敢えてタブーに挑戦、ここには既に私が実際に何度か訪問してがっかりし失敗した店を集めたリストです。
現在はその半数近くは紙の怒りを買ったのでしょうか、閉店していますがどれもが過去に日本の旅行ガイドブックや、トリップアドバイザーで大絶賛された店です。
目次
- 1 はじめに
- 2 失敗店リスト
- 2.1 【7portes】
- 2.2 【Los Caracoles】
- 2.3 【4gats】
- 2.4 【Dos Parillo】
- 2.5 【Tapa Tapa】
- 2.6 【Vermuteria Lou】
- 2.7 【Can Cisa】
- 2.8 【La Vinoteca Torres】
- 2.9 【Restaurante Tossa】
- 2.10 【Castell de Xativa】
- 2.11 【Quimet&Quimet】
- 2.12 【Espai Sucre】
- 2.13 【La Paradeta】
- 2.14 【Bar Angel】閉店
- 2.15 【Bar Ramón】
- 2.16 【Granja Viader】
- 2.17 【ブライ通りのピンチョスバル巡り】
- 2.18 【トリップアドバイザー】
- 2.19 【フォートラベル】
- 3 まとめ&アドバイス
はじめに
本当はこの10倍以上あるのですが、日本から旅行で来られる方にはあまりローカルな店をいちいち載せても意味が無いのでそれは除き、日本のガイドブックに紹介されている店の中のハズレ店を中心にピックアップしました。
尚、解説コメントはこれまでの幾多の悲しみと怒りにより、ほんの少し辛口になっていますがお許しください。
また、それらのハズレ店以外に流行りの口コミサイト。
実際に食べた人の投稿による評価をもとに順位付けされている訳ですが、これが結構クセ者で旅行者が現在失敗する大きな原因となっています。ここではそれに付いても言及します。
失敗店リスト
【7portes】
俗に言う御三家、バルセロナの3大観光客御用達レストランの1つ。
日本に限らずどの国のガイドブックにも載っている歴史と伝統がある店です。
代表料理のパエリヤは味が濃く、日本人が食べれる物ではありませんが、塩抜きで注文すれば食べれるそうです。
ですが、そんな分けの分からない注文をしないと食べれないと言うのは一体全体何なんでしょう??。 訪問記事
【Los Caracoles】
これも御三家の一つで店の前でローストされるチキンが名物ですが、黙っていても観光客が大挙押し寄せる故に、味についての努力を全くしていなく 料理はイマイチ。
しかし味は別にしてこう言う歴史と雰囲気ある店で一度食事を取るのは旅行者なら良い思い出になり、その点については否定しません。 訪問記事
【4gats】
御三家の最後は、ピカソも通ったと言う歴史ある店で雰囲気は抜群。
ですが料理は平凡で、街中の定食屋レベル。
別名「猫の威を借るレストラン」は建物以外に秀でたものは何も無く、上手な使い方としては、カフェテリア・スペースで軽くコーヒー一杯飲んで雰囲気に浸るのがお勧め。 訪問記事
【Dos Parillo】
元エルブジのチーフ、アルベルト氏の創作アジアン料理。 バルセロナまで来て日本人が、この店に行くのはフランス人が日本に来て創作フレンチを食べるのと同じく全く無意味。
オママゴト和食を食べる時間があったらスペイン料理を堪能しましょう。
お店側もスペイン欧米人相手と割り切ってやっていて日本人に来てもらおうなどとは思っていません。
【Tapa Tapa】
バルセロナのメイン、グラシア通りに色々な店名で様々なジャンルの料理の店を多店舗に展開する 大手外食チエーンANグループの旗艦店。
タパスの数はバルセロナ一を誇り更に立地の割に値段もリーズナブルですが、観光一元客を見こしての手抜き料理に地元客は誰も寄り付きません。
【Vermuteria Lou】
日本のテレビ番組「世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?スペインSP」で紹介され、また日本のガイドブックにも紹介されるこの店。
コンクールでグランプリを取ったと言う、ご自慢の1品(写真左)を初めどれもこれも何ともイマイチ。
わざわざ、ありふれた街場のバルに行く理由はどこにもなし。
【Can Cisa】
日本のガイドブックのバルセロナ編でお勧めされている創作料理バル。
バリエ―ションの少ないメニュー、冴えない料理、マニュアルを最低限こなしているだけのおざなりサービス、更にコスパが悪いとくれば答えは一つ。
