バルセロナの観光で人気のおすすめ情報サイト

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Embat 5

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この店はこれで3回目の訪問です。
私のお勧めレストランの一つになっています。

いきなり、この写真で悪いのですが・・
まあ、お店は冴えないですね
このカウンターだけ見たら、その辺にある場末のバルそのものです。
料理が良くても、資金力が無いとつらいですね。

まあ、それは良いとして早速いつものように料理へ。
今日は、知り合いの方と私達夫婦と3人です。

まず、お通し1
チーズあじのクラッカーです。
暖かったので、これは焼きたてなのかな?

 

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お通し2
スーパーで売っているヨーグルトの空瓶に入ってます(笑

 

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クリームスープ。
中にカリフラワー上には、キャビアもどき。
お通しにしては、悪くない味でした。

 

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前菜1
イカと野菜の煮込み。
あと、魚の切り身も入っていました。
スープを見てもらうと分かると思うのですが、スペイン料理良くあるオリーブオイルも殆ど使っていなくて、薄めの健康系。
お味の方はイカと魚にはしっかり味が付いていますが野菜は味があまりしません。
なので、食べて味がするところと、薄いスープ煮の野菜味が交互にするという感じで、これってこの料理のポイントなのでしょうか?
それとも、ただ野菜に味が付いて無いとみるのか分から無いのですがイカと魚は良い味出ています。

 

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前菜2
カネロニ。
ありきたりの料理ですが、トリフの味が効いていて普通に美味しい。

 

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前菜3
私これは、食べていないのですがメニューでは
ホタテとうなぎの稚魚ということです。
知りあいの方が食べられたわけですが、「あれ?うなぎがいない!」と言うことで「そのクリームの中にいるんじゃないですか」と私
しかし、うなぎは発見できず(笑
どこにいったのでしょう、うなぎさん?
でも、ホタテは美味しいそうですし、白いサイコロに見えるのがベーコンの厚切り、香ばしい味が効いてこれ、「なかなかいけますね」と知人。

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メイン1
牛ひれ肉のグリルにその下は芋。
芋はピューレになっているのですが、なんだか小豆のようでした。
あと上に乗っかっているのはアーテチョーク。
もう、この野菜の季節も終わりですね。
組み合わせは面白いですが、このコンビネーションは、アイデア倒れかな。

 

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メイン2
RUBIOと言う聞いたことの無い魚です。
お店の人も、この店で初めて出す魚だと言うことで食べた後、サービススタッフの女性(シエフの奥さんかも)が
わざわざ、美味しかった?と聞きに来ました。

悪くはありません、スズキに似た味でした。

 

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メイン3
羊の背中肉のグリル。
私的にはこれが、一番美味しかったように思います。

 

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デザートを3人でシエアーしました。
デザート1
生八橋の様に見えるのはチーズ。
その下にはチーズケーキでタブルでチーズですね。

 

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デザート2
下に見えるのはタピオカ。
どちらの、デザート共にシンプルな物です。
お味は、悪くはありませんが特筆するような事も無いでしょう。

 

■一言メモ■
今日で3回目の訪問です。
今までの2回はお昼に来ていて、夜はメニューが違うと聞いていましたので期待して来ましたが、お昼との差はほとんど感じません。
夜の方が、少し高いので(といっても知れてますが)また違った素材で違った料理なのかと考えていたのですが・・
料理自体は相変わらず悪くないと思います。

残念なのは、最初にカウンターの写真を載せましたがお店がなんとも冴えない。
テーブルクロス、照明などで何とか誤魔化そうとしていますがやはり無理があります。
今はバルセロナでも人気店の店の一つに数えられると思いますし、シエフも実力のある方と思いますので早くお金を貯めて、もう少し良い場所に移れると良いですね。

あと一言、言っておきたいのですが、料理はミシュランの星付きレストランの様なものでは無く
上質ビストロ料理と思って頂いた方が良いかと。
三ツ星スターシエフのレストラン等とは比較出来る料理ではありません。

