世界遺産「カサ・ミラ」から徒歩わずか3分程にあるHOTEL OMM。
この中にあるミシュラン一つ星レストランをお勧めリストに入れているのですが、今日は
レストランに併設されているBarのランチを試してみます。 左がレストランのランチメニューで45€、そして今日試す「Roca Bar」のランチメニューは19€。
ホテルはバルセロナでも最も初期に出来た、いわゆるデザイン系ホテル。
手前がバル、奥がレストランとなります。
以前はここからレストランだったのですが集客が芳しくなく、その分大箱の店の欠点とも言える閑散とした感じがしていたため、向こうに見える仕切りを作りレストランのスペースをわざわざ小さくしました。
さて、テーブルセッテイングですが、レストランに比べると随分とシンプル。
まず出てきたお通し。
場末の中華レストランを彷彿させるような、これまたシンプルなもの。
ドリンクは何にしようかとリストを見ると、お安いランチのはずがグラスワインは最低でも5€。最近、昼一本飲むと疲れるのでほんとはボトルで飲みたくないのですが、今日はボトルで1本たのんじゃいました。飲まないと言う選択が出来ないのが、人間の性?なのでしょうか。。(笑
一番安い20€の地元産ワインなんので特に期待しませんでしたが、予想通りの味でした。。
さて料理ですが前菜、メイン共に一切の選択はない固定メニュー。
と言う訳で好む好まざるに関わらず、前菜はこのリゾット。
なんだか、おじゃみたいですが
中には枝豆、豆腐、もやしと。。。 なんだか悪い冗談コレ??
メインは、なんとサーモンです。 街場のバル?!。
シャンピニオンのソースとは、なんだか・・。
どこにも工夫と言う文字が見当たらない料理。
デザートはパイナップルと、シャーベットアイス。
これまた悪い冗談??、パイナップルの黒い皮が混じっています。
精算を頼むとワインの値段が間違っていました。これまた悪い冗談??
訂正され、再び持って来られて、おしまい。 今日はチップは置かず。
2 人で食べて
総額:58.00€ (ワイン1本含む)
店の造りはデザイン系レストランを数多くバルセロナで展開、成功を収めているトラガルースグループ経営なので、もちろん悪くはありません。あとサービスについては、残念ながら奥のレストランとは雲泥の差。こちらは素人がスーツを着て、まるで分かったつもりでサービスの真似事をしている、そんな世界。
料理について述べると。。
お通しは子供だまし。
前菜のリゾツトは、味が濃くなければ病気の時に食べるのにちょうど良く、病人食とは中々のお気遣い。空前の和食ブームでこう言う食材には慣れてはいますが、枝豆、豆腐にもやし、幾らなんでも安直過ぎやしませんか? そしてメインの魚がサーモンって、ここって街場のバルでしたっけ? 更に掛かっているソースはスーパーで売っているインスタント薄っぺらソースと来た日には、それって私たちをバカにしているの? 最後の止めは、パイナップルの皮もまともに剥けない料理人が作ったデザートを持って来て、「さあ、お食べ!」
まとめると。。。
こんないい加減な料理、サービスを受けたのは一体何年ぶりでしょう。
最初から最後まで「安いランチだから、こんなもので十分だろう」「お前達に食べさせてやっている」と、感じてさせてしまう今日のランチ。 「バカにするのもいい加減にしてよ!」と怒る私は短気なの?
うう~~悲しい。。。。。。
味わい:2.0 食材:3.0 技術:1.9 個性:1.7
雰囲気:4.0 ボリューム:3.8 コスト:2.2 サービス:2.3
満足度:39点
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