先月、このブログのお勧め店リストに加えた「Caldeni」。
その隣に 姉妹店になる肉系バルが出来たと聞いて早速訪問。
バルの名前は洒落っ気たっぷ、りレストラン頭文字を文字って「Bardeni」 (笑
まだ開店して2週間と言う事もあって、オーナーシエフのDaniが隣レストランとバルの間を
行ったり来たりしています。
サービスは奥様が仕切っていましたが、いつもレストランで見かける時より
バルだからでしょうか? 何故かテンションが高い。。 本当こう言うキャラだったのか? (笑
ちなみに、グラスワインの値段はこんな感じで割と安めに設定していると思います。
さて、こちらがタパスメニュー。
前菜系はどれも10€以下で、5,6€の一品が多いです。
メインとなるOngleが10€、Entrecotteがメニューの中で一番高く15€。
250gで15€なら悪くないでしょう。
ブテイファラ・ネグラ入りのコロッケ 1.5€/個
お味は、まずまず。
パタタス、ブラバスは、ホテルアーツ内にあるレストラン「Arola」の創作ブラバスのコピー物。
ちなみにレストラン「Taverna del Clinic」「Cinc Plats」も、このコピー物を出していますね。
アリオリソースの上が普通はピリ辛ロメスコソースなのですが、ここのはケチャップ系。
8個で6€
この店の料理は肉がメインになるので、もちろんワインは赤。
地元プリオラット産28.40€ を何となく選びましたが、あまり好きな味ではありませんでした。
この店のタルタル用のパンもそうなのですが、カリッと焼いたバゲットにほんの少し
オリーブオイル垂らしてあって、それが他の店では見られない一工夫。
パルメザンチーズとマスタードが付きますが、肉が水っぽくてイマイチ。
伝統料理と言っても、ちょっと創作が入って上にポーチドエッグが
生ハムの塩辛さがちょうど良いアクセント。
黄色いソースも悪くない。
メインとも言える肉は、バルセロナで最近流行りのWAGYU(和牛) 10€
2人で食べて
89.10€ (ワイン赤1本、ビール2杯、水1本、カフェ2杯含む)
サービスはシエフの奥様と、あと男性(おじさん)が一人。
二人ともによく目配りが出来ていました。
店の作りは流行りのモダンでクールな内装。
それは面白みに少し欠けはしますが、今の時代こう言う作りしか出来ないのでしょうね。
ただ、照明が明るすぎるので少し暗くした方が良いかと思います。
料理については、ざっと述べると・・
最初に食べたコロッケはまずまず。
パタタス・ブラバスとフォアグラ共に合格点。
カルパッチョは水っぽくてイマイチで臓物系の煮物のカピポタは臭いが少し気になりました。
あとモッツアレーラのサラダとタルタル共に合格。
和牛のONGLETは、過去に隣りの本店のレストランで食べた時の方が美味しかったような。
さて、料理は全体的に悪くないですし、お値段もリーズナブルなのですが
バルとして見ると、例えば私のお気に入り「Coure」に比べると、そのメニューに
何か物足りなさを感じます。
まだ開店2週間と言う事なので、しばらくすればそのメニューも
こなれて来るでしょうから、それを見計らってまた訪れてみようと思います。
味わい:3.8 食材:4.0 技術:3.9 個性:3.9
雰囲気:3.8 ボリューム:4.0 コスト:4.4 サービス:4.0
満足度:66点