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La Dolca Herminia 1

Barcelona-LaHerminia.jpg
今回は食べレポート無しの記事となります。

この店は良くガイドブックに行列のできる店と紹介されています。
以前、この店に関する問い合わせも受けてブログに記事を載せるのに、行こうかと思ったのですが、分かり切った料理を食べに行くのも
面倒くさくいしつまらないので結局行ってません。

まあその代わりにネタに使わせてもらいます。

さて、初訪問で先日ランチに行った「Market」で食べて・・
あれ?何だかこの店どこかで食べたレストランに似ていると思って 気になったので家に戻って店のHPを見たら、やっぱりでした。
この店同様、「La Fonda」「Las Qinzanits」などを経営するグループ店の一つでした。

以下「フォンダ・キンサニッツグループ」と呼ぶ事にします。
このグループはバルセロナでも最大のレストラングループと呼んでも良い また勝ち組の代表で、この店以外にもバルセロナだけでもざっと数えると・・
Balthazar
Basilico
Felix Shop
Flamant
La Crema Canela
La Mamasita
La Polpa
La Rita
Les Quinze Nits
Menjador
Miu Jaopnes
Reunion Cafe
Tverna Miu
Market
La Fonda

あと、マドリッドの5軒
パラモスにも5軒
ジローナ、オロットにもあります。
また他にレストラン併設のホテル4軒経営していてそのういち1軒は何とフィリピン。
セレクト食材の店も数軒経営していると言う知る人ぞ知るグループです。
また同族経営で、ボーっとした顔のこの一族の関係者が各店の レジに座っているのを良く見かけるのも特徴の一つです・(笑

このグループの店に共通している良い点は・・・なんと言っても素晴らしいコストパフォーマンス
また店はなかなか雰囲気のある作りで値段より一クラスもしくは二クラス上の 高級感があります

ただ逆に辛口オヤジ的に言うと・・ 結局、店の名前が違うだけでどこで食べても同じ
僅かに当たり料理があって、その他はファミレス料理

経営戦略的には、実に上手く客の心を掴む点は見事でしっかりポイントを 押させています。
ちょっとその手口?を次回解説したいと思います・・


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La Dolca Herminia 2

さて、このバルセロなを代表する勝ち組レストラングループ
「フォンダ・キンサニッツグループ」の特徴を上げてみますと。

●全てのレストランが店が違う名前で、2号店と言うのが全くありません。
理由としてはブランドの希薄化を防ぐのがまず一番。
それ以外にも「La Fonda 」「Las Qinzanits」の様に姉妹店の距離が徒歩5分弱と
言うような展開をする上でも、基本は出している料理 コンセプトは同じにも関わらず 違う物を出している印象をあたえ、さらなる集客を狙っていると言うところでしょうか。

●一等地を狙わないが大箱のレストラン。
これは、抜群のCPと言う店だけあって薄利多売。基本は最低100人は 入れる店と言うのがこのグループ店のコンセプトだと思います。
また、CPの良さが評判の行列の出来る店だけあって、あえて一等地に 出店する必要もありませんし、最近はその傾向がより強くなっています。

●フィリピン人のサービス、スタッフの多用。
簡単に言えば人件費を抑えると言う事だと思いますが、フィリピン人は英語が 話せるという利点があり観光客の多い店には特に使い勝手が良いのも1つ。
あと、大分以前にこの一族がフィリピンに特別関わりがある様な話も聞きましたが、その真偽は不明、ちなみに経営者一族は地元カタルーニャ人。

●店の作り内装にはしっかりお金をかけている。
この料金帯のレストランとしては、信じられないぐらいの高級感を出しています。
正直このグループ店以下のレベルのミシュラン星付きレストランが実際にあります。

●高級感のある皿、テーブルクロスを使用している。
スペインでは、使用する皿またはテーブルクロス、ナプキンによって ある程度レストランの格が決まって来ます。
このグループの特徴としてこの料金帯のレストランでは通常使わない 星付きレストラン並みの大皿に料理が盛られ、またお昼の安い10ユーロ以下の 定食でさえテーブルクロス、またナプキンが布と言う、今までのスペインのレストランの 常識を覆す物を提供しています。

