
地元客に人気のピンチョスバル「Taktika Berri」。料理の味には定評がありますが、初めて訪れる旅行者にとっては、少々利用しにくい店でもあります。
今回は、この店の欠点を正直に分析しながら、どうすれば無理なく楽しめるのかを紹介します。
目次
最大の欠点は使い勝手の悪さ
Taktika Berriは、味はよいのに、いろいろと残念な点があるピンチョスバルです。
最大の問題は、突出した使い勝手の悪さ。店の仕組みを知らずに訪れると、落ち着いて食事を楽しむどころか、注文するだけで疲れてしまうこともあります。
具体的に何が問題なのか。まず、この店で最も困るのがこちらです。↓
欠点その1

分かりやすいように、カウンターの上へ私が勝手に(笑)線を引いてみました。
赤線の部分には、大皿に盛られたピンチョスがずらりと並んでいます。そのすぐ手前、青線の位置には、客が横一列に座っています。

ピンチョスは、本来なら自分で好きなものを自由に取って食べる料理です。その点では、ビュッフェとよく似ています。
そのため、料理が並ぶカウンターの前は、客が自由に動けるスペースになっているのが普通です。ところが、この店ではピンチョスのすぐ前に客が横一列に座っているため、肩越しに手を伸ばさなければ料理を取れません。
これでは、並んでいるピンチョスをゆっくり見比べることも、気兼ねなく手を伸ばすこともできません。何を考えてこの配置にしたのか、正直なところ理解に苦しみます。ただ、これがTaktika Berriのやり方です。
私がここで文句を言ったところで、店の造りが変わるわけでもありませんが。
あと、それともう一点この店のイマイチなところがあって・・
欠点その2

この店は、写真の彼ともう一人のウェイター、二人のコンビで切り盛りしています。
ところが、このおじさんたちときたら、愛想も素っ気もありません(笑)。
何度も通ううちに私も彼らのキャラクターに慣れ、決して嫌な人たちではないことは分かりました。とはいえ、これほど無愛想でもやっていけるのは、料理がおいしく、店が繁盛しているからこそでしょう。
カウンター席に座れば向こうからドリンクの注文を聞いてくれますが、後方のテーブル席や立ち飲みスペースでは事情が違います。待っていても、なかなか注文を取りに来てくれません。
ただでさえ遠慮がちな日本人旅行者の場合、黙って待っていると、いつまでも放っておかれる可能性があります。ここでは店員が来るのを待たず、こちらから声をかけて注文する必要があります。
対策はカウンター席に座ること
では、この使い勝手の悪い店を、どう利用すればよいのでしょうか。私から言える答えは一つ。とにかくカウンター席に座ることです。
特に初めて訪れる日本人旅行者は、店の仕組みに慣れておらず、スペイン語も分からないことが多いでしょう。そのため、ウェイターのおじさんたちの目が届くカウンター席を確保しないと、話になりません。
カウンターに座ればドリンクの注文も簡単に通ります。また、手の届かない場所にあるピンチョスも、欲しいものを指させば、無言で(笑)目の前まで持ってきてくれます。この店を楽しめるかどうかは、まずカウンター席に座れるかどうかにかかっています。
具体的にはこうしてください

ただし、ここで問題になるのが、カウンター席をどう確保するかです。
バルセロナで、開店前から客が列を作るピンチョスバルは、この店くらいではないかと思います。特に夜は、開店時間にのこのこ到着したのでは、すでにカウンター席が埋まっている可能性があります。
確実に座りたいなら、開店の20〜30分前には店の前に並んでおきましょう。本来ピンチョスは、軽くつまむための気軽な料理です。「たかがピンチョスを食べるのに、そこまでして並ぶのか」と思うかもしれません。
ただ、この店を快適に利用するには、そんなことも言っていられません。ここはひとつ、大人しく並んでください。
もう一つのアドバイス

もう一つ、食べ方についてもアドバイスしておきます。
カウンターに並んでいる、こうした冷たいタイプのピンチョスを最初に取るのは、4個くらいまでにしておいたほうがよいでしょう。ピンチョスは小さく見えますが、具の下にはバゲットが付いています。そのため、一人で食べられる数は、よく食べる人でも10個前後。正直、そのあたりが限界だと思います。
最初に冷たいピンチョスを取りすぎてしまうと、それだけでお腹がいっぱいになり、あとから出てくる料理を楽しめなくなってしまいます。
温かいピンチョスを待つ

開店から40分ほどすると、今度は揚げ物をはじめとする、調理したての温かいピンチョスが次々と並び始めます。その分も食べられるよう、最初からお腹に余裕を残しておく必要があります。
カウンターにまだ食べてみたい冷たいピンチョスが残っていても、慌てて取る必要はありません。温かいものを一通り味わったあと、最後に自分のお腹と相談しながら追加すれば済みます。
つまり、この店では最初から全力で取らず、冷たいものは控えめにして、温かいピンチョスが出てくるまで待つのが正解です。
負け組になるとこうなります

すでに述べた通り、この店ではカウンター席に座れるかどうかが重要です。そのため、開店前に早めに到着し、きちんと並んでおきましょう。
出遅れると、写真のような壁側の席に回されるか、場合によっては立ったまま食べることになります。
そうなると、ドリンクの注文は通りにくく、ピンチョスも取りづらい。せっかく味はよいのに、この店の使い勝手の悪さをまともに受けることになります。
お勘定は楊枝の本数で

最後の会計は、ほかのピンチョスバルと同じく、食べ終えたあとの楊枝を数える方式です。取ったピンチョスの本数を申告し、ドリンク代と合わせて精算します。
ピンチョスは1個は約2ユーロで、ほかの店と比べてもやや安めです。私のような飲兵衛でなければ(笑)、ビールとワインを1杯ずつ飲んでも、合計20ユーロほどで収まるでしょう。
ただし、ステーキなどの一品料理を注文すれば、その分だけ予算は上がります。
| 記事は取材時点のものです。現在とは記事の内容が異なる場合もありますのでご了承ください。間違った情報、また有用新情報、分かり難い点や質問等ございましたら情報共有いたしますので、サイト内の「バルセロナ観光情報掲示板」に書き込んでください。 |
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@ | この記事を書いた人:カミムラ:生まれ京都府。1989年日本を離れバックパックをかついで海外へ。アジア、アフリカ、中南米、ヨーロッパを旅し1997年よりバルセロナに在住。。 記事最終更新 2026.07.18 |
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