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Matis Bar 2

mmatishageb (16)
先日訪問して好印象だったこの店、またまたやって来ました。
ところでオシャレと言えない事も無いですがこのデザイン、
微妙な・・・ 店です。。

 

mmatishageb (15)
先日もかなり食べましたが、 今日は前回食べ無かった料理を可能な限り試してみます。

 

mmatishageb (19)
Bombon de queso y tomate 1.50
最初につまみに、これを注文。
懐かしい~、あのエルブジ料理を彷彿させますね。

 

mmatishageb (18)
中はチーズ、上にはサクサクしたトマト味。

 

mmatishageb (20)
Eaparragos navarra con miso 5.95
ナバラ産の白アスパラ。

 

mmatishageb (21)
たっぷり味噌が塗られています。
パセリはイタリアンパセリじゃなく日本で食べるのパセリ。

 

mmatishageb (22)
Caldo de cocido y vegetales crudos 3.50
スプーンを使わないスープと説明を受けましたが、日本の味噌汁イメージした様ですが
洋風吸い物というところでしょうか。

 

mmatishageb (23)
ところで面白いのは、吸い物にシエリーを少し加えます。

 

mmatishageb (17)
さて、この店のワインのセレクション
大した物は無いのですが、その中から一番高い地元産の赤を一本。 24.95 €

 

mmatishageb (24)
Xatorejo ensalada xato de cuchara 3.75
シャトーサラダは定番地元料理。

 

mmatishageb (25)
シャトナーダと言えばこれ、ちょっと苦いこの野菜といつもセット。

 

mmatishageb (31)
そしてロメスコソースの中にはバカラオといつも通り。

 

mmatishageb (30)
Caldo de cocido y vegetales crudos 3.50
この店、和風を意識した料理が多いのですが、今度はこんな鍋で出て来ました! (笑

 

mmatishageb (1)
濃いスープの中には魚(コルビーナ) 。
ご飯と合いそう。

mmatishageb (26)
Pincho de bonito y ajo negro 1/50€(個)
ここでピンチョ。
ボニート(ビン長マグロ)と黒?ニンニクそして・

 

mmatishageb (29)
シソの葉が使われていました。

 

mmatishageb (27)
tortilla cremosa de patata en 10minutos 3.95
トルテイーヤ。
なんだか子供の頃に、家庭で食べるオムレツの味が。。。。

 

mmatishageb (2)
Papada de cerdo con Jengibre i ajo engurtido 4.90
これは、脂身たっぷりの豚の生姜焼きと言うところで

 

mmatishageb (3)
脂身が甘くて、焦げの所が香ばしい。

 

mmatishageb (4)
Piquillos rellenos de rabo guisado 6.95
バル料理の定番物の一つ、ピキージョ。

 

mmatishageb (5)
中はいつものバカラオの練り物では無く、牛テールの煮込み入り

 

mmatishageb (7)
Pelota de cocido con bechamel 5.90
ベシャメルソースたっぷりの

 

mmatishageb (8)
ハンバーグと言うところでしょうか。

 

mmatishageb (9)
Rosbif de vaca con pinones 5.95
〆はローストビーフ。

 

mmatishageb (10)
松の実たっぷり。

 

mmatishageb (6)
今日は前回よりは客が入っていましたが、その中にはシエフやマネージャーの身内が多く
本当の意味の客はわずかで、実際のところまだまだ暇そう。

 

mmatishageb (11)
ちなみに今日はシエフが来ていました、この奥の一休さんの彼がそう。
記念に、帰る際一緒に記念撮影しました(笑

 

mmatishageb (12)

この日は3人で、かなり食べて
総額:98.95ユーロ (ワイン赤1本、ビール2杯、水2本含む)

csouhyou.png
サービス、今回はマネジャーが注文を取ってくれたのですがとても親切。
お勧めなどについて丁寧に説明してくれました。
店の造りについては前回指摘した通りで、冴えないと言うか何だかハズしていて
それがこの店の一番のマイナスポイントと言えます。

