。   【こんなのも知っておくと更に興味が沸きます】 ここでは、長くなるので説明はしませんが。 このコロニアグエルで使われた素材、建築のプロなら誰でも知ってる事ですが、そうでない人は事前にネット検索して素材の特性、その使われ方などをかじっておくと理解が進むと思います。

見学受付場所

入場チケットは、教会から徒歩3分程のところにあるインフォメーションで買います。 オンラインでも買えるのですが、サグラダ・ファミリアと違って完売することが無いのでわざわざ予約する必要はありません。 逆に下手に予約すると入場時間に縛られるので却って不便です。 また、予約しても結局はこのインフォメーションに立ち寄ってオーディオガイドを借りなければならないので二度手間になります。 オーディオガイドを借りる際には、パスポート等を保証に預けなければならないのでお忘れなく。 ちなみに教会での解説は少なく、その大半は村の建物巡りの音声ガイドになっています。 インフォメーションの奥には簡単な無料展示場があり、一階は繊維工場が稼働していた当時の様子の展示。二階はガウディ建築の資料展示になります。 ただ、どちらも大した展示では無いので時間の無い方は飛ばしても全くOKです。

見学スタート

規模が小さいせいで早い人なら30分弱、じっくりみても1時間もかからない見学ですが、ここから詳しく解説していきます。

外観

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ここは元々、写真左から右に傾斜する土地でした

既に述べましたが、本来のコロニア・グエル教会は2層構成の建物です。 地下礼拝堂の入り口の真上に本来の教会の入り口があり、そこへは写真右より階段で上って行くことになっていました。 ところで普通に見ると地上階のはずが、なぜ礼拝堂が地下と言われているか疑問が沸くかと思います。 その理由は、元々傾斜地(写真左から右へ)だったこの土地をガウディは出来る限り造成や土地を削ったりしないで自然の状態で建てたかったために傾斜の始まる上を教会の地上階とし、傾斜が終わる所を入り口とした礼拝堂にするためでした。

トレンカディス

外部の見どころの一つとしては、まずガウディの定番と言えるトレンカディス(破砕タイル)があります。 それは開口部の防水を兼ねて窓とその庇にカラフルなタイルが施されていますが、工事が途中で中断し未完に終わったために教会の裏側の窓の庇はタイルが貼られず代わりにモルタルが塗られただけで終了しています。 あと、他のガウディ作品との違いとしては宗教的なシンボルにトレンカディスが多用されていて、地下礼拝堂入り口の上のモザイクには特に小さなピースを使い聖書の言葉を表しています。 また、この後に述べるAΩ、十字架などキリスト教徒にとって重要なシンボルが外壁のあちこちに散りばめられています。

http://i2.wp.com/kamimura.com/wp-content/uploads/2016/12/tenecade.jpg 【トレンカディスとは】 カタルーニャ語で破砕タイル又は破砕仕上げ全般を指す言葉。元々は降雨から壁を保護する目的に始まり、次第に装飾するために利用され一種のモザイクとして使われました。ガウディ以外にもこの時代に活躍した他の建築家にも見られ、今も残るモデルニスモ建築にそれを見ることができます。特にコロニア・グエル教会では宗教的な装飾、シンボルを施すのに多く使われいます。

様々な素材

地下礼拝堂の外側を見てみると、他の教会とは全く異なるものとなっています。 中でも一番目につくのは外壁に使われている素材で、通常のオレンジ色のレンガに加え燻した金属っぽくも見えるのが焼過ぎレンガ、更に溶岩のように見える黒い小石が鉄鋼スラグ。 これら異なった素材が混ざり合った壁面は、瓦礫作りと称される独特なものです。 ところでガウディがなぜこんな風にしたかと言うと、教会の基礎部分は日本のお城に例えると石垣にあたる土台部分なので地味で当然なのですが何より地面に接している部分だからこそ、あえてがれきの様に仕上げて周りと調和する自然感を大切にしました。 訪れた際によく見て頂くと分かりますが、鉄鋼スラグを貼り付けた柱の色と肌合いが周りに植えてある松の木の幹と見事に同じトーンになっています。

http://i1.wp.com/kamimura.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_2397-001.jpg1-1281 【鉄鋼スラグ】 一見すると溶岩にも見える石は、鉱石から金属を製錬する際に大量に溶鉱炉から出るカスで、現在の日本では産業廃棄物と指定されている厄介者。 100年以上前にガウディはこの廃棄物のもつ荒々しく荒廃したともとれる質感に目を付け、それを壁や柱に使うことにより独特の雰囲気を創造しました。
http://i2.wp.com/kamimura.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_2406-001.jpghttp://kamimura.com/wp-content/uploads/2020/08/rengga.jpg 【焼き過ぎレンガ】 普通の素焼き煉瓦(写真右)より更に高温で十分焼き込んだ煉瓦は、通常のレンガより色が黒っぽく、レンガの概念から言うと失敗作なのですが、これはこれで吸水性が低く摩滅や衝撃に強い特性を持ちます。 ガウディはこれらの鉄鋼スラグ、通常レンガ、焼き過ぎレンガ、更には破砕タイルを駆使して自然観を創造しました。

リサイクル

また、もう一つの見どころとして鉄鋼スラグの他に見られるリサイクルが挙げられます。 礼拝堂の窓の金網はコロニア内の繊維工場の廃品を利用したもので、機織り機械のスクラップから使える部分を取り出し、ここでは格子状に編んで再利用されています。

【繊維工場】 工場はスペイン市民戦争を経て1945年にグエル一族から新しい経営者に変わりましたが、その後の繊維不況により1973年に閉鎖。現在は幾つかの小さな会社のオフィスとして利用されています。尚、最盛期には1,200人いたと言われる従業員とその家族は、工場閉鎖後の現在も700人程が住み続けています。バルセロナ都市圏の拡大、そのギリギリの通勤圏内、また近くに新たに工場地帯などが出来た事が幸運となり、辛うじてこの村が存続できました。

モザイクの意味

礼拝堂の入口上部にある一番目立つモザイク。 ただ見ただけでは何か装飾してあるなで終わってしまいますが、これらはキリスト教ならではの宗教的な意味を持った装飾となっています。 ここでそれぞれを解説していくと、白地の菱形にはローマ字でPはカタルーニャ語で①Pater (父)、②FはFilius(子)、③SはSpiritus Sanctus(聖霊)が表され、その三つで聖三位一体を表しています。 その他、④中央の白抜き部分は聖母マリアの合わせ文字となり、⑤中央最上部の円形には十字架に火炎が押しかかる様子が描かれ、それはキリストの磔刑を意味しています。更にモザイクをよく見ていくと、少し分かり難いものもありますが…. この地域で採れるさくらんぼ、小麦、オリーブの枝葉や花、実、椰子の葉があり。 それらに混じって少し分かり難いですがキリスト教の4徳と言われる、慎重(貯金箱とヘビ)、正義感(天秤と剣)、堅忍(兜と鎧)、節制(パンを切るナイフとワインの飲み瓶)などが描かれているのが見てとれます。 また、それ以外にモザイクの左端の下にある水色の碇は、希望と誠実それぞれを表しています。

20160718003923 【三位一体説】 キリスト教の根幹である、イエスの本姓についての見解で、「父(神)と子(イエス)と精霊」は三つの位格をもつが本質的に一体であるという説のことです。宗教改革後のプロテスタント諸派も三位一体説においては一致しており、キリスト教の最も重要な教義となっています。

壁に泳ぐ魚

礼拝堂入り口の右上の壁には、よく見ると魚が描かれたモザイクがあるのに気付きます。 そこにいる4匹の魚はキリストを表しているのですが、では魚がなぜキリストかと言うとキリストが生きていた時代、キリストはローマ帝国からお尋ね者として追われ最終的には十字架で処刑されたように、生前は常に身を隠して暮らしていました。 信徒の間ではローマの兵隊からキリストを守るために、彼を暗号で示すことになります。 ギリシャ語で「イエス・キリスト・神の子・救世主」の3つの頭文字をとると、魚を意味したことからそれが暗号になったと言われていますが、同時に川岸に人が近づくとさっと身を隠す小魚に危機が迫るたびに身を隠していたキリストの姿を重ね合わせたとも言われています。 次に魚の下の【Α:アルファ】と【Ω:オメガ】は、ギリシア文字の順番では「最初」と「最後」。 英語で言えば「AZ」で、日本語なら「」となり、それすなわち生(最初)から死(最後)までの間に、この場合は魚(キリスト)が居るわけで、永遠の存在者であるイエス・キリストが生から死までの全てを司ると言うことを指します。

待合の空間

礼拝堂の入り口の反対側、教会が完成していたら階段になるはずだった下に小さな空間があります。 ここは、スペインの田舎の教会によくみられる待合の場所で、ミサの始まるまでの間やミサの後に長屋(社宅)に住む主婦達がベンチに座り世間話や噂話に興じました。 夏場に行かれた方は分かると思いますが、高温になるスペインの夏でもこの半地下の待合は涼しく、格好の涼みスポットでした。 また、ベンチの間が非常に広いのは、その前に幼い子供達を遊ばす様になっていました。

http://i1.wp.com/kamimura.com/wp-content/uploads/2020/08/colicoli2.jpg 【工場労働者と家族】 コロニアグエルを直訳するとグエルの植民地、もしくは集団となりますが、この場合は労働所の住宅プラス福利厚生施設を含めた工場団地と言うところです。元々、牧場で周りに人が住んでいなかったことから、労働者を集めるために社宅や学校などを建てました。ただ会社が住居を提供すると言っても、当時の労働条件は今と比べると非常に厳しいものでした。

教会の内部

neconni ゴシック建築の影響を受けた部分もあれば、まるで椰子の木が連なるように見える天井、そしてまるで「始め人間ギャートルズ」のような原始、石器時代をイメージさす玄武岩の柱。 更に細部を見渡すと、自然の造形もミックスされた内部は通常の教会建物とは全く異質のもで正にこれぞ ”ガウディワールド”ガウディ世界の真骨頂とも言えます。 施主のグエルはこの教会建設をガウディに任せるにあたり、予算に関しても作品の種類に関してもいかなる制限も設けませんでした。 と言っても、100年前の芸術には無縁だった田舎の労働者達の為の教会に、こんな物を平気で作ってしまうガウディ。 その自分勝手さと、彼の果てなき芸術の追求心にはただもう脱帽と言うほかありません。

