バルセロナのお勧めレストランの再検証シリーズその2.
コロナ前までお勧めしていたレストランとバル、その再検証シリーズ第2回目。今回はレストラン「Llamber」をバルセロナウォーカーの読者と共に検証していきます。
目次
レストラン&料理
昔に比べ今ではどこもオシャレになったバルセロナ。10年前に出来たこの店、そんな中では少し古いとなると思うのですが、コンセプト、店舗デザインが良かったせいか未だに色褪せずにいます。
今回は私達を含め4人、店の入ったところにある高テーブルでの食事となります。
最初はビールで乾杯
メニュー。料理の数は多過ぎず少な過ぎず。
最初のつまみとして、この店の定番のアンチョビ。6.5€
カリッと焼いたトーストの上に少し甘いソース、それにアンチョビの塩と言う組み合わせ。
スペイン人が最も好む居酒屋メニューの一つ、パタタス・ブラバス。
街場のバルでは、もちろんこんなオシャレな感じでは出て来ません 12€
エスケイシャーダとメニューには書いていましたが、店の人の説明ではセビッチエと言われました。
確かに塩ダラの戻したものでない、白身魚を使っているのでセビッチエと言われればそうか.. 。面白いのはニンニクの茎の炒めと大豆バターを使っているところ。 22€
焼きタコ24€。
青梗菜、蓮根、ソースにキムチを使っています。
ビールの後にワイン白を既に1本飲み終え、これが2本目赤になります。
この店のワインは20€台が中心でリーズナブル。また味も外した物が少なく、よく考えて仕入れています。
イカ墨のパエリヤ、アロスネグロ。17€
美味しそうな海老が4つ載っていますが、喧嘩にならない様に私達の人数に合わしてくれたのか?それとも元々4つなのか?ちなみに白く見えるのが、イカ墨パエリヤには定番のアリオリソースです。
この店のきら☆、私達がこれまでお勧めしていたこの店の定番モルシーヨ(血入りソーセージ)とモンコイカ。16€
ちななみに、日本から来たプロの料理人の人達に特に好評でしたこの料理。
新メニューでしょうか、以前見かけなかった肉料理。24€
付け合わせは、ポテトフライに獅子唐では無いですが、それの親戚の青唐辛子のピミエントデパドロン。
肉は結構ボリュームありました。
総評
【アクセス】
場所はバルセロナで旅行者に人気のBORN地区の端。ただ周りにお店も多くなり、以前に比べ端っこ感はありません。また地下鉄駅から距離こそありませすが、このぐらいなら許せるでしょう。
【店の作り雰囲気】
冒頭にも述べましたがオシャレなレストランとして開店し10年経ちますが、未だ色褪せず。当時、店舗デザインした方のセンスの良さが伺い知れます。ただ地元スペイン人の店を求める人には、客の半分は旅行者と言うのが少し興ざめするかも知れません。
【サービス】
既に述べた通り半分が外国からの旅行者と言うのもあり、スペイン地元レストランとは少しノリの違いを感じます。ただし旅行者にとっては分かり易く、逆にその方が良いでしょう。注文取り皿出し共にストレスを感じず、と言うわけでトータルして合格点。
【料理】
前菜から始めますと。。
開店当初からの定番アンチョビはいつも通り、カリッと焼いたトーストの上に甘いソースとアンチョビの組合わせは現在も未だ色褪せず秀逸。パタタスブラバスは、表面がパリッと揚がっていて悪くない。ただ、これは量が思ったより多かったので次回はハーフポーションで十分か。セビッチエは大豆のバター、ニンニクの茎炒めと工夫こそ感じはしますが、セビッチェ本来の酸味は無く結局のところ料理としては印象に残らず。
次のタコを使った料理は青梗菜や蓮根を使い頑張っていますが、キムチソースは明らかにハズレで先では消えていく一品かと思います。ちなみに、スペインの食感の無い”ふにゃふにゃダコ”はスペイン全土でみられる定番タパス「プルポ アラ ガジェガ」以外にこのタコを他の料理としてどう使うかとなると、正直難しい食材と再確認。
次にイカ墨のパエリヤはコメの粒がしっかり感じれ、味も悪くない。エビが4匹載って17€なら優秀。そして開店時からこの店の代表料理のモルシーヨですが、その前に出された他の料理が残っていて運ばれてから食べるまでに20分近く経ったせいか、全体に脂っこさが残り本来知っている料理からすればイマイチ。
最後の肉ですが味は普通。ただし、付き合わせのポテトは日本の”じゃがりこ”の様な感じでとても気に入り、次回もこれはまた食べたい。と関係ない事を言いつつ、これにて終わり。
【コスパ】
今回は参加して頂いた方(バルセロナ在住者)に全部払って頂いたので、合計額は分かりませんがメニューから値段を確認出来る範囲でみると料理の値段は同レベルの創作レストランとしては安く、ワインも既に述べましたがリーズナブルな値段帯を揃えています。
ちなみに今回は支払って頂きましたが次回は、私達がちゃんと全部払うことになっています。あくまでも完全割り勘検証ツアーですので、これから参加される方ご心配なく。
【まとめ】
オシャレ、人気店、外国人旅行者が多いと言う悪条件がそろっているのに反して、非常に良心的な値段設定がされています。また、料理は新しさこそはありませんがよく考えていますし、問題なく合格レベル。日本から旅行で来られた方には、まずパエリヤやスペインの一般的なタパス料理が最初の選択になると思いますが、その次に創作料理も試してみたいと言う方でしたら、バルセロナに幾つかあるお勧めできる店の一つです。
【地図&行き方】 |
参加者の感想
【Eさん】
どの料理も盛り付けがユニークなので、見て楽しめました。モルシージャのイカのせは特に印象的。味はやや予想外のものありましたが(全く酸っぱくないセビッチェとか)、全般的においしいし、コスパもよかったです。ただ、一品の量は少なめなので、たくさん食べたい人には物足りないかも。ちょっと変わった料理をゆっくり食べたい時向けですかね。
店内はやや狭いので予約がベターと思いますが、なぜかウェブサイトのbookingページはスペイン語表記しかなかったので、簡易日本語訳をつけてみました(添付)。
【Mさん】
検証ツアー参加を希望される方は詳細以下より。
バルセロナウォーカー、レストラン、バル検証ツアー
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By | オフィスHILL 2022.08.25 作成 |
記事は訪問時点のものです。料金、営業時間等は頻繁に変わります。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。 |
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