ブログの引越しに伴い、始めた「お勧め、ランチ(10~20€)」。
これまで殆どやっってこなかったジャンルだけにネタが無くて、慌てて食べ歩いています(笑
今日は以前食べて印象が良かったランチ、それをお勧めに出来ないかと検証の為に来ました。
人気店で予約が必要で、電話を入れた時には13:15分もしくは15:15分のどちらかと指定されました。
これって凄い事なんですよね。 バルセロナでランチを2回転させる店って殆ど聞いたことが無いですから。
ちなみにこの後すぐに満席、待ちの客が前の道まで溢れていました。
この店は1912年から続いているようですが、以前は全く別形態の普通の街場のバルだったんでしょうね、きっと
さて、検証に来たランチは14€で前菜、メイン、デザートそれにワンドリンクが付きます。
それぞれ3品から一つを選ぶプリフィックメニユー。
私は、いつもの様に昼間からビール。
お通しオリーブは小粒のアルベッキーナ種。
相方は、ガス入りの水。
ちなみに、最小サイズを出されて。。 量が少ないと、文句をタラタラ言っておりました(笑
では料理にいきます。
私の前菜は、シャトサラダ。
野菜の切り方、盛り付けにこの店のやる気、まじめさを感じます。
野菜をのけると、下からバカラオとロメスコソースが出現。
相方は、かぼちゃとレンズ豆のサラダ。
新しいカメラになって、以前に比べて奥の方にぼかしが入るんですが、これでの普通なのか?
説明書を読むのが億劫なので、いまひとつ使い方が分からない。
あ、それはそうと忘れていました、これカボチャです。(笑
次は私のメイン、アルボンディガス。
定番中の定番物ですね。
相方は、アロスネグロ(イカ墨ご飯)です。
これ、なんだか変な味がしたんですよね実は・・。
今回、私のデザートはイチゴ。
相方はテイラミス。
最後にカフェで〆ですが、半分ほど既に飲んでいます(笑 1.30€
この日は2 人で食べて
総額:30.60ユーロ程 (定食と別にカフェ2 杯含む)
昔バルだったのを改造した店は、中途半端にモダンで安っぽく雰囲気はありません。
カウンター席で食べ前回は、テーブル席はもっと快適だと勝手に思い込んでいましたが、実際は非常に小さい上に、席数を稼ごうとやたら詰め込んだ為にテーブル間のスペースが狭く快適には程遠いものとなっています。サービスについては、この値段のランチとしては特に問題もなく普通。
次に料理について述べると・・
シャトサラダは野菜の盛り付けも綺麗で、味も悪くは無くカボチャとレンズ豆のサラダも同様の感想。
定番の肉団子のアルボンディガスも、この値段でしたら今日のこれで十分合格点。
と、ここまでは良かったのですが、アロスネグロが変な味がし、相方と二人でこれは何の味なの?? と、言い合っている内に・・、これってニンニクが焦げたあの味?? 何だか実際のところは分からず得体の知れない味に謎は深まるばかり・・。
その後のデザート、ティラミスは普通でしたがイチゴはちゃんと選んで仕入れた様で、甘みもあって美味しかった。
まとめると。。。
正直、前回ほどのインパクトはありません。イカ墨ご飯が不思議な味がしましたがそれを抜きにして、確かにしっかり手を掛け丁寧に作った料理。ですが、特にこの店と言う様な物はありません。もちろん、お安いランチな訳でそう言う物を求めるべきで無いと分かります。
ただ、この店は冷静に見ると、あくまでよくある近所のお気に入り定食屋レベルにしか過ぎず、遠い日本から来ている旅行者の方にわざわざ勧める店か? と言うとそうではありません。もしこれがカサ・ミラの近くやサグラダファミリの近くと言う観光客の方が必ず行くような場所なら、間違いなくお勧めとしますが、そうでないこう言う店までお勧めとしてしまうのは、それは今までガイドブックが散々やってきたあの無責任なお勧めと同じになってしまいます。
私の本心としては、低価格ランチのお勧め店リストを充実させたい。その数合わせにこの店を加えたいのですが、それをやってしまえば正に本末転倒のスッテンコロリン。 完成まで時間がかかってしまいますが、もう少しじっくり探して見ます。
味わい:3.9 食材:4.4 技術:4.0 個性:3.9
雰囲気:2.5 ボリューム:4.5 コスト:4.3 サービス:3.9
満足度:68点
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