石柱の意味

教会の天井を支える柱はどれも微妙に傾斜し、その素材デザイン共に変化に富みます。 特に自然石の玄武岩(柱状節理)をそのまま利用した柱は、これまでの荘厳さに重きを置いた中世の教会イメージを完全に打ち破り、キリスト以前と言える古代へといざなう不思議な世界を醸し出しています。 尚、教会中心部の4本の柱に玄武岩の石柱が使われているのは、その4本が建物の重量が最もかかる場所でデザインもさることながら強度を求めていたからです。 もしレンガ積みの場合はかなりの太さになったはずで、レンガの代わりに石を使うことにより柱の太さをその分細く出来、それにより後方からの視界が確保できました。 また、玄武岩の自然石は元々微妙に曲がっていたり、それを適当に斜めに立てた様にも見えますが、逆さ吊り実験を重ねて得た中心線(青線)が石の中を寸分狂いなく走っています。 尚、基本的に垂直に立っている柱は一本も無く、重力による上からの力と横に広がろうとする力のバランスの上で立っていて、重要でなさそうな端の柱一本でも取ろうものなら全体が音を立てて一瞬にペッタンコ、地震が無いからこそできる恐ろしい積み木崩しと言えます。   【柱状節理】 マグマが冷却固結する際に岩体に柱状の割れ目が入る現象。 玄武岩では六角柱ができることが多く、日本では国の天然記念物に指定されている東尋坊の海岸の岩も柱状節理にあたります。

天井を這うレンガ

煉瓦造りのアーチが天井を覆う様は圧巻。 10年もの歳月を費やした逆吊り実験の末に、最後に到達したこのアーチと先程の柱が教会の最大の見どころであり、またこれこそがガウディの最高傑作と言われる所以でもあります。 尚、注目すべきはカタルーニャ地方でよく使われる、通常の半分ほどの厚みの日本の蒲鉾板のような薄いレンガ。 それを使った複雑なカテナリーアーチは、まるで動物のあばら骨にも見えます。 奇をてらったかに見えるアーチも、やはり計算し尽くされていて特異なリブ構造が屋上を安定的に支えています。 また、祭壇の左横にある階段を上がると祭壇の裏へ回れます。 ここは、椅子が並ぶ礼拝堂より一段高くなっていて、その理由は傾斜の丘にこの教会を建てたガウディが自然のままに残すためにここは掘り下げなかったためです。 ちなみに、ここだけは床と天井の高さが十分に取れなかった為に鉄骨で天井を支えた簡単な造りとなっています。 尚、この空間は子供達の合唱隊が並んで立ち讃美歌を歌う為の場所で、うまく音が響くように考えられています。

ステンドグラス

お馴染み、あのジュジョールが作ったステンドグラス(正式にはステンドグラスでは無く塗ガラス)から、光が差し込んでいてとてもきれい。 花をデザイン化したものと思う人が多いですが、これはそうではなく教会の周りが松林だったこともあり、その松ぼっくりをデザイン化したものです。 ところで多くの人が花と思ってしまうのも無理がありません。 その理由はここは元々礼拝所にする為では無く子供たちのいわゆる日曜学校で宗教教育以外に歌をうたったり、クリスマスやイースターには楽しい催しを開いたりする場所。 だから窓も子供たちが好きそうな、まるで童話の絵本にでてきそうなファンタジーあるデザインにされているわけです。 ちなみに、このステンドグラスは蝶の羽根のように開閉式になっており、窓から教会内へ風を送り込みます。 また、上下左右の羽根を全部開けると残る形はなんと十字架となり、機能性とデザイン性が高度に考えられ作られたものです。 あまり知られていませんが南側に並んだ窓は日時計の様な機能も持っていて、時間の経過とともに左のまどから右の窓へと最も明るい窓が移動していき、それで大体の時間が分かる様になっています。

jujol 【ジュゼップ・マリア・ジュジョール】 バルセロナの隣、タラゴナ県生まれの建築家でアントニ・ガウディの協力者として、建築にとどまらず家具デザインや絵画などの分野で才能を発揮した総合アーティスト。顔は全くのおっさんですが、その顔に似合わず、こんな可愛いステンドグラスをデザインできるのがジュジョール。日本ではほとんど知られていませんが、ガウディの裏方として非常に大きな役割を果たしました。

ガウディの椅子

1-IMG_2453 教会内には、祭壇を取り囲むように同心円状に配置された椅子。 これらはガウディがコロニア・グエル教会の為にデザインしたトネリコの木を使ったもので、この椅子に腰掛けゆっくりともたれ掛かるとちょうど背中に良くフィットして落ち着きます。 是非、人間の体に合わせたこの椅子にも座ってみてください。 2人で腰掛けて気が付くのが、椅子は一直線ではなくお互いの体が微妙に外側に向くように形が工夫されています。 これは、お祈りの際に隣の人に煩わされることなく自分の世界に入れるようにと言うガウディらしい細かな配慮からです。 尚、ここにあるものはガウディオリジナルの椅子では無く、その後に作られたレプリカで本物は全て博物館に保管されていますが、一つはサグラダ・ファミリアで見ることが出来ます。

【トネリコ(西洋トネリコ)】ガウディが愛したこの木は、スペインからロシアにかけて自生する木で成長が早い上に、用途の広い材木で昔から重要な資源として建物の柱、木工品など多岐にわたって利用されてきました。その特徴としてはトネリコの材は固く丈夫で耐久力がある上に曲げやすく、初期の飛行機のフレームにも使われた程です。

聖水盤

礼拝堂に入ったところには聖水盤が置かれています。 これは信徒が受洗したことを常に忘れないようにするため、聖堂に入る時に身を清めるため、教会に入る際に聖水に指を浸して十字を切ります。 ヨーロッパでは大理石の皿が多いのですが、スペインの場合は巨大な”しゃこ貝”がよく使われています。 理由は、フィリピンがスペインの植民地だった時代に大量に持ち込まれたからです。 尚、サグラダ・ファミリアの生誕、受難のどちらのファサードの入り口を入ると左右にあるシャコ貝の聖水盤は、グエルが寄付したものです。

http://kamimura.com/wp-content/uploads/2020/08/hotate-001.jpg 【ビーナス誕生の貝】 イタリアの有名な絵画にボッティチェリの「ヴィーナス誕生」という絵画がありますが、ヴィーナスが台にしているのも貝ですが、あれは”ホタテ貝”。ちなみに、スペインの有名なサンティアゴ巡礼の際は、巡礼者は食器の変わりにホタテ貝の貝殻を持ち歩きます。それは聖ヤコブの杖に、ほたて貝の貝殻がついていたことが由来です。

黒マリア像

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黒マリア様の分身 こちらが本家のご本尊

礼拝堂の正面の右には、カタルーニャの守護神である黒マリア像があります。 本尊はモンセラットの山の上にあって、これはその分身。日本で例えると東大寺に大仏があっても小さな各お寺にもそれぞれお釈迦様の仏像がある、ああいう関係と思って頂くと分かり易いかと思います。 ちなみに、ここカタルーニャではどこの教会、礼拝堂にも必ずあるのがこの黒マリア像。 ちなみに、黒マリア伝説とは。。 その昔880年、とある土曜日の午後のこと。 モンセラットの山の麓に住む人々が天からのメロディーとともに、山の中腹に光が灯されているのを見ました。 次の土曜日にも同じことが起こったので、司祭が洞窟に入ってみるとマリア像が佇んでいたのです。 麓の村へ降ろそうと持ち上げると、マリア像が重くて動かず仕方なくそこに教会を建て今に続いています。 尚、黒マリアに触ると歩けなかった人が急に歩きだしたとか、いわゆる奇跡を起こすと言う事で崇められています。

1colocol 【モンセラットとコロニア・グエル教会1日攻略法】ちょっと大変ですが2か所を一日で回ってしまう裏技を詳しく解説します。 DSC_0581 【モンセラット】★★★★☆ バルセロナからのショートトリップの観光スポットとしては一番人気。

教会の裏

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礼拝堂の裏へ回ると側面を間近かに見ることが出来ます
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傾斜した外壁 魚とアルファーの文字
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こちらにはオメガとオブジェ P十字架に..

教会内の見学が終われば、最後に裏に回ってみて下さい。 先程、礼拝堂で見たステンドグラスを外から見ることが出来ます。 また、外壁に注目すると壁が傾斜しているが分かります。これは、あの逆さ吊り実験で得た傾斜のままに忠実に建てたからです。 また、壁を見ると先程見た【Α.Ω】がここでは立体的に表されています、特に魚は教えてもらえないとサンショウウオ?かヤモリ?と見間違いかねない程に抽象的。 あと、壁には今も何の為にか分からないオブジェがあったりします。ガウディは生前、自分の作った作品の詳細まであまり語らなかった為に実は彼の作品にはかなりの部分が今も謎となっています。 実際、学芸員の方に聞きましたが、その答えは「何を意味するか分からないけど、だからこそガウディなんだよと」と言う回答でした。 窓の上の庇を見ると十字架が見えますが、よく注意してみると十字の上が右に少し曲がっているのが見てとれるはずです。 これはローマ字のPを十字に合わせたもので、このP十字架は一体何を表しているかと言うとPはPastorスペイン語で言う羊飼い。 聖書の中では羊飼いはキリストを表していて、先ほどは、【Α.Ω】の間に魚を使っていましたが、より一般的なのは【Α.Ω】の間にPが入っているこの形がそうです。

http://i2.wp.com/kamimura.com/wp-content/uploads/2020/08/pastaome.jpg http://i1.wp.com/kamimura.com/wp-content/uploads/2020/06/kohitujisan.jpg 【迷える子羊(私達)と羊飼い(Pastor)】 新約聖書のマタイによる福音書にあらわれる言葉「迷える子羊」は、私達大衆を羊の群れの中からはぐれてしまった迷った子羊に例えたもので、それは人生の中で起きる色々な問題に直面したときに、どうしてよいか分からず迷っている人達を指します。また羊飼い(Pastor)はその子羊を正しい道に導いてくれる人、すなわちキリストを指します。

屋上

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礼拝堂裏から屋上への階段 黒で示された柱の場所
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この石は建設が完全に中断した後に弟子達により置かれました
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換気用の塔に付けられた鐘 向こうに見える司教の住居

