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モンセラット(モンセラート)

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概要

モンセラットは、バルセロナから日帰りで訪れる郊外観光地として、最も人気のある場所の一つです。

カタルーニャ語で「のこぎりの山」を意味し、切り立った岩峰が連なる独特の景観で知られ、その不思議な山並みは、古くから多くのカタルーニャの芸術家たちに強い影響を与えてきました。

中でも最も有名なのが、建築家アントニ・ガウディです。代表作サグラダ・ファミリアの独特な造形も、モンセラットの岩山から着想を得たと言われています。

「この記事では旅行に必要な情報を中心に解説しています。歴史や文化をさらに詳しく知りたい方は、深掘り記事もご覧ください

 

モンセラート観光の所要時間

バルセロナから自力で訪れる場合、往復の移動を含めて最低でも6〜7時間は見てください。

修道院、黒いマリア像、展望台などを急がずに見学するなら、7〜9時間ほどが目安です。さらにフニクラや山歩きを加える場合は、ほぼ一日かかります。

「半日観光」と紹介されることもありますが、公共交通機関を利用する個人旅行では、列車の待ち時間や乗り換えがあるため、午前中だけでバルセロナへ戻るのは現実的ではありません。

半日で訪れたい場合は、専用車やツアーを利用し、見学内容を絞る必要があります。

 

 

バルセロナからの行き方

モンセラットへは、次のような方法があります。

自力で行く(公共交通機関)

最も一般的な方法です。バルセロナのスペイン広場駅から近郊電車FGCを利用し、山麓で**登山電車(Cremallera)またはロープウェイ(Aeri)**に乗り換えて山上へ向かいます。

自分のペースで見学でき、費用も比較的抑えられるのが長所です。一方、切符の購入や乗り換え、列車の時刻を自分で確認する必要があります。

現地ツアーを利用する

乗り換えや切符の購入を気にせず、効率よく観光したい人に向いています。大型バスの多人数、英語ツアーなら比較的安いものもありますが、滞在時間や見学場所が決められているため、自由度は低くなります。

レンタカーで行く

出発時間や滞在時間を自由に決められ、ほかの町と組み合わせやすいのが長所です。ただし、慣れない土地での運転、事故、駐車場の混雑に加え、車内に残した荷物を狙う車上荒らしなどのこれま、武井壮さんをはじめ日本人も多数犯罪被害に遭っていますので注意が必要です。

 

関連記事:レンタカーの車上荒らし・盗難対策|被害の実例と注意点

 

自力で行くなら

自力で訪れる場合は、バルセロナ・スペイン広場駅からFGC近郊電車を利用します。山上へは

登山電車(Cremallera)

約20分弱揺れが少なく確実に座っていけるので快適。また高所が苦手な人にもおすすめです。

ロープウェイ(Aeri)

約5分で一気に山上へ到着します。迫力ある景色を楽しめるのが最大の魅力です。

一方で、満員になってから出発するため、混雑時は立ったまま乗車になります。車内は狭く、運行中は移動できません。窓際に立てなかったり、前に背の高い人が立っていたりすると、景色があまり見えないこともあります。また、高所が苦手な方にはあまりおすすめできません。

 

登山電車とロープウェイの違い、乗り換え方法、切符の種類、実際の移動動画は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

関連記事:モンセラットへの行き方完全ガイド

 

 

モンセラート到着後の歩き方

駅こそ異なりますが、ロープウェイで到着しても登山電車駅までは徒歩約2分です。そこから先は同じルートになるため、到着後の歩き方はどちらも変わりません。

ロープウェイ山上駅

   ↓ 徒歩約2分

登山電車山上駅
   ↓

修道院広場
   ↓

黒いマリア像
   ↓

  大聖堂
   ↓

お土産店・レストラン
   ↓

展望台・遊歩道

 

修道院とバシリカ

登山電車駅からは、まず大聖堂を目指します。正面の階段を上るのが最短ルートです。

階段が苦手な方は、画像の青い矢印の方向へ進んでください。 そのまま道なりに歩けば、階段を使わずに大聖堂まで行くことができます。

 

