アルキミアが移転することになりました。
今月閉店、来年一月に再オープンします。場所はRonda de Sant Antoniの、あのMORITZの工場のあそこへ。
今回は閉店間際と言うことで、コース料理が2本のみ。
多皿料理を一々説明するのは非常に手間が掛かるので、今回は各皿の説明は無しにして総評で一気にまとめてしまいます。
2人で食べて 合計:162.55€ (ワイン35€、水それぞれ1本、カフェ2杯含む) |
【総評】
開店当初の13年前から知るこの店。 その造りは少しづつ改良を重ね、テーブル配置も何度か変わりましたが、最終的にはこの規模のミシュラン星付きレストランとしては、ある程度の高級感を持たせながら、本来広く無いスペースを有効に使いテーブル数を稼いでいるところは、中々上手い店の造りだと思います。 ただし、日本からの料理人を何度かこの店に連れて行った事があって、その毎にキッチンを見学させてもらったのですが、客席のテーブルを多めに確保したその分スペースが狭く仕事するには大変そうでした。 サービスに付いては久しぶりに来たらスタッフが大分変っていましたがレベル的に以前と変わらずで、一応出来ていると言えば言えない事もないのですが、ミシュラン星付きのレベルの高いサービスを期待してしまうと、相変わらず微妙に物足りなさを感じます。 |
さて料理について述べると。。 冒頭に述べた通り、今日は多皿のコース料理なので一々各皿の評価はしませんが、全体としては悪くありませんでした。絶品でこの後も長く記憶に残ると言う様な物こそありませんでしたが、特に不味い物も無かった。 数ばかりがやたらあってその中には低レベルの店も含まれる、玉石混合と言えるバルセロナのミシュラン一つ星レストランですが、どの皿にも工夫が見られ、幾つもの味のテクスチャーを楽しませてくれる辺りは創造性、技術が他に比べ頭一つ抜けていると言って良いでしょう。 |
まとめると。。 料理は安定していて、一つ星としてはトップレベル。 料理がコース2本のみと言うその点には不満があるのですが閉店まじかですから、まあその辺はしょうがないかと納得。 あと料理の設定値段は安いのですが、ドリンクが相変わらず高くグラスワイン9€は高すぎ。 ところで、このALKIMIAが来年まで4カ月程お休みになりますが、シエフJordi氏この機会に少し休んだ方が良いでしょう。 彼はこの店以外にも何店も手掛けていますが、グルメピザの「Saltimbocca」が失敗閉店。 昨年行った「VIVANDA」が何ともイマイチ。 バルセロナの料理人の中でも実力ある人で、頑張り屋でこれまで怒涛のごとく来たわけですが、それはあまりにも多忙やり過ぎた感が否めません。 これを機会に、少し休んでみてはどうか? … と何となく思う私。 @ ちなみに、ALKIMIAの来年から新店舗はここになります。@ |
*今回から採点方法を変 えてみます。味わいの評価を15点とし、あとの他はそれぞれ今まで通りの5点。サービス、雰囲気、コスト色々な要素が評価にはあるのですが、味わい美味し ければそれらの評価が低くても、かなりの部分で許されると私は考えます。結局何を言っても最後は味が一番、それに尽きると思います。 |
【地図&行き方】 |
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こちらも合せてご覧ください。
By | オフィスHILL 2015.8.4 作成 | 記事は訪問時点のものです。料金、営業時間等は頻繁に変わります。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。間違った情報や有用新情報、分かり難い点や質問等ございましたらこちらよりご連絡ください。 |
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