サグラダファミリアは見る場所によってまた印象が変わります。今回は、バルセロナウォーカーのお勧め撮影ポイントを4つ紹介していきます。
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サグラダファミリア撮影スポット4選
バルセロナ観光の目玉と言えば、もちろんサグラダファミリア。 せっかく念願の場所に訪れたからこそ良い写真を撮りたいと誰もが思うものですが、情報も無しに目に映るものを適当にカメラを向けているだけだとありきたりの写真になってしまいます。 @ せっかく個人旅行で来ているからこそ、自由に行動して良い写真をゲットしましょう。ちょっと場所を変えるだけで違った写真や。ガイドブックやテレビで見たあのアングルのサグラダファミリアが撮れます。 @ 今回ここでは、特にバルセロナウォーカーでお勧め4か所の写真スポットに加え、時刻や天気などでもまた違った写真が撮れると言うことも紹介します。 |
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その1、定番の生誕のファザードを池の向こうから
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サグラダファミリアの入場口前にある公園。その池の向こう側、こここそが定番の撮影スポット | |
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知る人ぞ知る、池に逆さに写るサグラダファミリア | 日中は観光客で一杯になるので午前中の早い時間がお勧め |
@ まず、初めにサグラダファミリアに来て誰もが悩むのが、近いと建物が大きすぎてフレームに入りきらないこと。そんな時はカメラを地面すれすれ這いつくばって、下からのアングルで撮ると迫力ある写真が上手く撮影できます。ただし、ガイドブックや日本の旅番組などで紹介される定番の池に写ったサグラダファミリアのショットは、隣接した公園の池の裏から撮られたものです。 @ ここで撮る場合の一番の注意点は、日中この場所は非常に混むと言う事です。また、近年インスタ映えする写真を撮ろうと一人が何枚もポーズを変えて撮るせいもあり、順番待ちになったりします。アドバイスとしては午前中、出来れば10時頃までに着いていたいところです。 @ 尚、サグラダファミリアも非常に混むので、多くの方が午前中の早い時間の予約をされると思いますが、その場合は予約した入場時間より少し早めにサグラダファミリアに着き、先にここで写真撮影してしまいます。またそれなら途中の交通渋滞や、地下鉄の乗り間違いなど不測の事態で予約した入場時間に遅れる心配もなく安心できます。 @ |
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その2、受難のファザード
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生誕のファザードに比べ特に春から秋までは緑が入って、また違った趣があります | |
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下の木が少し邪魔になります | 公園の一番端が写真スポット |
@ サグラダファミリアの出口でもある受難のファザード。教会の下もしくは、道を渡った所から撮って終わりと言う人が殆どですが、売店横を更に進んで公園の奥まで進むと、また違ったサグラダファミリアの景色が撮れます。 @ ここからの撮影、受難側の欠点としては教会の下の部分が公園の木に覆われて上半分しか写らないことです。ただし、それは逆に緑の中にそびえ立つサグラダファミリアの姿が撮れる訳で、それが生誕側には無いポイント。ただ勘の良い人ならここで気付くと思いますが緑の中に包まれたと言うことイコール、木々が落葉した晩秋から冬、初春まではその良さは期待できないということになります。 |
その3、アベニーダ・ガウディ通から
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世界遺産のサンパウ病院まで通じる遊歩道のアベニーダガウディからの眺め | |
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建設中の塔がよく見えるのがこの位置 | ビルの間に聳え立つサグラダファミリア |
@ サグラダファミリアから世界遺産のサン・パウ病院まで続く遊歩道の道が、アベニーダ・ガウディ通。この通りを少し歩き、サグラダファミリアからちょうど1ブロック行った辺りから見ると、左右のビルの間からそびえたつ教会を斜めに見ることが出来。また、現在建設中のマリアに捧げる塔、170メートル一番高いキリストに捧げる塔をリアルに見ることが出来ます。 @ 夜はライトアップされたサグラダファミリアの生誕の塔が、左右のビルの間に浮かび上がります。その姿は日中には無い神秘性を感じさせ被写体としては悪くありません。また、この遊歩道にはテラス席があるので座ってビールや地元ワインを飲みながら鑑賞、至福のひと時を過ごすのもお勧めです。 @ |
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その4、Ayre Hotel Rosellónの屋上より
