バルセロナは年間通して比較的温暖で雨の少ない地中海性気候。
冬に雪が降る事は数年に一度あるかないか、氷が張るなんて事もありません。
日本とバルセロを比較してみると緯度は青森県の弘前市と緯度が同じですが、地中海に面していることが幸いして年間の平均気温は日本の鹿児島と同じ。
ヨーロッパの中でも最も温暖な都市の一つと言われています。
季節の特徴
昼間ならコートも要らないほど暖かくなります。
それでも、朝や夜は冷えるので上着は必要。
あと日本ほどではありませんが、3月10日~月末頃まで花粉が飛ぶので花粉症の人は注意が必要です。
また、5月の第2週には一週間ほど、ブタクサ花粉も飛びアレルギーがある人は要注意。
気温も上がり、市内のビーチで多くの人が海に入っている姿を見かけるようになります。
日差しが強く、サングラスや日焼け止めが必要。
真夏でも湿度は日本ほど高くなく、日陰に入れば涼しいので、過ごしやすいです。
日が沈んだ後も涼しくなるので、この時期は羽織るものを用意するといいでしょう。
年間通して雨がほとんど降らないバルセロナですが、比較的降りやすいのがこの時期。
といっても、傘を使うのは1年を通して5回程度。
また雨が降ったとしても小雨程度で、バルでその時間コーヒーをー飲んで休憩していたら、気が付いたら止んでしまってると言う具合です。
12月~ 1年で一番寒いのは1月、2月。温暖気候と云えども、ダウンやコートが必要になる季節。
それでも天気のいい日が多く、昼間の平均最高気温は13度以上で東京よりは暖かいです。
年間気温と降水量
気温バルセロナVS東京
(出典:http://www2m.biglobe.ne.jp/ZenTech/world/infomation/kion/spain_barcelona.htm)
降水量バルセロナVS東京
(出典:http://www2m.biglobe.ne.jp/ZenTech/world/infomation/kion/spain_barcelona.htm)
服装は天気予報で
数か月、数週間先バルセロナが平年より暖かいか寒いかは残念ながら誰にも分かりません。
持っていく服に関しては、日本を出発される寸前に以下の天気予報で気温をチエックして用意してください。
《今日から7日間のバルセロナの天気予報がチェックできるHP》
服装のアドバイス、日本の主な都市(札幌、仙台、東京、大阪、福岡、那覇)との気温、降水量などの比較も出来ます。
日照時間
日の出、日の入り時刻、月平均日照時間(1ヵ月合計)になりますが、日本から旅行に来られた方が一番驚くのは夏の日の入り時間の遅さ。
また冬の日の出時間の遅さにも驚く人が多く、観光スポットを変わる際は事前に考慮に入れておいてください。
特に美術館や大聖堂などの室内は照明があり問題ありませんが、野外では暗いと見えにくいこともあり冬場は注意が必要です。
日本との時差
スペインと日本の時差は-7時間。
スペインの朝9時は、日本では夕方の16時になります
3月の最終日曜日から10月の最終土曜日までサマータイムが実施されるため、時差は-8時間になります。夏の夜は10時くらいまで明るく、日が沈むと涼しくなります。
3月と10月の時間変更、夏→冬時間、冬→夏時間と変わる日に、バルセロナに滞在される方は十分注意して下さい。
日本人は慣れていないせいもあり、飛行機や電車に乗り遅れてしまう人が毎年います。
バルセロナの祝日2022年
バルセロナには国の祝日と地方ごとに定めた祝日と2種類あります。
ヨーロッパの他国と同じく、日曜、祝日は閉まる店も多いです。
特に1月1日、5月1日、12月25日は美術館なども閉まるところが多いので、事前に確認しましょう。
1月1日(元旦)
12月31日は平日ですが、早めに閉める観光地、店もあります。
大晦日は鐘に合わせて12粒のぶどうを食べて新年を迎えます。
1月6日(ロス・レジェス・マゴス:東方三賢者の日)
1月5日の夕方から市内中心でマゴス(三賢者)のパレードが行われ、 1月6日はロスコンというリング型ケーキを食べてお祝いします。
1月7日から冬のバーゲンが始まります!
