修道院跡に建てられた市場はサン・ジュセップ市場に次いでバルセロナで2番目の古さ、ここではその市場を簡単に紹介します。
概要
元々、この地には13世紀から19世紀初頭までドミニコ会のサンタ・カテリーナ修道院がありましたが19世紀の中ごろにその修道院が無くなり、1848年跡地に元の修道院の名前と同じ市場が造られたことに始まります。
尚、現在の近代的な市場の建物は2005年に地元カタルーニャ出身のエンリック・ミライエスと妻の(イタリア人)ベネデッタタ・グリアブエによってデザインされました。
カラフルなタイルを使った波打つ屋根が特徴ですが、残念なのはその肝心の屋根瓦が殆ど見えない点である意味、税金を投入した割にハズシた建築物と言う評価もあります。
地元客で賑わう市場
地元客で賑わうと言っても凄い活気がある訳ではありませんが、まだボケリア市場(サン・ジュセップ市場9)に比べると訪れる観光客も少ないので市場としては正常に機能しています。
ただ、ボケリア市場ほど観光客に特化していないせいもあり、ジューススタンドや、蚊ッとフルーツ、生牡蠣、生ハムなど、歩きながら食べれるものが売っていなく、少しづつの食べ歩きが出来ないのが旅行者にとっては残念なところです。
食事するにも便利
ボケリア市場ほど飲食店はありませんがオシャレな今時のレストラン「Kitchens of Saint Catherine」や、その逆に市場で働く人たちが食べる地元バルJoanなどもあります。地元の食堂をお探しの方は、ここバルJoanはお勧めです。
ローマ時代の遺跡
市場の奥には、改修工事の時に発見された14世紀の修道院跡が見学できるようになっています。
ただ、見て面白いかと言うとそんなことは無く非常にショボイ展示で何も期待できるものはありません。
早朝の訪問動画
まとめ&アドバイス
観光化され過ぎ本来の市場の機能が無くなったボケリア市場に比べ、まだ地元民の市場として機能しています。
とは言っても場所がら完全地元の市場かと言うと、そうは言いきれず。
例えば市場とは隔絶したオシャレなレストランが併設されている点や、売っている商品が地元買い物客向けとも言い切れないところが一部あり、観光市場と地元市場のその中間的なものとなっています。
包み隠さず言うと、バルセロナのお勧め見どころのランキングから言うと20位から30位と言うところでわざわざ行く必要もないでが、近くにピカソ美術館、カテドラル、カタルーニャ音楽堂とバルセロナ観光の必見スポットがあるので、ついでにサクッと立ち寄れる点でお勧めです。
あとレストランは、ここで食べなくてももっと美味しいところがバルセロナにはあります。ただその中で、既に述べましたが昔ながらの雰囲気残す地元バルJoan、個人的にはそこそこお勧めします。
リンクをクリックして頂くとお店の訪問記、訪問記+動画もありますので参考に。
お勧め度:15点/20点 |
住所 | Avinguda Francesc Cambo, 16 【地図はこちら】 |
URL | http://www.mercatsantacaterina.com/Index.php |
TEL | 933 19 57 40 |
営業時間 | 月~水、土 07:30~15:30、 木・金 07:30~20:30、日曜・祝日休み |
最寄駅 | 地下鉄 L4 号線 Urquinaona駅から徒歩9分、Jaume Ⅰ 駅から徒歩約5分 |
記事は取材時点のものです。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。間違った情報、また有用新情報、分かり難い点や質問等ございましたら情報共有いたしますので、サイト内の「バルセロナ観光情報掲示板」に書き込んでください。
この記事を書いた人:カミムラ:生まれ京都府。1989年日本を離れバックパックをかついで海外へ。アジア、アフリカ、中南米、ヨーロッパを旅し1997年よりバルセロナに在住。 記事最終更新 2022.10.29 |
近くの見所
近くのレストラン
「Bar Joan」(徒歩0分) 市場内にある地元人気バルは、市場で働く人達の憩いの場。 |
「Bacoa」(徒歩1分) 市場の裏にある人気のハンバーガーレストランはボリューム満点のビックリサイズ! |
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