今日はバルセロナの市場取材の一環でリベルター市場へ取材にやって来ました。
地元スペイン人用なので静かで、ボケリヤのあの喧騒と汚さとは無縁の世界。
以前から知っていたのですが、この魚屋さんが魚を売りながら横でバルをやっていて
今日は、一度試してみます。
カウンターのみで席は10人少しで一杯。
目の前のショーケースにはお馴染みのcanadilla と呼ばれる貝と、左はタコのサルピコン。
メニューは10品ほどに、今日のお勧めが幾つか。
まず牡蠣を食べてみます。 2€/個
この貝殻が丸いのは、何度も食べた事があるのですがイマイチ。まあ安いから文句も言えませんが…。
次はアサリの白ワイン蒸し。
もう少しプリッとして欲しいかな。
マグロの鉄板焼きは、ソースにクルミを使っています。
中はこんな感じで、最近の流行の火入れ。
お勧めのイカの鉄板焼き。
それなりに量がありました。
2人で食べて
総額:44.30€ (水1本、ワイン白4杯含む)
初めに市場の感想を述べてみますと、この市場はバルセロナの他の市場と比べるとかなりい小さい方です。ただ、小じんまりとしている分、無駄な無意味な店が無く全体的に上手くまとまっていて印象は悪くはありません。
店については、魚を売っているその真横で食べると言う非常言面白い趣向。尚、サービスについてはカウンターバルなので特に語る事はありません。
さて、料理については。。
牡蠣は分かってはいましたが安いだけで何も美味しくなかった。
次のアサリは平凡。私が家で何も考えず適当に作ってもこのレベルぐらいは出来そうです。そしてマグロの鉄板焼き、クルミを使ったソースで特徴を出しているつもりでしょうが、全く何を言いたいのか解らずのアイディア倒れ。最後のイカは量こそそれなりにありましたが、ただの焼いただけ料理。
まとめると。。
魚屋の魚が並んでいるその横で食べるという、バルセロナで何百軒と行きましたが初めて見るタイプのバル。ただしその場所の面白さに比べて、料理は素材を含めて全くインパクトがりません。
ところで鉄板で焼いただけ、油で揚げただけで料理と言えるのでしょうか?。もちろん市場料理とはそう言う物だと分かりますし、実際あの人気のボケリヤ市場で成功するのに技術などは要りません。ただ、だからこそそれなりに素材の美味しさと言う物を堪能させてくれなければ、この手の店が存在する意味などありません。
結論としては。。
魚屋はしょせん魚屋。
素材も生かしきれない素人は、下手に料理などせず魚を売っていなさい。
ちなみに築地で食べた事がある方ならお分り頂けると思いますが、市場で食べるからと言って素材が新鮮で美味しいと本当に言い切れるのでしょうか?私達が勝手にそうだと錯覚していないでしょうか?市場の繁盛店と言っても、本当のところ市場の外に出てやっていける店が何軒あるのか?
市場と言う特殊な雰囲気の中、大した技術を要しないその程度の料理にも関わらず、過大評価されていると言えないでしょうか?
お勧め度
★★☆☆☆
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