では、いつもの様に料理についてざっと述べると・・・
ボール状のチーズは、あのエルブジを彷彿させる物ですが中はチーズ上がサクサク。
よく見るつまらないコピー物じゃなくて、これはオリジナリテイがあって◎。
次の日本の吸い物もどきのスープ、特にと言う感想はありませんが
シエリーを加えることにより、ウイスキー樽の香をコクに利用するのは面白いアイデア。
シャトナーダ(サラダ)は、悪くはないが、これはまあそれなり。
日本の鉄鍋に入って出て来た魚のスープ、玉ねぎの甘みが良く出て悪くない。
ボニート(ビン長マグロ)のピンチョス、1.50€にしては満足感高かったのですが次のトルテイーヤは、今日食べた中ではインパクトが弱く
脂肪たっぷりのパンセッタはまさに日本の生姜焼き (笑
定番ピキーヨは、中が普通バカラオの練り物ですが、それに一ひねりして
牛テールの煮込み肉にしたのは、なかなかの物。
ペシャメルソースのハンバーグもどきはトルテイーヤと並んで残念ながらインパクト無し、これはあえて頼む必要は感じず。
最後〆のローストビーフ、松の実、ソースに荒塩が絶妙、この日食べた中の一番か。

さて、前回と今日でこの店のかなりの料理を試せたと思いますが、ハッキリ言って・・・・ う~ん~~  非常に気に入りました!

流行りの和食を、食器をはじめ食材にふんだんに取り入れていますが巷でよく見かける無意味なヘンテコ和食もどきでは無くて、地元の定番料理にほんの少し和のアレンジを加え良さを非常に上手く引き出しています。

ちなみにバルセロナには星付きシエフがプロデユースするガストロバルが以下の様に、既に何軒もあるのですが・・・
「Ohola Gsdtorobar」「Vivanda」「Roca Bar」「Ten’s」「Arola」「Bitxarracu」
この店の料理が私には一番好印象。
味、値段、コストパフォーマンスは非常に高く、それに加えて安いなりにもよく考えた料理

冴えない店の作りですが、それを除けば確実にブレイクしてもおかしくないと思います。

雰囲気より料理と言う人ならぜひ行ってみてください。

場所は観光客にも分かり易いカテドラル前。

味わい:4.6 食材:4.1  技術:4.3 個性:4.4
雰囲気:3.3 ボリューム:4.0 コスト:4.8  サービス:4.0

満足度:78点

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Vivanda 2

vivanjyaa (26)
バルセロナのグルメなら誰でも知っている一つ星レストラン「Alkimia」のシエフJordi Villa。
若手シエフのエースだった彼も、なんだかもういい歳になってきましたね。
さて、今日は彼がプロデユースするこの店

 

vivanjyaa (25)
「Vivanda」に久しぶりにやって来ました。
外観からは想像しにくいのですが、中に感じの良いテラス席があります。
ただ今日は予約が既に一杯とのことで室内での食事となりました。

 

vivanjyaa (1)
料理の前に出て来たパン。  悪くないです。
ちなみにこの店は料理は前菜メインと言うレストラン料理では無く、何皿かの料理を
シエアすると言う、いわゆる創作料理のガストロバル形式になっています。

 

vivanjyaa (2)
パン・コン・トマテ。
以前10年前なら凄い美味しいとなったんでしょうけど、最近はどこもレベルが上がって
平均点というところでしょうか。

 

vivanjyaa (4)
さて、最初頼んだのは、このブラタチーズですが・・

 

vivanjyaa (6)
なんと! 目の前でハサミで切ってくれます

 

vivanjyaa (8)
ハサミを使っただけあってか、通常のブラタよりなんだか堅い。

 

vivanjyaa (11)
このバルサミコはお好みでと。

 

vivanjyaa (5)
次は卵のフリート、下にはポテトのピューレ。
そしてマジョルカ産のソーセージのソブレアサダと言う最近よく見かける料理ですが・・

 

vivanjyaa (7)
面白いのはメンブリーヨとの組み合わせ、これは初めて。

 

vivanjyaa (9)
次に出てきたのはオイルサーデインのコカ、これにもハサミが付いて来て

 

vivanjyaa (10)
イワシを一匹づつ下のパンと一緒にハサミで切り離します。

 

vivanjyaa (12)
お次は、ムール貝。

 

vivanjyaa (13)
珍しい事に、三種類のソースが付いて来ました、手前からタマネギのコンフイに
真ん中のオレンジが ロメスコで向こうが・・何でしたか失念 (笑

 

vivanjyaa (14)
ムール貝の火の通り具合はちょうど良し、プリプリしてま~す。

 

vivanjyaa (15)
次は、ソーセージとキノコの炒め物。

 

vivanjyaa (16)
すっかりキノコの季節になりましたね。

 

vivanjyaa (17)
ここで肉。
豚肉のプレサ、部位で言うと肩の肉。

 

vivanjyaa (18)
下には、またポテト。

 

vivanjyaa (19)
リオハの赤、今日はあと1本赤を飲みました。

 

vivanjyaa (20)
魚を食べてなかったので、最後にこれを追加。

 

vivanjyaa (21)
何の魚か忘れましたが、確か天然物と言ってました。

vivanjyaa (22)
食後酒三種、どれもアルコール度数40近い。 効く~~!

