店に入ると、そこはまるで魚屋。
甲殻類が中心で、魚はマグロとアンコウのみ。
それぞれ1キロ単位で値段が付いています。
注文はグラムもしくは何匹と欲しい量を決め、あとは調理方を指定します。
ただ調理は単純に焼くもしくは揚げるしか無く、凝った料理はありません。
ドリンク類は少なく、ワインの種類も必要最低限揃えているという程度。
私がいつも飲むのは、このCAVA「Naveran」 10€程
ちなみに、去年の夏に横浜のあるレストランで飲んだら5千円しましたこれ・・・
パンは、特に美味しいと言う様な物でも無く、必要なければ頼まなくても大丈夫ですが
これは友人が注文。
サラダ。
これがこの店の唯一の野菜で、いつも前菜代わりに注文しますが
以前に比べて入っている野菜の種類も増えて、結構工夫しているようです。
ちなみに定食屋と同じ、自分でオリーブオイル、ビネガー、塩、コショウで味付けします。
さて初めに出てきたのはムール貝のマリネラ(漁師風)は良くある味付け。
ちなみに注文して精算したレシートに書かれた番号を呼ばれたらキッチンへ
出来た料理を自分で取りにいくシステム。
そして、ナバハス(マテ貝)
小ぶりな物で、調理方見ての通り鉄板で焼いてオリーブオイル、ニンニク
そしてパセリのソースは上から、どばっとかけただけ。
貝は割れているし・・・ 砂抜きも大雑把な・・ 豪快料理! (笑
注文した物が皿に一緒くたになって出て来ましたが
手前から海老、そして甲イカ、マグロの鉄板焼き。
スペインでやたら良く食べる甲イカ。
ドイツ人の友人いわく、その食感はガムだそうです (笑
この店の海老は冷凍物ですが結構イケます。
ただ茹でエビもあるのですが、それはイマイチ。
4人でガッツリ食べて一人当たり
30€程 (ドリンク含む)
サービスはセルフなので、特に何も語る事は無いのですが
以前に比べて、店員さん達が片言ながら英語を話すようになりました。
店の造りは味も素っ気も無く、それは遥か昔の70~80年代昭和の
学食、社食と言ったところで、その点は何も期待して行くところではありません。
料理については既に述べた通り、その調理は単純の極み。
バンバン揚げてバンバン焼く、そして皿に乗っけてハイ終わり。
また全ての焼き物にお馴染み魔法のソース(ニンニクとパセリを
混ぜたオリーブオイル)を大量かつ豪快に掛けてくれるのも特徴。(笑
あと食材の鮮度や良し悪しについて特筆するような物はありませんが
シーフードレストランとしてはとにかく格安なので、
細かいことに文句は誰も言えません。
まとめてみると・・
大量に安くシーフードを食べたいと言う人には超お勧め。
美味しい凝った物を、それなりの雰囲気でちゃんとで食べたい人には不向きで
自称グルメと言う方が行くのは時間の無駄と言えます。
また、初めての方は適量もわからないのと量を指定しても
店のおねえさんがどうしても多く盛りがちで、余程量に注意しないと、
その単調な調理、オイリーな料理と相まって食べている途中で飽きてしまいます。
この店は正直、少人数じゃなく最低でも4人以上で行かないと意味がありません。
あと開店時間の20時は中国、ロシア等、話題の強面新興国の観光客だらけで
領土問題の話は、その時間帯は御法度。。 と言うのは冗談ですが
地元スペイン人達は、やはりここでも彼らの食事時間の21時以降にやって来ます。
お勧め度:★★★☆☆ ←三つ半