この店は、元レストラン「エルブジ」で働いて現在ミシュラン一つ星レストラン「Comerç 24」の
シエフ、カルレス アベジャン氏プロデユースとなっています。
数年前の開店間も無い頃に一度行っていて、今回久しぶりの再訪。
最初に注文したのは、トマトの摩り下ろしとバージンオリーブオイル。
これに、別途パンを注文して食べました。
まあ、結果的には自分で作る「パンコントマテ」となります。
オリーブオイルは美味しいですが、パンが粉っぽくて「パンコントマテ」として食べるには今ひとつでした。
ロシアンサラダ。
出来は悪く無いです。
値段も3.75ユーロとその辺のさえないバルでもこのぐらいの値段ですのでこの味でこの値段はお安いと思います。
モルシーヨ。
血入りのソーセージです。
スペインの典型的なタパスの一つです。
お味は、カレー味がしっかりついていますが、エルブジ出身で話題のシエフのプロデユースなのですから、もう少し工夫ができなかったのでしょうか
あまりにも、平凡な味です。
この店のサンドイッチというところでしょうか。
中に、生ハムとモッツアレーラチーズがいっています。
たぶん、10年前ならこう言うのも受けたのかもしれませんが、今時この程度の物なのか?
というのが正直なところ。
ボンバ。
日本の、ガイドブックまた雑誌でこの店が結構取り上げているのですが
その際に、必ずと言って良いほどこの一品が紹介されています。
私が、食べた感想は・・
悪くないですし、美味しい方だと思います。
雑誌、カイドブックでの写真はいつも綺麗に皿に盛り付けられていましたが、
一個人客として行ったからでしょうか、見ての通りで適当になってます(笑
↑ガイドブックにはこんな感じ
定番メニュー以外の今日のお勧めから頼んだ。
鱈の頬肉ピリピリ。
この日の一番高いタパスで12ユーロ。
悪くはないですが、まあ普通のレベルです。
下の、ソーズが絶品でパンに付けてペロリと食べてしまいたくなるというのでしたら良かったのですが、残念。
最後のお勘定の時出てきました。
なかなか、面白い演出ですね。
■一言メモ■
はっきり言ってしまいますと、すでに旬の済んだ人気バル。
この店をプロデユースされたカルレス アベジャン氏は最近バルセロナの
港に出来たゴージャスなホテルに、ご自分のレストランを出店。
開店立ち上げ以降は、この店にはもう興味が無いようです。
私が見たところ、完全にほったらかしの店になっています。
以前は、修行中の元気の良い上を目指す若い料理人達が料理を作っていましたが、今回行ってみると出稼ぎアラブ系の外国人の料理人が作っていました。
決まったレシピを安い給料で済む人間を雇って作らせるというその辺にある、在り来たりのバルのやり方と何ら変わりません。
最後に・・
場所はグラシア通りのすぐ横で非常に便利な所にあり、朝から夜まで開いているので、そう言う意味では買い物の途中に寄ってサクっと食べるのであればオススメ。
評価 66点
写真が一部編集中に無くなりました。