お土産には色々な物がありますが、もらう側からするとありがた迷惑と言う物も存在します。
例えば置物や小物は贈る側からすれば可愛い!と思って選んだわけですが、趣味や好みは同じと言えないこともあり案外と受け取る側からすると困りもの。
また、せっかく買って来てくれたから簡単に捨てることもできません。
そんな中で食品だったら食べたら終わり。残りはしませんが、却って後腐れ無くてお勧め。
注意点として紹介している値段。最近の物価の上昇は目を見張るものがありますが、ご多分に漏れずここで紹介している商品も時々数%値上がりするので、あくまで目安としてください。
目次
土産選びの難しさ
日本のガイドブックや、バルセロナ旅行関連のYouTubeなどによく紹介されているお勧めのお土産ですが、実のところバルセロナに何十年も住みよくよく分かっている者からすれば、日本の家族や友人にまず買わないと言うような物が多く含まれています。
その理由としてはよく考えずに適当に知っている物を選んで載せたと言うのが一つありますが、実際問題、本当のお土産がなかなか見つからないからです。
どうして適当な、お勧めお土産が無いのかと言うと。。
① スペインで作られるチョコやお菓子で美味しい物は少ない。
② ばら撒きに適した、小分け包装されたものがほとんどない。
③ 生ハム類ソーセージなどスペインを代表する食品の日本持ち込みができない。
④ ワインなどは既に物によって業者よって輸入され、楽天などで安価で売られていたりする。
お勧めリスト
既に述べた通りバルセロナに何十年も住む私達でさえ、日本に帰る度にお土産選びに苦労しています。
そんな数少ない選択の中から、現時点でのお勧めするお土産は以下。
プリングルス 生ハム味(スペイン限定)
世界中で売られ人気のプリングスですがスペインでしか売られていない知る人ぞ知る生ハム味。
【長所】
・何と言って珍しい。なのでお土産としてはかなりウケる。
・袋物のポテチは持って帰ると時に割れたり、空気圧の関係で飛行機で爆発したりがあるが、これは筒に入っているので安心。
・生ハムは持ち帰れないが、これなら大手を振って持って帰れる。
【短所】
・ばらまき用に数を買うのには、少しかさぶる。理想を言えば、この半分ほどサイズが有ればベスト。
【詳細】
・値段:2.5~3€ 重さ180グラム
・購入場所:スーパー、エル・コルテイングレスのデパ地下など
イチジク チョコ
大手旅行代理店のツアーガイドさん達が、おすすめす定番お土産のイチジク入り「ラビトスロワイヤル」のチョコレート。
ちなみに、過去スペインのチョコランキング1位を獲得!
【長所】
・一つづつが個別包装されていて、日本人観光客を意識した商品作りが秀逸。
・外箱、中身ともに高級感があり見栄えする
【短所】
・当たり前だが、スーパーで売っている日常買いするチョコに比べると高い。
【詳細】
・ダークチョコとミルクチョコ、ホワイトチョコ苺の3種類
・値段
3個入り:4€(3種類それぞれ1個)デパートには売っていません。
8個入り142グラム:11€、
15個入り265グラム:17€
24個入り425グラム:24€
・購入場所:エル・コルテイングレスのデパ地下。
*バルセロナウオーカーのお土産販売では個売りもしてます!
ブボ マカダミアナッツ チョコ
東京の表参道に店が出来、バルセロナのスイーツでトップレベルの位置にあるBuboのマカダミアナッツ入りチョコ。
他に数種類のあるのですが、このが甘さをひきたてる塩味がして一番のお勧めです。ここだけの話、買われた多くの方からも同じことを言われましたが、はっきり言ってカカオサンパカのチョコよりお勧めします。
ちなみに、日本で買うと21ユーロ。送料入れると25ユーロ(約4,000円)もします!
【長所】
・誰もが認める美味しさ。
・商品に高級感があり見栄えする。
・缶に入っているので壊れる心配なし。
【短所】
・めちゃくちゃ高い。
【詳細】
・値段:190グラム入り16.50 €、100グラム入り10.50€
・購入場所:Bubo本店、もしくはデパートのエルコルテイングレスのグルメコーナー。
*東京のお店では190グラム入りが3,920円で売られていますので、千円以上安いと言えば安いです。
【Bubo】 ピカソ美術館の近くボルン地区にあるこちらが本店です。 |
【エル・コルテ・イングレス】 スペイン唯一のデパート。地下の食料品売り場で手軽にお土産をGets! |
チョコレート(アマトリェール)
世界遺産のカサ・バトリョの横にある、カサ・アマトリエール。
その中にあるチョコレート専門店で売っているアールヌーボーのパッケージがおしゃれ。HILLチャンネルで検証してみました。
【長所】
・パッケージ。
・いかにもヨーロッパ土産感あり。
・種類豊富。
【短所】
・味に特別感は無し。
【詳細】
・値段:種類によって色々。全体的に高くもなく安くもなくと言う感じ。
・購入場所:以下のリンクを参照。
【チョコレートアマトリェール】 1797年に創業したスペイン最古のチョコレート屋。アマトリェールのチョコレートは |
はちみつ入り カモミールティー
日本のお土産に好評なハーブティー。
カモミールはスペイン語ではマンサニージャ(manzanilla)と呼ばれリラックス効果があるハーブですが、これは更にハチミツ入りで飲みやすくお勧め。
ちなみに、なんと日本の楽天で買うと1箱、1,260円!