聖堂と修道院の位置関係

階段を上がると、聖堂前の広場に出ます。左手が修道院、正面中央が聖堂、その右手に黒マリア拝観の入口があります。

黒マリアを拝観しない方は、正面中央の入口からそのまま聖堂へ入ってください。なお、修道院内部は見学できません。

 

 

黒いマリア像へ

聖堂に入ると、一番右側が黒マリア拝観の入口です。入口には係員がいて、予約したチケットを確認します。

この写真は早朝に撮影したため空いていますが、時間が経つにつれて参拝者が増え、日中は行列ができることも珍しくありません。時間指定の予約でも、30分ほど待つ場合があります。

 

礼拝堂が並ぶ狭い通路を進むと、その先に「黒マリアの入口」と呼ばれる階段があります。

 

黒マリア像

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幼いキリストを膝に抱き、聖堂の奥に祀られているのが、「ラ・モレネータ(黒い肌の少女)」の愛称で親しまれる黒マリア像です。

マリア像が右手に持つ球は、世界、すなわち全宇宙を象徴しています。像はガラスで覆われていますが、球の部分だけは触れられるように切り抜かれています。

昔から、この球に手を触れて願い事をすると叶うといわれ、多くの参拝者が訪れます。混雑時には、黒マリア像の前まで長い列が続くこともあります。

 

小礼拝堂

黒マリア像を拝観したあと、階段を降りると小さな礼拝堂があります。ミサが行われている時間帯は扉が閉まっていて入れませんが、開いていればぜひ中へ入ってみてください。

この礼拝堂では、先ほど拝観した黒マリア像を後ろから見ることができます。正面からとは違った姿を見られる、少し珍しい場所です。

また、礼拝堂の奥には、カタルーニャの守護聖人であるサン・ジョルディ像が安置されています。

 

アベ・マリアの通り

黒マリア像を拝観したあとは、アベ・マリア通りを通ります。通路には願いを込めて灯されたキャンドルが並び、静かな雰囲気に包まれています。

 

パティオ

19世紀初頭、ナポレオン軍によって大きく破壊された後に再建された大聖堂は、いくつもの建築様式が混在する建物となっています。

正面のファサードは、ガウディ以前にサグラダ・ファミリアの設計を最初に手掛けた建築家によるもので、ネオ・プラテレスク様式で造られています。

 

また、パティオの中央にある円形のモザイクは、「パワースポット」として紹介されることもあります。

 

大聖堂内

黒いマリア像の拝観を終えたら、今度は大聖堂の内部へ入ってみましょう。

現在の大聖堂は、19世紀初頭のナポレオン軍による破壊の後に再建・修復されたもので、内部にはさまざまな時代の装飾が見られます。

正面奥の祭壇の上には、先ほど間近で見た黒いマリア像が祀られています。

 

少年合唱団

ヨーロッパ最古の少年聖歌隊の一つといわれる、モンセラット・エスコラニア。9歳から14歳までの少年たちによる聖歌が聖堂内に響き渡り、モンセラットを訪れる楽しみの一つとなっています。

通常、平日の13:00と18:45から行われますが、学校行事や休暇などで聖歌隊がお休みの日も少なくありません。また、聴くには事前予約が必要です。

予定されている方は、必ず事前に公式サイトで日程を確認し、予約してから訪れてください。

以下では、聖歌隊公式サイトのスケジュールの見方を日本語で解説していますので、あわせてご覧ください

 

関連記事:少年聖歌隊のスケジュール確認

 

 

山の展望

大聖堂を見学したあとは、モンセラットの山並みを楽しむため展望台へ向かいます。おすすめは次の2か所です。

 

サン・ミゲル展望台(左)

大聖堂から徒歩で片道約25分。大聖堂と修道院、その背後にそびえるモンセラットの山々を一望でき、スケールの大きな景色が楽しめます。

ただし、行きは上り坂が続くため、歩くのに不安がある方にはおすすめしません。また、天候が悪い日は無理をしない方がよいでしょう。

 

ミラドール展望台(右)

