バルセロナに8千軒あるなかの4位。また、2017年には “最も卓越した” サービス、品質、お客様満足度を提供するレストランに
@ トリップアドバイザーのレストランランキングによると、バルセロナに8千軒あるなかの4位。また、2017年には “最も卓越した” サービス、品質、お客様満足度を提供するレストランに授与されると言うトラベラーズチョイスアワードを受賞しています。 @ ちなみにランキングは4位ですが、トップ10の中のレストランでこのアワードを受賞しているのは、この店のみであることから実質は1位と言っても良いでしょう。そのせいか予約が取れたのは、今回お昼の13時のみで夜は1カ月半先まで既に一杯でした。 |
前をよく通っていたのですがこの日まで気が付かず、いつのまにかこんなレストランが出来ていました。確か以前は、ここはブティツクだったと記憶しています・ |
オープンキッチンですが、実質働くのはシエフ1人。 キッチンは他にあるようで、ここでは盛り付けだけしていました。 |
店は最近のみせとしては広く、テーブルの間隔もゆったりととってあります。 |
この方がシエフの Iker Erauzkin氏。 スペインの北バスク出身だそうで、今まで名前は聞いたことがありませんでした。 |
テーブルセッティングはこんな感じ、テーブルクロスが無いのは今風と言うところでしょうか。 |
パンは、まずまず。 |
コース料理1本(96€)のみで他に選択が無く、ここで選ぶのドリンクのみ。 ワインは全体的に、リーズナブルな物を揃えています。 |
今日は白にしました。44€ 地元カタルーニャ、アンポルダ産の白はかなりクセのある味。 |
水は、見かけないブランド。4.5€ |
では、長いコースの始まり始まり~。 |
甘い濡れ海老せんべい。 この海老せんべいも、最近のはやりで創作レストランで良く見かけます。 |
ベルベレチョと呼ばれるザル貝 |
ソースはピリ辛、タバスコ入りか? |
うなぎ |
シソで巻いて食べます |
餅 |
中にはブリ―チーズ、上にトリフ |
クッションの形をした皿 |
なんと、名古屋名物ういろ。 緑はプランクトンだそうで、周りのソースは甘くないオルチャーター |
そして、イミテーションキャビア |
海老餃子 |
ソースはタイカレー |
手長エビ。 |
海老の下はパスタのリゾット、緑はやはりプランクトン。 |
岩の上に綿菓子 |
綿菓子の中にアイス |
岩 |
中にはセプス茸のソースと半熟卵 |
白が終わり、赤はグラスで 4.50€ |
次は魚 |
だるまガレイの下はレンズ豆 |
子羊肉 |
湯葉状にした牛乳が上に。 ちなみに、この皿の色は何とも微妙… |
レチャソと言って子羊でも餌はまだ食べていない、母乳で育った羊。 |
キッチンから煙 |
液体窒素を使ってデザートを作っています |
氷結ポップコーンのデザート |
次のデザートはアイスにマカロン。 |
皿の色と同色で被るのは微妙 |
月食と言うタイトルのデザート |
マンゴーのムースに上は覚えてませんが |
最後にこれ |
チョコにプラリネがざっくり |
2人で食べて254.70€ (ワイン1本、赤2杯、カフェ2杯、水1本含む。 |
【総評】
場所はバルセロナのメインストリートのグラシア通りにも近くアクセス良し。店の造りは最近出来た店にしては大きく、またテーブル間の距離も十分とられていて悪くありません。サービスに関しても全く問題を感じず、ミシュラン星付き外としてはトップレベルと言っていいでしょう。 @ 次に料理について。。 長いコース料理なので、印象に残った点だけ簡単に述べていくと。。。 最初の海老せんべいは、コースの入りとしては最近よく見かけるものでこれは普通。 次のザル貝は、貝の甘味はそれ程感じられず酸味の効いたソースも辛い以外には特徴は無し。 鰻は、日本人にとっては残念ながら何の印象にも残らず、ただしもう一つの流行りの餅は中のブリ―チーズと上に載ったトリフ、その組み合わせは悪くありませんでした。 @ 次の”ういろ”は日本の食材を闇雲に使っただけで、これにはイマイチ感が否めず。エビ餃子は上手く蒸せておらず皮の端が固くてがっかり。更にソースはタイカレーをそのまま使っただけで、これでは面白味に欠けます。和食、エスニックもどきが続いた後の手長エビと、最新の流行食材プランクトンを使ったリゾットは、今日食べた中で一番好印象の当たり料理。次のセプス茸と半熟卵のスープは、悪くは無いですが、と言ってどこでも食べれるありふれた一品。 @ コースの後半はメインの一つ魚自体は良かったにも関わらず、付け合わせのレンズ豆の味付けがイマイチで非常に残念。もう一つのメインの肉の子羊肉はパサパサしてどうにも食べにくく、上に載った牛乳のクルヒエンテの面白味こそあれ完成度は低いものでした。結局、この二つがコース全体の印象を下げてしまったと言えます。あと、忘れていましたが最後のデザート3品は見た目以外は普通。 @ まとめると。。。 相変わらずの辛口となりましたが、料理のレベル的にはここ数年でミシュランの1つ星に昇格する可能性もあるかと思います。また、現時点ではミシュランの1つ星より値段的には3割ほどドリンクも含め安く設定されていますので、それが人気の一つの要素にもなっているかも知れません。 @ ただ正直なところ、これと言う料理が新食材のプランクトンを使ったリゾット以外に無かったのは残念です。もちろんこれはこれで、バルセロナで流行りの創作料理の王道を行っていると思いますが、ただしこの程度の料理なら幾つもある既存のミシュラン1つ星で普通に食べれるわけで、またそれなら予め一か月も先の面倒な予約もしなくて済みます。あと、トリップアドバイザー高評価レストランだけあって、今回スペイン人客はわずか1組のみで残り全員が観光客と言う、お馴染みのパターンでした。 |
【地図&行き方】 |
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By | オフィスHILL 2018.08.31 作成 |
記事は訪問時点のものです。料金、営業時間等は頻繁に変わります。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。間違った情報や有用新情報、分かり難い点などございましたらこちらよりご連絡ください。 |
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