【長所】
・安い。
・軽い。
・体に良さそう。
【短所】
・ハーブなので好き嫌いはあるかも。
・蜂蜜入りで甘いと思う人もいるかも。
【詳細】
・値段:1箱に25個入って2.5ユーロ。
・購入場所:デパートのエルコルテイングレスのグルメコーナー。
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タラ肝 缶詰
これは鱈(タラ)の肝を燻したもので植物油と共に缶詰になっています。
お酒のつまみに最適で帰国の際には日本の友人たちから数十個単位でリクエストを受ける超人気のお土産で値段も手頃。
お酒が好きな方のばら撒きに、スペイン産缶詰を500種類食べ検証した伝説のバルセロナウォーカー、スタッフのイチ押し土産!
下で紹介している、Mercadonaで売っているパン・コントマテのスナックに乗せて食べると更にいい感じ。
【長所】
・缶詰なので割れない腐らない。
・日本に住む知り合いの数十人の酒飲み達が、総絶賛!
・カミムラ&アキモトも日本に帰る時お土産に必ず買っています。
【短所】
・お酒を飲まない人には生臭いだけ? とは思わないですけど。
【詳細】
・値段:2.6 €
・購入場所:コルテイングレス
【スペイン缶詰バイブル】 実際に500種のスペイン缶詰を実際に食べ尽くした末に集めた厳選リスト。 |
【エル・コルテ・イングレス】 スペイン唯一のデパート。地下の食料品売り場で手軽にお土産をGets! |
タコのアヒージョ 缶詰
2024年、最近よく買うようになった缶詰。
お酒のつまみに最適、日本にあるスペインバルの定番アヒージョですがこれはタコのアヒージョ。
ちなみに正確にはタコでなくてイカで、理由はタコはスペインではめちゃく高いので庶民はイカを代用します。
未だガイドブックにも、ネット上でも誰も紹介していない実績のないお勧めお土産なので、カミムラ&アキモトを信じれる人のみご購入下さい。
【長所】
・缶詰なので割れない腐らない。
・なんだか癖になる味。
・3個で3ユーロとリーズナブル
【短所】
・使われているのがオリーブオイルではなく、ひまわり油。
・一個づつバラマキにすると、缶詰が文字だけ書かれ地味に見える。
【詳細】
・値段:2.95
・購入場所:スーパーMercadona
イベリコ豚のパテ
高級生ハムのイベリコ豚。そのレバーをふんだんに使ったパテです。
パンに塗るだけで簡単にワインに合う一品に仕上がるのでスペインでは常備している家庭も多くレバーが大丈夫なお子さんなら、ちゃちゃっと塗って子供のサンドイッチにも使えます。
これは高級感のある箱に2個入って2€弱と大変お得。腐らず壊れず重くないので持ち帰るのにも便利、ばら撒きに使えます。
【長所】
・見た目は高そうに見えるが実は安くコスパ良し。
・二つ一組なのでバラバラにすれば二人分のお土産になる。
・ちょっとパンに付けるだけでオシャレなおつまにみなる。
【短所】
・レバーが苦手な人はちょっと無理かも?。
【詳細】
・値段:78グラム✘2缶 2.70€
・購入場所:エル・コルテイング
カルキニョリス
バルセロナで昔からお菓子の代表の一つがこのカルキニョリス。
数ある中でも特筆すべきは、口の中に入れて食べた時の食感。
カリカリ、バリバリに加えてシンプル中にも深い味わい。
【長所】
・数あるカルキニョリスのブランドの中で現在、一押し。
・食感催行
【短所】
・お年寄りには少し最初硬いとと感じるかも。
・200グラム入りは箱が大きく、130グラム入りがベストサイズでしょうか
【詳細】
・値段:200グラム 8.5 €
130グラム 5.5€
・購入場所:エル・コルテイングレス(200g入り)
*130グラム入りはデパートで売っていません。
スプレー式のオリーブオイル
お土産として好評なのが、このスプレー式のオイルはフライパンに薄く均等に油を掛けられてとても便利です。
少ない油の量で調理できるので健康にも良い上に値段も2ユーロ程でばら撒きにも使えます。
【長所】
・割れない、腐らない。
・油の使用量が減らせる。
・フライパンに油を注いで、回して馴染ます手間がゼロ。
【短所】
・特になし。
【詳細】
・値段:200ml 3.45€
・購入場所:コレテイングレス
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パン・コントマテ
スーパーメルカドーナで売っている、パン・コントマテ風のスナック。
このページでお勧めしている、タラ肝を乗っけて食べると合います。
【長所】
・地元スペインぽい味。
・安価。
・タラ肝と相性抜群
【短所】