高さ40メートルにもなる塔が達つはずだった教会の2階部分は現在は何も無く、本来教会の床が礼拝堂の屋根、屋上となっています。 そこでまず目に入るのがギリシャの遺跡を彷彿させる石灰岩の石積み。 ここが、教会の本当の入り口なる場所だったところです。 あとここで目に入るのが、途中まで出来ていた塔に付けられた鐘。 これは本来こんな所に付けるものでは無いのですが、工事が途中で終ってしまい未完となったので、村人達が礼拝する為の場所を何とか作る為にガウディの弟子達が取り敢えずと付けたものです。 そのことからも分かるように実験を重ねるあまりに10年をも費やし、やっとスタートした建築も小規模にも関わらず6年経っても地下部分しか出来ずじまい。 足掛け16年待たされた村人達を、全く顧みなかったガウディ。 天才に翻弄された村人を思うと、鐘を見ながら複雑な気持ちにもなります。 ところで、本来教会の祭壇は南東、教会の入り口はその逆の北西に作られるこが多く例えばバルセロナで一番格式高いカテドラルがすですが、その理由はイスラム教徒と同じくキリスト教でも聖地に向かってお祈りすることが一般的で、ここバルセロナからはエルサレムがちょうど南東に位置します。 それにも関わらず、サグラダ・ファミリアにも共通するのですが、コロニア・グエルはその逆になってしまっています。 理由は簡単でガウディにとって建築には光がなにより重要であって、自然光を多く採り入れることが出来る南に入り口を持ってくるのに拘わり、そのせいで祭壇は自ずとその逆、エルサレムと反対側になってしまいました。 後年は信心深くなったと言われるガウディですが、施主と何度もトラブルになっても自分の信念を決して曲げない筋金入り頑固者だったと言う、それがここでも伺い知れます。 少し話はそれましたが、未完に終わったこともあり特にこの屋上に関しては、ただの見晴らし台としての価値以外はほとんどありません。

CIMG9014 「カテドラル」★★★★☆ バルセロナで最も格式高い大聖堂は市民の心の故郷と言える教会です。

ガウディの十字架

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ガウディがデザインした十字架はどの方向から見ても十字
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スマホで動きながら撮る人 ミラーリェス邸の石門

1902年ガウディが制作した鉄細工の2重十字架が、教会の入り口右に立っています。 試しに動きながら十字架を見て見ると、あら不思議本当にどこから見ても十字。 ちなみに、これはレプリカでオリジナルはミラリェス邸の門の上で見ることが出来ます。

20150115210012b72 【ミラーリェス邸の石門】★☆☆☆☆ アントニオ・ガウディによってデザインされた門で、作られたのはグエル公園と.…

村を歩く

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学校として作られた建物 昔の雰囲気を残す労働者住宅
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グエル教区を除くこの村の建物の中では、一番の見物となる家

工場の労働者の為に作られたコロニーの中には、当時のモデルニスモ建築の家々が残っています。 建物は現在も人が住んでいて、また学校は柵が囲まれそれらは部外者には公開されていませんが、外観なら見ることができます。 ただし、これらの建築はガウディとは全く関係なく、必見と言うわけでは全くありませんが、せっかく遠くまでわざわざ来られて、もし時間を持て余すようでしたらついでに村の散策がてらおすすめです。 ちなみに、これらの建物は主に弟子の1人で右腕とも称され、グエル公園にあるガウディの家(ガウディ博物館)を作ったことで知られる、Francesc Berenguerと、Joan Rubióの二人の建築家によります。

IMG_7854 ガウディ博物館★☆☆☆☆ 公園内には博物館もあってガウデイゆかりの展示物が置いてある…

http://kamimura.com/wp-content/uploads/2020/08/cologue.jpg グエル教会のオーディオガイド付きチケットを買うとこの地図をくれます。 村の散策は、この地図に赤線で記されたコースを回ります。 ただし、正直どうでもいいようなスポットが結構あって、以下4つがお勧めスポットになります。

http://kamimura.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_20200916_181816.jpg http://kamimura.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_2502.jpg
⑫ カ・ロルダル邸 ⑥ 前の中央広場
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⑦ 学校 ⑧ カ・レスビナル邸

⑫ カ・ロルダル邸:一軒家の様に見えますが左右が別々に中で分かれてます。⑥ 前の中央広場:広場の真ん中には工場のオーナーのグエル氏の銅像があります。⑦ 学校:中に入れれば良いのですが、柵があって遠目から見学となります。⑧ カ・レスビナル邸:村を散策するなら、ここは絶対にはずせないベストスポット。

社宅を見ると

http://kamimura.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_20200916_1816561.jpg http://kamimura.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_20200916_181717.jpg
 偶数と奇数の番号の家が並ぶ  窓枠デザインが微妙に違います
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 昔の社宅は、日本で言うところの、いわゆる長屋の様な感じ

村の中を散策するとバルセロナ市内観光では気が付かないことや、面白い発見があったりします。 例えば、グエル教会から⑫カ・ロルダル邸の間の通りに並ぶ昔の社宅。 道を挟んで長屋が並んでいますが、一方が偶数の家②④⑥⑧と並び、もう一方は奇数①③⑤⑦と言う感じに並んでいます。 これは、バルセロナ市内のビルの番号にも同じことが言え、スペインでは隣の家の番号は常に一つ飛んで同じ奇数もしくは偶数の家が連続します。 また、この社宅(長屋)独特なのが、隣の家との間に小さな入り口があって、そこから上に上がると左右にまたそれぞれ入り口があり、長屋は上下で違う家族が住んでいます。 家の数字を見ると6Bis、8Bisと書かれていますが、数字の後のBisが上の家と言う事をを表しています。 尚、凝ったモデルニスモの家を含めて、この村全体がどこもかいこもレンガ造りなのは工場に付属する社宅と言う事もあり、経済性を追求し建材として一番安いレンガを多用したことによります。 ただ、そうは言っても長屋の窓枠のデザインを少しづつ変化を付けるなど、芸術好きだったオーナーのグエル氏の意向がそこに現れています。

bcnmapppa 【バルセロナの歩き方】 グーグルマップは便利ですが、更に街の仕組みが分かると完璧!

心霊スポット

http://kamimura.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_20200916_180857.jpg
 800年前に作られた砦の跡、ちょっと落書きが残念ですが…
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 グエル教会から僅か4分ほど  暗くなると更に雰囲気が

観光客は殆ど誰も知りませんが地元スペイン人にはかなり知られているのが、コロニア・グエル教会から徒歩4分ほどにある地図⑰のサルバナ館。 これは、今は廃墟となっていますが、12世紀に砦として作られたものです。 いなみにこれが、地元のスペイン人の間では知る人ぞ知る心霊スポット。 ここで突然まわりに誰もいないのに急に腕を引っ張られたり、金縛りにあったなどと言う心霊体験が多数報告されています。 興味がある方は、下の動画を参考に駐車場の横の小道から簡単にたどり着けますのでどうぞ。 尚、砦の中は壁が崩壊する危険があるので、絶対に入らないでください。

村で食べる

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Bar Restaurant Ateneu Unió
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BAR SPORT Restaurant Capritx

見て回るのに1時間も掛からない小さな村。ここで、休憩したりランチが取れる場所を紹介しておきます。 まず、中央広場にあるバル「Bar Restaurant Ateneu Unió」店内は、一昔前のスペインらしさが残っていて雰囲気があり、特に暖かい季節なら前のテラスでゆっくりすると良いと思います。 ただし、料理は美味しくないのでドリンクでの利用がお勧め。 公園の横に隣接しているバル「BAR SPORT」。 ここは、そこそこ食べれる日替わり定食があります。 こちらも暖かい季節は、店内よりテラスの方が気持ち良いでしょう。 最後に村で唯一のレストラン「Restaurant Capritx」を紹介します。 場所は教会の直ぐそばで、料理も決して不味くはありませんが、素晴らしいいと言う様なことも決してありません。 一応、お店のお勧めを言うと、ロブスターのリゾット(Arroz con bogavante)が、ご飯物なので日本人には良いかと思います。 まあ、紹介はしましたが基本的には村でお金を使って食べる程の物は特にありません。 なので基本はカフェやビールなどドリンクで済ませ、時間があればバルセロナに戻ってのランチが良いと思います。

アクセス方法

コロニアグエル教会への行き方は、地下鉄1号線と3号線が乗り入れているエスパーニャ駅が起点となります。 通常なら起点となるカタルーニャ鉄道のエスパーニャ駅からグエル教会駅、その後に徒歩にて教会となりますがここではそれに加えバルセロナからの郊外観光で最も人気のあるモンセラットと2か所同時に行く方法を解説します。

基本編

バルセロナ発➡コロニ・アグエル駅➡コロニア・グエル教会
一番オーソドックスな行き方です、詳細は以下をご覧ください。

CIMG2494 【グエル教会への行き方】 コロニアル・グエル教会までの行き方を徹底解説します! IMG_0993_201504140 【スペイン(エスパニア)広場】★☆☆☆☆ バルセロナの陸の玄関口スペイン広場は同時にコロニアグエル教会、モンセラットへの起点。

+モンセラット編

バルセロナ発➡モンセラット➡コロニア・グエル駅➡コロニア・グエル教会
モンセラットとコロニア・グエル教会を一日で観光して回る 注意)モンセラットと合わせて一日で回る方法は、それなりに時間も掛かり疲れる方法です。

1colocol 【モンセラットとコロニア・グエル教会1日攻略法】ちょっと大変ですが2か所を一日で回ってしまう裏技を詳しく解説します。 DSC_0581 【モンセラット】★★★★☆ バルセロナからのショートトリップの観光スポットとしては一番人気。

見どころムービ―

コロニア・グエル教会の主な見どころをフォトムービーにまとめました。

まとめ&アドバイス

教会自体は未完と言うのもありますが、完成していたとしても非常にこじんまりしたものです。 なので、繰り返しになりますがサグラダ・ファミリアを見た時の様なインパクトはありません。 ただしガウディ死後、他人の手により本来の別の姿形で現在も工事が続くサグラダ・ファミリアと違って、これこそが100%ガウディが作った教会とも言えますし、数ある作品の中での最高傑作とよばれるそれはガウディ好きには見る価値が十分あると言えます。 一方で建築に特に興味がない方には、正直な所10分も見れば十分かも知れません。 バルセロナからわざわざ地下鉄、電車、更に駅から歩いて来るまでの価値があるかと言うとそれは微妙。 特にバルセロナへ来るのが初めてで、滞在が数日しかないのなら尚更そう言えます。 注意事項としては、日曜日はミサの時間(11~12時)は礼拝堂内には観光では入れません。 また、オーディオガイドは日本語もあります。教会の部分は少しで他の大部分が街の建物散策の説明になっているのに加え、全部で1時間半もかかるので敢えて必要なのかは微妙なのですが、それは皆さんのお好みで選んでください。 ちなみに教会以外の建物は、特別な物は何も無くどこの街にも残るモデルニスモ建築、平凡な物ですのであまり期待はしないこと。 以上、コロニア・グエル教会の解説となります。 最後までお読み頂きありがとうございました。   *広告* あと話は変わりますが、もしモンセラットなどと併せて効率よく回りたい方はバルセロナウォーカーが主催するモンセラット+コロニアグエル半日ツアーがありますので利用下さい。 専用車でホテルまでお出迎え、お送り。ツアーは当サイトを運営、この記事を書いたカミムラもしくは弊社日本人スタッフが同行しますので安心です。 また、旅程がタイトで行けない方で、午後出発のフライトをお持ちの方でしたら空港送迎サービスに付随して空港からからホテルへの途中もしくはその逆、ホテルから空港への途中に送迎の移動時間+観光も入れて合計約2時間程で立ち寄る事もできますのでお問い合わせください。 と、ちゃっかりこの場を借りて宣伝しておきます。