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TIMEのサグラダファミリア特集の表紙にもなったスポットです | |
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ホテルの屋上バーからの眺め | 夜に見るとこれまた圧巻 |
@ サグラダファミリア撮影の穴場中の穴場スポットがここ。生誕の門から徒歩3分にあるホテルの屋上からは、サグラダファミリアの周りをいくら歩いても撮れないショットが、ここでゲットできます。 @ ホテルの屋上なので宿泊客専用かと言うとそんなことは無く、屋上がバーになっていて一般の人でも上がることが出来ます。数枚の写真を撮るだけなら飲み物を頼まなくても大丈夫ですが、せっかく来たらビールやワインでも飲みながら、ゆっくり楽しみたいものです。 @ 尚、アメリカのドラマの撮影がおこなわれたり、雑誌TIMEの表紙を飾ったりと今では知る人が増え、日によって特に夕方から屋上への入場人数制限をしている日もあるぐらい人気があります。確実に、そしてゆっくり見たいのであれば、ホテルの立地またクチコミも悪くなく、更に日本人客も多いことから安心できるので宿泊と合わせて考えるのもいいかも知れません。 以下、ホテルの公式HPです。 https://www.ayrehoteles.com/en/hotels/ayre-hotel-rosellon/ *当サイトは記事の公正性が損なわれるので、一切ホテル予約サイトへの誘導リンクは付けません。 |
夜景撮影とマジックアワー
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日中の観光では決して見れない幻想的なサグラダファミリアが出現します | |
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池に逆さに写るサグラダファミリア | 受難の前の公園から |
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遊歩道のアベニーダガウディから | ホテルの屋上のバーより教会横からの眺望 |
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日中に既に見たとしても.. | また違って見えるのが夜の魅力 |
@ サグラダファミリアへの入場は朝から夕方までですが、閉館以降も楽しむことが出来ます。その代表は何と言ってもライトアップです。生誕、受難のどちらのファザードもライトアップされますが、特に人気があるのは教会の前の池にサグラダファミリアが逆さに映る生誕のファザード。 @ ただ、ライトアップは季節によって時間が大きく変わるので、以下の時間表を参考に事前によく確認し、夕食の予定なども考慮に入れて旅行プランを練っておきましょう。 @ |
サグラダファミリア・年間ライトアップ時間表 | |||
1月 | 18.30-22.00 |
7月 | 22.00-24.00 |
2月 | 19.00-23.00 |
8月 | 21.30-24.00 |
3月* | 19.30-23.00 |
9月 | 21.00-24.00 |
4月 | 21.00-24.00 |
10月* | 20.00-23.00 |
5月 | 21.30-24.00 |
11月 | 18.30-22.00 |
6月 | 22.00-24.00 |
12月 | 18.00-22.00 |
*3月の最終週の日曜日から31日までの数日間は4月の時間が適用されます。10月の最終の日曜日から31日までの数日間は11月の時間が適用されます。 また市役所の都合により急遽変更になる場合や、点灯されない場合も年に僅かながらありますのでご注意ください。 |
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【サグラダファミリア夜景】 日中の観光だけでサグラダ・ファミリア教会を見終えたと思って…. |
【マジックアワーも撮影の狙いどころ】 ところで夜景写真も人気ですが、日没から夕焼けで空が赤くなりそしてライトが点灯される迄のいわゆるマジックアワー。その時間には、予想外に変化ある写真が撮れたりしますので時間がある方は少し早めに訪れてみると良いでしょう。 @ |
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日が沈んだ後、景色が変化していきます | 早朝の朝日に照らせる静かな教会 |
@ バルセロナの日の出と、日没の時間は以下を参考にしてください。 @ |
日の出時刻 | 日の入り時刻 | 日の出時刻 | 日の入り時刻 |
1月 8:17 | 17:33 | 7月 6:21 | 21:29 |
2月 8:03 | 18:08 | 8月 6:46 | 21:09 |
3月 7:26 | 18:42 | 9月 7:18 | 20:24 |
4月 7:35 | 20:16 | 10月 7:48 | 19:33 |
5月 6:49 | 20:49 | 11月 7:23 | 17:47 |
6月 6:20 | 21:19 | 12月 7:58 | 17:23 |
*日の入り時刻は1か月の平均で、それぞの日により若干のズレがあります.より詳しくはここで、一日単位で確認できます。 |
