星こそ付いてはいませんが、バルセロナの若手料理人の中でも評価が高く、将来的には星を獲得する可能性が高いと言われているシエフの店です。
料理は非常に創作性が高く、また他の店とは一線を画くした物も多くあります。
シエフの初期の代表作料理右はタコを使った一品
どちらかと言うと魚より肉が得意の様に思います。
あと、デザートもこの店オリジナルの他店に無い面白いものがあり、左が代表作ともなっているココナッツを模したデザート。
【店の特徴】
この店の開店当時は、いわゆるスペインの経済バブルの絶頂期で非常に多くの創作レストランが開店しました。その中でも、他の店とは一線を画したオリジナルの創作料理が話題になった店です。2008年のバブル崩壊以降、多くの店が閉店に追い込まれましたが、現在も人気を維持し安定した料理を提供しています。客層は知名度がある割には外国人観光客が少ない方で、特にランチは地元客で一杯。
【店の雰囲気】
内装はオシャレにはしていますが、レストランと言うには非常に狭い店。満席の際、特に家族やグループ客がいると非常に騒々しく、その点は街場のレストランと変わりません。ハッキリ言って雰囲気を楽しめるレストランでは無いと思います。
【サービス】
サービスはシェフの奥様と、あと一人の手伝いの二人でやっていますが、満席なるともう一杯一杯ぎりぎり何とかやっていると言う感じです。ただ、だからと言って皿出しが遅くなると言う様な事はありませんが、忙しさから来る余裕の無さ、それを客にまで感じさせてしまっているのが少々残念です。
【アクセス】
バルセロナのメインと言えるグラシア通り、世界遺産の「カサ・ミラ」から3ブロック離れていて徒歩で10分弱。
アクセスが凄く良いとは言えませんが、まだこのぐらい距離なら歩いてでも行ける範囲ですので決して悪くないでしょう。
【注意事項】
特には無いのですが、メニューはデグスタシオンのコースもありますが、私の経験ではこの店はアラカルトで食べるのが一番だとそう確信しています。あと予約は必ず事前に入れて下さい。HPは開店時からもう何年も全く機能せず、予約代行サイトとも契約していないと言う、人気繁盛店の典型で予約は基本電話のみとなっています。言葉に自信が無ければ、バルセロナに宿泊されるホテルのフロントにリクエストしてみると良いでしょう。
【こんな人向き】
流行りの創作料理を出すレストランは数え切れないほどありますが、その中でもこの店は地元グルメの間でも良く知られた店。バルセロナ料理界の現在の流れ、向かっている方向を体感したい人にお勧めかと思います。
住所:Carrer de Provença, 230
電話::934 516 193
URL:ありますが形だけで開店以来HPは機能していません。
営業時間:13:30-16:00 20:30-23:30
(土曜の昼、日曜日はお休み)
予算:ドリンク含めて一人50~60€程
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