2-c4-grand-picasso--644x362 【厳選、お勧めオリジナルツアー】 ホテルまでの送迎がついているのでドアツードアで安心、そして楽ちんの欲張りツアー。

お勧め度:16点/20点 ★★★★☆


住所 Claudi Güell  【地図はこちら】
URL http://www.gaudicoloniaguell.org
開館時間 月~金:10:00~17:00、週末・祝日:10:00~15:00  日曜・祝日は、11:00から1時間程はミサの時間のため内部見学不可。 休館日:1/1,6 、4/13,18、12/25,26
料金 料金: €10.00、学割・シニア€8.00  子供10歳未満は無料 (注意)チケットはインフォメーションで購入します。教会では買えません。
最寄駅 FGCコロニア・グエル駅から徒歩10分 (詳しい行き方は下の関連記事を参照下さい)

記事は取材時点のものです。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。間違った情報、また有用新情報、分かり難い点や質問等ございましたら情報共有いたしますので、サイト内の「バルセロナ観光情報掲示板」に書き込んでください。

この記事を書いた人:カミムラ:生まれ京都府。1989年日本を離れバックパックをかついで海外へ。アジア、アフリカ、中南米、ヨーロッパを旅し1997年よりバルセロナに在住。。 記事最終更新 2024.02.25

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2025年春 最新版 バルセロナ・ウォーカー厳選お土産リスト

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お土産には色々な物がありますが、もらう側からするとありがた迷惑と言う物も存在します。

例えば置物や小物は贈る側からすれば可愛い!と思って選んだわけですが、趣味や好みは同じと言えないこともあり案外と受け取る側からすると困りもの。

また、せっかく買って来てくれたから簡単に捨てることもできません。

そんな中で食品だったら食べたら終わり。残りはしませんが、却って後腐れ無くてお勧め。

注意点として紹介している値段。最近の物価の上昇は目を見張るものがありますが、ご多分に漏れずここで紹介している商品も時々数%値上がりするので、あくまで目安としてください。

 

 

土産選びの難しさ

日本のガイドブックや、バルセロナ旅行関連のYouTubeなどによく紹介されているお勧めのお土産ですが、実のところバルセロナに何十年も住みよくよく分かっている者からすれば、日本の家族や友人にまず買わないと言うような物が多く含まれています。

その理由としてはよく考えずに適当に知っている物を選んで載せたと言うのが一つありますが、実際問題、本当のお土産がなかなか見つからないからです。

どうして適当な、お勧めお土産が無いのかと言うと。。

① スペインで作られるチョコやお菓子で美味しい物は少ない。
② ばら撒きに適した、小分け包装されたものがほとんどない。
③ 生ハム類ソーセージなどスペインを代表する食品の日本持ち込みができない。
④ ワインなどは既に物によって業者よって輸入され、楽天などで安価で売られていたりする。

 

 

お勧めリスト

既に述べた通りバルセロナに何十年も住む私達でさえ、日本に帰る度にお土産選びに苦労しています。

そんな数少ない選択の中から、現時点でのお勧めするお土産は以下。

 

プリングルス 生ハム味(スペイン限定)

世界中で売られ人気のプリングスですがスペインでしか売られていない知る人ぞ知る生ハム味。

【長所】
・何と言って珍しい。なのでお土産としてはかなりウケる。
・袋物のポテチは持って帰ると時に割れたり、空気圧の関係で飛行機で爆発したりがあるが、これは筒に入っているので安心。
・生ハムは持ち帰れないが、これなら大手を振って持って帰れる。

【短所】
・ばらまき用に数を買うのには、少しかさぶる。理想を言えば、この半分ほどサイズが有ればベスト。

【詳細】
・値段:2.5~3€ 重さ180グラム
・購入場所:スーパー、エル・コルテイングレスのデパ地下など

 

 

イチジク チョコ

大手旅行代理店のツアーガイドさん達が、おすすめす定番お土産のイチジク入り「ラビトスロワイヤル」のチョコレート。

 

ちなみに、過去スペインのチョコランキング1位を獲得!

 

【長所】
・一つづつが個別包装されていて、日本人観光客を意識した商品作りが秀逸。
・外箱、中身ともに高級感があり見栄えする

【短所】
・当たり前だが、スーパーで売っている日常買いするチョコに比べると高い。

【詳細】
・ダークチョコとミルクチョコ、ホワイトチョコ苺の3種類
・値段
3個入り:4€(3種類それぞれ1個)デパートには売っていません。
 8個入り142グラム:11€、
 15個入り265グラム:17€
 24個入り425グラム:24€
・購入場所:エル・コルテイングレスのデパ地下。
*バルセロナウオーカーのお土産販売では個売りもしてます!

 

 

ブボ マカダミアナッツ チョコ


東京の表参道に店が出来、バルセロナのスイーツでトップレベルの位置にあるBuboのマカダミアナッツ入りチョコ。

他に数種類のあるのですが、このが甘さをひきたてる塩味がして一番のお勧めです。ここだけの話、買われた多くの方からも同じことを言われましたが、はっきり言ってカカオサンパカのチョコよりお勧めします

 

ちなみに、日本で買うと21ユーロ。送料入れると25ユーロ(約4,000円)もします!

 

【長所】
・誰もが認める美味しさ。
・商品に高級感があり見栄えする。
・缶に入っているので壊れる心配なし。

【短所】
・めちゃくちゃ高い。

【詳細】
・値段:190グラム入り16.50 €、100グラム入り10.50€
・購入場所:Bubo本店、もしくはデパートのエルコルテイングレスのグルメコーナー。

*東京のお店では190グラム入りが3,920円で売られていますので、千円以上安いと言えば安いです。

 

IMG_9121 【Bubo】
ピカソ美術館の近くボルン地区にあるこちらが本店です。
2014-12-21 (22) 【エル・コルテ・イングレス】
  スペイン唯一のデパート。地下の食料品売り場で手軽にお土産をGets!

 

 

チョコレート(アマトリェール)

世界遺産のカサ・バトリョの横にある、カサ・アマトリエール。

その中にあるチョコレート専門店で売っているアールヌーボーのパッケージがおしゃれ。HILLチャンネルで検証してみました。

 

【長所】
・パッケージ。
・いかにもヨーロッパ土産感あり。
・種類豊富。

【短所】
・味に特別感は無し。

【詳細】
・値段:種類によって色々。全体的に高くもなく安くもなくと言う感じ。
・購入場所:以下のリンクを参照。

 

ミシャ 【チョコレートアマトリェール】
1
797年に創業したスペイン最古のチョコレート屋。アマトリェールのチョコレートは

 

 

はちみつ入り カモミールティー


日本のお土産に好評なハーブティー。

カモミールはスペイン語ではマンサニージャ(manzanilla)と呼ばれリラックス効果があるハーブですが、これは更にハチミツ入りで飲みやすくお勧め。

ちなみに、なんと日本の楽天で買うと1箱、1,260円!

【長所】
・安い。
・軽い。
・体に良さそう。

【短所】
・ハーブなので好き嫌いはあるかも。
・蜂蜜入りで甘いと思う人もいるかも。

【詳細】
・値段:1箱に25個入って2.5ユーロ。
・購入場所:デパートのエルコルテイングレスのグルメコーナー。

 

2014-12-21 (22) 【エル・コルテ・イングレス】
  スペイン唯一のデパート。地下の食料品売り場で手軽にお土産をGets!

 

 

タラ肝 缶詰

これは鱈(タラ)の肝を燻したもので植物油と共に缶詰になっています。

お酒のつまみに最適で帰国の際には日本の友人たちから数十個単位でリクエストを受ける超人気のお土産で値段も手頃。

お酒が好きな方のばら撒きに、スペイン産缶詰を500種類食べ検証した伝説のバルセロナウォーカー、スタッフのイチ押し土産!

下で紹介している、Mercadonaで売っているパン・コントマテのスナックに乗せて食べると更にいい感じ。

 

【長所】
・缶詰なので割れない腐らない。
・日本に住む知り合いの数十人の酒飲み達が、総絶賛!
・カミムラ&アキモトも日本に帰る時お土産に必ず買っています。

【短所】
・お酒を飲まない人には生臭いだけ? とは思わないですけど。

【詳細】
・値段:2.6 €
・購入場所:コルテイングレス

 

IMG_4421-001 【スペイン缶詰バイブル】
実際に500種のスペイン缶詰を実際に食べ尽くした末に集めた厳選リスト。
2014-12-21 (22) 【エル・コルテ・イングレス】
  スペイン唯一のデパート。地下の食料品売り場で手軽にお土産をGets!

 

タコのアヒージョ 缶詰

2024年、最近よく買うようになった缶詰。

お酒のつまみに最適、日本にあるスペインバルの定番アヒージョですがこれはタコのアヒージョ。
ちなみに正確にはタコでなくてイカで、理由はタコはスペインではめちゃく高いので庶民はイカを代用します。

未だガイドブックにも、ネット上でも誰も紹介していない実績のないお勧めお土産なので、カミムラ&アキモトを信じれる人のみご購入下さい。

 

【長所】
・缶詰なので割れない腐らない。
・なんだか癖になる味。
・3個で3ユーロとリーズナブル

【短所】
・使われているのがオリーブオイルではなく、ひまわり油。
・一個づつバラマキにすると、缶詰が文字だけ書かれ地味に見える。

【詳細】
・値段:2.95

・購入場所:スーパーMercadona

 

イベリコ豚のパテ

高級生ハムのイベリコ豚。そのレバーをふんだんに使ったパテです。

パンに塗るだけで簡単にワインに合う一品に仕上がるのでスペインでは常備している家庭も多くレバーが大丈夫なお子さんなら、ちゃちゃっと塗って子供のサンドイッチにも使えます。

これは高級感のある箱に2個入って2€弱と大変お得。腐らず壊れず重くないので持ち帰るのにも便利、ばら撒きに使えます。

 

【長所】
・見た目は高そうに見えるが実は安くコスパ良し。
・二つ一組なのでバラバラにすれば二人分のお土産になる。
・ちょっとパンに付けるだけでオシャレなおつまにみなる。

【短所】
・レバーが苦手な人はちょっと無理かも?。

【詳細】
・値段:78グラム✘2缶 2.70€
・購入場所:エル・コルテイング

 

カルキニョリス

バルセロナで昔からお菓子の代表の一つがこのカルキニョリス。

数ある中でも特筆すべきは、口の中に入れて食べた時の食感。
カリカリ、バリバリに加えてシンプル中にも深い味わい。

 

【長所】
・数あるカルキニョリスのブランドの中で現在、一押し。
・食感催行

【短所】
・お年寄りには少し最初硬いとと感じるかも。
・200グラム入りは箱が大きく、130グラム入りがベストサイズでしょうか

【詳細】
・値段:200グラム 8.5 €
130グラム 5.5€
・購入場所:エル・コルテイングレス(200g入り)
*130グラム入りはデパートで売っていません。

 

スプレー式のオリーブオイル


お土産として好評なのが、このスプレー式のオイルはフライパンに薄く均等に油を掛けられてとても便利です。

少ない油の量で調理できるので健康にも良い上に値段も2ユーロ程でばら撒きにも使えます。

 

【長所】
・割れない、腐らない。
・油の使用量が減らせる。
・フライパンに油を注いで、回して馴染ます手間がゼロ。

【短所】
・特になし。

【詳細】
・値段:200ml  3.45€
・購入場所:コレテイングレス

 

2014-12-21 (22) 【エル・コルテ・イングレス】
  スペイン唯一のデパート。地下の食料品売り場で手軽にお土産をGets!

