スペインを代表する近代前衛絵画の巨匠、サルバドールダリが愛したレストランを訪ねてフィゲラスの街へ….
バルセロナから高速鉄道で1時間のところにある、フィゲラス。今回は、その街でダリがよく利用していたレストランです。
レストランはホテルに併設されていて、レセプションの右横の奥に位置します。
レトロな雰囲気が漂う中。
テーブルセッティングも昔ながらです。
パンとお通し
ブティファラ(ソーセージ)とオリーブ。定食のお通しとしては、どちらも悪くありません。
今回は、日替わりの定食を頂きます。料金は25ユーロにワンドリンクのビール、ワイン、もしくは水1/2ボトルが付きます。前菜、メイン、デザートそれぞれ4品ある中から1品を選ぶと言う、いわゆるプリフィックスメニューです。
ドリンクは白をグラスで、空きっ腹に飲んで良い気持ちになって、結局追加でもう一杯。料金は、もちろんその分加算されます。
前菜は温泉卵とキノコのスープを泡立てたものです。ちなみに、使われているキノコはこれ。
とろ~り卵。
メインは甲イカの炒め物。いわゆるWOKです。
野菜たっぷり。
デザートはマンゴウがメインとなったフルーツシャーベットに、スパークリングワインのCAVAが入ったものです。
1人で食べて28.50€ (ワイングラス1杯追加を含む)
総評
【アクセス】
このレストランを利用される方は、その全てがダリ美術館を訪問されると思います。場所は美術館から徒歩4分程で、その点でアクセスは最高です。
【店の作り雰囲気】
レトロな雰囲気は漂ってはいますが席数はかなり、それは詰め込み過ぎとも言え高級感には少々欠けます。ちなみにその席、椅子の背もたれが直角で座り難くゆっくり食事を時間を掛けて楽しむには辛いものがありました。
【サービス】
昔ながらのきちっとしたもので特に欠点は見当たらず。観光客だからと言って適当な対応は無く、素晴らしいとまでは言いませんが好感が持てました。
【料理】
前菜はキノコの味が良く出ていて温泉卵(半熟)との組み合わせは良い感じでした。メイン料理がWOK(野菜炒め)では全く面白みに欠けますが、味はしっかり付いていて悪くないし、当たり前ですが野菜もたっぷり摂れました。ただ敢えて言うと、イカの触感が全くなく冷凍、それもかなり安物がバレバレなのは少々残念。デザートは可もなく不可もなくの平均点と言うところ。
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【コスパ】
この雰囲気とサービス、料理を総合的に見ると25€で良いとは思いますが欲を言えばコーヒーも入っていると更に点数はUP。ちなみに食後に必ずコーヒーを飲むスペイン人やフランス人客を前提にしているでしょうから、定食+カフェ+チップ込みで実質は総額30€の定食ということです。
【まとめ】
ダリが愛したレストランと紹介しているガイドブックなどもありますが、ただ単純にこの田舎の街ではダリが利用できるレストランが限られていて、それでしょうがなしにダリがここに来ていたと考えるのが妥当です。とはいっても料理の味、サービス、雰囲気、値段共に妥当なもので、食べ終わりお店を出た後にも決して悪い印象は残りませんでした。
美術館からのアクセスも良いですし、ダリがここでよく食べていたんだと想像しながら食事するのも旅の思い出に良いのではないでしょうか。私個人的には間違いなくお勧めできます。
【地図&行き方】 |
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By | オフィスHILL 2019.09.06 作成 |
記事は訪問時点のものです。料金、営業時間等は頻繁に変わります。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。 |
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