モンセラットのレストランの味、値段、雰囲気を検証…
ここを訪れる観光客のほとんどが朝8時もしくは9時台の電車で向かい、教会で13時にあるミサで少年聖歌隊を観て帰って来ると言うのが一般的なコースです。ただそれだとバルセロナに戻ると既にランチには遅い時間となる為に、お昼をモンセラットで取る方も多いと思います。そこで今回は、モンセラットの山上にあるレストランの味と値段を検証してみました。
目次
レストランの場所
登山電車駅右へこんな出店があり | 更に進むと右手に見える建物 |
レストランは合計4つあります。一つは、登山電車駅から出て前にあるお土産物屋の横。次に教会の横を通って観光バスの駐車場に向かう、その途中にあるレストラン2軒。そして、教会横にあるホテルのレストラン。
ただ、お土産物屋の横のレストランは、現在サンドイッチなどの軽食を取るカフェテリアとして機能しているのでこれは除外し、教会の横を通って観光バスの駐車場に向かう、その途中にあるレストラン2軒を実際に食べて検証しました。尚、ホテル(Hostal Abat Cisneros)にもレストランがありますが味、値段共にここで紹介するレストランとほぼ同じレベルなので、敢えてこの記事に入れていません。
こんなところに昭和レトロ
レストランは同じ建物に2つ、そのうち一つはビュッフェ | |
階段を下ります | 右下にレストラン |
階段を下り切った先 | 向かい側にビュッフェ |
レストランがある建物は、なんとなく昭和レトロと言うのでしょうか、日本の一昔前のドライブインを彷彿させます。かなりの大箱で、収容人員は2つのレストランを合わせると約1,000人いけるそうです。
尚、建物の地下になるのですが、切り立った崖の上にあるので、前面ガラス張りの窓からは景色モンセラットからパノラマがよく見えます。
ビュッフェレストラン
レストランの入って所にレジがあるので先に支払いをします。 | |
野菜補給にピッタリのサラダバー | 肉、魚料理が8種類ほど |
パエリヤもあります | パスタ、ピザ、カネロニ |
山盛り取りました (笑 | デザートは4種試します |
まず、ビュッフェの料金ですが大人は15.95€、そして子供は9€。飲み物もこの料金に含まれ、ビールもワインもサーバーがあって飲み放題です。料理は、肉や魚、ソーセージといったおかず物に、サラダバー、スープ類、揚げ物、デザートあとピザやパスタもあるので、わりと充実してるかと思います。
営業時間は12:15-16:00 (冬季はお休み)
食べた感想動画
レストラン
レストランは同じフロアー、ビュッフェレストランの反対側にあります。
昭和ドライブイン、高級感はありません | |
セットメニューは2種類 | 水は値段に含まれますワインは別 |
パンコントマテ自分で作ります | お通しのオイル漬のチーズ |
メニューには2種類があって、安い方が19ユーロで高い方が25€。違いは前菜とメインでそれぞれ選べる料理が多少違うのと、高い方には水以外にグラスワイン1杯が付いてくることです。
営業時間は12:15-16:00 (冬季はお休み)
料理
前菜
今回、食べたのは安い方のコース。と言っても、たった6ユーロの差なので大きく内容が変わることはありません。ちなみに、選んだの、地元を代表する料理のヤギのチーズのサラダと、これまた定番料理のカネロニ。
メイン料理
鴨の脚のコンフィ。ソースはスイートワインを使っているので、かなり甘くて勘弁して下さいと言う感じでした。
カタルーニャ風の鱈料理、これまたボリュウーム満点
食べ感想動画
ホテルのレストラン
料理はセットになったコースメニューとアラカルトの2本立てになります。個人的には好きなものを選べ、量の調整がしやすいアラカルトメニューかと思いますが、お腹一杯食べたいならセットメニューはデザートまで入っているので良いのかも知れません。
ところで、ここのレストランで過去に食べた日本人のレビューを読んでみると、美味しいと言う人と不味いと言う2つの全く異なった意見があります。20年間スペイン料理を食べ続けている私からすると、確かに特筆するような美味しさは無いです。ただし不味いというようなことは決してなく、これすなわち地元のスペイン人が普段レストランで食べる平均レベルの料理と言うのがその答えです。
まとめ&アドバイス
まず2つのレストランに共通しているのですが、特に美味しいここでしか食べれないと言う様な物はどちらもありません。敢えて味を比較するとレストランの方が値段が高いだけ、多少良い気もしますがバルセロナ市内で当サイトのお勧めしているレストランより落ちるのは否めません。
ただ、味については期待はできないのですが、かと言って不味くて食べれないこともなく、山上と言う特殊な場所、更に外国人観光客が大挙押し寄せるような観光地としては、良心的な値段設定ですので損をしたような気分にはならないはずです。
さて、当バルセロナ―ウォーカーでは2つあるうちのどちらのレストランがお勧めかと言うと、答えはビュッフェレストラン。その理由は自分の目で見て料理が選べるのと、量も自分でコントロールできるので最初に少し皿にとって、気に入ればまたその料理を取れば良いわけで、ハズレ料理を一皿延々食べなければならないリスクを回避できます。
実際、レストランの料理の量は日本人にはかり多く、完食すると満腹が持続し夜に食べれない、もしくは美味しく食べれないことになりかねません。あと、ビュッフェの方が値段が安いのと、コーヒー以外のビールやワインの飲み物が含まれていると言うのもプラスポイントかと思います。尚、どちらのレストランも冬季はお休みしますので、その際はホテル(Hostal Abat Cisneros)のレストランになります。因みに、セットメニューで27.50ユーロ。味は、ここで紹介しているレストランとほぼ同じです。
最後に。。。
バルセロナに滞在中は、美味しい物色々と食べたいと言う人は、モンセラットのランチはカフェテリアでサンドイッチを買って軽く食べ、夜にバルセロナで目当てのレストランやバルに行かれるがお勧め。尚、お子さん連れの場合は、モンセラットのビュッフェレストランが使いやすくて便利。また、大量に食べてビールを浴びるほど飲みたい人には無制限のビュッフェなら簡単に元が取れるはずです。
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記事は取材時点のものです。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。間違った情報、また有用新情報、分かり難い点や質問等ございましたら情報共有いたしますので、サイト内の「バルセロナ観光情報掲示板」に書き込んでください。 |
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@ | この記事を書いた人:カミムラ:生まれ京都府。1989年日本を離れバックパックをかついで海外へ。アジア、アフリカ、中南米、ヨーロッパを旅し1997年よりバルセロナに在住。。 記事最終更新 2022.08. |
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