こう言う格好だけの店がどうしてお勧めになるのか?私には不思議でなりません。 訪問記事
【La Vinoteca Torres】
地元の最大手ワイナリー、トーレス社直営のワインバー。グラシア通りの最高の立地にありますが、ピンチョスバルチエーン「Sagardi]が作る冴えないケータリング料理に何も魅力は感じず。
更には直営にも関わらず安くないワインの値付けは、まさに踏んだり蹴ったり。
現在は名前「The Wine House Pop Up Store」と変えてしぶとく営業中。 訪問記事
【Restaurante Tossa】
バルセロナの観光情報を幅広く発信され、ガイドブックなどの著作も多い在住日本人ライターさんお勧めのバルです。
ただ、その実態と言えば出される料理は平凡で全くつまらない、アクセスも良くなく何か別の深い思惑(忖度)があるのかと疑ってしまいます。 訪問記事
【Castell de Xativa】
味も値段も安くそれなりで失敗店ではないのですが、昼はともかく日本人観光客しかいない夜の店内。
またそれに加えて質素で、うらびれた店内での食事はお通夜じゃあるまいし、いくらなんでもバルセロナの夜の食事としては寂しすぎます。 訪問記事
【Quimet&Quimet】
観光で2,3日バルセロナに来られる方にはアクセス、立ち飲みと言う特殊性も有り不向き。
限られた滞在ならこの店に来る前に行かなければならない店がバルセロナには多数あるはず。
また現在は中国、韓国のオコチャマ観光客だらけで興ざめします。 訪問記事
【Espai Sucre】
開店当時に話題となったデザートレストラン。多皿構成のデザートのコースですが、内容と言えば物珍しさのみで極めて貧弱。
現在では地元スペイン人グルメ達の話題にも上らず。
今時こんなものに飛びつくのは、時代遅れの何ものでも無いでしょう。 *訪問記事は引越し作業中にミスで消えました。
【La Paradeta】
格安のシーフードが食べれるレストランとして知られていますが、量が多く2人ぐらいでは楽しめず最低4人ぐらいで行かないと意味がありません。
またグルメとは程遠い単調な調理な事もあり、学生がグループでワイワイと言うならともかく、わざわざ日本から来て目指していく理由は無し。
現在は味音痴海鮮至上主義の中国人で大盛況!。訪問記事
【Bar Angel】閉店
日本の大手旅行雑誌や、バルセロナで情報発信されている在住者の方達のお勧め店ですが、わざわざ数日滞在の旅行者が食べに行く様な料理と言える物は特に無し。
人懐こいオーナーのサンティ氏の人柄、それが在住者の人気になっているだけの店です。訪問記事
【Bar Ramón】
これまた日本で一番売れている旅行ガイドブックの勧めバル。
紹介記事通り、確かに地元客も多い人気の店、更に値段も安い上に他では見かけない個性的な創作タパスが揃います。
ただし、その内容はレベル的に低く、結局のところ素人が自己流思い付きで作った料理。 訪問記事
【Granja Viader】
NHKの旅番組でも紹介され、またガイドブックでもお馴染みの老舗の甘味処。
確かに、店には雰囲気はありますが、売られいるチュロスはその辺の屋台と何ら変わらず。
更に悲しくなるのは、激マズのホットチョコはまるで、ドブ川の泥を飲んでいるような感覚。 訪問記事
【ブライ通りのピンチョスバル巡り】
バル巡りの習慣の無いバルセロナで、近年ピンチョスバル巡りが出来るという事で紹介されているPOBLE SEC地区にあるBLAI通り。
リーズナブルな値段のピンチョスバルが立ち並んでいますがレベル的にわざわざ行く価値は無し。
また、どこも同じようなピンチョスをめぐる理由は一体どこに?。検証記事(動画)
【トリップアドバイザー】
世界最大の口コミサイトのランキングですが、明らかに不正な組織投稿があり上位店の殆どは、地元スペイン人グルメ達には全く理解不能なハズレ店。
また、数十万の投稿と1万軒に上る掲載店も、結局のところは数の多さだけで使い道の無いビックデーター。
更にランキング上位の掲載レストランの予約代行で、店から手数料を稼ぐそのビジネスモデルには忖度が見え隠れします。
【フォートラベル】
投稿ランキング上位は、全て観光客が行くつまらない素人定番店ばかり。
ところで、ポイントを餌に無理やり投稿さすのは勝ってですが、せめて影響の大きいその掲載ランキング上位店ぐらいは、自社の経費を使い責任を持って社員に検証さすべき。
それが人にお勧めする、情報を提供する者としての最低限のマナーです。
まとめ&アドバイス
まず最初に、ここでは日本のガイドブックや旅行雑誌を全否定している訳ではありません。