●料理に関しては、2,3品の当たり料理とファミレス料理の構成。
味に関しては、どの店も似たり寄ったりでイカ墨パエリヤに代表される 2,3品の当たり料理と、あとはどれもファミレス料理と言うのが実際のところです。
値段的に安く抑えている分だけ使用される食材のレベルも それなりの物ですが、皿の盛り方見せ方は良く考えられています。

以上から、私が考えるこのグループの一番の成功の秘訣は・・

この店の大ファンと言う方には大変失礼なのですが、 庶民またその貧乏人心理を全くもって、上手く突いている

と言うところでしょうか。

La Dolça Hermíniaについて以前質問頂いた方、また 検索でこの記事にたどり着いた方にアドバイスとしては・・・このグループの店ならどこで食べても結局同じです
2,3の当たり料理以外はファミレス料理ですので、その中にはハズレが 幾つかあるので、それに当たらない様にすれば素晴らしい満足感が 得られるはずです。
詳しくは評価点を含めて「La Fonda」 「Las Qinzanits」の記事を参考にしてください。

Market

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「地球の歩き方バルセロナ編」でこの店のランチがお勧めされています。

飽きもせずに、またまた検証にやって来ました。

 

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前菜、メイン、デザートに、水もしくはグラスワインが付いて9.95€。

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この回りはメルカード(市場)以外はこれと言って何も無いコテコテ地区ですが
中に入ると店は結構大きくて、また作りは雰囲気もあって正直驚きました。

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まず、パンは温めてあって10€のお昼のランチとしては
なかなかちゃんとしています。
ワインも、この値段としては悪くありません。

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私の前菜。
ひよ子豆の煮込み。

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チョリソに豚バラ肉が入っています。
お味は、悪くありません。
もし旅行者の日本人が食べたたらの中には少し塩辛いと思う人が
いるかも知れませんが、スペイン料理なのでこれで合格点の範囲内。
評3.6

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奥様の前菜。
パスタとボロネーズソース。

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パスタは水っぽくて、話にならない出来です。
あとソースが少なすぎると奥様は、文句たらたら・・(笑
評2.7/5

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奥様のメイン。
舌平目のグリル。
上に焼き野菜、主に茄子が乗っています。

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まあ、この値段ですからしょうがないですが薄っぺらです。
味はランチとしては普通。
評3.3/5

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私のメイン。
牛肉のグリルとフライドポテト。
ポテトにはアリオリソースが付いています。

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肉もまあ、この値段ですから・・・・

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期待してはダメなのですが・・・
それにしても硬い肉で、おまけに筋と言うか膜があって噛み切れない・・
あごが疲れました・・(涙
評3/5

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デザート奥様。
マセドニア。
味はランチとしては普通。
評3.3/5

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クレマカタラナ。
これに失敗なんてあるのでしょうか分かりませんが、まあ普通の出来です。
評3.5/5

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クレマカタラナがなんだか寂しかったのでマセドニアのイチゴをトッピング。
良い感じですね・・・・と遊んでみました。

支払いは二人で19.90€。
後で気が付いたのですが、コーヒー代が付いていませんでした。
ラッキー!
お店の方には申し訳ありませんでした、次回いつの日か・・。

■一言メモ■
料理は10€のランチとしては、まあ平均的なところでしょうか。
お店の作りは、雰囲気があってなかなか良いと思います。
また場所が観光地から離れているせいもあり地元客が殆ど。

ウエイターまたウエイトレスもちゃんとした制服を着ていて
それなりに見えますし、ほんの少しだけですが高級感も
感じられます。
でもまあサービスの中身は普通なんですけどね・・(笑

