最近はやたらモダンでクールな店の作りばかりが多いバルセロナ。
とは言っても実のところは、どれも安っぽくてつまらないマンネリデザイン。
シックな店内は、そんな中で実に落ち着きます。
フエッテと呼ばれるサラミですが、これは非常に柔らかくて美味しい。
ありふれた物ですが、今まで食べた中で一番かも。
今日はワインは無し。 1.65€
思うところがあって一度飲んだら48時間飲まない事に最近決めました。
それなら一年に半分は休肝日を作れますからね。
ちなみに今日飲まないと言う事は・・・ そう、しっかり昨日は飲みました (笑
パンのパリパリ感、オリーブオイルの質、トマトの擦り付け具合全てに文句無し!
以前は違うパンを使っていましたが、この店も流行りのこのパンに変えたようです。
地元の伝統料理の代表の一つ、トリンチャットにブテイファラブランカ。 9.60€
なんだか落ち着く味です。
アーテイチョーク好きの私なので迷わずこれを選びました。 12.10€
フォアグラとの組み合わせは、今の時代なんだか古臭さを感じますが
伝統料理のレストランなので、これはこれで良いでしょう。
焼き加減はレアでソースにはオレンジを使っています。
お味は決して悪くはないのですが肉本来の味を堪能したい私にとっては
その甘いソースが邪魔をします。
スズキと野菜のグリル。 24€
なんとも、寂しい眺め・・・・ (笑
ソースはシンプルにロメスコ。
地味に見える焼き野菜ですが、これが結構美味しい。
ただ焼いただけにオリーブを掛けただけに見えるのですが、他店とに違いを感じます。
魚は皮はもちろん内側の身もパリッと焼けていて、魚の旨みもしっかり。
最近、和食の影響かやたら半生で魚をだすところが多いのですが
これは中までしっかり火を通しているにも関わらず美味しい。
お味は何も特筆するものはありませんが
この店の来る客層は、こう言うのを求めていると言う事でしょう。
最後はいつものエスプレッソで〆。 2.10€
お茶菓子はチョコ。
2人で食べて
78.95€ (水2本、カフェ2杯含む)
サービスは私好みのプロのサービス。
ちなみに一般的に高級とみなされる星付きレストランでも最近は形ばかり。
実のところは素人が、それっぽく真似てやっているだけの店が多いです。
さて料理は、一言で言うと・・・ 超地味 (笑)
創作全盛、日本食もどきが持て囃されているバルセロナにあって
今時、時代遅れも甚だしい地味な料理のオンパレード。
ですが、私的にはこう言う上質の伝統料理を食べると正直ホッとします。
これからも世間に惑わされる事無く、今のこの道、王道を真っすぐ進んでほしいと願います。
味わい:4.1 食材:4.3 技術:4.0 個性:3.5
雰囲気:4.4 ボリューム:4.3 コスト:4.0 サービス:4.8
満足度:72点
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