見て食べて楽しめるチョコレート博物館を、ここでは簡単に紹介します。
はじめに
チョコレートの美味しい国といえば、有名なのはフランスやスイス、ベルギーを思い浮かべられる方が多いでしょうが実は、ヨーロッパで最初にカカオが持ち込まれたのはスペイン。
一説にはヨーロッパ人で最初にカカオに出合ったのは、中央アメリカに到達したコロンブスだといわれています。
実際コロンブスは大航海の後にカカオをスペインに持ち帰ったのですが、その時は誰もカカオの価値がわからず興味を全く示しませんでした。
スペインが発祥の地
コロンブス | エルナン・コルテス |
その後、スペインが新大陸に本格進出するようになり、スペイン人エルナン・コルテス(後に帝国を滅ぼす征服者)が現在のメキシコを支配していたアステカ帝国のその王にチョコレート飲料を振舞われた事がきっかけとなり、スペインに大量のカカオを持ち込みます。
後にこれが大当たりして、スペイン王室や貴族の間でチョコレートドリンクが大流行しました。
最初はスペインでだけ広まりましたが、スペインの王女がフランス王室に嫁ぐときにチョコレートを持参したことによって、フランスへ、そしてヨーロッパへと更に広まっていったのです。
菓子職人組合直営博物館
バルセロナの旧市街のはずれにあるチョコレート博物館は、バルセロナの菓子職人の組合によって運営されています。
中央アメリカのアステカ時代には薬として摂られていたカカオが、ヨーロッパで嗜好品として普及していく歴史が展示されています。
また、ここの見どころは、チョコレートで作られたオブジェの数々でしょう。
サグラダファミリアやグエル公園のドラゴン、闘牛のシーンやFCバルセロナのスター選手メッシの像などが並んでいます。
ただし、作品によってはかなりレベルが低く、そこがいかにもスペインらしいと言えなくもありません。
意味不明のオブジェ
グエル公園のドラゴン。水を吐く、もしくはヨダレのところまでリアルに再現されています。
世界の建造物シリーズだそうです(笑)このチャチさが、さすがスペイン人!
カフェテリア
併設のカフェテリアでは、スペイン名物のホットチョコレート「チョコラーテ」をどうぞ。
さすが菓子職人が運営するだけあって、ここのチョコラーテは滑らかで美味しいですよ(残念ながらチュロスはありませんが)。
このチュロスを食べるためにここに来てもいいなーと思わせる美味しさ。
下は入場チケットです。なんとこれもチョコレート。見終わったら食べられますね。
お土産も充実
ショップには様々なオリジナルのチョコレートが売られています。
板チョコも粒チョコもバラエティが豊富。
また、チョコレートを作るための型や、Tシャツ、エコバッグなどのグッズもあり、お土産におすすめです。
チョコレートの本やTシャツなどのグッズもお土産にいかが?
お勧め度:8点/20点 |
住所 | Carrer Comerç, 36 【地図はこちら】 |
URL | http://www.museuxocolata.cat/?lang=en |
TEL | 932 68 78 78 |
開館時間 | 月~土 10:00-19:00、日祝 10:00-15:00(1/1、1/6、12/25、12/26は休館) |
料金 | 大人6€、 学生・シニア5.1€、 6歳以下無料、毎月第一月曜日は無料 |
最寄駅 | 地下鉄3号線Jaume I(ジャウマ・プリメ) 駅から徒歩6分 |
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@ | この記事を書いた人:アキモト 日本で社会人を経験後マドリッドへ大人の語学留学。海のあるバルセロナへ移住後、バルセロナウォーカーにて情報を発信しています。最終更新 2022.10.29 |
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