
コロンブスの塔の正面、徒歩わずか1分ほどの場所に、バルセロナ港の船着き場があります。
ここから出ているのが、港を約40分で一周する遊覧船「Las Golondrinas」です。
目次
はじめに
Las Golondrinasのコースでは、ヨットハーバーをはじめ、漁港、ドック、大型客船の埠頭、コンテナ埠頭など、バルセロナ港のさまざまなエリアを船から眺めることができます。
潮風に吹かれながら見るバルセロナの景色は、ガイドブックを片手に歩く市内観光とはまた違った趣があります。
サグラダ・ファミリアやグエル公園のような華やかな観光名所ではありませんが、海に面した港町バルセロナの姿を、少し別の角度から見ることができます。
また、港は観光だけでなく、物流やクルーズ、漁業などを支える重要な場所でもあります。遊覧船に乗ると、バルセロナが単なる観光都市ではなく、地中海に開いた港湾都市でもあることが少し見えてきます。
遊覧船は2種類
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| BARCELONA PORT 40′ | Port and Coast 60′ |
Las Golondrinasには、主に2種類のコースがあります。
ひとつは、バルセロナ港を約40分で周る「Barcelona Port 40’」コース。もうひとつは、港に加えてバルセロネータのビーチ沿いまで進む、約1時間の「Port and Coast 60’」コースです。
料金の目安は、40分コースが大人9ユーロ前後、60分コースが大人13ユーロ前後。子ども料金は別に設定されていますが、料金は変更されることがあるため、利用前に公式サイトで確認するのがおすすめです。
どちらにするか迷うところですが、港の雰囲気を軽く楽しむだけなら、短い40分コースで十分だと思います。
40分コース

40分コースでは、バルセロナ港内の埠頭を順番に巡ります。
ヨットハーバーや漁港、ドック、大型客船の埠頭などを船から眺めながら進み、最後はマレマグナム・ショッピングモールの横を通って、出発地点へ戻ってきます。
港の雰囲気を手軽に楽しむなら、この40分コースで十分です
1時間コース

1時間コースでは、港の外へ出て、バルセロネータのビーチ沿いを海側から眺めながら進みます。
陸から見るビーチとは違い、海の上からバルセロナの海岸線をゆっくり眺められるのが特徴です。
港だけでなく、ビーチ沿いの景色も楽しみたい方にはこちらのコースが向いています。
遊覧船は2階建て
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| 何となく昭和レトロを感じます | 一階席は人気がありません |
ここでは、人気の40分コースに乗った場合の流れを紹介します。
遊覧船は定員200人ほどの2階建てで、どこか昔懐かしい雰囲気があります。日本人の感覚で言えば、少し昭和レトロを思わせるような船です。
1階席もありますが、やはり人気は屋根のない2階席です。見晴らしがよく、港の景色や海風を直接感じられるので、天気が良ければ2階に座るのがおすすめです。
出港

船が動き出してまず見えてくるのが、ワールドトレードセンターのビルと、港の上を渡るロープウェイの塔です。
さらに進むと、港内に架かる橋が見えてきます。この橋は大型船が通る際に、中央部分が上に跳ね上がる仕組みになっています。
また、橋のたもとにはヘリコプターツアーの発着場もあり、港ならではの少し変わった風景を見ることができます。
開閉する港の橋

遊覧船が港の奥へ進むと、前方に大きな橋が見えてきます。
この橋は大型船が通過する際に、中央部分が上に開く可動橋になっています。タイミングが合えば、橋が持ち上がる様子を見ることもできます。
普段の市内観光ではあまり意識しませんが、こうした設備を見ると、バルセロナが観光都市であると同時に、今も現役の港町であることが分かります。
ヘリポート

橋のたもとには、遊覧ヘリコプターのヘリポートもあります。
バルセロナの街や海岸線を空から眺めるツアーが発着しており、興味のある方は、遊覧船とはまた違った角度からバルセロナを楽しむことができます。
ただし料金はそれなりにするので、気軽な港めぐりというよりは、少し特別な体験向きです。
バルセロナのもう一つの顔
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| バルセロナのもう一つの顔 | 港湾都市としても重要 |
遊覧船が港の奥へ進むと、コンテナ埠頭が見えてきます。
バルセロナというと、サグラダ・ファミリアや旧市街、ビーチのイメージが強いですが、実はスペインでも重要な港湾都市のひとつです。港には毎日のように大型貨物船が入り、コンテナの積み下ろしが行われています。
この日は、香港船籍の8万トン級、全長約300メートルのコンテナ船が停泊し、荷降ろしをしていました。
観光名所をめぐっているだけではなかなか見えませんが、こうした風景を見ると、バルセロナが観光都市であると同時に、物流を支える現役の港町でもあることがよく分かります。
クルーズの寄港地

