奥は地元スペイン人達にも定評のレストランですが、手前のカウンターバーが私の定位置。
ちなみにBarraとは、スペイン語でカウンターと言う意味。
お通しのオリーブ、なんだかスーパーで売ってる物の様な冴えない感じがしますが
食べてみると、これがなかなかイケます。
メニューを見てみると、キムチを使った料理が。
これって最近の和食ブームの影響なのですが日本人には。。。
微妙な料理メニューが最近バルセロナに氾濫してきています。
薄切りしたキュウリが、なんとピクルスでした。
あとケッパーとギンデイヤと呼ばれる紐唐辛子の酢漬けも入っていたり。
ちなみにこの店、ワインはグラスもボトルも全く同じ物を揃えています。
当たり前なのですがボトルで飲んだ方が少し割安になります。
ですがそう言う理由じゃなくて、のんべいの私の場合はグラスで飲むと飲んだ量が
途中で分からなくなって、ついつい飲み過ぎてしますので(笑) 今日もボトルを一本。
ちなみに今日飲んだの地元カタルーニャ州ジローナ県Emporda産の赤24€。
お味は、エコロヒコいわゆるオーガニック系ワインなので
好みの分かれるところでしょうか。
さて2皿目はローストビーフ。 12€
日本を意識した皿ですが、この料理にこの色の皿を使うと言うのは
まだまだですね(笑
Bouとは地元の言葉で言うところの成牛、もしくは少しお歳を召した牛さん。
その肉を使ったタルタルです。 12€
このボッタルガ、イタリア料理で使う「カラスミ」と合わせたところ。
次はメニュー以外の一品。
料理スペイン語言うとFuera de caltaとなるのですが口頭で言われた今日のお勧め
軽く周りを焼いてあって火の入り具合はこんな感じ。
こちらで食べるトロは。もちろん個人差はあるのでしょうが生で食べるより私的にはこちらが好き。
何度も食べたセップス茸ですが、きょうのこれは食感が凄い!
こんなプリプリ感は初めて。
この日は2人で食べて
総額:101.20ユーロ (ワイン赤1本、ビール2杯含む)
サービスはカウンターなので特に語る事はありませんが、皿出しのタイミングも良くトータルで問題無く合格点。
料理については・・・・
トマトのサラダはピクルス仕立てのキューリが入っていて、それ自体は面白いアイデアですが全体的にみて味には感動無く、ただのトマトサラダ。
ローストビーフ、手の込んだ盛り付けですがこれまたインパクト無し。
タルタルはソフトな味付け。
カラスミと合わせて、いわゆる海と山料理に仕立ててあってそれは初めての体験。
ですが残念ながら、アイデアの面白さのみが印象に残り
次のトロと青梗菜、素材的なところが大きいのかも知れませんがこれは絶品。
最後のセプス茸は食感に感動、今日食べた中で特に印象に残りました。
さてメニュー以外の今日のお勧め2品は非常に良かったと思います。
ただしサラダ、ローストビーフは平凡。
そしてタルタルにカラスミを実験的に合わせた、工夫その点は評価はしますが完成度がまだまだ低い。
と言う訳で全体的に合格には一歩及ばず。
あと和風の皿を使うのは流行りなのは分かりますが、料理に合わせて色を変える等をしないと、全て真っ平らな印象になってしまい、いくら綺麗に料理を盛り付けてもそれでは意味がありません。
イマイチもありましたが、非常に良い物あったと言う訳で今日は玉石混合。
好きな店だからこそまた次回に期待して、再訪したいと思います。
味わい:4.0 食材:4.3 技術:4.0 個性:4.0
雰囲気:4.2 ボリューム:3.9 コスト:3.9 サービス:4.0
満足度:69点