この店で、そう言う物を目指しても無理ですしまた、そこまでの実力がここのシエフにあるのかは現時点では、
私にも分かりませんし、もう何年かすると分かるのかもしれませんが・・。

評価80点

Gresca 1

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最近、バルセロナの料理人の間で話題のレストランとなっているというお店に来てみました。
また、昨年末に日本の旅行雑誌クレアにも取り上げられて日本の旅行者の方も来られているようです。

 

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さて、お店の中は見ての通り小さいものです。
先日行った、レストラン「EMBAT」 また「ALKIMIA」と同じで、若手のオーナーシエフのお店の典型。
開店資金の都合とは思いますが、この店も今ひとつの立地に以前は小さなバルだった店を改装してそれなりに、なんとかレストランの形にしたと思われるお店です。

 

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さて、付け出しから始めますと・・。
左はクラッカーですが、なんだか湿気てましたがわざとなのかな?
あとは、アンチョア入りのフォアグラ。
フォアグラにアンチョビの魚の生臭さがプラスされてなんだか、アンキモのようです。
湿気ったクラッカーは別として、このフォアグラお味は悪くありません。

 

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アーテイチョークのサラダ。
生ハムとパルメザンチーズとの組み合わせ。
前菜3品の中では一番味が濃い目かな。
でも、悪くないです。

 

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タコ。
中にマッシュポテト、周りに見えるのがズッキーニを細かく切ったものがフランボワーズのビネガーで味付けされていました。
なんとも、見た目が可愛いですね。
お味も薄味ですが美味しく頂けました。

 

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中にはエビ。
鴨のロース肉を薄くスライスして捲いてあります。
相方、絶賛の一品。

 

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メインの肉。
仔牛の牛タン。
肉の周りは、カリッと焼いてあります。
ソースは、醤油が少し入っているのでしょうか。
これも、悪くない。

 

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魚。
種類は忘れましたが、悪くはありません。
でも、そんなにインパクトはなかったような。

 

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鳩です。
あと、中にレバーがありました。
今日、食べた中ではこれがイマイチという感じでした。

 

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デザート。
ココナツを模して作ったココナツ味のムースで中はピーニャコラーダ。
外はチョコレート。
面白いアイデアですね。
味も、私好みで甘すぎずに良い感じ。
ただし、普通のスペイン人がこのデザートの甘味に満足できるとは到底思えませんが甘すぎるデザートがほとんどのスペインの中では日本人向けとも言えます。

まあ、どちらかというと、コースで2品出てくる最初の一品目の口直しのデザート言う感じでしょうか。

 

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今日は、スペインで料理修業をしている知人と一緒に行ったのですがこれが彼の一押しの一品。
今日食べた料理全部含めてこのデザートが一番だと・・
この店を出てからその後も10回は同じ事を言ってました(笑

確かに、ゴルゴンゾーラのチーズにライムのソースがかかっていて絶妙の組み合わせでした。

 

■一言メモ■
料理はどれも悪くないです。
コストパフォーマンスも大変良く、最初にカバとワイン一本、コーヒー含めて50ユーロ程で、この値段でこのレベルの料理が食べられると言うのは先日行った「EMBAT」同様、お勧めできます。

また、接客スタッフになぜか日本人の女性がいますので、親切に日本語で料理の説明もしてくれますので言葉に自信の無い人も安心です。

あと気になった事が一点、鳩と牛タンそれぞれの料理のソースにに醤油を少し使ってあってなんだかテリヤキソース風。
話によるとシエフは大の日本料理好きだそうですが、昨今、日本の調味料を使いたがるのは、スペインのおしゃれな料理の流行なのでそれは良く分かりますが私的にはあまり、そっちらの方に走って欲しくないですね。

