
ガウディが残した建築物の中でも、最高傑作のひとつと評価されるコロニア・グエル教会。
バルセロナ市内から少し離れた場所にあり、郊外電車を利用するため一見ハードルが高そうに感じますが、実際にはそれほど難しくありません。
この記事では、バルセロナ市内からコロニア・グエル教会までの行き方を、公共交通でのアクセス方法を中心に分かりやすく解説します。
場所はこのあたり

コロニア・グエル教会は、バルセロナ市内から見ると北西方向の郊外に位置し、ちょうどモンセラットへ向かうルートの途中にあります。
ガウディ建築の中では数少ない郊外の観光スポットですが、市内からの距離はそれほど遠くありません。
実際、この周辺地域からバルセロナ市内へ通勤している地元の人も多く、アクセスは良好です。郊外と聞くと不便な印象を持たれるかもしれませんが、公共交通を利用して比較的簡単に訪れることができます。
利用列車

バルセロナからは一日に約90本の電車(S33、S8、S4の3種類)がコロニアグエル駅まで運行しています。
行き方
バルセロナ市内から向かう場合、起点となるのは地下鉄の Espanya駅 です。
ここでは、地下鉄で Espanya駅 まで行き、そこから郊外電車に乗り換えてコロニア・グエル教会へ向かう方法を、順を追って解説していきます。
Espanya駅
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| 地下鉄スペイン広場駅に着いたら | 目印の標識 |
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| しばらく進むとFGCカタルーニャ鉄道の改札口が見えてきます | |
バルセロナからコロニア・グエル教会へ向かう場合、まずは スペイン広場駅(Espanya) から、カタルーニャ鉄道(FGC)に乗車します。所要時間は約30分です。
地下鉄でスペイン広場駅まで来た方は、地下鉄の乗車券がそのまま乗り継ぎに利用できるため、新たに切符を購入する必要はありません。そのまま Colònia Güell(コロニア・グエル)駅 を目指しましょう。
地下鉄のホームに到着したら、まず FGC(カタルーニャ鉄道)の案内表示 を探してください。以前はオレンジ色のマークでしたが、現在はグリーンを基調としたデザインに変更されています。FGCの表示に従って進めば乗り換えは難しくありません。
なお、FGCの改札は地下鉄と同じ地下階にあります。
地下鉄 L1(赤線) を利用している場合は比較的スムーズに乗り換えできますが、L3(緑線) のホームからは少し距離があり、FGCの改札まで5分ほど歩くことになります。
初めて利用する方は、駅構内で少し余裕を持って移動すると安心です。
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【カタルーニャ鉄道・FGC】 バルセロナ郊外へ行く電車は、カタルーニャ広場とスペイン広場から出ています。 |
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【スペイン広場】★☆☆☆☆ スペイン広場は、バルセロナ中心地へと入る西の玄関口です。空港と市内を…. |
電車を確認
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| 切符は右から入れ入場 | 目の前に列車案内のモニター |
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地下鉄でスペイン広場駅まで来た方は、その乗車券を使ってそのままFGCの改札を通ることができます。
自動改札を通過すると、正面に出発列車の案内モニターがありますので、まずはそこを確認しましょう。
コロニア・グエル駅(Colònia Güell)に停車するのは、S33、S8、S4 の3系統です。案内モニターで発車ホームを確認し、その電車が出発するホームへ向かってください。
なお、モンセラットへ向かう際によく利用される R5線 は、コロニア・グエル駅には停車しません。
モンセラット方面へ行く列車だからといって乗ってしまうと通過してしまいますので、必ず S33・S8・S4 のいずれかに乗車するよう注意してください。
コロニアグエル駅到着
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| 乗り降りが殆ど無い寂しい駅 | 無人の駅舎を通り抜け外へ |
コロニア・グエル駅に到着したら、降りたホームを電車の進行方向へ向かって歩きます。
しばらく進むと階段がありますので、それを上ると駅舎に出ます。駅舎内を通って改札を抜ければ、駅の外へ出ることができます。なお、現在は駅舎を経由せずに移動できるルートも整備されています。
記事の最後に最新の行き方を紹介した動画を掲載していますので、実際に訪問される際はそちらも参考にしてください。駅構内の様子や移動ルートが映像で確認できるため、初めての方でも迷いにくいと思います。
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| 駅を出ると前にロータリー | 案内地図も立っています |
駅を出ると、バルセロナ中心部の賑わいとは一変し、のどかで落ち着いた雰囲気が広がります。
実際に歩いてみると、「もう郊外まで来たんだな」と感じる方も多いでしょう。駅の出口付近にはコロニア・グエル教会への案内板も設置されていますが、もっと簡単な方法があります。
それは、足元を見ることです。コロニア・グエル教会までのルートには、地面に案内表示が埋め込まれており、その表示をたどっていくだけで目的地まで迷わず進むことができます。初めて訪れる方でも安心して歩けるよう工夫されています。
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| これが重要! | 信号は守りましょう |
すると歩道に青色の足跡が現れます。実はこれがコロニア・グエル教会への案内です。
この足跡をたどって歩いていけば、チケット売り場やインフォメーションセンターまで自然に導いてくれます。
