味は良いのに、色々と残念な点があるピンチョスバルのTaktika Berri 。
このピンチョスバルの一番の問題点は、その突出した使い勝手の悪さ。
具体的に言うと、まずこの店の一番ダメなのはこれ↓
カウンターの上に、私が勝手に(笑) 線を引きましたが・・
赤線のところにピンチョスが大皿に載って並べてあり、その前の青線上に横一列に客が座っています。
ピンチョスは本来、自分で好きなのを勝手に取ると言う性格上ビュッフェレストランと同様。
料理の置いてある前は本来フリーのスペースでならないと いけないのですが 、前にこの様に客が座って食べているので客の肩越しに手を伸ばして取らなければならず、ピンチョスが自由に取れません。
何を考えてこんな配置になっているのか?
呆れるばかりなのですがこれがこの店のやり方。
私が文句を言っても、どうなるものでも無いわけですが。
あと、それともう一点この店のイマイチなところがあって・・
この彼と、あともう一人のウエイター二人コンビで店を仕切ってやっているのですが、
このおっさん達ときたら愛想も素っ気もない (笑
何度もこの店に通っている内に彼らのキャラクターに私は慣れ決して嫌なおやじ達では無いのは既に知っているのですが、とは言っても 流行っている店だからこそ、こんなのでやっていけると言えます。
ちなみにカウンターに座ればドリンクのオーダーを聞いてくれますが、それ以外の後方のテーブルもしくは立ち席だといつまで経ってもオーダーを取ってくれず、ただでも大人しい日本人観光客の場合は延々放ったらかしにされかねません。
さて、そのアドバイスですがこの使い勝手の悪い店をどうしたら良いんでしょう?
私から言えるのは、とりあえずカウンター席に座らないと話にならないと思います。
特に日本人観光客は初めてで慣れてないし、スペイン語も分からないでしょうからウエイターのおっさん達の目の届くカウンター席に必ず座って下さい。
それでしたらドリンクのオーダーも簡単に通りますし、手の届かない所にあるピンチョスも指させば無言で(笑) 目の前に持って来てくれます。
ただ、ここで問題になるのはバルセロナでも開店前に列を作って並ぶピンチョスバルはこの店ぐらいだと思うのですが開店時間に、のこのこ店に着く様ではカウンター席は既にもう一杯と言う可能性が特に夜は高いので、開店20~30分前に並んでおかないとダメです。
本来は軽くつまむ様な料理、たかがピンチョスと思ってしまうのですがそんな事はこの際 言ってられないので、とにかく大人しく並んで下さい。
あと、これも重要かと思うのですが食べ方も私からアドバイスさせて頂くと・・
カウンターに並んでいる、こう言う冷たい系のピンチョスを最初に食べるのは4つぐらい迄にしておいた方が良いと思います。
1人で食べれるピンチョスの数って、具の下にバゲットのパンが付いて来るのでよく食べれたとしても10個、正直そのあたりが限界と思いますが、・・
開店から40分ほどすると、↑この様に今度は温かい揚げ物や調理したてのピンチョスが出てくるので、その分の数も考えておかないといけません。
もし、テーブルにまだ食べたい冷たい系のピンチョスが残っていても、それは一番最後に自分のお腹具合と相談しながら食べれば済みます。
ところで、この女の子↑
これまた愛想も何も無いと言うと、なんて店かと思われるかも知れませんが (笑
奥から温かいピンチョスをこのピンチョス小僧もとい、ピンチョス天使!があなたの目の前に運んで来てくれます。