さて、この店リピートするかと言うわれると・・・
まあ無いかなと言うところですが、日本から来られ観光客で
安いランチにこだわる方でしたら、雰囲気も有り使えるかも。

ただ、周りには全く観光名所も何も無い所ですので
わざわざ地下鉄に乗って来るのも時間の無駄かと思います。
また往復地下鉄で3ユーロ近くも使うのなら尚更。

私は・・
評価62点
奥様・・
評価60点


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Avalon

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バルセロナ出身でマドリッドに進出しミシュラン二つ星を獲得したRamon Freixaシエフがバルセロナにいた頃に、プロデユースしたレストランです。
ミシュランのバルセロナお勧め店の一つにもなっています。

 

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旧市街の地下鉄JAUME駅の近くにバブル景気の頃に出来たホテル内にあり店の中はご覧の様にモダンな作りとなっています。

 

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今日はランチメニューにしようかと思いましたがアラカルトで頼むのとあまり変わりがない様なのでアラカルトで前菜メインそれぞれ一品頼みました。
まずお通しとパン。
どちらも、悪くありません。
ちなみに一人1.87ユーロチャージされていて、タダではありません。

 

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私の前菜。
アロースアバンダと川の手長エビと言うことでした。
川の手長エビ?
何だろうと思いましたが・・ みての通り日本でもお馴染みのザリガニでした(笑

 

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ザリガニを食べるのは初めてなのですが・・  尻尾にも殆ど身が無いので、面倒くさがりの私は頭からバリバリボリボリと食べてしまいました。ちなみに歯が丈夫なのがとりえです(笑
ところで、微妙な味です。
エビの様な味でも無いし、何でしょうこの味。

 

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2匹食べて残り一匹・・奥様に回しました。
ところで、このザリガニ君なんだかリアルですね。

相方は皮をむいて食べていましたが、お味はやはり微妙との事。
ご飯は、別段これと言う程美味しくも不味くも無く普通。
わざわざこの料理にザリガニを使う必要はなかったと思います。
評3.3/5

 

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手羽先のマリネと下にはマッシュポテト。

 

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マッシュポテトは固めて表面を焼いています。
あと中には・・・

 

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これは付け合わせですが。
ポテトの中にも同じく血入りソーセージのモルシーヨが入っていました。
手羽先もポテトもそして付け合わせ、どれも悪くは無いのですがかといって、インパクトの無い料理です。
評3.4/5

 

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魚は、だるまカレイにしました。

 

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すごいボリュームです。
一個で充分な大きさなのですが2個も・・。
脂がよく乗っていました。

 

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付け合わせは、野菜のミルフィーユ。
ズッキーニの中にチーズとトマト。
これをパクリと一口で頂きました。
さて、お味なんですが・ 魚は良く脂が乗っていますが味があまり付いていません。
付け合わせは、まずまず。
評3.6/5

 

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もう一つのメインの肉はリブロースこれで150グラムです。
野菜は、良くアンチョビを乗っけてサラダにするコゴーヨとそれにチップスが付きます。

 

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焼き加減はいつものレア。
肉の味は、そこそこするんですが塩が足りないし胡椒も・・。
なんだか、ただ焼いただけの料理で、私が家で焼く方が美味しい。
評2.9/5

 

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魚がかなりのボリュームがあったので、今日はデザートはやめてコーヒーで〆なんですが・
エスプレッソを頼んだはずが、相方と同じコルタード?
面倒なので替えてもらわずそのまま飲みました。
付いてきたチョコは、おなじみバルセロナの歩道のモザイクと同じ模様ですね。

 

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二人でビール2本とワイングラスで赤白1杯。
ランチメニューとあまり変わらないと思ってアラカルトで食べたら飲み物がプラスされてそこそこの額になりました。

■一言メモ■
今日食べた感想をずばり言うと二つ星シエフのプロデユースした料理にしては、なんともインパクトが弱い。
見た目はそれなりですし、味が濃いとか言う事も無いのですがどれ一つ取っても印象に残らない料理、味です。

値段的には前菜はどれも10ユーロ以下で、メインは10~12ユーロと高くは無いと思いますが、肝心の味が何とも頼りない。

今日は、夫婦揃って全く同じ意見同じ評価・・

評価62点


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