
今は日本のガイドブックにも紹介されるている、「Ohla Gastronòmic Bar」のランチ。私がブログで日本人の方に広めたのがその始まりでしたが、それを私に教えてくれたのが地元スペイン人。やはり私みたいに数百軒食べ歩いているグルメで、お互い情報交換をしているのですが、今回は彼の最近の一押し店と言うことで、試しにやってきました。

店は、うなぎの寝床になっていて奥に細長い造りとなっています。

入り口横を見ると、Slow Foodと書いてあります。
と言うことは、地元食材、有機野菜などを使った地元料理なのでしょうか?

店の奥はこんな感じでそんなに広くありません。 この奥にキッチンがあります。

テーブルセッティングはこんな感じで、まあ普通。

21€のランチセットもあったのですが、アラカルトがハーフポーションで頼めると分かりアラカルトにしてみました。

まず、ビール一杯とCAVA。 それぞれ2€と4€。

ワインの値付けは市売価格の約2倍と言うところで、ほんの少しですが高め。

お通しのオリーブ。 まずまず、でしょうか。

次もお通し、カリフラワーのクリームスープ。

真ん中にあるのは、ルビナと言う魚の卵。 トビっ子が更に小さくなったような卵でプチプチした食感。

お通しは、まだ続きます。

うさぎの、骨付きバラ肉のフリート。

パンは2種類。 それとオリーブオイル。

自家製なのでしょうが、なんだかいまひとつピンと来ません、このパン。

私の前菜。 肉の間に見えるのが、形こそ創作っぽくまとめてはいますが、昔からあるトリンチャットと言う伝統料理。マッシュポテトの中にはキャベツが入っています。

手前のこの肉は牛タン。

もう一つはリードボー、独特の食感です。

相方の前菜は、本日のお勧めだったキノコ料理は

合計3種類のキノコが入っています。

最近は歳のせいか、昼にボトルで1本飲むとなんだか疲れるので、基本グラスで飲むことにしています。
まあ、飲まないと言う選択もあるのですが。。。 さすがにそれは寂しいと言う事で白を1杯。

そして寂しそうにいてる相方にも、赤を一杯注文してあげました。(笑

さて私のメインは米料理。 これが、地元グルメのスペイン人のお勧め。

具は、あさり、手長エビと、このエスパルデーニャス(ナマコの筋肉)の三種から選べて私はこれにしました。

相方のメインは子羊肉。

中国野菜の様な葉っぱが使われて、その下には前菜で食べた黒いキノコも。 ここまで前菜メイン共にハーフポーション。

デザートは、レンズ豆のブニュエロスと言うのがあったので、面白そうなので試してみることに。

中はこんな感じ。

最後にお茶菓子が出て

〆は、最近はなんとなくエスプレッソより

コルタードを飲んでる私。

2 人で食べて
総額:76.50€(ビール1 杯,、CAVA1杯、赤白1杯それぞれ、水1本、カフェ2杯含む)
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店の造りは俗に言う鰻の寝床で間口に比べて奥に深く、バルセロナの新市街のアシャンプラ地区でよく見る造り。大きくはない店ですが、中は割と良い感じにまとめていると思います。サービスについては、料理の説明もちゃんとしてくれますし、皿出しのタイミングなども完璧で特に問題無く合格点。
料理についてざっと述べると。。
お通しは2品は特にどうと言う物では無いですが、オマケとしてはまずまず。
パンは自家製と言う割りには、パリッと外が焼けている訳でも無くて美味しいとは思えず。それはスローフードだから?? 前菜の牛タンとリードボーは、メインと言もえるボリュームと料理でちょっと予想外。今日のお勧め、キノコ料理はそれなりでしたが特に印象には残らず。次の知人の地元グルメが絶賛していた米料理、悪くは無いが絶賛するほどなの?。子羊の肉、これもそれなりの料理ですが、付け合せに前菜と同じ食材を使うのはいかがなものでしょう。最後にレンズ豆を使いデザートに仕立てたのは面白いですが、残念ながらアイデア倒れ。
まとめると。
料理を見る限り、シエフはこれまでしっかり修業してきたと分かります。
どれ一つとっても不味い物はなく、大きくハズした料理も見当たらず、値段も高くないしサービスも悪くない。
なので一応合格点としましたが、実のところ私にはどれもインパクトが弱く印象に残るような物がありません。強いて印象を言うと、なんだかぼんやりした料理、それこそがスローフード?と言うのか分かりませんが、ただ私に分かるのは、当分再訪する事はないだろうなと言う事。
味わい:3.9 食材:4.2 技術:4.0 個性:3.9
雰囲気:3.8 ボリューム:4.8 コスト:4.2 サービス:4.2
満足度:70点
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