更にヨットハーバー沿いを歩いて埠頭の先へ
日本から知人が来て・・
いつもの事ですが(笑) パエリヤが食べたいとの事で、ここへやって来ました。
今日は日曜日のお昼で混んでいたので、下のテラス席に通されました。
2階が一杯の時は下に通されるのですが、少々寒いのが気にならなければ
下でもパテイオの席なら解放感があってお勧めできます。
さて、いつものお通しのオリーブの盛り合わせ。
特に美味しいと言うものではありませんが、まあとりあえず
これでもつまんで、今日もはじまりはじまり~♪
最初に出たのはこれ
この店のパン・コン・トマテは少し水っぽい事が多いのですが、今日は大丈夫でした。
続きまして、つまみの定番と言えばこれパドロン。
日本の獅子唐の原種で、明治時代後期に日本に持ち込まれ、それを改良したのが獅子唐です。
勉強になりました~か、皆さん? (笑
どこに生ハムが入っているのか?
と言うぐらい微量で、その代わりチーズ味が濃厚でした。
ちなみに、この店に限らず日本の方がスペインに来てまでコロッケ食べる必要は全くありません。
小魚の揚げ物の盛り合わせ。
良い感じとは思いますが、完璧な揚げサクットしたそれには、あと一歩。
バルセロナに来てシーフードと言えばこれは、外せないですよね~ ナバハス(マテ貝)
焼き加減は良い感じ、下手に焼くとゴムになってしまいますからね、この貝。
ただ、少し生臭さが臭ったのは弱っていたと言うことでしょうか。
ここでメインのパエリヤ登場!
この店のウエイターさんは、パキスタン系の人が多いです。
差別では無いなんて前置きすると却って誤解を招きそうですが、
スペイン人のウエイターに比べるとサービスがイマイチと言うか、ただのマニュアル通り
やっているだけと言うか、まあ民族性の違いとは思うのですが、イマイチ感が拭えません。
パエリヤ。
オーブンで炊き上げているので、表面に焦げ目が付いてますね。
家庭とか野外では、これが出来ないですよね、パエリヤ炊き方として全体に火が通るこれがベスト。
日本で食べるパエリヤ(ピラフ)は、やたらトッピングがご飯の上にありますが(笑
本場はこんな感じで地味です。
特にこのイカ墨はそうで、甲イカとめずらしく今日はバカラオ(タラ)が入っていました
アリオリソース。
イカ墨には、これを付けて食べるとコクが出ます。
フィデウア(パスタ)のパエリヤ。
今回は、これも頼んでみました。
ちなみに、アリオリソースはこれに付けてもOKですが、パエリヤには通常付けて食べません。
5人で食べて
190.65€ (CAVA1本、白2本、カフェ4杯含む)
サービスは既に述べた通り、大したものは期待しない方がいいでしょう。
海の見える2階席は、冬はテラス席が無い分満席になり易いので早めに予約して
指定した方がいいかも知れません。
ただ1階のパテイオの席も寒くなければ、悪くないと思います。
さて、今日食べた料理の総評を一気に言ってしまうと
ピミエント・デ・パドロンは揚げ加減、素材の鮮度共に合格。
コロッケは、あえて食べる値打ちは無し。
小魚の揚げ物は、揚げがあまくて合格点には及ばす。
ナバハス(マテ貝は)弱っていたのか臭いが少し気になりました。
メインのパエリヤとイカ墨のそれは、どちらも間違いなく合格点。
フェイデウア(パスタのパエリヤ)は、少しオイリー、油っぽかったので少し減点。
細かい点を言いだすとキリがありませんが今回も日本から来た知人には、
好評だったのでこれで良しとします。
味わい:4.2 食材:4.1 技術:4.0 個性:3.5
雰囲気:3.9 ボリューム:3.9 コスト:4.0 サービス:3.8
満足度:70点
12/16
14:20