今日食べたぐらいでしたら許容範囲内ですが本風の味付けは、このぐらいで止めておいてくれることを正直願います。

今回初めての訪問ですが、間違いなくお勧めできるお店です。
試してみる価値大いにあり。

満足度  87点

El rey de la gamba

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今日はバルセロの港にあるシーフードレストランです。。
この地区には、シーフドレストランが多く、過去に何度も来ていますが今回は日本の旅行口コミサイトの「4travel」でバルセロナで一番人気になっていたレストラン「エル・レイ・デ・ラ・ガンバ」に初めて来て見ました。

 

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さて、まず最初に頼んだのはプルポ・ガジエゴ。
定番のガリシアのタコですが、本来なら少しねとっとした食感であるはずが湯で加減のせいでしょうか、肉が硬くてイマイチ。

マテ貝。
私の大好物です。
量が多くてそれは良いのですが、焼き過ぎで身がゴムの様です。
ムール貝もそうですが、貝は火の入れ方が命。
入れすぎると、どれも小さくプリプリ感が無くなって硬くなってしまいます。
これもイマイチ。

口コミサイトで一番のお勧めになっていたアサリとエビ。
味は良く出ていますが、濃すぎです。
あと、お店の名前は日本語に訳すと「エビの王様」なのですが・・
このエビについて一言うと、殻が紙のような感じで肉が硬くて痩せていて冷凍エビの特徴が良く出ていて、それもかなり安物と思われます。

ちなみに、スペインでエビの王様とは「パラモス産のエビ」
自称王様にしては、随分安物のエビをお使いのようです。

イカ墨のパエリヤ。
いつ見て、グロテスクな食べ物ですね(笑
さて、お味はと言うと塩が効きすぎ。
アリオリソースを付けて食べると少しは、味もマイルドになるのですがその、アリオリも何とも味の無いコクの無いソースでイマイチ。

シーフードパエリヤ。
今日食べた中では、一番美味しかったです。
ただ、その美味しいと言うのは、他に食べた中では、まだましだと言う意味。
上に乗ってるエビと手長エビ両方共に、王様の名にふさわしく無い素材でした。

■一言メモ■
すばり言うと、観光客ご用達のシーフードレストラン。
料理については、これと言って特別なものは全くありません。
ただ、何も考えずに安物の食材を調理して出している、日本の夏の海水浴場にある海の家を少し良くしたレベルでしょうか。
サービスに付いてはこの手の観光客向けのレストランのお決まり事ですがランブラス通り沿いのレストランと同様の客を舐めた接客です。
デザートを食べましたが既製品のアイスクリーム等がプラスチック容器そのままで出てくるという、これまたどうしようもないレベルです。

最後に・・
立地条件は海に近く、夏場にはこの辺りは凄い人出となる最高の場所にあります。
そのせいでしょうか、店は3号店も出すほどの大繁盛。
ただ、もし海沿いの今の場所から離れて市内で営業して、他のレストランとの競合にさらされれば確実に潰れる事は間違いないでしょう。

評価 45点

写真の一部が編集中に無くなりましたので掲載出来ていません。

Montiel Espai Gastronomic

今回はネットで検索して評判のレストランに来てみました。
参考にしたのは以下のサイト、バルセロナで一番大きい地元のグルメサイト↓
http://www.bcnrestaurantes.com/barcelona.asp?restaurante=montiel-espai-gastronomic
レストランについての書き込みがなんと53件もあって、その殆ど全てが高評価。
さて、実際行ってみて・・どうだったでしょうか?

