その中にある創作バル。
このブログでお勧めしている店に、久しぶりにやって来ました。
ちなみにテレビ番組「マスターシエフ」でお馴染み、シエフのジョルディ・クルス氏が
プロデユースする店です。
店の中はこんな感じ。
人によって好き嫌いはあるのでしようが、私の場合は後者。
以前には無かったテーブルの仕切り。
いつも空いていてがらんとした店内を見栄え良く見せようとの工夫でしょうか。
ところで長らくこの店に来なかった理由の一つになるのですが
メニューが開店時から殆ど変わらない。
さすがに今回は一年以上あけての訪問だったので、大分変わっていました。
パン・コン・トマテは、流行りのパンを使っているにも関わらず
なんだか、ぱっとしない。
2人で食べて
総額:67.70ユーロ (ワイン、水それぞれ1本含む)
サービスは普通。
店の造りはモダンでクール、ただ食事する場所としてみると私には
そのデザインは悪趣味としか思えない・・ と言うと言い過ぎでしょうか。(笑
さて料理について述べると・・
お通しのオリーブのジェジェ、市場でちゃんと探せばもう少し美味しいのがあるのでは?
パン・コン・トマテのパンは、流行りのあのパリパリのパンを使っているにも関わらず
なぜだかイマイチ。
マグロのタルタルは醤油にネギ、トビッ子まで入って、それはまるで日本の
居酒屋メニューなのですが、この日食べた中ではベストの一品 ◎
次にポテトと半熟卵、生ハムと言う毎度お馴染みの創作料理は完成度が低く中途半端。
コメ料理は上に載っていた手長エビは甘くて絶品でしたが、相方に
「ご飯は無い方が良いね」と言われる始末で、全くもって料理としては話にならず。
そして最後の肉は、冴えない中華のアグリドゥルセ(酢豚)をイメージする物で、
わざわざ下に炭まで入れた末に出された生温かい料理は、一体何の意味があったのか?
ハッキリ言って・・・
これまでこのお店を皆さんに、お勧めとしていた自分自身が情けなくなりました。
現在のメニューの全部食べた訳では無いのですが、直感的にこれではダメだ・・
それは以前の定番料理を変えたからとか、日々どうしても出てくる調理や食材のブレ
それなら許せますが・・
そんな物では無く、誰が実際の現場責任者なのか? まるっきり管理出来ていない、
またそれでも何とかなると思っている、そんな安易な考えやり方に失望しました。
と言う訳で早速ですが、お勧めから削除。
シエフのジョルディ・クルス氏。
テレビに出て人気者になって、先日は週刊誌にゴシップ記事まで出て
まるで芸能人と化していますが
確実に劣化しているこの料理・・・
大丈夫なのでしょうか? こんな事で。。。
味わい:3.6 食材:3.9 技術:3.7 個性:3.8
雰囲気:3.6 ボリューム:3.8 コスト:3.9 サービス:3.8
満足度:60点