バルセロナ最古の商店として知られるこのローソク店を紹介します。
はじめに
1761年創業、バルセロナに現存する最古の商店が、このロウソク専門店のセレリア・スビラ(Cerería Subirá)です。
店内には昔ながらの実用ローソク以外にも、お部屋のインテリアとしても使える素敵なろうそくを沢山取り揃えています。場所は地下鉄 Jaume I駅を降りてすぐ、歴史の舞台となった王の広場にも近く、旧市街の中心と言えるエリアです。
ちなみに店の入り口の通りには、バルセロナ市がこの店を貴重な 歴史的商店と認定した標識(写真)が埋め込まれていますので、行かれた際はぜひご覧ください。
優美な店内
もともとは洋服を仕立てる織物店だった1847年建造の店は、現在も当時のバロック様式の雰囲気を保ち、優美な空間は、それだけでも訪れる価値があります。
店内の奥に目を移すと、曲線の美しい階段手前に二体の女性像が飾られ、踊り場にはその年の聖週間のミサで使用された大きなロウソクが置かれています。カトリック教会の御用達だった、歴史の長いお店の一面を感じさせてくれます。
カトリックの洗礼式用の長いロウソクも販売されています。
もったいなくて..
陳列された様々な種類のロウソクは色鮮やかで、店内に花が咲いたよう。蝋で作れないものはないのでは?と思わせるほどの種類の多さ。折り紙の船のモチーフ、楽器、花、瓶入りの香りのロウソク・・・
もちろんシンプルなろうそくも、スタンダードな形から球形や四角、デザインの凝ったものまで様々なサイズと色が揃います。
また、それぞれに値札がついているので商品を選び易すく日本人旅行者にも安心です。ちなみに、お店の人によるとテラスなどで夜を過ごす時の必需品として実用目的で買い求めるお客さんと、室内インテリアとして飾る為に購入する方と半々とのこと。
確かに、火をつけて形が変わってしまうの がもったいないような素敵な商品ばかりです。
季節物もあります
取材時の夏の人気商品は、石や珊瑚、貝や魚などをかたどったロウソクは確かに涼しげな物ばかり。またこれから秋に向けてキノコ、落ち葉のロウソクも既に置いてありました。
ちなみに値段は海のシリーズは8ユーロから、石のシリーズは2ユーロから揃います。置いておくだけで季節感を味わえたり、お部屋の雰囲気も変わるので、使ったらまた新しいロウソクを選ぶと言う楽しみ方もできますね。
お土産にするなら
また季節物以外にも、サグラダファミリアやカサ・ミラなど、ガウディをモチーフにした商品も豊富に揃っており、バルセロナのおみやげにも最適。
写真左のアルミのケースに小さなロウソクが入っていて、その光がバルセロナのトレードマークを透かして見える商品も特に観光客に人気だそうです(小さいほうは3.95ユーロ)
石シリーズ。本物の石のように見えるだけではなく、手触りも本物っぽいロウソクは、インテリアとしても十分通用します。
さらに細かく彫刻が施されているものは手作りの限定品。他にも誕生日用のロウソクなどもありますが、ここでは特別な日だけではなく手軽に楽しむことを教えてくれます。
お勧め売れ筋
写真左のアロマキャンドルはこのお店の売れ筋。オシャレなグラスに入っているキャンドルは、クチナシ、バニラ、コリアンダーなどを調合した香りもグラスの色もシックで大人向け。
手前の缶もありますが、日本に持 ち帰るにはしっかり梱包してくれるので割れる心配はなし。下も同じアロマですが小サイズが6個入りと使いやすく、また右の瓶入りは蓋を開けだけでフルーツの強烈な香りが漂い、火を付ける前から楽しめます。
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お勧め度:15点/20点 |
住所 | Baixador LLibreteria, 7 【地図はこちら】 |
URL | なし |
Tel | 933 152 606 |
営業時間 | 月〜金:9:30-13:30, 16:00-20:00 土 :10:00 -20:00(8月中は14:00-16:00は昼休みで開いていません) 定休日: 日、祝 |
最寄駅 | 地下鉄4号線JaumeⅠ駅から徒歩1分 |
記事は取材時点のものです。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。間違った情報、また有用新情報、分かり難い点や質問等ございましたら情報共有いたしますので、サイト内の「バルセロナ観光情報掲示板」に書き込んでください。 |
@ | この記事を書いた人:アキモト 日本で社会人を経験後マドリッドへ大人の語学留学。海のあるバルセロナへ移住後、バルセロナウォーカーにて情報を発信しています。最終更新 2022.09.24 |
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