大聖堂から徒歩約10分。ここからも大聖堂、修道院、山並みを一望できます。

眺めのスケールではサン・ミゲル展望台に一歩譲りますが、十分に見応えがあります。坂のない舗装された歩道を進むため、誰でも比較的楽に行けます。

 

 

食事と休憩

軽い食事や休憩に利用できるカフェテリアが2か所あります。

一つは登山電車の駅前(駅を出て左側)、もう一つは駅から右へ2分ほど歩いたユースホステルの建物1階にあります。ただし、ユースホステル下のカフェテリアは冬季休業です。

食べ物は菓子パンやスペイン風サンドイッチなど、軽食が中心です。

 

【2つのレストラン】

しっかり食事をしたい場合は、レストランが2か所あります。

一つは、大聖堂に向かって左側にある、あずき色の建物「ホテル・アバット・シスネロス(Hotel Abat Cisneros)」内のレストランです(写真左)。店内は少し洞窟のような雰囲気があり、落ち着いて食事ができます。

もう一つは、登山電車の駅から観光バス駐車場の方向へ5分ほど歩いた、ミラドール展望台下にあるビュッフェレストランです。食べ放題で、アルコールを含む飲み物も料金に含まれています。

料金はいずれもバルセロナ市内より少し高めですが、観光地としては許容範囲。個人的にはどちらのレストランもおすすめできます。

 

関連記事:モンセラット レストラン検証

 

 

帰り方と注意点

帰りの登山電車では、終点の一つ手前にある「Monistrol-Vila」駅で、10分ほど停車することがあります。このときは、ホームへ降りないようにしてください。

発車チャイムなどが鳴らないまま電車が動き出すことがあり、気づいたときにはホームに取り残されてしまう可能性があります。

また、下りの登山電車には「Monistrol-Vila」止まりの便もあるため、乗車前に行き先を確認しましょう。FGCへの乗り換え駅は、その次の**「Monistrol de Montserrat」駅**です。

通常は各時間の15分発がMonistrol de Montserrat行きとなっていますが、ダイヤが変更されることもあるので、乗車前に確認してください。

行きにロープウェイを利用した方も、帰りは登山電車で下山するのがおすすめです。

理由は、登山電車からFGCへ乗り換える「Monistrol de Montserrat」駅が、ロープウェイの乗り換え駅「Aeri de Montserrat」駅より一駅手前にあるためです。

ここからFGCに乗れば座席を確保しやすいのですが、次のAeri de Montserrat駅ではロープウェイからの乗客も加わり、混雑時にはバルセロナまで約1時間立ったままになることもあります。

モンセラット観光の後は意外と疲れているもの。帰りは登山電車を利用した方が、楽にバルセロナまで戻れるでしょう。

 

 

半日モデルコース

モンセラットを半日で観光する場合は、黒いマリア像と大聖堂を中心に見学し、最後に短時間で行ける展望台を組み合わせるのがおすすめです。

見どころを詰め込みすぎると移動だけで慌ただしくなるため、初めて訪れる方は、次の順番で回ると分かりやすいでしょう。

 

【7:36 スペイン広場駅を出発】

バルセロナのスペイン広場駅からFGCに乗り、モンセラットへ向かいます。

登山電車を利用する場合は「Monistrol de Montserrat」駅、ロープウェイを利用する場合は「Aeri de Montserrat」駅で乗り換えます。

高所が苦手な方や、できるだけ楽に移動したい方には登山電車がおすすめです。揺れが少なく、座って山上まで行けることが多いため、ロープウェイよりも落ち着いて移動できます。

 

【9:10頃 モンセラット到着】

登山電車で到着した場合は、駅を出て大聖堂方向へ進みます。

ロープウェイで到着した場合も、山上駅から登山電車の駅方向へ歩き、そのまま修道院広場を目指します。

大聖堂へ向かう途中には階段があります。階段がつらい方は、正面階段を上らず、花壇の手前を左へ進み、道なりに歩くと大聖堂へ行くことができます。

 

