世界遺産「カサ・ミラ」また「カサ・バトリョ」から徒歩8分程にあるコンセプシオ市場を紹介します。
はじめに
市場の入り口は花屋が2軒あって一年中花と緑が一杯。
また、今年で125年になるバルセロナでも歴史ある市場は、ガイドブックに載っているサンジョセップ市場やサンタ・カテリーナ市場と違い、地元のスペイン人達の日常の買い物風景が見られる落ち着いた雰囲気のある市場です。
近代的な市場
100年以上続く歴史ある市場ですが、1995年に大規模な改修工事が行われ中は近代的な造りとなっています。
市場内もゆったりしていて、ベンチもあり座ってバルセロナの庶民の買い物風景なんかも見れます。
また、サンジョセップ市場より落ち着いた雰囲気で衛生的です。
地元のローカル食材
トマトも色んな種類が揃います | 八百屋さん |
スペイン人が好むアンコウ | ヨーロッパの他国でも評価の高い地元産のソーセジ |
写真上の八百屋さんに吊られているのは、パン・コン・トマテ専用のトマト。
普通のトマトに比べて水分が少なく、スペインでもここカタルーニャ州の市場でしか見れない光景です。
他にも地元産の野菜や、品質に定評のあるソーセージ、また惣菜を売る店などもあります。
最近、観光客向けの店が
でき始めています
オリーブオイル各種を無料で試せます | ベンチに座って果汁100%のジュースはどうでしょう |
ガイドブックに紹介されている市場と違い地元御用達となっているこの市場。
ですが、最近はオリーブオイルが試食ができるお店やカットフルーツ、フレッシュジュースをテイクアウトできるお店もできて来ました。
これから徐々に観光客にも対応していくようです。
スーパも併設
バルセロナの他の市場でも多く見かけますが、地元の大手のスーパーが併設されています。
基本は市場の店と競合しないように、生鮮食品はあまり無いのですがそれ以外の日用品なら何でも揃っていて買い物客にとって便利なようになっています。
バルは3軒
サンジョセップ市場のあの喧騒がうそのよう | 市場で働く人達が食べる地元料理 |
バルは3軒ありますがどれも昔ながらの雰囲気が残る地元バル。
買い物に来たおばさんや市場で働く人達が世間話に花をさかせています。
どれも典型的な地元バルですが、私たち日本人観光客にも感じ良く対応してくれます。
なお食べ物はつまみ程度もので大した料理は無いのですが、そのうち1軒は食事もできます。
【Bar Manuel】 特に凝った料理はありませんが、地元バルとしては正統派。 |
【Embat】 バルセロナでコスパの良いことで知られている店で近年改装して… |
まとめ&アドバイス
基本的には生鮮食品を中心とした地元スペイン人用の市場です。
最近は数は少ないですが少しづつ外国人観光客も訪れる様になり、それに対応した店も出来つつありますがまだ汚れを知らない市場。
サンジョセップ市場の様なあそこまで観光地化された市場にいま一つ満足できない方、地元スペイン人が買い物に使っているの普通の市場を見たい方、またそこで繰り広げられ日常を見て地元の雰囲気に浸りたいそんな方にお勧めできます。
場所は世界遺産のカサ・ミラとサグラダファミリとのちょうど中間、徒歩で移動される方なら途中に寄る事もできます。
あと、このすぐ地区に当サイトでお勧めしているレストラン「Embat」があるので行かれる方は食事の前に訪れるも良いでしょう。
お勧め度:★★★☆☆(3.3) |
住所 | Carrer d’Aragó, 311 【地図はこちら】 |
URL | http://www.laconcepcio.cat/ |
TEL | 675 693 616 |
営業時間 | 午前8:00-20:00 (火-金曜日) 8:00-15:00(月,土曜日) |
最寄駅 | 地下鉄3,4号線 Passeig de Gràcia駅(パセジダグラシア) |
記事は取材時点のものです。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。間違った情報、また有用新情報、分かり難い点や質問等ございましたら情報共有いたしますので、サイト内の「バルセロナ観光情報掲示板」に書き込んでください。
この記事を書いた人:カミムラ:生まれ京都府。1989年日本を離れバックパックをかついで海外へ。アジア、アフリカ、中南米、ヨーロッパを旅し1997年よりバルセロナに在住。 記事最終更新 2022.11.01 |
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