 

 

パン・コントマテ


スーパーメルカドーナで売っている、パン・コントマテ風のスナック。

このページでお勧めしている、タラ肝を乗っけて食べると合います。

 

【長所】
・地元スペインぽい味。
・安価。
・タラ肝と相性抜群

【短所】
・袋物なのでスーツケースに無理やり詰め込むとスナックが割れる可能性あり。
・いっぱい入っているので嵩ぶる。
・ばらまき土産には全く不向き。

【詳細】
・値段:1.25€(170g入り)
・購入場所:スーパーMercadona

 

カバ(CAVA)

日本でも安価で買えるスペイン産のスパークリングワインのCAVA。

せっかく本場に来たからには、日本で売られているような安物じゃない、地元の通も太鼓判を打つ一品を紹介。ちなみに、日本のカルディあたりで売っているCAVAは、ぶっちゃけ一本2、3ユーロぐらいの物をスペインから輸入して入れています。

 

【長所】
・日本で売られている物とはレベルが違う。
・地元でも知る人ぞ知るの安定評価。
・ワインに比べ瓶が丈夫で割れにくい


【短所】
・ワインに比べ瓶が少し重い。
・一般庶民物のより値段は少し高い。

 

【詳細】
・値段:24€(1.3キロ)
・購入場所:デパ地下、スーパー

 

以上、お勧めお土産となります。
また、バルセロナウォーカーの主催するツアー参加者には、上記の中から選んだお試しセットをプレゼントしています。

*お土産の内容は時々変わります

 

 

日本人が買う失敗土産

【スーパーに並ぶスペイン製チョコレート】地元ブ ランドしては最大手の「VAROR」のチョコですが、味はと言うと日本のお菓子の40年前のレベルです。

素朴と言えばそうですが買う値打ちは無く、地元スペイン人も日本でもお馴染みのスイスのチョコ レートブランドの「リンツ」や、「ネッスル」のチョコを実際買っています。

【オリーブオイルのミニボトル】
ばらまき土産で人気のオリーブオイルのミニボトルは5本パック2.5€と非常に手頃。

ですが、はっきり言ってこんなのはくだらないオモチャ。

どうせばら撒き、自分が食べるわけじゃないからと割り切られるなら否定はしませんが、本当にこんなもので良いの?

 

【ひまわりの種】サッカースタジアムで地元のスペイン人が食べる定番のおやつですが、食べる習慣が無い日本人には口の中で種と殻をより分けることは不可能で結局は全部ゴミ箱に直行。

また、昔スペインが貧乏だった頃に食べるものが無くしょうがなしに食べた時代遅れのオヤジの哀愁おやつです。

 

【安ワイン】
世界でも有数のワイン生産量を誇るスペイン。スーパーでは安い物ならボトル1本が1ユーロから売っていて日本に比べると格安。

ただし、ワインの味は値段相応。折角お土産にするなら、くだらない物じゃなく最低でも赤なら30、白なら10€以上の本当に値打ちある物を買いましょう。

 

【白アスパラガス】日本のガイドブックにも紹介される茹でた白アスパラの瓶詰や缶詰。

食べると食感が全くなく、本当にこれが美味しいと思える日本人はほとんどいません。

ちなみに、シーズンに新鮮な白アスパラの茹でたてのほんまもんと食べ比べると、そのあまりの味の差に呆然となります。

 

【パエリヤの素】まるで魔法の粉の様に、これを入れて作ると美味しい本場のパエリヤができると勘違いしている人がいますが、合成着色料たっぷりのただの色粉。

レストランではお金をかけ、甲殻類をふんだんに使いしっかり出汁をとっているからこ美味しいのであって、こんなもので簡単に美味しいパエリヤが作れるなら誰も苦労無しと、ちょっと考えれば分かるのでは!? 詳細はお土産検証動画をご覧ください。

 

まとめ&アドバイス

最初に述べた通り、食品で日本へ持ち帰るお土産で本当にお勧めできるものはそう多くは無く、上記で紹介したのがまあなんとかお勧めできるものです。

また、日本から来られた方からよく質問を受ける友達や職場用のばらまき土産。

日本国内どこへ旅行に行っても、その地方名物のお土産饅頭やお菓子が使いやすく小分け包装さ れて売られていますが、スペインではそう言った小分けしたものは殆どありません

それが、日本人のお土産探しをより困難にしています。

 

なんとか良いお土産を見つけだす努力を今後も続けていきますので、どうかあきらめずにお待ちください!

By バルセロナウォーカー・スタッフ一同

 

 

 

 


記事は取材時点のものです。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。間違った情報、また有用新情報、分かり難い点や質問等ございましたら情報共有いたしますので、サイト内の「バルセロナ観光情報掲示板」に書き込んでください。

 

この記事を書いた人:アキモト
日本で社会人を経験後マドリッドへ大人の語学留学。海のあるバルセロナへ移住後、バルセロナウォーカーにて情報を発信しています。最終更新 2024.06.29

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2025年夏 最新版 サグラダ・ファミリア ライトアップ時間、治安アドバイス

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一年を通して毎日行われていて、それも無料で見ることができ更にこれまで実際に行かれた日本人の満足度も★5つ。

ここでは季節毎に変わるライトアップの点灯時間、どのポイントでどんなアングルで写真を撮るのがお勧めか、更に心配な周辺の夜の治安も含め徹底解説していきます。

 

生誕のファサード

IMG_1270-001

夜だけの、幻想的サグラダ・ファミリアが出現

サグラダ・ファミリアはガウディが生きていた頃にほぼ完成していた生誕のファサードと、そこにそびえ立つ4本の塔。

もう一つはガウディ亡き後に地元彫刻家スビラックスのデザインした、受難のファサード4本の塔。この二つのうち、何と言っても夜景観賞は生誕のファサードがメインとなります。

では、生誕のファサードの前に立ち、まずは間近からサグラダ・ファミリアを見上げましょう。

日中、太陽の光の中でみた教会とは違った、琥珀色に輝く迫力の生誕のファサード、そこにそそり立つ4本の塔が私たちに迫ってきます。

それはまるでひとつの有機体のような、不思議なエネルギーを感じさせます。

一通り写真を撮り終えたら、間近で見上げていたこともあり首が疲れていることでしょう。

そこで、今度は正面の公園にある池の反対側まで回り込んでみましょう。

池にサグラダ・ファミリアが映り込んで、息をのむような絶景…これぞ「逆さだ・ファミリア!」

ちなみに、”サグラダ”と”さかさだ”を掛けたオヤジギャグ。

昭和世代にこれはウケること間違いなしで、更にもう一つお教えすると「さすがだ・ファミリア!」と言うのもあり、旅行の際にはポイントポイントで使うようにして頂ければ、より一層楽しいバルセロナ旅行になるかと思います。

尚、この”逆さだファミリア”は雨や風が強い日は池に波が立ってきれいに見えませんので、天気が悪い日は旅程内で調整可能なら後日訪れてみてください。

 

ライトアップ時間表

*3月の最終週の日曜日から31日までの数日間は4月の時間が適用されます。10月の最終の日曜日から31日までの数日間は11月の時間が適用されます。また市役所の都合により急遽変更になる場合や、点灯されない場合もありますのでご注意ください。

サグラダ・ファミリアの夜景に行く計画を立てる際に、最も重要になるのは時間です。上の時間表を見て頂くと分かりますが、点灯と消灯の時間が季節により大きく変わります。

例えば一年で一番、陽の短い12月は夕方18時に点灯、22時には消えてしまい、一方で陽の長い6,7月は点灯するのが22時で消灯24時。

冬場は4時間近くもライトアップがありますが、夏場は僅か2時間ほどで点灯する時間も遅く、夜22時に点灯に合わせて到着し観賞したとしても、ホテルに戻ってくるのは深夜23時頃になります。

尚、夜景観賞後の帰りについて述べると、遅くなる夏場は地下鉄の営業自体は平日24時まで、金、土曜日の夜は終日運行なので特に問題なく戻れるとは思います。

ただし、電車の待ち時間や乗り換えの手間などを考えると、ホテルまでタクシーがお勧めです。

タクシー乗り場は教会横にあり、また流しのタクシーを拾うのも簡単で、料金も市内のホテルなら10ユーロ弱。日本円でわずか千円ほどです。

また、ライトアップ時間に合わせて夕食の時間を考えなくてはならず、夏ならライトアップ前、冬ならライトアップ後もしくは夕食は早く終わらせ21時過ぎにはサグラダ・ファミリアに着いている必要があります。

ちなみに、観光客御用達以外の地元スペイン人も利用するレストランですと営業は20時もしくは21時からとなりますので注意が必要です。

そのへんの時間の兼ね合いはこの記事の最後の「近くのお勧めレストラン」の項で説明します。

http://i1.wp.com/blog-imgs-75.fc2.com/r/i/b/ribochan/CIMG2055.jpg?w=640 【地下鉄 Metro メトロ】
バルセロナ市内を観光するなら、地下鉄の利用の仕方を知っておくと….
taxi 【タクシー TAXI】
日本に比べて安く、市内なら10€もしませんので疲れた時は気楽に利用し… 

 

受難の門?

