世界屈指のクラブチーム、誰もが知っているFCバルセロナの専用スタジアムがカンプ・ノウ。
ここでは、バルサのこれまでの栄光の歴史が見れるミュージアムとスタジアムを詳しく見て歩けるツアーがセットになった「Camp Nou Experience」を中心に解説していきます。
目次
はじめに
以前のスタジアムはレス・コルツにありましたが、年々増え続けるバルサファンを収容するための新しいスタジアムが必要になって来ました。
そこで、今の場所に新たにスタジアムを建設。3年後の1957年9月24日(メルセのお祭りの日)に落成式が行われ、レス・コルツのスタジアムと区別するために使われていた、カタルーニャ語で新しいスタジアムを表す「カンプ・ノウ」という通称が2001年にSocio(バルサの会員)による投票によって正式名称となりました。
基本的に2週間に一度の試合開催なので、旅程次第で観戦できない方も残念ながら」と多いと思いますが、そんな方でもスタジアムとミュージアムの見学がセットになっているスタジアム・ツアー(カンプ・ノウ・エクスペリエンス)があります。
もちろん、試合を観戦できた方でもバックヤードが見れるので非常に興味深いことは言うまでもありません。
スタジアム・ツアー
チケット購入
アクセス15から入場した時のチケット売り場① | メガストアのすぐ裏にあるチケット売り場② |
カンプ・ノウ・エクスペリエンス、通称スタジアム・ツアーのチケット売り場は2つあります。地下鉄5号線Collblanc駅を利用した場合は①地下鉄3号線Maria Cristina駅または、Palau Reial駅を利用した場合は②が近い。
以前は好きな時間に行っていつでも入場できたのですが、今は15分毎に区切られた指定の時間に入場するようになり、しかも窓口で購入した場合は1枚につき2.5ユーロの手数料がかかるようになりました。事前にインターネットで購入したほうがお得。
チケット購入はバルサの公式HPから※チケットは入場時間を15分毎に区切って時間指定していますが、現時点(2018年2月13日の時点)ではあまりそれは気にしなくても大丈夫みたいです。いつ他の観光施設同様に入場時間の厳守が徹底されるかは未定。
ツアーの入口
メガストア近くのチケット売り場のすぐ後ろが、入口。
チケットに印刷されているバーコードを通して入場。エスカレーターで昇ると、そこからがバルサのスタジアムツアーの始まり。
オーディオガイド
5€で借りられるスマホタイプのオーディオガイド日本語に対応しています。 | |
ツアーの入場ゲートの先が受付 | 使い方は簡単、番号を入れるだけ |
入場すると直ぐのところには、オーディオガイドのレンタル受付があります。
スマホ型のオーデイオガイドは日本語にも対応していてツアー中のルート沿いに点在するスポットごとに番号があり、それを画面に入力するだけで全て解説してくれます。
ちなみに、付いているイヤホンはイマイチ装着感と音が良くありませんし、消毒しているのか?不明。
ツアー中、一時間ほど聞くのですから普段使いなれているイヤホンを持って行くことを強くお勧めします。
スタジアムツアーの入口
列に並ぶか並ばないかはツアーに影響はありませんが、最後に違いが出てきます。
列に並んでバーコード付きのブレスレッドをつけてもらう人はこちらを参照
充実ミュージアム
世界屈指の名門チームらしく、数々のトロフィーが並びます | |
クラブの歴史は100年以上 | スタジアム建設の記念の敷石 |
まずは、ミュージアムを見学。1
899年にFCバルセロナを立ち上げたスイス人、ジョアン・ガンペールの生い立ちから始まり、壁一面に飾られたトロフィーの数々がバルサの華麗なる歴史を物語っています。
バルサはサッカー以外にも女子サッカー、バスケットボール、ホッケー、ハンドボールなどたくさんのスポーツチームをもっており、それらのトロフィーも飾られています
メッシのコーナー
ミュージアムの一角にはメッシの功績を称えるコーナー。
バロンドール(ヨーロッパの年間最優秀選手に贈られる賞)やヨーロッパ・ゴールデン・シュー(ヨーロッパサッカーリーグの選手のうちシーズンで最も多くの得点を挙げた得点王に与えられる賞)のトロフィーが飾られています。
ちなみに、メッシーはこれまで歴史上最多の5回バロンドールを受賞していますが、それを破る選手は10年以上恐らく50年は現れないのではと言われています。
プレスルーム
試合前後の監督のインタビューや選手の入団会見などはここで行われます。
ロッカールーム
質素なロッカールーム | 小さなジャグジーは、順番待ち? |
見学できる更衣室はアウェイのチーム用。
ジャグジー、シャワー、ロッカーとマッサージ用のベッドだけのビックリするくらい質素なのは、戦力を喪失させる狙いか!
