
ランブラス通りから細い路地を少し入ったところにあるレイアール広場は、バルセロナ旧市街を代表する広場のひとつです。
広場の中央には噴水があり、その周りをヤシの木、回廊、レストランやバルのテラス席が囲んでいます。昼は観光客が休憩に立ち寄り、夜は食事やお酒を楽しむ人たちで賑わう、旧市街らしい活気のある場所です。
一方で、レイアール広場はきれいな観光広場というだけではありません。大道芸人、客引き、物売り、物乞い、そしてスリまで、旧市街の良い面も悪い面もまとめて見える場所でもあります。
ここでは、ガウディの街灯でも知られるレイアール広場の歴史、見どころ、そして実際に訪れる際の注意点を、現地目線で紹介します。
概要
レイアール広場は、19世紀にカプチン会修道院の跡地に造られた広場です。
もともとこの場所には修道院がありましたが、19世紀の都市整備の流れの中で取り壊され、その跡地に現在の広場が整備されました。四方を建物に囲まれた整った造りで、中央には噴水が置かれ、周囲にはアーチ状の回廊が続いています。
広場を囲む建物の1階部分には、バルやレストランが並び、テラス席では食事や飲み物を楽しむ観光客の姿が見られます。ランブラス通りからすぐという立地もあり、昼夜を問わず人通りの多い場所です。
また、広場には若き日のガウディがデザインした街灯が残されており、建築好きの人にとっては見逃せないポイントのひとつです。
以前のレイアール広場は、治安の悪い場所として知られていました。夜になると雰囲気が悪く、旅行者にはあまりおすすめしにくい広場だった時代もあります。
しかし現在は、市の長年の整備や警備の強化により、以前に比べるとかなり改善されています。夜でもレストランのテラス席には子供連れの家族を見かけることがあり、昔のように危険な場所という印象は薄れました。
ただし、ランブラス通りに近い旧市街の中心にあるため、スリや置き引きへの注意は今も必要です。雰囲気を楽しむには良い場所ですが、バッグやスマホを無防備に置いたまま食事をするのは避けましょう。
場所はランブラス通り沿い

レイアール広場は、ランブラス通りからすぐ入ったところにあります。
カタルーニャ広場からランブラス通りを港の方へ下って行き、コロンブスの塔の少し手前で左側の路地に入ると、そこがレイアール広場です。
ランブラス通りに面しているわけではありませんが、通りからほんの数十メートル入るだけなので、旧市街散策の途中に立ち寄りやすい場所です。
ただし、入口が少し分かりにくく、初めての方は通り過ぎてしまうこともあります。ランブラス通りを歩きながら、左側に広場へ抜けるアーチ状の入口が見えたら、そこを入ってください。
ガウディのガス灯

レイアール広場でぜひ注目したいのが、広場に設置されている2つの街灯です。
この街灯をデザインしたのは、若き日のアントニ・ガウディ。1879年、ガウディが建築学校を卒業した直後に、バルセロナ市から依頼を受けて手がけた初期の仕事のひとつです。
ガス灯の上部をよく見ると、翼のある兜や蛇の巻きついた杖など、ギリシャ神話のヘルメスを思わせる装飾が施されています。ヘルメスは商業の神でもあり、当時のバルセロナの経済発展や港町としての繁栄を象徴しているとも言われます。
ガウディというと、サグラダ・ファミリアやカサ・バトリョのような個性的な建築を思い浮かべる方が多いと思いますが、この街灯はそれ以前の、若いガウディの仕事を見ることができる貴重な作品です。
昼間は広場の景観に溶け込んでいるため、意識して見ないと通り過ぎてしまいがちですが、夜になると明かりが灯り、広場全体が昼間とは少し違った雰囲気に変わります。
人気観光スポット