【9:20〜10:00 黒いマリア像を拝観】

黒いマリア像の入口は、大聖堂正面に向かって右側にあります。

予約時間が決まっている場合は、先に黒いマリア像を拝観しましょう。予約があっても、混雑時には入場まで待つことがあります。

黒いマリア像の前を通った後は、そのまま奥へ進むと小礼拝堂に出ます。ここでは黒いマリア像を背面から見ることができ、壁にはサン・ジョルディの像もあります。

 

【10:00〜10:30 大聖堂を見学】

黒いマリア像を拝観した後は、大聖堂内部を見学します。

正面祭壇の上に黒いマリア像が置かれており、先ほど歩いた拝観通路の位置も確認できます。

少年聖歌隊の歌を聴きたい場合は、当日の出演時間と予約の有無を事前に確認してください。休演日も多いため、訪問日に必ず聴けるとは限りません。

 

【10:30〜11:00 修道院広場と周辺を散策】

大聖堂を出た後は、修道院広場や周辺の建物を見ながら休憩します。

広場から大聖堂に向かって左側には修道院、中央に大聖堂、右側に黒いマリア像の入口があります。最初に位置関係を確認しておくと、観光しやすくなります。

時間に余裕があれば、土産店にも立ち寄れます。モンセラット名物のお菓子やリキュール、宗教関連の商品などが販売されています。

 

【11:00〜11:30 ミラドール展望台へ】

半日観光では、駅から徒歩約10分のミラドール展望台がおすすめです。

道は舗装されており、サン・ミゲル展望台よりも短時間で行くことができます。モンセラットの山並みを眺めながら、無理なく散策できます。

大聖堂や修道院を含めたスケールの大きな景色を見たい場合は、サン・ミゲル展望台のほうがおすすめですが、片道約25分かかり、往路は上り坂です。半日観光では時間と体力に余裕がある場合に限ったほうがよいでしょう。

 

【11:30〜12:00 昼食または休憩】

山上にはカフェテリアとレストランがあります。

短時間で済ませたい場合はカフェテリア、ゆっくり食事をしたい場合はホテル・アバット・シスネロス内のレストラン、またはミラドール展望台近くのビュッフェレストランを利用できます。

半日観光では、帰りの電車時刻を確認し、食事に時間をかけすぎないようにしましょう。

 

【12:15頃 登山電車で下山】

帰りの登山電車では、終点の一つ手前にある「Monistrol-Vila」駅で10分ほど停車することがあります。このときは、ホームへ降りないようにしてください。

発車チャイムなどが鳴らないまま電車が動き出すことがあり、ホームに取り残される可能性があります。

また、下りの登山電車には「Monistrol-Vila」止まりの便もあるため、乗車前に行き先を確認しましょう。FGCへの乗り換え駅は「Monistrol de Montserrat」です。

行きにロープウェイを利用した方も、帰りは登山電車で下山することをおすすめします。

登山電車の乗り換え駅「Monistrol de Montserrat」は、ロープウェイの乗り換え駅「Aeri de Montserrat」より一駅手前にあります。そのため、Monistrol de Montserrat駅からFGCに乗れば、座席を確保しやすくなります。

Aeri de Montserrat駅から乗車する頃には車内が混雑し、バルセロナまで約1時間立ったままになることがあります。観光後の疲れを考えると、帰りは登山電車のほうが楽です。

 

【14:00頃 バルセロナ到着(スペイン広場駅)】

乗り継ぎが順調であれば、午後2時頃にスペイン広場駅へ戻ることができます。

黒いマリア像、大聖堂、展望台を回るだけでも、モンセラットらしい景色と雰囲気は十分に楽しめます。

半日観光では、見どころを増やしすぎず、黒いマリア像と大聖堂を最優先にするのがポイントです。

 

【アドバイス|朝は思ったより早い】

7:36発の電車に乗る場合、初めてバルセロナを訪れる方なら、ホテルの場所にもよりますが6:30〜7:00頃にはホテルを出ると考えておいた方がよいでしょう。

Espanya駅は大きく、地下鉄からFGCの乗り場までの移動や切符の購入、乗り場を探す時間も必要です。

「7:36発」と聞くとそれほど早く感じませんが、実際にはかなり早い時間から動き始めることになります。

 