【1月イベント取材レポート動画もご覧ください】
・バルセロナでも年間通しての一押しイベント、1月6日恒例パレードの様子
・バルセロナから1時間のVallesの村で1月最終週に開催されるネギ祭り
4月15日(聖金曜日)
復活祭(セマナ・サンタ)は移動祝日のため、毎年日程が変わります。
4月18日(聖月曜日)
5月1日(メーデー)
例年デモが行われ、 中心部は交通規制があります。美術館など閉まる観光スポットもあります。
6月6日(セグンダ・パスクア)
6月24日(サン・ファン)
前夜は爆竹や花火を上げ、夏の到来を盛り上げます。
8月15日(聖母被昇天祭)
9月11日(カタルーニャの日)
中心部では午後から大規模なデモが行われ、交通規制があります。
危険なデモではありませんが、混雑するので、中心地への観光は避けたほうが無難です。
9月24,26日(聖メルセの日)
メルセの1週間前からバルセロナ最大の「メルセー祭り」が始まり、市内ではたくさんのイベントが行われます。
【9月イベント取材レポート動画もご覧ください】
・メルセ祭のサルダーナ踊り
・メルセ祭の人間の塔
10月12日(イスパニアデー:コロンブスのアメリカ到着した日)
11月1日(諸聖人の日)
日本でいう、お盆のような日。
焼き栗や松の実がいっぱい付いたパナイェッツ(panellets)というお菓子を食べます。
・ボルン地区の路上で行なわれるスペイン新酒ワイン試飲会(2017年版) (2016年版)
・クリスマスイルミネーション点灯式(2017年版)(2016年版)
・市内のクリスマスイルミネーションを見て周りました(2017年)
12月6日(憲法の日)
12月8日(無原罰の御宿りの日)
12月25日(クリスマス)
24日イヴは祝日ではありませんが、夜から町は静かになります。
25日は店も観光地も閉まり、地元人をほとんど外で見かけなくなります。
12月26日(サン・エステバンの日)
スペインでもバルセロナだけは26日も祝日となりますので、この時期に旅行される方は注意が必要です。
【12月イベント取材レポート動画もご覧ください】
・カテドラル前クリスマス市とサンジャウマ広場のベレン人形(2016年版)
・サンパウ病院プリジェクトマッピング(2017年版)
まとめ
冬は最初に述べた通りで日本の鹿児島市とほぼ同じ。
氷も張ることなくバルセロナはヨーロッパの中でも最も気候に恵まれている都市の一つです。
また、夏は暑くはなりますが日本よりはまだ涼しく蚊もいませんので、年間を通して快適に過ごせます。
ただ注意としては、晴天の日は年間を通して日本より遥かに紫外線が強いので、日焼け止めは冬でも携帯した方が無難です。
雨具に関しては荷物になるなら、わざわざ持って来る必要はありません。
一番多く受ける質問、バルセロナ旅行の際の服装はどうしたら良いですか?の答えとしは、日本でその時期に普段着ている服装で全くOK。何の心配もありません。
最近は以前に比べて日曜日に開く店が少しは増えましたが、とは言っても祝日は日本と違ってお店の殆どが閉まってしまいますの、ショッピングやレストランもそれに合わせて旅程を組んでください。
中でも日本人旅行者が一番失敗するのは、帰国前日が日曜日に当たるとデパート、スーパーが閉まってしまうのでお土産が買えなくなってしまう事です。
バルセロナ最終日もしくは前日が週末になる場合は、早めにお土産を購入しておく事が重要です。
また、旅行シーズンとしては季節的には8月の旅行は避けた方が無難です。
理由はバケーションシーズンで地元スペイン人は市内からほとんど居なくなり街はゴーストタウン化、そこへ大量の観光客が流れ込んで街本来の魅力が半減。
本当にどこへ行っても見るのは観光客だらけ の8月。
記事は取材時点のものです。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。間違った情報、また有用新情報、分かり難い点や質問等ございましたら情報共有いたしますので、サイト内の「バルセロナ観光情報掲示板」に書き込んでください。 |
@
@ | この記事を書いた人:カミムラ 生まれ京都府。1989年日本を離れバックパックをかついで海外へ。アジア、アフリカ、中南米、ヨーロッパを旅し1997年よりバルセロナに在住。 最終更新 2022.11.18 |
ピックアップ記事。
観光記事一覧
基本情報記事一覧
レストラン記事一覧
ショッピング記事一覧
エンターテイメント記事一覧
【サッカー情報】 バルサ。世界屈指の人気チームを中心に解説します。 |
【フラメンコ情報】 本場アンダルシアに負けず劣らずのレベルの高いフラメンコがここでも見れます。 |