今日は旧市街にやって来ました。 辺りを歩くのは大体殆どが観光客。 ちなみに、今はまだ知れていますが夏は凄くてツーリストだらけとなります。
ここが、ガイドブックでも紹介されている伝統お菓子を売ってるお店です。
中へ入るとこんな感じ、割と小さな店。
売っているお菓子の中でも、一番有名なのが修道院で作られているお菓子。
ちなみに、こんなケーキもあって
わあ~、何だか甘そう。
まず飲み物、今日は紅茶にすることにします。 ちなみに結構なお値段でカフェ・コンレチエが2.35€と近所のバルより1€も高い。
紅茶は3.20€しますが、量が多いのでその分の元は取れます(笑
この店で一番有名なお菓子と言えばPOLVOLN 1.10€
あと一つは、お店のお兄さんのお勧めのYEMA 1.30€
紙を開くとと出てきたのがPOLVORON。修道女の方達が作っておられるそうです。
手でつかむと、直ぐ壊れるお菓子。だからポルボルン?と言うのかな?
こちらはYEMA.。 スペイン語で卵の黄身と言う意味で
割って中を見ると確かに黄身。
今時、手書きってまさか脱税? なんて事ないですよね(笑)
でも日付も入って無いですよね、これ。
2人で軽くお茶して
総額:8.80 €
店の造りは旧市街の歴史ある建物にも関わらず、何だか中途半端な内装。好みにも寄るのでしょうが白を基調にしたそれは私にはイマイチ。またカフェテリアのサービスのお兄さんは、ハッキリ言って素人レベル。ところで修道女の人も働いていると聞いたのですが、この日は普通のおばさんでした。
食べたお菓子について述べると。。。
POLVORONは甘すぎると言う事はないですが、かと言って何の印象も残らず。YEMAはその名の通り卵の黄身の味そのもので、それはかなり濃厚なお味。日本人なら「これは食べれない!」と言う人って、たぶん多いんじゃないのかな。。。
まとめると。。。
伝統菓子それも修道院で作られていると言われると、厳かな気にならなくもありません。ただし味に関してはハッキリ言って田舎の温泉街で売られているお土産饅頭と何ら変わらず。あと値段も決して安いと思えません。 比べること自体が無意味な事かも知れませんが、最近食べた才能ある若手パティシエ達が日々切磋琢磨の競争の中で考えながら作っているスイーツに比べると、味に関する努力は無きに等しく、昨日、先週、先月、去年、10年、100・と同じ事をただただ繰り返しながら作っているだけ。
と言うとそれは辛口すぎるでしょうか?
実際のところこの店に地元の人が買いに来ることは無く、来るのは外人観光客ばかり。 もちろん伝統を守るのも良いですが、今のこの時代を生きているスペイン人達にも美味しい本当に買いたいと思われる物を作るのも重要じゃないのでしょうか。また店内にかなりの音量で響くジャズ、そんな罰当たり音楽をかけるより、モンセラートの少年合唱団の歌声なんかをかける方が良いと思うのは私だけ?
〆の感想としては伝統並びに修道院と言う名の元、過大評価されている店。
と言うのが私の結論です。
★★☆☆☆
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