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マジックアワーとは日没前、日の出後に数十分程体験できる薄明の時間帯を指す撮影用語です。夕方は光源となる太陽からの光線が日中より赤く淡い状態となり、また逆に早朝は色相がソフトで暖かく金色に輝いて見える状態である日没前の薄明かりの時間帯は、まるで魔法(magic マジック)のように芸術的写真が撮れてしまうことからそう呼ばれ、プロの写真家の間ではよく知られています。と言うわけで、スマホでもプロ顔負けの写真が撮れる絶好のチャンス、一度お試しください! |
雨上がり、イベント、スペシャルカラー
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運が悪いと雨の日にぶつかりますが雨上がり、そんな時だからこそ撮れる写真もあります | |
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年に何回か行われるイベントのスペシャルライトアップ | 年に数回、教会前で開催される世界文化遺産人間の塔 |
@ 同じ一日でも時間により、また季節や天候、予想外のイベントにより普段と違うサグラダファミリアが見れたりします。もちろん天気やイベントは運次第と言うところはありますが、天気に関しては天気予報で確認できます。あと、人間の塔についてはバルセロナウォーカーの特集記事でご確認ください。 @ |
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「バルセロナの気候、時差、祝祭日」 バルセロナは年間通して比較的温暖で、雨の少ない地中海性気候…. |
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【特集・人間の塔】 世界無形文化遺産にも指定されている人間の塔はカタルーニャ人の… |
撮影を邪魔するいくつかの要因
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当たり前ですが雨の日は良い写真を撮るのは難しくなります。また、曇りの日の空、灰色をバックにサグラダファミリアを撮ると、やっぱり全然印象が違って見えてしまいます。夏場は晴れの日が多いのですが、冬場はどうしても曇りの日が多いので、入場日を変えれない場合は改めて写真だけを撮りに戻って来ましょう。またその時は天気予報で確認しておくことも忘れずに。 |
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風の日もイマイチ。サグアラダファミリアの写真を撮る分には、晴れてさえいれば間違いなく良い写真を撮れるのですが、池面に映ったサグラダファミリアを撮ろうとすると、風で波立って全く撮れません。特に夜景のサグラダファミリアが池面に映る感動の景色が撮れないのは辛いものがあります。風の強い日は、その日だけと言うことがが多いので翌日に改めて訪れてみて下さい。 |
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写真撮影の基本中の基本ですが、逆光についても予め考えておく必要があります。午前中は受難側から教会の写真を撮ると逆行になります。その反対に午後は生誕側から教会を撮ると逆行になり、正午辺りがその中間でベストとは言えないが、悪くはないと言うところ。左の写真は夏場の19時に撮影したものですが、特に夏場の快晴の日の日差しは日本以上に強いです。 |
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撮影場所も時間帯によっては混みます。受難側やアベニーダ・ガウディなどは問題となりませんが、生誕の池の撮影スポットは非常に多くの観光客が撮影に訪れます。特に団体のツアー客が訪れる午前11時頃よりピークとなり。何度も色々なポーズで撮って、なかなかどけてくれない人(主に中国、ロシア、韓国人)がいますので、トラブルを避ける意味でも出来れば早い時間に行きましょう。 |
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尚、スペシャルカラーのライトアップもサグラダファミリアの公式ツイッターなどで事前に確認できますが、見た人の殆ど全てが、そのどぎつい赤や青の色ではない普通のライトアップ。自然な感じのサグラダ・ファミリアを見たかったと残念がっておられたので、すでに何度も来て見た方以外はスペシャルカラーの日は避ける方が無難です。 |
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サグラダファミリアの定番写真の一つでもある、池に映る生誕のファザード。その池ですが、サグラダ・ファミリアが水面に綺麗に映るように考えられた人口の池で、実は池底はセメントで塗り固めたプール、定期的に排水して水を抜き掃除をします。大体この作業は1週間ほど続きますが、その予定については一切のお知らせが無くこれも運次第、もし干上がっていたら諦めて下さい。 |