 

vivanjyaa (23)
あ、そうそう
デザートも食べました。

 

vivanjyaa (24)

5人で食べて
総額:246.95ユーロ (ワイン赤2本、CAVA1本、食後酒3杯、水1本含む)

csouhyou.png
サービスについては、特にこれと言って問題無し。
さて、この店はテラス席がウリなのですが、今日は満席で室内になったので残念ながら 魅力半減。

さて料理に付いてですが・・
ブラタチーズはハサミで切ると言う面白い演出ですが、悪く言うとただそれだけ。
私のお気に入りのレストラン「Coure」のブラタに比べると、堅いだけでまるっきりインパクト無し。
次の卵のフリート、ソブレアサダ、ポテトと言うこれまた「Coure」の定番と重なる料理。
ただ違いはメンブリーヨが入ることですが、料理的には意味が無く全体として印象に残らず。
そして、オイルサーデインのコカは客がハサミで切り分けると言う遊び心はありますが、その遊び以外はこれまた印象に残らず。
次のムール貝、蒸し加減は完璧ですが付いてくるソースに意味を感じません。
あと・・・
残りの料理なんですが・・
何だかどれも、印象に残る物が無いと言うか、今日食べた料理全てに共通していること、それはハズレ料理とは言いませんし、おかしな料理でも無いんですが、流行りの創作料理に ほんの少しオリジナルを加え、ただ形を整えただけで正直、心には何も響かない。

星付きシエフのガストロバルが最近流行っていますが、その中には片手間仕事で創った料理がやたら多いと思ってしまうのは、

私だけでしょうか?

味わい:3.5 食材:4.1  技術:3.9 個性:4.0
雰囲気:3.9 ボリューム:4.0 コスト:4.0  サービス:4.1

満足度:64点

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Matis Bar 1

caproxi (23)
バルセロナの郊外Terrassaにあるミシュラン一つ星レストラン「Capritx 」の
オーナーシエフのArtur Martínez 氏がバルセロナ市内でガストロバルをオープンしました。
最近の流行りのようですね、星付きシエフのバルって。

 

caproxi (1)
場所は市内カテドラル前のColegio de Arquitectos de Barcelona 内。
ちなみにピカソの壁画でお馴染み、観光ガイドブックにも載っていますヨ。

 

caproxi (2)
中へ入るとこんな感じ。
地下一階がバルになっていて

 

caproxi (3)
中はモダンでテーブルも椅子もそれなりに凝ってはいるのですが・・
何ともガランとした空間は、私的にはイマイチ。
店内の端にはビールの箱が積んであるのは、いただけない。

 

caproxi (15)
ウエイター君。
頭に竹コプター (笑
他のスタッフの頭に載っていたので、T-シャツとこの帽子が制服のようです。

 

caproxi (4)
さて、まずは一杯ビールをキュッ!  1.50€

 

caproxi (5)
ビールを飲みつつOlot産のソーセージをつまんでみました。  Llonganissa 3.95€

 

caproxi (6)
厳選された物の様ですが、特にどうと言う物でもないかな。

 

caproxi (12)
パン・コン・トマテも頼みました、。  Coca de tomate en 5minutos  2.95 €
メニューに書いてあった5分とはどういう意味なんでしょう?
5分で作ったと言う事なのかな?