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まず、最初の前菜に頼んだのはこの季節の一品。
キノコのミックスグリル。
出てきた時には、上に卵の黄身が乗っていました。
その後ウエイターが目のまでスプーンでその黄身と料理をかき混ぜてくれました。
さて、お味は・・。
まあ、普通のキノコのグリルというところです。
黄身の味がするので、その点はこの店のオリジナルと言う気はしますが・・。
あと、キノコがしっかり掃除できてなかった様で砂を少し噛んでしまいました。
まあ、スペインでは良くあることなのですが。

 

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あと、もう一つの前菜は野菜のラビオリ。
上には手長エビの剥き身が乗っています。
少し、甘めのソースでそれなりに美味しいと思いますが、
これっと言う程の物ではありません。
まあ、普通の出来でしょうか。

 

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メインの魚。
何の魚でしょうか、その時は適当に頼んだのですが・・。
後でレシートを見て魚の名前を辞書で引いてみましたが分かりません。
たぶん鯛の種類だったと思いますが。
下に野菜がひかれていて、上にはエビが乗っかっています。
なんだか面白い組み合わせです。
さて、味はというと・・
魚は表面に辛うじて味が付いてるだけで中身は水っぽいものでした。
上に、乗ってるエビはただ焼いたエビで、この魚料理となんら関係ないただの飾りの様なものでした。

 

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もう一つのメインの仔豚のグリル。
サイトではお勧めとなっていました・・。
以前にも、同じような料理を他の店で食べていますが、出来は平凡。
同じようなコメントが続きますが、悪くも無くかと言って・・どうと言うことも無く。

 

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最後に、今日飲んだワイン。
2007年の若いワインなのですが、面白いワインで・・
普通はブドウの皮ごと発酵醸造させるのですが、このワインは皮を取っているそうです。
なので色は、ロゼの様な薄い赤でまた味は、赤ワインの最初に苦味というのかなんと表現したらいいのでしょうか、それが無く初めて飲む面白いワインでした。

 

■一言メモ
地元のグルメサイトまた地元の人のレストラン評について日本の方は全く分からないと思います。
今回、ちょっとそれを私なりに検証してみると・・・。
はっきり言って、大したレベルではありません。
このレストランを例に取ってみても、50人もの人がお勧め、高評価しているのを見ると、一体全体どういう人たちが投稿しているのでしょう?
こんな事を偉そうに言っていると、地元の人に「日本人なんかにスペインの料理が分かるはずが無い」と、怒られそうですが・・
平凡な出来の料理をどう高評価していいのやら・・。
ちなみに、英語圏の旅行サイトでは一番大きいと思われるところでも高評価でなんとバルセロナの2553軒のレストランの中で2位だそうです↓
http://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187497-d1205006-Reviews-Montiel_Restaurante-Barcelona_Catalonia.html
ネット上の評価に付いては全て信用できないとは言いませんが、全てを信用するには値しないのは確かなようです。
評価する人が、過去にどんな物を食べて来たかと言うことでかなり変わると言う事。
具体的に言うと評価する人の年齢、その人の予算、バルセロに来た外国人の場合はその人の語学力などに大きく左右されるということでしょうか。

さて、話がかなりそれましたが、最後にこのレストランにつての評。
料理は、それなりに美味しいと思いますが特別と言うほどではありません。
サービスについては悪くは無いです。
スタッフはかなり英語を話しますし、ソムリエの経験もあるようです。
二人で行って前菜とメインそれぞれ一皿、そしてデザートはシエアして飲み物を除いた料理の値段は80ユーロ程。
この料理とサービスの内容を考えて適正値段だと思います。
ただ店は狭く、テーブルも小さくまたその間隔も狭いので、レストランと言うよりはカフェテリアを少し内装だけレストランぽくしたという程度で標準以下。
ワインにのセレクションは、高級店では無いのでもちろん高価な物はありませんがの代わりにに面白い物を揃えています。
スタッフ達の何人かはがソムリエのようなので、彼らのセレクションなんでしょうか。
私自身が、今のところ料理でリピートするつもりはありませんが、メニューに安いタパスが有ったので、それをつまみに2,3皿頼んで、ソムリエ達の選んだ面白いワインを飲みに行くと言う事ならもう一度軽く立ち寄っても良いなあと思っています。

評価 69点