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 生誕のファザードの琥珀色と違いこちらは白色
PhotoData_A4ECC938-86AE-41FD-ABB3-E580F88ED36A img_0417
 まだ新しいファザード  下半分が木に隠れ

夜も人気の生誕のファサードとは対照的に、受難のファサードはライトアップもされますが人気は全くと言っていいほどありません。その理由は、ガウディの死後に作られただけあって新しく荘厳さが感じられない。

更に悪いことにはライトアップに使われているライトの色が生誕と違い白っぽく、いわゆる蛍光灯の様な色で先に生誕のファサードのライトアップを見た後だと、正直拍子抜けし安っぽさだけが目につきます。


時間が余ればもちろん見てもいいのですが、そうでなければ受難は省略してOKです。

 

マジックアワー

IMG_1640 IMG_0780
日の出直後は清々しい 日が沈んだ後の景色の変化

ところで夜景写真も人気ですが、日没から始まる夕焼けで空が赤く染まり出し、完全に暗くなりライトが点灯される迄のいわゆるマジックアワーの時間には、予想外に変化のある写真が撮れることがります。

もし、時間がある方は少し早めに訪れてみると良いでしょう。バルセロナの、日の出と日没の時間については以下を参考にしてください。

*日の入り時刻は1か月の平均で、それぞの日により若干のズレがあります.より詳しくはここで、一日単位で確認下さい。

 

動画 ライトアップ

 

IMG_0780 マジックアワーとは日没前、日の出後に数十分程体験できる薄明の時間帯を指す撮影用語です。夕方は光源となる太陽からの光線が日中より赤く淡い状態となります。
また逆に早朝は色相がソフトで暖かく金色に輝いて見える状態である日没前の薄明かりの時間帯は、まるで魔法(magic マジック)のように芸術的写真が撮れてしまうことからそう呼ばれ、プロの写真家の間ではよく知られています。と言うわけで、スマホでもプロ顔負けの写真が撮れる絶好のチャンス、一度お試しください!

 

夜の治安

スリ置き引き被害があり、これまで多くの日本人がその被害に遭っているバルセロナ。ここでは、夜のサグラダ・ファミリアのライトアップの安全について考えてみます。

まず、このサグラダ・ファミリアの夜景の場所に泥棒がいるかどうかですが、その答えはいます。いつも必ずいるとは言いませんが、これまでかなりの頻度で泥棒達を見かけました。

一番よく見かけるのはサグラダ・ファミリア生誕の池の裏の撮影スポット。

観光客が写真を撮っているその後方のベンチに泥棒は座って良い獲物(隙のある観光客)が来るのをじっと待っていたりします。

ここで代表的な手口について具体的に述べると、写真撮影に夢中になっていて手荷物に注意がそれた、その隙を狙って盗っていくと言うのが一つ。

またケチャップなどをかけられ、その汚れを指摘し拭いてあげると言って近づいて来る、いわゆるケチャップ泥棒。

また、それ以外にも偽警官がたまに出没して、偽札や麻薬の取り締まり等と称して財布を見せると言って、迂闊に従って財布を渡そうものなら中から手品のことく現金やカードを盗まれてしまいます。

さて、どう対策すれば良いか。

まず貴重品は持たないと言うのが一番重要で、必要な最低限の現金とクレジットカードは1枚。またパスポートは原本では無く必ずコピーを持ち、それ以外の物をはホテルに置いて下さい。

そして鞄はショルダーバックにし、肩からたすき掛けで体の前に持つことが重要。

より詳しくは下のリンク【バルセロナ究極のスリ置き引き対策】を参考にして頂ければ怖いもの無しです。

偽警官については本当の警察は制服、その腰の見えるところに拳銃を携帯しています。

私服で警官だと称し、声を掛けてきて身分証明書を見せる輩。

それは間違いなく偽警官ですので相手にせずその場を立ち去るか、一人や夫婦だけにならないで近くの人や観光客のグループのところ寄って行きしばらく彼らと一緒にいれば、人前では結局何も出来ず泥棒は直ぐに嘘がばれたと気づき諦め去っていきますのでご安心ください。

尚、強盗など恐ろしい泥棒被害はありませんので、要は余計な貴重品は持ち歩かない声を掛けられても相手にしない、その2つさえきっちり守れば良いだけの話です。

また、夜景を見た後は下手にケチらずタクシーでホテルに帰られてはどうでしょう。

たった日本円で千円程で安全が買え、そして手間もかからず疲れずに最短でホテルに戻れるのですからホント安い物です。

1-IMG_1335 【バルセロナ究極のスリ、置き引き対策】
こうすればまずトラブルに遭う事は無いと保証できる方法とは…

 

動画 夜を検証

実際の夜のサグラダ・ファミリアの周りの様子をご覧ください

公園の中以外の周辺の通り、受難のファサード側にも泥棒はいるので公園の外でも気を抜かない。

 

夕食との組み合わせ

chilinnn (3) kanguiu (15)
 スペイン料理と言えばパエリヤ。現在、バルセロナを代表する2軒、左 Xiringuito Escribà 、右 El Cangrejo Loco
c6 Txapela | バルセロナ観光情報サイト
 屈指の人気を誇る、左 Cervecería Catalana。サクッと食べるならピンチョスが便利、右 Txapela

夜景を見る日は、行こうとしているレストランの営業時間と重ならない様に、ライトアップ時間と夕食時間の組み合わせを考える必要があります。

特に高級レストランのミシュランの星付きや、地元スペイン人御用達のレストランは夜は9時開店が多く、食事時間も最低でも1時間半もしくは2時間は掛るので注意が必要です。

そんな中で組み合わせやすいレストランとしては、昼夜通しで営業している店。

例えば日本人が必ずスペインに来たら食べるパエリヤ、そして一品料理のタパスなどの人気店(上記の4店舗など)は通し営業の店が多いので、それを上手くかみ合わせると良いと思います。

所要時間はパエリヤ2時間弱、タパスは1時間程、また食事時間を早く済ませたい方はピンチョスレストランがお勧めです。

 

近くのお勧めレストラン

ss-1IMG_2637 bardenisa (1)
ガウディも大好きだった?ピンチョスを試してみて サグラダ・ファミリア周辺の定番と言えばここ

ここで、サグラダファミリアに夜景観賞と撮影に来た際は、その前後に利用できるお勧め店を幾つか紹介します。

まず、一つ目の創作タパスバルの「Bardeni」は、これまで訪れた日本人にも好評で、生誕門から僅か3分弱。ここは人気のため予約は取らないので開店5,10分前には必ず着いておいて下さい。

あと、ピザ屋「La Piazzenza」も日本人に好評で、お店の前からもサグラダファミリアが見えます。

もし、どちらか迷うならアドバイスとして。ワインやビール飲むのが好きな人なら「Bardeni」飲めない、もしくはお子様連れなら「La Piazzenza」が良いと思います。

bardenisa (4) 【Bardeni】
サグラダファミリアの夜景観賞の行き帰りにお勧めバルで軽く….
ss-1IMG_2637 【La Piazzenza】
サグラダファミリアから徒歩4分にあるお勧めピザ屋はこのエリアでは手堅い1軒とし….

 

まとめ&アドバイス

最後にこのサグラダ・ファミリアの夜景のお勧め度ですが、日本から友人が来た時には必ず連れて行きます。

理由は簡単、10人来たら9人は間違いなく感動するからと言う簡単なものですが、行って後悔はしないと断言できます。

敢えて欠点を一つあげると、夏だと夜の22時からのライトアップと言うことで、翌朝に帰国や早い時間の移動などの人には少し辛いかもしれません。

また、日中の観光を終え夕方一旦ホテルに戻ったら夜に改めて出るのは億劫と言うのもあると思います。とは言っても実物、夜ライトに照らされたサグラダ・ファミリアを見ると、そんな疲れも吹っ飛ぶと思いますので、是非頑張って見に行ってみてください。

また、夜景以外の「サグラダ・ファミリア撮影スポットお勧め4選」も下のリンクにまとめてありますのでご覧ください。

最後に、サグラダ・ファミリアの夜景とは関係ないですが、旅行中に洗濯物がたまった、お子さん連れなどでコインランドリーを利用したい方は生誕の門の池の撮影スポットから僅か徒歩2分の所にコインランドリーがあります。

夜景観賞の行き帰り、もしくはそこに洗濯物を投入して夜景観賞してる間に洗濯が終わるという究極の一挙両得方法もありますのでお試しください。

img_6063 【世界遺産に一番近いコインランドリー】
旅行中に溜まった洗濯物を一気に洗う、場所はサグラダ・ファミリア徒歩2分!
sagurada 11 【サグラダ・ファミリア撮影スポット4選】
撮る場所、時間によってまた違って見えるサグラダファミリアですがその中から… 

 

 


記事は取材時点のものです。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。間違った情報、また有用新情報、分かり難い点や質問等ございましたら情報共有いたしますので、サイト内の「バルセロナ観光情報掲示板」に書き込んでください。

 

この記事を書いた人:アキモト
日本で社会人を経験後マドリッドへ大人の語学留学。海のあるバルセロナへ移住後、バルセロナウォーカーにて情報を発信しています。最終更新 2024.01.26

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2025年夏 最新版 カタルーニャ美術館 =世界最大のロマネスク美術コレクション=

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スペイン広場から見ると、まるで宮殿の様に見えるのがカタルーニャ美術館。この巨大な美術館を徹底解説します。

 

概要

国立カタルーニャ博物館(MNAC)は、1929年に開催されたバルセロナ万博の政府館として作られた建物を利用する形で、万博後の1934年に美術館としてオープン。

1992年バルセロナオリンピックの際に、大ホール、ラ・グラン・サラ・オバルがリニュアールオープンされると共に、1995年よりロマネスク様式の美術品の展示が開始され、現在世界最大のロマネスク美術が保存されてに至っています。

収蔵品はカタルーニャのロマネスク美術以外にも、ゴシック美術・ルネッサンス芸術、バロック様式、近代美術と多岐に及び素描・版画・コイン・メダルのコレクションなど種類、量ともに多彩を極めます。

更に豊富な資料を揃える図書館があり、正にカタルーニャの芸術を知る上で最も重要な美術館と言えます。

展示品の中で特に有名なのが、ロマネスク時代の教会壁画「全能のキリスト」。

現存するロマネスク絵画のなかでも最高傑作として美術書に必ず紹介され、スペインの近代絵画の3巨匠とも言われる、ピカソ、ダリ、ミロらもこの絵に大きな影響を受けたほどです。

また、彼ら三人と同時代にバルセロナで活躍したカタルーニャ人、アーティストの絵や彫刻も多く展示されています。

 

建物

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モンジュイックの丘に建つ美術館からは街が一望
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巨大な柱はカタルーニャの旗の4本線を表しています 旅行者に大人気の夜に開催される噴水ショー

モンジュイックの丘にそびえる美術館。

街が一望できる場所に建つその威容はスペイン王室の宮殿とも見間違う程で、空港から市への入り口ともなるスペイン広場からの眺めは、正にバルセロナのシンボルの一つとなっています。

また、夜は100年続くの無料のマジカ噴水ショーが開催されていて、バルセロナに訪れる旅行者にも大人気で夏は数万人の見物客でにぎわいます。

funsui (2) 【マジカ噴水ショー】★★★★☆
1929年5月にここバルセロナで開催された万国博覧会。それに合わせて作られ….