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Ayre Hotel Rosellón屋上は既に述べた通りドラマのロケに使われてからというもの、非常に多くの観光客が訪れるようになり、最近では入場人数の制限をする日もあります。特に夏場7,8月の夕方が混みます。また、屋上全体を貸し切ってのパーティー等もありその場合は利用できないこともあるので、どうしてもハズシたく無い人は、手っ取り早く宿泊すると良いでしょう。 |
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完成時には正面入り口となる栄光の門。もし出来上がった時は、ここが重要な写真スポットになるとは思いますが、現在は左の写真の様に工事中でコンクリートがむき出しの壁しか見えません。もちろん、完成した暁にはこの姿は見えなくなるわけですから、記念に撮っておくのもあり。またこの先10年後に、もし来るかもしれない方には、過去との比較の意味でお勧めスポットです。 |
位置関係を確認
今回紹介した4つのスポットの位置関係をおさらいすると。。 ① 定番の生誕のファザードを池の向こうから ② 受難のファザード ③ アベニーダ・ガウディ通から ④ Ayre Hotel Rosellónの屋上より @ どこも、サグラダファミリアから徒歩で3分以内に位置します。 |
夜景撮影前後のお勧め食事スポット
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これまで当サイトを参考に訪れた日本人旅行者から評価が高く、サグラダファミリア周辺の定番と言えばここ | |
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マッシュルームのガウディピンチョスを試してみて | カミムラ&アキモトが通うご近所常連バルと言えばココ |
@ ここで、サグラダファミリアに夜景観賞と撮影に来た際は、その前後に利用できるお勧め店を幾つか紹介します。まず、一つ目の創作タパスバルの「Bardeni」は、これまで訪れた日本人にも好評で、生誕門から僅か3分弱。ここは人気のため予約は取らないので開店5,10分前には必ず着いておいて下さい。あと、ピザ屋「La Piazenza」も日本人に好評で、お店の前からもサグラダファミリアが見えます。 @ もし、どちらか迷うならアドバイスとして。ワインやビール飲むのが好きな人なら「Bardeni」飲めない、もしくはお子様連れなら「La Piazenza」が良いと思います。あと、徒歩10分弱と他に比べれば少し遠いですが、カミムラ&アキモトもよく行く「Oniiric」もコスパ良くお勧め。また、もし日中にサグラダファミリアを訪れて、サクッと軽く食べたい人や小食でヘビーなスペイン料理は無理と言う人には地元スペイン人に人気のトルティーヤを「Olé Mallorca」で試してみて下さい。 @ また、旅行中に洗濯物がたまった、お子さん連れなどでコインランドリーを利用したい方は、生誕の門の撮影スポットから僅か徒歩2分の所にコインランドリーがあるので、そこに洗濯物を投入して、夜景観賞してる間に洗濯が終わるという究極の一挙両得方法もあります。 |
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【Bardeni】 サグラダファミリアの夜景観賞の行き帰りにお勧めバルで軽く…. |
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【La Piazzenza】 サグラダファミリアから徒歩4分にあるお勧めピザ屋はこのエリアでは手堅い1軒とし…. |
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【Oniric】 サグラダファミリアから約8分と少し歩きますが地元にも人気の…. |
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【Olé Mallorca】 サグラダファミリアから徒歩3分にあるこの店のトルティーヤは地元でも定評の…. |
まとめ&アドバイス
季節や時間によって様々な表情を見せるサグラダファミリア。 天候は運次第と言うところがありますが、色んな場所から、色々な角度から撮ってみるとまた違った印象を受けます。また近年発売されたスマホは広角で取れるようになったこともあり、一眼レフに高価なワイドレンズを使用しなくてもプロ並みのアングルで取れますし、インスタ用にも色々な場所で撮ってみてください。 @ さて今回、紹介した4か所はざっと回って撮っていくと約1時間弱の所要時間なります。 時間があればですが、夕方から夜は日中と全く違った雰囲気の写真が撮れますのでお勧めします。 |
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オフィスHILL 2020.06.17 作成 2021.01.18 最終更新 |
記事は取材時点のものです。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。間違った情報、また有用新情報、分かり難い点や質問等ございましたらこちらよりご連絡ください。 |
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