さて、まずはオーリブとビール。 2€(ビール)
この店のオリーブは結構気に入っています。
バルセロナで出てくるお通しとしては定番のオリーブですが、こんな簡単な物でも
食べる店に寄って全く違います。
以前には無かった、おしぼりが出て来ました。
スペインでは食べる前に手を洗う人を見た事が無いのですが、
こう言うのが、これから習慣になると良いのですが・・
たぶん無理だろうな~ (笑
パン。 1.50€/人
以前はこんなじゃ無かったのでが、最近この店で食べるパンはイマイチです。
一体どうしたのでしょう??
さて、ここから料理に入ります。
最初はイノホ(ういきょう)とブラタチーズのサラダ。 8€
ワインのリストは超シンプル。
シャンパンとCAVAが1種づつに白赤それぞれ4種のみ。
値段は20€辺りのリーズナブルな物を揃えています。
ところで私は基本的に、以前飲んだ物は飲まない主義。
その理由はハズレを恐れず常に新しいワインを試したいから。
と言う訳で一番左のボルドーの赤は以前飲んだので除外、残った三本の中から
真ん中「7fuentes」を選んでみました20€。 味はそこそこ。
ちなみに注文する時に焼き加減を聞かれます。
以前になりますが半熟を頼んだら、ゆる過ぎて失敗。
今日は少し強く火を入れてもらったところ、それが正解でした。
上の生ハムの様に見えるのがモハマ。
マグロを塩蔵乾燥させた物で、さしずめマグロジャーキーと言うところでしょうか。
エスカリバーダは甘みの強い巨大赤ピーマンを焼いた物
バカラオ(鱈)は塩蔵の物を水で塩抜きしたスペインではポピュラーな食材です。
今回は上にトッピングが色々されていました。
その中のケッパーがわりと肉にあう。
ワインが終わったので、ここでCAVAを一杯 5€
ちなみに味はまるでシードラ(リンゴ酒)の様な物で・・・・
これは、ハズした・・ トホホ・・(涙
2人でいっぱい食べて
130.35€ (赤1本、ビール2杯、CAVA2杯、白1杯含む)
サービスは関ジャニの錦戸君似の彼がいなくなって、新しいお兄さんがカウンターの
担当をしていました。
ところで、その彼にいきなり「いつも見かけるネ!」と言われて・・
エッ! 一体どこで? と聞くと
なんと私の通う某スポーツジムでだそうで、狭い世界と言うか、ゲゲ! ヤバイ! (笑
さて、いつもの様に料理に付いてざっと述べますと・・
牡蠣は素材になるのですが、美味しかった。
パンはまるでダメです、何とかしないとこれでは・・。
ウイキョウとブラタチーズのサラダは、あえてウイキョウを使う理由は見当たりません。
またバルセロナで一番美味しいこの店のブラタチーズも今日はインパクト弱し。
トルテーヤは良く出来ていました。 まあ私的には上にアリオリソースを塗ると
更に良い様な気もしますが、ただそれでは「Cal Pep」のパクリと言われかねません(笑
あと、リガトーニの出来は合格点と思いますが、あまり印象に残らず。
モハマ、バカラオ、エスカリバーダは創作としては面白いのですが、これも特に残らず。
タルタルは肉はまるでマグロの赤身の様、そしてレモンが効いてあと味すっきりで悪くない 。
ただトッピングの完成度はあともう少し、しかしそのアイデアは評価できます。
最後に〆の肉は30日の熟成ですが、旨味に関しては特筆する物は残念ながらありません。
けれどソースは単調な肉オンリーのアクセントとしては評価します。
さてシエフのアルベルト氏、以前に比べてかなり料理の内容を変えてきました。
今日、全体としては特に印象に残る物はありませんでしたが定番に拘らず
新たな料理を試し挑戦していく、そんな彼をこれからも常連客として
見守っていきたいと思います。
味わい:3.9 食材:4.3 技術:4.0 個性:4.3
雰囲気:4.0 ボリューム:4.0 コスト:3.9 サービス:3.9
満足度:68点