 

建物内部

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メインドームのフレスコ画
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ルネッサンス様式の王座の間 1,300席の大ホール

建物の内部はルネッサンス様式に基づき建てられたもので、中央にドームと、その左右に延びる2つの建物からなり総面積32.000㎡。

東京ドームの約2/3の巨大な建物は美術館、また1,300席を要する大ホール「ラ・グラン・サラ・オバル」は会議場、コンサート、授賞式、プレゼンテーション、あらゆる種類のイベントに利用されています。

 

3つのセクション

1階

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美術館は、大きく分けて3つのセクションからなります。1階(地上階)の正面入り口から左にあるのが、ロマネスク様式芸術。

その反対の正面右側にあるのが、ゴシック、ルネッサンス、バロック各様式をまとめた展示場で、更にその中にカンポー遺産、ティッセン・ボルネミッサコレクションがあります。

 

2階

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次に2階には近代芸術。その中にはデッサンと版画のコレクション、更にカタルーニャ貨幣も含まれます。

回る順番は自由で、好きなように見ていかれれば良いと思いますが、時代の古い順から見るのが分かり易いはずです。

なので最初にロマネスク様式芸術 ➡ ゴシック、ルネッサンス、バロック様式芸術 ➡ 近代芸術と見て回って下さい。

 

ロマネスク美術

【ロマネスク時代】

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時代区分としてはおおよそ1000年から1200年頃までのビザンティン美術様式以降、ゴシック美術様式以前までを指します。

ビザンティンとロマネスクは、時代的には重なる部分もありますが、ゴシック、の3つを含めた時代で中世美術を構成しています。

また、その3つが独立した呼び名ではありますが、ロマネスクはビザンティンに、ゴシックはロマネスク、ビザンティンの2つに大きく影響を受けています。

 

【ロマネスク美術の特徴】

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教会建築がメイン 聖堂ドームのフレスコ画
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絵はコミュカルで稚拙 こんな可愛いものまで

ロマネスク美術様式とは、中世西ヨーロッパの建築様式の一つであるロマネスク建築様式の中においての、主に教会の聖堂を装飾するための壁画、彫刻、装飾などを指します。

なので、それらの芸術はあくまでメインの教会建築に付随する、二次的な扱いになっていて、建築あっての美術と言うのが大きなポイントになります。

また、ロマネスク美術はスペイン、イタリア、フランスなどの南欧によく見られますが、それだけに留まらず大陸全体、ドイツ、イギリス、ベルギーなどでも見られます。

尚、ロマネスクという言葉は、美術史・建築史において、19世紀以降使われるようになった用語で、直訳すると「ローマ風の」という意味です。

ただ、このローマ風と言う言葉ですが、決して良い意味で使われていたわけでなく、当初「堕落し、粗野になったローマ風の建築様式」という蔑称としての側面が強くありました。

その理由としては、上に示した画像でも分かるように、宗教画とは思えないコミカルな絵、またそれは稚拙ともとれるもので、ロマネスク後のヨーロッパの美の規範となる「写実性」や「遠近法」などには程遠かった故に、全くそれまで評価されていなかったからです。

尚、軽蔑の目で見られていた、そのコミカルな絵、稚拙ともとれる表現が一転し、自由で魅力に溢れたロマネスク美術として再評価されるようになるのは、20世紀になってからのことです。

それは当時ヨーロッパで大きなうねりとなっていた美術界の変革、スペインで言うとピカソやダリが出現して来た時代。

反古典・反写実主義という、近代美術が求めようとしていた方向性と多くの共通点があり、ロマネスク美術は脚光を浴び始めました。

 

個性的な展示手法

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聖堂内を美術館に再現 木製のドーム

カタルーニャ美術館では、教会の壁面を飾ったフレスコ画を非常に珍しい形で展示しています。

それは元々ピレネー山中の教会にあった、内部のフレスコ画を引き剥がし運んで、美術館の壁、柱に貼り付けて再現し、展示していることです。

中でも特筆すべきは、教会のアプス部分(教会の一番奥の半円ドームになってる部分)を木枠で作り、あたかもそこに聖堂があるようなバーチャル空間を創造していることです。

その前に立つとピレネー山中の教会において、実際にどの様にそれらが配置されていたのかが、直感的に分かる様に工夫した展示がされています。

ところで、ピレネー山中の教会の壁画を剥がして、都会のバルセロナの美術館に展示すると言うのは、何とも荒っぽいと思えますが、それには理由がありました。

1906年より派遣された文化財調査によりピレネー山中で殆ど見捨てられ、手入れもされることが無かったロマネスク教会の貴重な壁画を後世に残す為に必要だったからです。

また、1906年の調査の後に「Les pintures murals catalanes (カタルーニャの壁画)」としての内容が出版されると、数年後には外国の骨董商らのグループがピレネーの村に訪れるようになります。

彼らは、米国などのコレクター向けに持ち出そうとしますが、当時それを止める法律がなかったこともあり、早急の対策として美術館自らが買い取り、保存することになりました。

1919年から始まった保存事業。

その作業は、まず壁画を漆喰ごと慎重に剥離し、はぎとられた壁画は専門家の手により時間を掛け丁寧に修復された上、先ほど述べた様に美術館内に教会の空間構成を忠実に三次元で再現しました。

動画は、1978年に実際に行われた壁画の剥離の様子を解説しています。

 

サント・クレメント聖堂壁画

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サント・クリメント大聖堂 教会の後陣のフレスコ画
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ロマネスク美術の最高傑作の一つ、全能者キリスト

現在、世界遺産に指定されているピレネーのボイ渓谷の教会群の中でも、その中心となのがタウル集落にあるサント・クリメント教会。

その聖堂から運ばれ、展示されているフレスコ画がこそが、カタルーニャ美術館の最大の見所です。

また、これは現存するロマネスク美術の中でも、最高傑作として世界的に広く知られています。

この壁画「全能者キリスト」。右手は祝福のしるし、左手の書物は「我は世の光」と表しています。

キリストの像は一応、左右対称になってはいますがポーズに関してはわざと崩し、それにより生き生きとした動きを表現しています。

またキリスト上半身は二等辺三角形、下半身は台形で構成され椅子に座った形になっていて、更によく見ていくと

キリストの上には神を表す手と7つの目をもつ子羊が描かれ、キリストの下にはキリストの象徴である朝日(復活した太陽)が差し込む窓があり、これらが一直線上に位置すします。

また、キリストを囲むのは、天上でキリストのことばを聞くことを許された4人の福音書記者である聖人で右上の聖ヨハネは鷲、右下の聖ルカは牡牛、左上の聖マタイは翼を持つ人間。

左下の聖マルコはライオンと、それぞれシンボルとなる動物を伴い、更にその外側をとりまく天使の羽にはたくさんの目が描かれています。

ちなみに、ジョアン・ミロはこの目に対する感動を生涯に渡り語り続け作品の中にも取り入れました。

また、後のピカソにも影響を与えたと言われるビビットな色使いは必見です。

 

ロマネスクの衰退

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ところで、ロマネスク時代以降、時間の経過とともに、ロマネスク様式は廃れていきます。

その理由は既に述べた通り、宗教画とは思えないコミカル、稚拙ともとれる絵のせいです。

上の写真は、世界遺産のカタルーニャ音楽堂の建設で知られるドメネク・イ・モンタネールが、1904年にサンクレメンテ教会を訪れた際に撮影されたものです。

ここで見てとれるのは、ロマネスク美術の最高傑作と呼ばれる壁画「全能者キリスト」がなんと、5つの塔からなるゴシック様式の祭壇画の背後に隠されていることです。

このことから「堕落し粗野になったローマ風の建築様式」という蔑称まで付けられたロマネスク様式が当時、人々からどの様に扱われたいたかが垣間見れます。

また写真では分かり難いですが、絵画の一部は剥がされた上に白塗りされ永久に失われてしまっていました。

 

フレスコ画の特徴

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アネウの後陣礼拝堂 羽に目玉、目玉、目玉 ….

ここで、ロマネスク美術の特徴として壁画について解説します。

まず、さして大きくもない小規模な田舎の教会にも関わらず大きな壁画が描かれた理由はその建築様式から来ています。

ロマネスク時代は、その後に起きるゴシック建築の様な高度な建築手法が未だ育っておらず、厚い石屋根を支えるためには太い柱と厚い壁を必要とし、そのため窓も必然的に小さくなりました。

窓が大きく取れないと言う事は教会内が暗いと言う決定的な欠点にですがその反面、窓が小さいと言う事は壁が広いと言う事であり、壁画を描く上でのスペースの制限は無きに等しく、その意味で教会の規模のわりに大きな絵(フレスコ画)が描かれ普及することになったわけです。

 

【フレスコ画】

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フレスコ画の最高傑作と言われるミケランジェロ最後の審判

14~16世紀に流行した壁画の代表的な画法で、このフレスコとはイタリア、スペイン語で共に新鮮という意味。

実際、バルセロナの魚屋さんでフレスコと言えばその日の朝に水揚げされたばかりの鮮魚を指します。

フレスコ画の特徴としては耐久性が非常に高く、また水性顔料で描くことによって透明感のある明るい発色が得られ、それが数千年も保たれています。

ここで具体的な画法を紹介すると、まず漆喰を壁に塗りそれの乾かないうちに水性の絵の具で直に絵を描ます。

すると漆喰の主成分である石灰の層の中に絵の具が染み込んでいき、漆喰は乾燥が始まると表面に固い透明な皮膜ができ、それが絵の保護層となって非常に堅牢な画面となるわけです。

ただし、フレスコ画にも欠点がありそれは漆喰が濡れているうちに全て描いてしまわなければならなず、やり直しが効かないため高度な計画と技術力を必要とすることです。

フレスコ画はルネサンス期に最も盛んに描かれ、その代表作としてはラファエロの『アテネの学堂』やミケランジェロの『最後の審判』などがよく知られています。

 

【板絵】

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ドウーロ サンキルゼ教会
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鋸挽き 釜茹で

ロマネスク美術の絵画は壁画以外にも板絵があり、これらは木製の祭壇の周りを飾っていた絵です。

その中でもキリスト教の宗教絵画につきものの殉教の残酷な様子を描いたものもありますが、その残酷シーンですらなぜかコミュカルに見えるのがロマネスクらしさとも言えます。