 

caproxi (13)
次に食べたのは、 Mejillones a la vinagreta de cilantoro 4.95 €

 

caproxi (14)
中にムール貝、なんだか驚く程プリプリしていましたが
エッ!生なの~? と思うほど。

 

caproxi (7)
次は  Ensalada de pollo en escabeche 4.50

 

caproxi (8)
チキンのエスカベッシュサラダはルッコラが山盛り。

 

caproxi (16)
ここでワインを注文。    地元プリオラット産の赤24.95€は、この店で一番高いワイン。
そこそこ飲めるワインですが・・・
赤を冷やすのは安テーブルワインじゃ無いんだから勘弁してよ~ね、竹コプター~~。

 

caproxi (9)
などと言っているうちに、出てきたのは Capipota con piparra y menta fresca 4.00 €

 

caproxi (10)
地元定番料理のカピポタはミントが上に載っていました。
初めて見る組み合わせ。

 

caproxi (17)
お次は Taco de bacalao,yogur y enelado 3.95 €

 

caproxi (18)
メキシコのタコスをイメージ。
中にはバカラオ(鱈)下に敷かれているのはヨーグルト。

 

caproxi (11)
次は、Alnondigas a la jarbinera fresca 5.00€
これも定番料理のアルボンデイガス。
上にはバッジルが載っていますが、なんだか適当 (笑

 

caproxi (19)
赤が残っていたので、最後に肉を Tiras de vaca a la pimienta verde 5.50 €

 

caproxi (20)
シャンピニオンのソースがたっぷり掛かっています。

 

caproxi (21)
〆はカフェ、エスプレッソとコルタード。 1.30€、1.45€

 

caproxi (22)

2 人で結構食べて
総額:69.45ユーロ (ワイン赤1本、ビール2杯、カフェ2杯含む)

csouhyou.png
サービスは、頭に竹コプターを乗せたオチャラケモードのウエイター達ですが
やるべき仕事はちゃんと出来ていましたので、特に問題無し。
ただ、料理を一度にどかっと全部持ってくるのは幾らキッチンが暇だからと言って
それはいただけない。
あと店の作りは正直イマイチ。
ガランとした空間は、この日は客が少なかったせいもあり非常に閑散。
またデザイン重視と言えない事も無いですが、それはなんだか微妙にハズしていて
特に夜に食事する場所としてみると、とても心地良いとは言いかねます。

さて、いつもの様に料理に付いてざっと述べると・・・
最初に摘まんだソーセージは普通でしたが、スーパで買う物よりは良いでしょうか。
パン・コン・トマテは、可も無く不可も無くと言うところ。
ムール貝は今日食べた中で一番気に入りましたが、
次のチキンのエスカベッシュサラダはイマイチ。
定番料理のカピポタはミントとの組み合わせ、それは初めての経験ですが悪くない。
そしてバカラオのタコス、これもまずまず。
次の、定番アルボンデイガス。
上に載ってるバジルはいい加減盛り付けですが料理自体は、これまた悪くなく
最後の〆になった肉、大した部位では無いにしてもこの量で5.50ユーロとは随分お得。
肉に旨みと言うのは感じませんが、シャンピニオンのソースで食べる分には
量、味、値段共に十分満足できる物でした。

さて、最初に店に入った時は正直
「しまった、他の店にすれば良かった・・・」と思ったのですが
冴えない店の作り雰囲気にしては、期待以上の料理だったと言うのが私の感想。
料理は定番物を少しいじった創作な訳ですが、そのどれもが低料金の割にはしっかり考えてあり
現在閑古鳥状態ですが、ある意味もう少し雰囲気がある店ならブレイクしていたのでは。。

と言う訳で、近いうちに今回食べていない料理を試しに行ってきま~す!

味わい:4.2 食材:4.3  技術:4.2 個性:4.3
雰囲気:2.0 ボリューム:4.0 コスト:4.8  サービス:3.8

満足度:72点

tizudai.png

Via Veneto 2

viaveee (1)
バルセロナで高級レストランと呼ばれる店の中でも一番と言われるこの店。
ミシュランのランクでは一つ星となっています。
ただし星の数からすれば、他に市内には4軒の二つ星レストランがあるにも関わらず、
特にこの店の個室は正真正銘バルセロナのVIP御用達。

 

viaveee (2)
この店の主だったメンバーを紹介させて頂きますと・・・
左からオーナーにして、この店の現場を仕切っているJosé Monje氏。
そして今はもう居ませんが、一昨年この店を後にしたCarles Tejedor前シエフ。
ちなみに現在「BY」と言うアジアンテイストのタパスバル?? を独立してやっています。
そして右がJosé Monje氏の息子でソムリエ、現在お父さんと共に店を仕切っているPedro氏。

 

viaveee (3)
さて、左端が一昨年よりこの店の料理を任されることになったSergio Humadaシエフ。
経歴としてはスペインの北バスク出身、お父さんも料理人で幾つかの三つ星レストランを経験。
市内に新規開店した5つ星ホテル「Alma」のレストランを若干二十歳そこそこで
任されたにもかかわらず、バルセロナのグルメ達から高い評価を得ました。