 

一日モデルコース

モンセラットを一日かけて観光する場合は、黒いマリア像と大聖堂だけでなく、展望台、遊歩道、食事、土産店まで無理なく組み合わせることができます。

初めて訪れる方は、午前中に黒いマリア像と大聖堂を見学し、午後に展望台へ向かう順番がおすすめです。

 

【7:36 スペイン広場駅を出発】

バルセロナのスペイン広場駅からFGCに乗り、モンセラットへ向かいます。

登山電車を利用する場合は「Monistrol de Montserrat」駅、ロープウェイを利用する場合は「Aeri de Montserrat」駅で乗り換えます。

高所が苦手な方や、できるだけ楽に移動したい方には登山電車がおすすめです。揺れが少なく、座って山上まで行けることが多いため、落ち着いて移動できます。

ロープウェイは約5分で一気に山上へ上がれる一方、混雑時は立ったままとなり、窓側に立てないと景色を十分に見られないことがあります。

 

【9:10頃 モンセラット到着】

山上駅に到着したら、まず修道院広場と大聖堂の位置を確認します。

大聖堂へ向かう途中には階段があります。階段がつらい方は、正面階段を上らず、花壇の手前を左へ進み、道なりに歩くと大聖堂へ行くことができます。

 

【9:20〜10:00 黒いマリア像を拝観】

黒いマリア像の入口は、大聖堂正面に向かって右側にあります。

予約時間が決まっている場合は、最初に黒いマリア像を拝観しましょう。予約があっても、混雑時には入場までしばらく待つことがあります。

黒いマリア像の前を通った後は、そのまま奥へ進むと小礼拝堂に出ます。ここでは黒いマリア像を背面から見ることができ、壁にはカタルーニャの守護聖人サン・ジョルディの像もあります。

 

【10:00〜10:40 大聖堂を見学】

黒いマリア像を拝観した後は、大聖堂内部を見学します。

正面祭壇の上に黒いマリア像が置かれており、先ほど歩いた拝観通路の位置も確認できます。

大聖堂は混雑することが多いため、入口付近で立ち止まらず、奥まで進んでからゆっくり内部を見るとよいでしょう。

 

【10:40〜11:15 修道院広場と周辺を散策】

大聖堂を出た後は、修道院広場と周辺の建物を見学します。

広場から大聖堂に向かって左側に修道院、中央に大聖堂、右側に黒いマリア像の入口があります。

時間に余裕があれば、土産店にも立ち寄れます。モンセラット名物のお菓子やリキュール、宗教関連の商品などが販売されています。

 

【11:15〜12:15 サン・ミゲル展望台へ】

一日観光では、サン・ミゲル展望台まで歩くのがおすすめです。

大聖堂周辺から片道約25分で、往路は上り坂になります。途中で振り返ると、大聖堂、修道院、山の峰々をまとめて眺めることができます。

サン・ミゲル展望台の魅力は、単に山を見るだけでなく、モンセラットの修道院が岩山の中にどのように建っているかを、少し離れた場所から確認できることです。

歩きやすい靴で出かけ、夏は水を持参してください。

体力や時間に余裕がない場合は、駅から徒歩約10分のミラドール展望台に変更してもよいでしょう。こちらは舗装された歩道で行きやすく、短時間でも山の景色を楽しめます。

 

【12:15〜13:30 昼食】

モンセラットにはカフェテリアとレストランがあります。

短時間で済ませたい場合はカフェテリア、ゆっくり食事をしたい場合はホテル・アバット・シスネロス内のレストランがおすすめです。

ホテル内のレストランは石造りで、少し洞窟のような雰囲気があります。料金はカフェテリアやビュッフェより高くなりますが、落ち着いて食事ができます。

もう一つは、登山電車の駅から観光バス駐車場の方向へ5分ほど歩いた、ミラドール展望台下のビュッフェレストランです。食べ放題、飲み放題で、アルコールも料金に含まれる場合があります。

一日観光では昼食時間を十分に取れるため、景色だけでなく食事も含めて楽しむとよいでしょう。

 