また、日本人でロマネスク美術を好む人の多くがヨーロッパを旅行し幾つもの教会を見ていくうちに、疲れてしまった経験を持った人です。それはバロックに見られる過剰とも言える教会装飾、重くリアルな宗教画。

それはまるで脂っこい料理を食べて食あたりしてしまうのにも似ています。

そんな時に見るロマネスク美術は日本人の気持ちをほっこりさせてくれるのです。

上の絵を見ても分かりますが稚拙で不恰好でコミカルで表現が子どもっぽいですが、ロマネスクならではのこの安らぎが、現在でも人を魅了し続ける要因となっています。

 

稚拙でコミカルな理由

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威厳に満ちたキリスト なすび

では、稚拙でコミュカルな絵や彫刻になった理由は、技術が貧弱であったのかと言うとそうばかりではなく聖アウグスティヌスの言う「美は物質的な塊の中に求めてはいけない」という思想などがその時代は強く影響していたからです。

すなわち、物質的な塊であるところの自然・人間の外観のなかに宿る美を追求してはいけない。

その中では、かつてのギリシア・ローマ的な写実性に富んだ美意識は否定されます。

なので元々、写実的である必要性が無かったわけで、その縛りがなかった分だけより自由奔放な表現が許されたとも言えます。

尚、基本的にはロマネスク絵画、彫刻の作者は無名となっていて画家・彫刻家など現在の芸術家と言うものでは無く、いわゆる職人にの手によるものでした。

 

柱頭装飾

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カマサラ城 サンミケル教会の柱頭
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リポールのアーチ 沖縄のシーサーにも見える…

ロマネスク美術のもう一つの見どころとなるのが、聖堂の柱や梁に施されている数々の彫刻。

大きな特徴としては、身体が不自然に押しつぶされ3頭身だったり、身体が変に曲がっていることがあったりすることです。

フランスの美術史家アンリ・フォション(1881-1943)は、この奇怪な造形の秘密を「枠の法則」というルールで説明しました。

既に述べましたが、ロマネスク美術と言うのはあくまでもメインの教会建築に付随する二次的な扱いになっています。

なので建築の構造に全てが支配され、例えば柱頭と言う限られたスペースの場所では、その中でしか彫刻表現が出来ないことにより必然的にデフォルメされることによると言うことです。

ただ、枠・スペースと言う制限があるから身体がデフォルメされていると言い切れるかは微妙で、ロマネスク美術の研究家の金沢百枝氏が「ロマネスク美術革命」でも言及されていますが、一概にそうとも言い切れないほどの自由奔放な表現を見せるのがこのロマネスク様式です。

柱に色々な動物や化け物までが登場する柱頭彫刻は、ロマネスク美術を観賞する上での最大の醍醐味の一つともなっています。

また、以下の真鍮製の神具などは東方的な要素を多分に含んだビザンティン美術の影響が色濃く表れています。

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モンドニェドの司教杖
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聖体の白鳩 セルダーニャの聖体容器

 

ロマネスク美術アドバイス

何の前知識なしにロマネスク美術を見ると殆どの人が、ただコミカルで面白い絵で終ってしまいます。

実際、特に印象に残らなかったと言うのが、これまで訪れた日本人の方達の正直な感想です。

そうならない為には紀元前のギリシャ、ローマから続く西洋美術において、このロマネスクだけが時代を逆行する様な他に類を見ない特殊な時代だったことを理解してその特殊性を見ていくと、きっと興味が沸き貴重な体験をしたと思えるはずです。

言い換えればこの点を理解できる、出来ないかで、カタルーニャ美術館を訪れた意味の半分が決まってしまうと言っても過言ではありません。

 

3つの様式コレクション

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ロマネスク時代に続く、ゴシック、ルネッサンス、バロックそれぞれの様式の美術品もスペイン以外の作品も含め豊富に展示されています。

他に有名な作品こそありませんが、グレコ、ベラスケス、ルーベンスなどの巨匠の作品も幾つかあります。

 

【ゴシック様式】

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聖アゴスティンの聖別式(ジャウム・ウゲート) キリストの復活(バルトロメ・ベルメホ)
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キリストの頭 

 

ルネッサンス、バロック様式芸術

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聖ペテロと聖パウロ
(エル・グレコ)
聖パブロ
(ディエゴ・ベラスケス)
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マルメロと柘榴の実の籠(ファン・デ・スルバラン)
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聖バルトロマイの殉教
(ホセ・デ・リベラ)
聖母子、聖イサベルと
聖ファニート(ルーベンス)
 
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キリスト昇天祭のブチントローの帰還
(ジョヴァンニ・アントニーオ・カナール)

 

カタルーニャ近代芸術

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日本では殆ど知られていない作家ばかりと思いますが、地元カタルーニャの画家、彫刻家、写真家などの作品において量、質共に一番を誇っています。

 

ピカソ、ミロ、ダリに代表される近代芸術

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公表展示会の描写(ジョアン・ミロ)
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学術研究
(パブロ・ピカソ)
帽子と毛皮の襟を付けた女性(パブロ・ピカソ)

スペインを代表する近代絵画の巨匠の二人、ピカソ、ミロ、ダリの作品が少数ながらあります。

もちろん、ピカソ、ミロ共に専用の美術館がここバルセロナにあるので、わざわざこれらの作品を見に行く理由はありませんが、メインとなるロマネスク美術鑑賞のついでとしては決して悪くありません。

そのなかでも興味深いのはミロの作品「公表展示会の描写」。

抽象画のイメージが強いミロですが、初期にはこんな写実的な絵も描いていました。

 

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二人乗り自転車に乗るラモン・カザスとペレ・ロメウ
(ラモン・カザス)

ダリやミロが有名過ぎて日本ではあまり知られていませんが、カタルーニャの近代芸術の作家の中には、世界的に知られたラモン・カザスなどの作家の作品も多数含まれています。

 

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IBMの壁画(ジョアン・ミロ)

彫刻作品の中での見物の一つは、ミロの巨大壁画。バ

ルセロナの IBMの支店にあったものが、このカタルーニャ美術館の2階の大広間に展示されています。

 

ガウディの家具

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ガウディがデザインした家具が展示されています
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カサバ・トリョ コロニア・グエルの椅子

美術館には思いがけず、ガウディがデザインした、扉や椅子などの家具も置かれています。

また、一番弟子でガウディの右腕だったマリア・ジュジョールの制作した家具などもあり、その中ではガウディが作ったコロニア・グエル教会の礼拝堂の椅子が見物です。

現在、教会にあるものは全て作り直されたレプリカですが、現存するオリジナルの8つの椅子のうちの一つがここに展示されているものです。

 

ショップ

見学の最後はショップになります。

中は広くそれなりに品ぞろえがありますが特にお土産にするものは見当たりません。

ただ興味があればロマネスク芸術の思い出に何か探されのも良いかと思います。

尚、ショップは美術館の外、入り口の手前にももう一軒あるので入場チケットを持っていなくてもそちらに入ることが出来ます。

 

まとめ&アドバイス

美術館の立地は主なガウディ建築がバルセロナ市内の中心部に位置しているのに比べると最寄りの地下鉄駅から遠く、また丘の上にあるのでアクセスには時間が掛かります。

ただ、それに反して美術館からはバルセロナの街が一望でき、それだけでも来た価値があったと思えるかも知れません。

また、建物の外観は王宮を思わす様な威容で館内も1階ロビーから2階のドームまで、歴史こそ浅いですがルネッサンスを元に建てられただけあり荘厳な雰囲気漂う中を鑑賞ができる空間になっています。

所蔵作品数は膨大、また展示もゆったりしていて日本の美術館の混雑とは雲泥の差と言えます。

ただし欠点を敢えて挙げると展示作品数が膨大なこともあり、一日で全部見切るのにはかなりの時間を要します。またその間集中力を持続するのは不可能。

丹念に見ていくのなら、最低でも2日は必要です。

また一方で規模の割には訪問者も多くなく、ここがどの国のガイドブックにもお勧め上位に入らず、マイナーな美術館になっているのには理由があります。

それは展示は一応ロマネスク芸術から時代順に、ゴシック、ルネッサンス、バロック、そして近代芸術と見て行けますが、巨大な建物に並べれるだけ並べたと言える展示は、その数とジャンルが多いだけに雑多な感じが否めないところ。

更に悪い言い方をすると、それはまるで食べ放題のビュッフェ料理を食べた後の様な食後感に似たようなものもあります。

もちろん入場料とその展示作品の数から言えばコスパは悪くは無いと思いますが、もう少し絞った展示が行われると見やすいはず。

マドリッドのプラド美術館の様な中世の巨匠の画家、彫刻家の有名作品があるわけも無いのですから余計、展示作品を厳選するべきです。

あと、これは個人的ですが昔は確かにピレネーの山の教会では保存が難しかったかも知れませんがスペインも経済的に豊かになり、例え田舎でも現在なら技術的にも十分保存は出来る様になっています。

なので、ロマネスク壁画は本来あるべき場所である教会に戻してあげるのが、最良かと思いますがどうでしょう? 

元々あったところで時代に関係なくそのこにたたずんで、もし絵の具の色が劣化して消えてしまってもそれはそれ。

現在、生きる私達のエゴで自然に消えていくものまで残す必要はないと思います。

 

【入場チケット手配】

現在、手数+2.5€で入場チケットの手配をしています。
自分でご購入される場合と違い、チケットの取り間違いリスクがゼロ。
よろしければ是非ご利用ください、詳細は以下。
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お勧め度:14点/20点
★★★★☆(3.5)


 

住所 Parc de monjjuic   【地図はこちら】
URL  http://www.museunacional.cat/en
TEL 933 19 57 40
開館時間 10月-4月 10:00~18:00、5月-9月 10:00~20:00 日曜、祝日 10:00~15:00
閉館日:月曜日、1/1, 5/1, 12/25
料金 €12(2日間有効/最初の入場から一か月以内で2日入れます)、16歳未満無料 
※お得情報※
毎週土曜15:00~、毎月第一日曜、5/18, 9/11, 9/24は無料(要オンライン事前予約)
最寄駅 地下鉄1,3号線 España(エスパーニャ)駅から徒歩10分

 

 


記事は取材時点のものです。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。間違った情報、また有用新情報、分かり難い点や質問等ございましたら情報共有いたしますので、サイト内の「バルセロナ観光情報掲示板」に書き込んでください。

 

この記事を書いた人:カミムラ:生まれ京都府。1989年日本を離れバックパックをかついで海外へ。アジア、アフリカ、中南米、ヨーロッパを旅し1997年よりバルセロナに在住。。 記事最終更新 2023.010.17

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