バルセロナのガイドブックなので紹介されているピンチョズバルのほぼ全てが観光客向けなのですが、この店はアクセスがイマイチなこともあり殆どが地元客。
ピンチョスはこの写真で見えるカウンターで
【店の概要】
スペイン北部バスク地方のおつまみ系タパス料理と言えば、ピンチョス。 ピンチョスとは小さく切ったパンの上に具を載せ、それを串(ピンチョ)で留めたもので、それが語源となっています。 @ バルセロナにも20年程前から、ピンチョスを専門に出すバルがボツボツと出来だし、その後チエーン展開する店も出来、現在では街中のいたるところで見るようになりました、この店はそんな中では老舗の1軒で、バルセロナに数ある同様の店の中では、珍しく観光客が少なく一番地元スペイン人率が高い店です。 @ さてピンチョスですが、基本は既に出来て大皿に並べられたものを自分で手で取るので、待つ時間が掛からず手軽に食べられるのでスケジュールなタイとな旅行者には非常に便利、また、お腹の減り具合で量を自分で容易に調整できるので、ヘビーで量の多いスペイン料理に疲れたりした時などにピッタリです。 |
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店の雰囲気
店は、レストランのカウンターバルの二つに分かれていてピンチョスは、店の入り口にあるカウンター。そして奥は魚や肉をメインとした前菜、メインで構成する普通のバスク料理レストランになっています。 @ 観光地から離れていることもあり、観光客が少なく、年配を中心とした地元客ばかりなので、ガイドブックに載っているような店に比べると落ち着いています。 |
アクセスが良くないに関わらず混みます
@ 場所は市内中心部繁華街からは遠く、また周りに何もない住宅街。 更に地下鉄駅からも遠いと言うこともあり、あまり良い条件ではありません。 @ そんな不便ともいえる場所ですが、それにも関わらず大変な人気でオープン前には店の前に既に行列が出来ている程。バルセロナ広と言えど、ピンチョスバルで開店時に行列ができるのはここだけ。 |
主なピンチョスはこんな感じ
大手にチエーンレストランのピンチョスに比べ、創作性は低く見た目は地味な印象を受けます | |
① 焼き野菜のエスカリバーダとアンチョビ | ② パプリカの練り物、この店の一押しの一つ |
③マヨネーズ系はお好みで選ぶと良いかと | ④鱈のトルティーヤ、あとポテトのもあり |
⑤鱈のフライの上に野菜のマリネ、手堅い一品 | ⑥メンチカツの様な薄切り豚ヒレ肉のフライ |
⑦血入、米入りソーセージのモルシーヨ | ⑧箸休めにちょうどの、ギイディーヤと呼ばれる唐辛子 |
⑨コロッケ中身はクリーム系 | ⑩バスク地方の名物ソーセージ |
@ ピンチョスの種類は全部で20種類ほどで、上の写真のピンチョスが大体お勧めです。 1人で食べれる個数としては5~ 多くて10個程。 個人的には②④⑤辺りは誰が食べても美味しいと思えでしょう。 特にハズレと言うのは無いのですが、⑨のコロッケは平凡なクリームコロッケで特に食べる必要は無く、マヨネーズ系は種類が多いのでどれか1個にしておくと良いでしょう。あと⑧のギンディーヤ(紐唐辛子の酢漬け)は日本人には好みが分かれるかと思います。 @ 尚、開店と同時に入店するとカウンターの大皿に冷たい系のピンチョスが並んでいるのが見えます。そこから何個か取って食べていると、すると程なく暖かいピンチョスが店の奥から出て来ますので、それを後半として食べると良い感じになります。 |
昼のステーキ(チュレトン)
ランチ限定ですが、こんなのもあり。。@ @ バスク料理としてはピンチョスが有名ですが、肉も結構知られており、ここではChuleton(チュレトン)と言うラージサイズ300グラムのステーキもあり、これもお勧めです。もし、肉好きの方でしたピンチョを数個食べ、次にこの肉で〆ると言うの通の食べ方も試す価値あり。 |
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精算のしかた
お勘定は楊枝の数で | ワインなど飲み物は自己申告 |
@ ピンチョスバルの精算の仕方は独特で、食べた楊枝の数を数えてその本数で支払います。また、飲んだドリンクも店員がしっかり付けていないことがあるので、そんな時は自己申請します。 @ 精算後のチップについては、カウンターバルでサービスと言えるようなものもないので、特に置く必要はありません。もし置くなら一人1€で十分でしょう。 |
不便なカウンターバル