【13:30〜14:15 ミラドール展望台と周辺を散策】

昼食後は、ミラドール展望台まで歩きます。

サン・ミゲル展望台とは異なる方向から山並みを眺められ、道も比較的歩きやすいため、食後の散歩に向いています。

午前中にサン・ミゲル展望台まで歩いた方は、無理をせず、ベンチやカフェで休憩してもよいでしょう。

 

【14:15〜15:00 土産店・市場・自由時間】

帰りの電車までの時間は、土産店や屋外の売店を見ながら過ごします。

売店ではチーズ、蜂蜜、イチジクを使った食品など、地元の商品が並ぶことがあります。

大聖堂をもう一度見たい方や、写真を撮り直したい方は、この時間を利用するとよいでしょう。

 

【少年聖歌隊を聴く場合】

少年聖歌隊エスコラニアの歌を聴きたい場合は、当日の出演時間に合わせて午後の予定を調整します。

通常は平日の昼または夕方のミサ後半に歌うことがありますが、休演日も多く、訪問日に必ず聴けるわけではありません。

公式スケジュールと予約の要否を事前に確認してください。

少年聖歌隊を聴く日は、昼食や展望台の時間を前後にずらして調整するとよいでしょう。

 

【15:15頃 登山電車で下山】

帰りの登山電車では、終点の一つ手前にある「Monistrol-Vila」駅で10分ほど停車することがあります。このときは、ホームへ降りないようにしてください。

発車チャイムなどが鳴らないまま電車が動き出すことがあり、気づいたときにはホームに取り残される可能性があります。

また、下りの登山電車には「Monistrol-Vila」止まりの便もあるため、乗車前に行き先を確認しましょう。FGCへの乗り換え駅は「Monistrol de Montserrat」です。

行きにロープウェイを利用した方も、帰りは登山電車で下山することをおすすめします。

登山電車の乗り換え駅「Monistrol de Montserrat」は、ロープウェイの乗り換え駅「Aeri de Montserrat」より一駅手前にあります。

Monistrol de Montserrat駅からFGCに乗れば座席を確保しやすくなりますが、Aeri de Montserrat駅から乗車する頃には車内が混雑し、バルセロナまで約1時間立ったままになることがあります。

モンセラットを一日歩いた後は疲れているため、帰りは登山電車を利用したほうが楽です。

 

【17:00頃 バルセロナ到着】

乗り継ぎが順調であれば、夕方にはスペイン広場駅へ戻ることができます。

一日あれば、黒いマリア像、大聖堂、サン・ミゲル展望台、ミラドール展望台、食事、買い物まで余裕を持って楽しめます。

ただし、見どころをすべて回る必要はありません。午前中に主要な見学を終え、午後は体力や天候に合わせて展望台や休憩時間を調整するのが、モンセラットを無理なく楽しむポイントです。

 

 

まとめ

モンセラットは、黒いマリア像と大聖堂を中心に見学するなら、半日でも十分に楽しめます。

時間に余裕があれば展望台まで歩き、さらに山歩きやサン・ジュアン、サンタ・コバなどへ足を延ばせば、一日かけて楽しむこともできます。

滞在時間が限られている方や、バルセロナ市内観光と組み合わせたい方なら半日、山の景色も含めてゆっくり楽しみたい方なら一日を目安にするとよいでしょう。

どちらの場合も、まず黒いマリア像の予約時間を決め、その前後に大聖堂、展望台、食事などを組み合わせると予定が立てやすくなります。

 

 

もう少し詳しく知りたい方へ

この記事では、モンセラットを個人で訪れるために必要な行き方、到着後の動線、主な見どころ、半日・一日のモデルコースをまとめました。初めて訪れる方は、ここまでの内容と動線を紹介した動画を確認しておけば、一般的な観光には十分です。

黒いマリア像や大聖堂の歴史、修道院、サン・ジュアンやサンタ・コバなどについて、もう少し詳しく知りたい方は、以下の深掘り記事もあわせてご覧ください。

モンセラット(深堀り)|バルセロナウォーカー