 

viaveee (6)
さて、いつ来てもバルセロナの他の星付きレストランとはかなり違い
なんだか独特の雰囲気。

 

viaveee (5)
現在のバルセロナはモダンでオシャレ、もしくは最近の過度とも言える
日本食ブームの影響で、和風の器が流行りですが・・
皿を見る限りそんな事は全く気にしてないようで、なんだか王道を突き進んでいます(笑

 

viaveee (4)
お通し。
ちなみに今日はコース料理なので詳細は省略して
その分だけ、総評でまとめでガッツリ書いてみます (笑

 

viaveee (7)
パン

 

viaveee (8)
1品目

 

viaveee (9)

viaveee (10)
2品目

 

viaveee (11)

viaveee (12)

viaveee (13)
3品目

 

viaveee (14)

viaveee (15)

viaveee (16)
4品目はメイン魚

 

viaveee (17)

viaveee (18)
5品目メインは肉

 

viaveee (20)

viaveee (19)

viaveee (21)
デザート

 

viaveee (22)

viaveee (23)
プチフール

 

viaveee (24)
カフェ

 

IMG_0352_20141008141634d4a.jpg

3人で食べて
総額:384.55ユーロ (CAVA1本、ワイン赤2本、水3本、カフェ含む)

csouhyou.png
まずサービスに付いてはバルセロナに数あるレストランでも、その頂点に位置し
私的には、それを星の数で言うと最高ランクの三ツ星。
実際、「ABaC」「Lasarte」「Moments」「Enoteca」の二つ星レストランよりこちらが上。

ちなみに今日は、友人との食事だったので不本意ながら私の嫌いなコース料理になりました。
また量が多過ぎ食後感が悪くなる長いコースにはせず、一番短い80€のコースを選択。

さて、今回はそれぞれの料理に付いて詳しく述べませんが、全体的な印象としては
現在のバルセロナもしくはスペインと言って良いのですが、流行の料理の
基本的なところは的確に押さえているとは思いますが・・
ただ、それはハッキリ言って地味

もちろん、このレストランに来る客層が突飛な創作、例えば「ABaC」「Enoteca」もしくは
同じ一つ星で言うなら「Alkimia」の様な料理を求めていないのもあるとは思いますが
他の星付きに比べると、あまりにも普通過ぎて華が無い。

ちなみに、私自身ホテル「Alma」時代に何度もシエフの料理を食べ、
その時は非常に気に入ってはいたのですが、それはあくまで値段に対する料理の質
と言うのが大きかった訳で、また5つ星ホテルにあるレストランと言っても「Alma」自体が
新規にオープンしたばかりのホテルで、ある意味まだ格と言える様な物は何も無かった。

そして、あの時は私自身、また他の客もそうだったと思うのですが、
バルセロナでも高級レストラン老舗の中の老舗でVIP御用達、星の数こそ1つですが
格の違うこの店とは、求める物がおのずと違ったのは言うまでもありません。

若干20そこそこでバルセロナに来て注目されたにせよ、まだまだ若い
シエフを連れて来たオーナーのJosé Monje氏。
プロ中のプロのMonje氏のお眼鏡にかなったにせよそれは、ある意味冒険。
そしてシエフにとっても大抜擢だったとは思いますが、
私の率直な感想から言うと、現状の料理を見る限り力不足、中途半端さが否めない
ただ、だからと言って派手な創作ばかりが注目される現在のバルセロナの料理界の
それに乗れと言うのでは無く、彼ら他店とは違う何か・・

それは彼らとは一線を画したこの店だからこそと言える物。
他のどの店以上の歴史と格、この店を贔屓にして来た客層に応えつつ
保守的でも良いけれど決して古臭く無い、中身の詰まった実のある
そして華のある、そんな料理が今一番必要とされているのではないでしょうか。

他の星付きレストランと違って、ある意味料理人にとって料理の落とし所が
非常に難しい店
かとは思いますが、まだまだ若いSergio Humada氏。

私の好きなシエフの一人でもあるので、これからの成長を期待したいところです。

味わい:3.9 食材:4.3  技術:4.0 個性:3.9
雰囲気:4.3 ボリューム:4.0 コスト:3.9  サービス:4.8

満足度:65点

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