この店に限った事ではありませんが、どこのピンチョスバルもカウンターの上にピンチョスが並んでいます。大体どの店もその前は、人が殆ど座らずに空いて、客が自由に移動しピンチョスを取ると言うシステムなのですが、なぜかこの店はそうはなっていません。 @ 上の写真を見てもらえば分かるようにこの店はびっしり客が座ります(青線)、そして前に大皿に載ったピンチョス(赤線)が並ぶと言う配置で、この様に客が座って食べているので客の肩越しに手を伸ばして取らなければならず、そのせいでピンチョスが取りにくく非常に使い勝手が悪い店となっています。 @ |
再訪問し、食べて検証しました。
【まとめ&アドバイス】
バルセロナのガイドブックなので紹介されているピンチョズバルのほぼ全てが観光客向けなのですが、この店はアクセスがイマイチなこともあり殆どが地元客。 @ ピンチョス自体は見た目に地味ですが、味に関しては悪くありません。 また、コスパ的にも非常に優秀で地元客に支持されていることでも、それが分かります。 @ さて、この店で食べるにあたって注意が必要なのは、開店前に並んでカウンター席に座れれば簡単なのですが、もしそれ以外の2,3あるテーブルだったり、カウンター席の後方の壁に沿って作りつけただけの狭いカウンター席や立ち席だと、店員はいつまで経ってもオーダーを取ってくれません。 @ そんな時は、人を押しのける様にしてでも大声をだしてカウンター内の店員に注文しなければなりません。ですが大人しい日本人観光客の場合は、それが上手く出来ない方もいて、そんな場合は延々放ったらかしにされかねません。ですので開店前から並んでカウンター席を確保することは非常に重要です。 @ 次に注文の仕方ですが、自分で料理を手で取るピンチョスという事もあり、難しいことは何もありません。唯一、注文するのは座ったらウエイターに皿をもらうことと、ドリンクを注文することだけ。 @ 以下流れはこんな感じになり、想定されるスペイン語会話も入れたので参考にしてください。 @ ●開店と共に入店し、すかさずカウターの真ん中辺りに座り皿をもらう。 Un plato, por favor. (1枚皿を下さい) 発音こんな感じ Dos platos, por favor. (2枚皿を下さい) 発音こんな感じ @ ●次にドリンクの注文 una agua, por favor. (水を下さい) 発音こんな感じ una cerveza, por favor. (ビールを下さい) 発音こんな感じ una copa de vino blanco, por favor. (白ワンを下さい)発音こんな感じ una copa de vino tinto, por favor. (赤ワインを下さい)発音こんな感じ @ あとは精算するまで、言葉は必要なく最後の ●精算時には。 la cuenta, por favor. (お勘定下さい)発音こんな感じ @ |
*未確認ですが、たぶん英語も通じると思いますし、難易度は5段階の1で楽勝かと思います。 |
@ 最後に。。 カウンター内の店員2人は全く愛想がありません。ただ特に悪気はあるわけではなく、仕事はちゃんとしています。あと、場所は決してアクセスが良いと言えないので、旅程が詰まっている方はこの店を選ぶ必要はありません。当サイトでお勧めしている、他2軒のピンチョスバスの「Txapela」や「Irati」を利用されると良いでしょう。 |
住所 | Carrer de València, 169, 08011 Barcelona 【地図はこちら】 |
URL | 無し |
Tel | 934 53 47 59 |
営業時間 | 月~金:13:00-16:00, 20:30~23:00 土:13:00~16:00 日曜と祭日の何日か、8月3週間、クリスマスシーズンは10日ほど休みになります。 |
最寄駅 | 地下鉄 L5 Hospital Clinic 駅 L2 Universitat 駅のどちらからも徒歩10分 |
予算 | 15~20€ (ピンチョスとドリンク、肉を入れると更にUP) |
訪問記 | ジョランダ訪問記事 |
By | オフィスHILL 2015.2.2 作成 2017.4.27 最終更新 |
記事は取材時点のものです。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。間違った情報、また有用新情報、分かり難い点や質問等ございましたらこちらよりご連絡ください。よろしくお願いいたします。 |
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