信号を渡る場所や曲がり角にも足跡が続いているので、「本当にこの道で合っているのかな」と心配する必要はありません。
まるで足跡が「こっちですよ」と案内してくれているようで、初めて訪れる方でも迷うことなく目的地へ向かうことができます。
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| 看板も立っています | 昔の繊維工場跡 |
信号を渡った後、次の角を右へ曲がると、かつてコロニア・グエルの中心だった工場跡が見えてきます。
この工場は、実業家エウセビ・グエルが建設した繊維工場で、当時は多くの労働者が働いていました。
現在は工場としての役目を終えており、繊維工場としては使われていませんが、建物の一部は保存・再利用され、当時の面影を今に伝えています。
コロニア・グエルは単なるガウディ建築の見学地ではなく、19世紀末から20世紀初頭の工業都市計画や労働者の暮らしを知ることができる場所でもあります。
教会へ向かう途中に、ぜひ工場跡にも目を向けてみてください。ガウディの建築だけでなく、この町が誕生した背景も感じられるはずです。
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| 緑の小道をひたすら進むと | こんな家が見えてきます |
そのまま青い足跡をたどって歩いていくと、今度は美しいモデルニスモ建築の家が見えてきます。
これが オルダル邸(Casa Ordal) です。曲線を取り入れた外観や装飾的なデザインには、カタルーニャ地方で花開いたモデルニスモ建築らしい特徴がよく表れています。
コロニア・グエルはガウディの教会だけが見どころではなく、このような住宅や公共施設が点在しているのも魅力のひとつです。
教会へ向かう途中にこうした建物を眺めながら歩くことで、当時の労働者村が単なる工場の付属施設ではなく、ひとつの理想的なコミュニティとして計画されていたことが感じられるでしょう。
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| この建物手前を左に | 歩道をインフォメーションへ |
そのまま青い足跡をたどって進むと、この角に到着します。ここを左に曲がると、チケット売り場とインフォメーションセンターがあります。
まずはそこで入場チケットを購入しましょう。なお、チケット購入後に教会へ向かう際は、再びこの場所まで戻ってくることになります。
つまり、この角がインフォメーションセンターと教会を結ぶ分岐点のような場所になりますので、場所を覚えておくと分かりやすいでしょう。
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| チケットはここで購入 | トイレとはこちら |
インフォメーションの中へ入って、グエル教会の入場券を買います。オンラインで事前に買った人も、ここでチケットと引き換えとなります。
尚、道を渡った建物にはトイレと水が購入できる自動販売機があるので必要な方はここで済ましておいてください。
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| さっきの道を戻り少し進んで右 | 教会の塀に突き当たるので左へ |
チケットを購入したらインフォメーションセンターを出て、先ほど左に曲がった角まで戻ります。
今度はそのまま道を進み、少し歩いたところで右へ曲がってください。そのまま進むと、やがてコロニア・グエル教会の敷地を囲む金網のフェンスが見えてきます。
フェンスに突き当たったら左へ曲がり、そのまま道なりに進んでいきます。
ここまで来れば教会はもうすぐです。周囲の木々に囲まれた静かな環境の中を歩いていると、少しずつガウディの傑作が姿を現します。
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| 歩くこと50メートルで到着 | 脇に係員が座っています |
しばらく歩いていると、入口付近に係員が座っているのが見えてきます。
少々拍子抜けするほど簡素ですが、そこがコロニア・グエル教会の入口です。
チケットを提示して中へ入りましょう。大聖堂や有名美術館のような華やかな入口ではありませんが、その素朴さもコロニア・グエルらしいところです。周囲の静かな環境と相まって、これからガウディの傑作に出会うという期待感が高まります。
徒歩ルート地図
駅からコロニア・グエル教会へ向かうルートは主に2つあります。どちらも同じぐらいの時間ですが、おすすめは下側のルートです。
このルートは上側のルートより約50メートルほど短いうえ、途中に坂道がなく歩きやすいのが特徴です。また、チケットを購入するインフォメーションセンターにも近いため、初めて訪れる方には特に便利です。
さらに、コロニア・グエル名物ともいえる青い足跡の案内表示は、この下側ルートに沿って設置されています。上側のルートには足跡がないため、道に迷う可能性もあります。
そのため、特別な理由がない限りは、下図の青ラインで示したルートを利用することをおすすめします。初めてでも迷いにくく、最も分かりやすいアクセス方法です。
動画解説
2024年版の動画ですが、現在も同じです変わりはありません。
まとめ&アドバイス
| 記事は取材時点のものです。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。間違った情報、また有用新情報、分かり難い点や質問等ございましたら情報共有いたしますので、サイト内の「バルセロナ観光情報掲示板」に書き込んでください。 |
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@ | この記事を書いた人:カミムラ:生まれ京都府。1989年日本を離れバックパックをかついで海外へ。アジア、アフリカ、中南米、ヨーロッパを旅し1997年よりバルセロナに在住。。 記事最終更新 2026.04.06 |
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