バルセロナは、地中海クルーズの寄港地としてもよく知られています。
港には現在、大型クルーズ船が最大5隻まで停泊できる設備があり、船によっては乗客だけで5,000人規模になるものもあります。
近くで見るクルーズ船はとにかく巨大で、海に浮かぶ船というより、まるで大型マンションがそのまま並んでいるような錯覚を覚えます。
バルセロナには日本人のクルーズ客も意外と多く、港周辺や市内観光で日本人旅行者を見かけることも少なくありません。
観光都市としてのバルセロナだけでなく、地中海クルーズの重要な玄関口としての一面も、遊覧船から見ることができます。
ショッピングモールを海から

遊覧の最後には、ウォーターフロントに建つショッピングモール、マレマグナムの横を通ります。
マレマグナムは、バルセロナ港に面したショッピングモールで、コロンブスの塔やランブラス通りからも歩いて行ける場所にあります。
普段は陸側から見ることが多い建物ですが、船から眺めると、港の中に張り出すように造られた立地がよく分かります。
このあたりまで来ると、遊覧船は出発地点に近づき、約40分の港めぐりも終わりに近づきます。
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【マレ マグナム Maremàgnum】 バルセロナの港「ポルト・ベイPort Vell」が再開発され、おしゃれなベイエリアとして…. |
ベストシーズンは夏

海の上を走る遊覧船なので、ベストシーズンはやはり夏です。
特に2階席は屋根がなく、見晴らしがよい反面、季節や天気によっては風を直接受けます。春や秋でも、曇りの日や風の強い日は思った以上に寒く感じることがあります。
実際、この日は4月でしたが、曇り空だったこともあり、船の上はかなり冷えました。港の中を40分ほど周るだけとはいえ、天気によっては上着があった方が安心です。
夏なら海風が気持ちよく、遊覧船らしい雰囲気を一番楽しめると思います。
まとめ&アドバイス
Las Golondrinasの遊覧コースは2種類ありますが、人気があるのは港を約40分で周るコースです。
時間に余裕があり、バルセロネータのビーチ沿いまで見たい方なら1時間コースも悪くありません。ただし、行き帰りで同じ海岸線を通るため、人によっては途中で少し中だるみするかもしれません。
港の雰囲気を手軽に楽しむだけなら、40分コースで十分だと思います。
予約については、船は比較的頻繁に出ているため、通常はそれほど神経質になる必要はありません。満席の場合でも、次の便に乗れることが多いでしょう。ただし、夏の夕方や観光シーズンの週末など、時間を決めて乗りたい場合は、事前に確認しておくと安心です。
ベストシーズンは、ゴールデンウィーク明けから9月頃までです。
夏の夕方、船に揺られながら地中海の風に吹かれる時間は、なかなか気持ちのよいものです。小さなお子様連れでも乗りやすく、歩き疲れた日の軽い観光としても使いやすいと思います。
一方で、それ以外の季節は注意が必要です。特に2階席は屋根がなく、曇りの日や風の強い日は想像以上に冷えます。春や秋でも、天気によっては上着があった方が安心です。
正直なところ、バルセロナが初めてで滞在が2〜3日しかない場合、優先度はそれほど高くありません。ただ、港町としてのバルセロナを海側から眺めたい方、子ども連れで少し気分転換したい方、またはランブラス通りやコロンブスの塔周辺で時間が余った方には、気軽に楽しめる遊覧船です。
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お勧め度2.5/5.0:★★★☆☆ |
| 住所 | Moll de les Drassanes, s/n 【地図はこちら】 |
| URL | http://www.lasgolondrinas.com/en/ |
| TEL | 934 42 31 06 |
| 開館時間 | 季節によりに大幅に変更されますので事前にHPでご確認ください。 |
| 料金 | 公式サイトにてご確認ください。 |
| 最寄駅 | 地下鉄3号線Drassanes(ドラサナス) 駅から徒歩3分 |
記事は取材時点のものです。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。間違った情報、また有用新情報、分かり難い点や質問等ございましたら情報共有いたしますので、サイト内の「バルセロナ観光情報掲示板」に書き込んでください。
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この記事を書いた人:カミムラ:生まれ京都府。1989年日本を離れバックパックをかついで海外へ。アジア、アフリカ、中南米、ヨーロッパを旅し1997年よりバルセロナに在住。 記事最終更新 2026.06.20 |
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