・袋物なのでスーツケースに無理やり詰め込むとスナックが割れる可能性あり。
・いっぱい入っているので嵩ぶる。
・ばらまき土産には全く不向き。
【詳細】
・値段:1.25€(170g入り)
・購入場所:スーパーMercadona
カバ(CAVA)
日本でも安価で買えるスペイン産のスパークリングワインのCAVA。
せっかく本場に来たからには、日本で売られているような安物じゃない、地元の通も太鼓判を打つ一品を紹介。ちなみに、日本のカルディあたりで売っているCAVAは、ぶっちゃけ一本2、3ユーロぐらいの物をスペインから輸入して入れています。
【長所】
・日本で売られている物とはレベルが違う。
・地元でも知る人ぞ知るの安定評価。
・ワインに比べ瓶が丈夫で割れにくい
【短所】
・ワインに比べ瓶が少し重い。
・一般庶民物のより値段は少し高い。
【詳細】
・値段:24€(1.3キロ)
・購入場所:デパ地下、スーパー
以上、お勧めお土産となります。
また、バルセロナウォーカーの主催するツアー参加者には、上記の中から選んだお試しセットをプレゼントしています。
*お土産の内容は時々変わります
日本人が買う失敗土産
【スーパーに並ぶスペイン製チョコレート】地元ブ ランドしては最大手の「VAROR」のチョコですが、味はと言うと日本のお菓子の40年前のレベルです。
素朴と言えばそうですが買う値打ちは無く、地元スペイン人も日本でもお馴染みのスイスのチョコ レートブランドの「リンツ」や、「ネッスル」のチョコを実際買っています。
【オリーブオイルのミニボトル】
ばらまき土産で人気のオリーブオイルのミニボトルは5本パック2.5€と非常に手頃。
ですが、はっきり言ってこんなのはくだらないオモチャ。
どうせばら撒き、自分が食べるわけじゃないからと割り切られるなら否定はしませんが、本当にこんなもので良いの?
【ひまわりの種】サッカースタジアムで地元のスペイン人が食べる定番のおやつですが、食べる習慣が無い日本人には口の中で種と殻をより分けることは不可能で結局は全部ゴミ箱に直行。
また、昔スペインが貧乏だった頃に食べるものが無くしょうがなしに食べた時代遅れのオヤジの哀愁おやつです。
【安ワイン】
世界でも有数のワイン生産量を誇るスペイン。スーパーでは安い物ならボトル1本が1ユーロから売っていて日本に比べると格安。
ただし、ワインの味は値段相応。折角お土産にするなら、くだらない物じゃなく最低でも赤なら30、白なら10€以上の本当に値打ちある物を買いましょう。
【白アスパラガス】日本のガイドブックにも紹介される茹でた白アスパラの瓶詰や缶詰。
食べると食感が全くなく、本当にこれが美味しいと思える日本人はほとんどいません。
ちなみに、シーズンに新鮮な白アスパラの茹でたてのほんまもんと食べ比べると、そのあまりの味の差に呆然となります。
【パエリヤの素】まるで魔法の粉の様に、これを入れて作ると美味しい本場のパエリヤができると勘違いしている人がいますが、合成着色料たっぷりのただの色粉。
レストランではお金をかけ、甲殻類をふんだんに使いしっかり出汁をとっているからこ美味しいのであって、こんなもので簡単に美味しいパエリヤが作れるなら誰も苦労無しと、ちょっと考えれば分かるのでは!? 詳細はお土産検証動画をご覧ください。
まとめ&アドバイス
最初に述べた通り、食品で日本へ持ち帰るお土産で本当にお勧めできるものはそう多くは無く、上記で紹介したのがまあなんとかお勧めできるものです。
また、日本から来られた方からよく質問を受ける友達や職場用のばらまき土産。
日本国内どこへ旅行に行っても、その地方名物のお土産饅頭やお菓子が使いやすく小分け包装さ れて売られていますが、スペインではそう言った小分けしたものは殆どありません。
それが、日本人のお土産探しをより困難にしています。
なんとか良いお土産を見つけだす努力を今後も続けていきますので、どうかあきらめずにお待ちください!
By バルセロナウォーカー・スタッフ一同
記事は取材時点のものです。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。間違った情報、また有用新情報、分かり難い点や質問等ございましたら情報共有いたしますので、サイト内の「バルセロナ観光情報掲示板」に書き込んでください。 |
@ | この記事を書いた人:アキモト 日本で社会人を経験後マドリッドへ大人の語学留学。海のあるバルセロナへ移住後、バルセロナウォーカーにて情報を発信しています。最終更新 2024.06.29 |
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