これから不定期にですが、バルセロナのグルメに関してのニュースをお伝えします。
まあ、ニュースと言っても新聞でたまたま見たとか、街を歩いている時に見かけたとか、そんなレベルですが(笑
さて、最初のニュース①は・・
もう既に知ってられる方も多いかと思いますが、日本のガイドブックにも載っていたあの、「La Dama」が閉店しました!
建物はモデルニスモ建築で、入ったところはこんな感じで凄いインパクトのある店でした。
ちなみに私の評価は、サービスは一流ですが料理は特筆するものは無しの低評価でしたが。過去訪問記事
さて、閉店理由については良く分からないのですが、私の知る限りでは地元の常連さんもいましたし、観光客も結構行っていましたので少し驚いています。
料理自体は私には全く興味の無い物でしたが、ウリのモデルニスモ建築と一流のサービスで、ターゲットの地元富裕層並びに高級レストランを望む観光客その両方の客層をしっかりと取り込んでいたので、よくある客入りの不振による閉店なのかそ点は疑問。 確かに2008年にスペインのバブル景気がはじけて、どのレストランも大変な事になったのですが、あれから7年も経ちましたし、近年の爆発的な観光客の増加もあってどこもかなり回復していますので、今なぜ??? と言うのが正直なところ。
私の勝手な推測ですが、経営者が株投資に失敗したとか、建物のオーナーとの賃貸契約の問題、どこかで聞いたような?(笑) なのでしょうか?
まあ良くは分からないのですが、だれも知る有名店が一軒消えたのは事実です。
ニュース②は。。。
バルセロナ市内で初の三ツ星を狙っていると言われる「Lasarte」ですが、入っているホテル「Condes」の改装工事で凄い事になっています。店の前にはセメント袋、レンガ、鉄骨などの建築資材が積まれコンクリートミキサー車が停まり、歩くのも危険な状況です。
ただし、工事は昼しか出来ないので、夜だけ何とかひっそり営業しています。旅程の都合上どうしてもと言う方はしょうがないですが、バルセロナに住まれている方でした、この工事(今地下を掘り起こしている段階ですからまだかなり掛かりそうです)が終わってから訪問したほうが良さそうです。
ところで、工事現場の中で営業していますが大丈夫なのでしょうか?
工事のおじさんに、中を少し見せてもらいましたが店の裏が、まるでビーチで作る「砂の城崩し」状態でしたが。。。。
ニュースその③は、この店「Neichel」 出展:Obsevacion Gastoronomica2
バルセロナで知る人ぞ知るJean-Louis Neichel氏が引退して、息子さんが店を継ぐ事になりました。
ところで今でこそグルメの街バルセロナ等と呼ばれていますが、長く20年以上お住まいの方でしたご存知と思いますが、昔はバルセロには地元伝統料理以外に、凝った料理なんて全くなかった。そんな、ある意味グルメ不毛都市だったバルセロナに、フランスから新風を吹き込み、市内で最初の星を取り、更に幾多の有望な料理人を育てたバルセロナの料理界の功労者でもあるネイチエル氏。
その引退は、ひとつの時代が終わったその象徴のような気がします。
と言う様なところが、今回のニュースです。
私個人的には、オーバーブッキング騒動とか色々ありましたがレストラン「Neichel」のニュースが一番でしょうか。 ネイチエルさん、お疲れ様でした。
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