人気観光スポット
昼間のレイアール広場では、カフェやレストランのテラス席に座り、ゆっくりと時間を過ごす欧米人観光客の姿をよく見かけます。
広場の中央には噴水があり、周囲をヤシの木と回廊が囲んでいるため、旧市街の中でも開放感のある場所です。ランブラス通りの喧騒から少し離れて、ひと息つくにはちょうどよい広場と言えます。
観光の合間にテラス席に座り、飲み物を片手に人の流れを眺めて過ごすのも、レイアール広場らしい楽しみ方のひとつです。
ただし、テーブルの上にスマホや財布を置いたままにするのは禁物です。のんびりした雰囲気に見えても、ここはランブラス通り近くの旧市街。置き引きやスリには十分注意してください。
ナイトライフ
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レイアール広場は、夜になると昼間とはまた違った雰囲気になります。
広場を囲むレストランやバルのテラス席には明かりが灯り、食事やお酒を楽しむ人たちで賑わいます。ランブラス通りからすぐの場所にありながら、広場の中に入ると少し落ち着いた空間になっているのも魅力です。
広場の一角には、以前から人気のあるレストラン 「Les Quinze Nits(ラス・キンザ・ニッツ)」 があります。立地がよく、観光途中に利用しやすい店として知られています。
また、気軽にフラメンコショーを観ることができる 「Tablao Flamenco Cordobes / Tarantos」 もこの広場周辺にあり、夜の旧市街観光と組み合わせやすい場所です。
ただし、夜でも以前に比べると治安はかなり改善されていますが、ここはあくまでランブラス通り近くの旧市街です。食事中にバッグを椅子の背に掛けたり、スマホをテーブルに置いたままにしたりしないよう注意してください。
なお、日曜日の午前中には、広場で切手や古銭のアンティークマーケットが開かれることがあります。夜の賑わいとはまた違った雰囲気なので、興味のある方は旧市街散策のついでにのぞいてみるのも面白いでしょう。
まとめ&アドバイス
レイアール広場は、バルセロナ旧市街の繁華街の中心とも言える広場です。
ランブラス通りからすぐの場所にあり、昼間は観光客や地元の人たちが行き交い、カフェやレストランのテラス席では多くの人が食事や休憩を楽しんでいます。広場を囲むように飲食店がずらりと並んでいるので、旧市街散策の途中にここで食事をするのも悪くありません。
また、レイアール広場は時間帯によって雰囲気がかなり変わる場所です。
昼間は明るく開放的で、観光客も多く、比較的安心して歩けます。夕方から夜にかけては、レストランやバルの明かりが灯り、広場全体がにぎやかな雰囲気になります。夜の食事や軽く一杯飲む場所としても使いやすい広場です。
ただし、深夜遅くから早朝にかけては注意が必要です。この時間帯になると、酔客、物売り、怪しい客引き、薬物関係者など、旅行者にとってあまり関わりたくない人たちが増えることがあります。
以前のレイアール広場は、今よりも治安の悪い場所として知られており、広場内にパトカーが常駐していた時期もありました。現在はかなり改善され、夜でもレストランには子供連れの家族を見かけるほどになりましたが、それでも旧市街の中心であることに変わりはありません。
訪れるなら、昼間から夜の食事時間帯までがおすすめです。深夜遅くから早朝にかけては、特別な用事がない限り避けた方が無難です。
また、テラス席で食事をする際は、スマホや財布をテーブルの上に置いたままにしない、バッグを椅子の背に掛けないなど、基本的なスリ・置き引き対策は忘れないようにしてください。
レイアール広場は、きれいな観光広場であると同時に、バルセロナ旧市街の良い面も悪い面も見える場所です。その両方を理解して訪れれば、旧市街らしい雰囲気を楽しめる広場だと思います。
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お勧め度:14点/20点 |
| 住所 | Placa Reial 【地図はこちら】 |
| 最寄駅 | 地下鉄4号線 リセウ駅から徒歩3分 |
| 記事は取材時点のものです。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。間違った情報、また有用新情報、分かり難い点や質問等ございましたら情報共有いたしますので、サイト内の「バルセロナ観光情報掲示板」に書き込んでください。 |
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@ | この記事を書いた人:アキモト 日本で社会人を経験後マドリッドへ大人の語学留学。海のあるバルセロナへ移住後、バルセロナウォーカーにて情報を発信しています。最終更新 2026.07.02 |
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