バルサの更衣室はどんなに豪華なのか見てみたいけどは非公開。いつか見せて~!
※「Players Experience Tour」(129ユーロ)なら、バルサのロッカールームも見られます。
プレーヤーズ・トンネル
キックオフ直前、両チームの選手が待機しているのがここ。
このトンネルの右には礼拝堂もあり試合前に祈る選手もいるのでしょうか。
芝の香りピッチ
ピッチにから見渡すスタジアムの大きさに圧倒!2014年現在は世界第6番目、ヨーロッパで一番の収容人数(99,786人)を誇っています。
バックスタンドのシートに色違いで書かれている「MES QUE UN CLUB(クラブ以上の存在)」というスローガンは1919年にFCバルセロナが地方自治運動に参加した時に使用されて以来、カタルーニャ民族主義の拠り所そして象徴として今も受け継がれています。
最近は、選手のベンチにも座れます。やっぱり、観客席のプラスチックの座席とは違い、クッションも効いていて座り心地がいい!
3階の放送記者席
そして、放送記者席がある3階へ。
階段でも行けますが、お子様連れの方や階段がしんどい方はエレベーターをご利用ください。
192の記者席、2つのテレビ局のブース、28のラジオの放送席があります。
バルサに得点が入ると「ゴール!ゴール!ゴーーーーール!」
と叫ぶ熱狂的なアナウンスはここから放送されているんですよ。
マルチメディア
2階に戻ってくるとマルチメディアのスペースに。
今までの感動の名場面が永遠と見ることができ、バルサファンなら飽きることなくここで何時間でも過ごせそう。
未来のスタジアム
新しいスタジアムの模型。
2017年5月から工事が開始され2021年2月に完成し105,000人収容可能になるはずでしたが、未だ未完成。
すべてのスタンドが屋根で覆われたら、チャンピオンズリーグの決勝も開催できるようになります。
さらに感動の試合を私たちに見せてくれるでしょう。
大満足のツアー
サグラダ・ファミリに次いでバルセロナの人気の観光スポットとなっているカンプ・ノウ。
所要時間は1時間半ですが、ツアーの出口はメガストアに続いているのでショッピングの時間も含めると2時間はかかるかもしれません。
レポート動画
まとめ&アドバイス
バルセロナの観光スポットの中では、サグラダ・ファミリアに次いで入場者が多いと言われているのが、カムノウスタジアムの見学。
サッカーに多少でも興味がある方でしたら、充実した展示に加えヨーロッパ最大のスタジアムをくまなく見て周れて非常に満足できるでしょう。
アドバイスとしては、オンラインで購入しておくと割引になるので面倒で無ければ買っておきましょう。
その場合、日時指定になってはいますがサグラダ・ファミリアの様に煩く無く、いつ行って大丈夫。
あと、試合日とその前日のツアー時間については、変わることもよくあるので事前にバルサのHP(下の関連リンク)で確認して下さい。
また、試合日はミュージアムだけの見学しか出来ず同じ料金ながら面白さは半減します、そういう意味では余程その日しか無理な方以外は避けて下さい。
お勧め度:16点/20点 |
住所 | Carrer d’Aristides Maillol, 12 【地図はこちら】 |
URL | https://www.fcbarcelona.jp/ |
ツアー料金 | 一般(11歳~69歳)28€、4歳‐10歳・70歳以上21€、3歳以下無料 スタジアムの窓口で買うと手数料として3.5€が加算されます。 |
営業時間 | 12/20-1/9:10:00-17:00、1/10-5/1:月-土10:00-18:00, 日10:00-15:00 5/2-10/16:9:30-19:00、 休業日:1/1、12/25 ※試合のある日は時間の変更あり!こちらで確認☝ |
所要時間 | 1時間30分 |
最寄駅 | L3 Palau Reial駅から徒歩約7分、 L5 Collblanc駅から徒歩約7分 |
記事は取材時点のものです。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。間違った情報、また有用新情報、分かり難い点や質問等ございましたら情報共有いたしますので、サイト内の「バルセロナ観光情報掲示板」に書き込んでください。 |
@ | この記事を書いた人:アキモト 日本で社会人を経験後マドリッドへ大人の語学留学。海のあるバルセロナへ移住後、バルセロナウォーカーにて情報を発信しています。最終更新 2022.10.12 |
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