当サイトのお勧め店とガイドブックなどの掲載店とは、かなり共通している部分があってそれは問題ないのですが、私が門題視するのはそれ以外にも同時にハズレ店を掲載していること。
このサイトにも言えるのですが、間違いないお勧め店だけではバリエーションに欠けてしまい、また日本人が特定の店に集中する結果を招いてしまう弊害が出てきます。
そう言う意味で、お勧め店のリストにはある程度の数が必要となって来ます。ただそれにしてもこの選択は無いと言う様な店が多く載っていて、それが失敗を招いている大きな要因になっています。
ちなみに、上記に挙げた失敗店リストに付いて少しまとめると。。
まず観光客御用達の御三家【7portes】【Los Caracoles】【4gats】最高の箱を持っているのに味に対する努力が欠如している点が残念。
【Dos Parillo】経営者は知り合いで怒られるのは承知でリストアップ、外人向けの創作和食を日本人がバルセロナで食べる理由はどこにも無し。
@
【Tapa Tapa】 料理をただの事業としてしか思ってない貧しいメンタル経営。
【Can Cisa】 これこそガイドブック、旅行雑誌の失敗典型店、よく検証もせず話題だけで掲載した挙句にその後はほったらかし。【Vermuteria Lou】日本のテレビに紹介され、それを信じて行ってみると、これと言って料理の無いただの街場バル。
【Castell de Xativa】コスパは良いとは言って、こんなうらびれた店で日本人がわざわざ食べる理由はどこに。
【Quimet&Quimet】あんなに良い店がアジア人バルと揶揄さる今の現状、知らないなら見てきてください。
【Espai Sucre】初めっからしょせん色物、こんなものは飽きられて当然。
【La Paradeta】勧めるならちゃんとどう言う店か、そして使い方も教えないと。
【Bar Angel】私も好きなオーナーのサンティ、だけど勇気を持って言います「それとこれとは別」。
【Bar Ramón】バルセロナまで来て、つまらぬ素人料理に付き合うのは時間の無駄。
【最後に流行りのクチコミサイト】
投稿数が多い事が信憑性につながると本当に思っているあなたは、これからも永遠に失敗し続けるでしょう。
その一番の理由は 「では評価するにあたって同じカテゴリーの同じタイプのどういった店と比べて評価したのか?」 と言う比較の対象が乏しく、また評価している人の素性が曖昧。
例えばこれまで1冊の本しか読んだことのない500人が書いた500の書評と、一人で500冊読んだ人が書いた1つの書評は数の上では 500 VS 1と なりますが、この数に何か意味があるのでしょうか?
口コミサイトの投稿数も同じことが言え、その数自体に一体どんな意味があると言うのでしょう?。
結論としては素人、まして住んでも居ない言葉も分からない旅行者の千人、万人のコメント評価より例え数は百分の一であっても現地に住み日々食べなれ歩いている数人、そのコメント評価は遥かに上質なものと言えるでしょう。
更に付け加えると、食べ歩きはどうかすると楽しいことよりガッカリする事の連続です。 これまで散々な目に数十、百回と遭っていきついたその答えは、数多く食べ歩いた人でしっかりした評価の基準を持った人の意見が参考になる。
それは人口数百万を誇るバルセロナにあっても、地元スペイン人で私が信頼おいて参考に出来るのは、ほんの十数人いるかいない程度です。
また、私を含めてその皆が何度も何度も酷い目に遭い悲しい思いをしながら食べ歩いて来たわけですが、そう言う意味ではまだ皆さんは恵まれています。
なぜかって?
それは、私達のように無駄な時間と、お金を費やすことなくポイントを確実に押さえられる訳ですから。
そう!
私達の屍をその靴で踏みつけ乗り越え、ハズレ店を決して引くこと無くバルセロナを美味しく楽しみ尽くしてください。
これまでに無駄にした時間とお金が、それでこそ報われると言うものです!
By | オフィスHILL 2015.01.24 作成 2022.10.17 最終更新 |
記事は取材時点のものです。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。 間違いの情報修正、有用新情報、分かり難い点や質問等ございましたらこちらよりご連絡お願いいたします。 |
ピックアップ記事。
観光記事一覧
基本情報記事一覧
レストラン記事一覧
ショッピング記事一覧
エンターテイメント記事一覧
【サッカー情報】 バルサ。世界屈指の人気チームを中心に解説します。 |
【フラメンコ情報】 本場アンダルシアに負けず劣らずのレベルの高いフラメンコがここでも見れます。 |