今日は前回、非常に満足感が高かったレストランへの再訪です。
ところで皆さんはどうでしょうか?
良い印象だった店に再訪すると、前回と同じかそれ以上に満足感がある・・・
と言う場合もありますが、私の場合はその逆で前回に比べて満足感が低くなるのが常です。
さて、前回に続いて今回もハーフサーズのカクテルから始めます。
私はジントニック。
そして相方はピスコ・サワー。 それぞれ3.30€
ドラマなんか見るとアメリカ人は食前酒にカクテルを飲むのが好きなようですが、
彼らの様に何でもかんでも大量に飲むんじゃなくて食事の前なら、このぐらいの量が良いですよね。
スナック。
手前のチップスはオレガノが効いています。
そしてグリッシーニ用の・・
そしてムール貝が一つ。
ちなみに相方「自分の方の貝は小さい!」
と、くだらない事をほざいておりました(笑
今日は夜の訪問。
ゆっくり飲みたかったので、少し高めの赤にすることに
選んだのは地元MONSAN産の赤。 40.80€
葡萄はガルナッチャ(ガルナッシュ)。
ちなみに私がいつも買うワインショップではこれおを35.90€で売っているので、
この値付けは良心的を通り過ぎて驚愕の安さ!
前菜は、ありきたりと言えばそうなのですがフォアグラのコカを選びました。15.50€
コース料理で食べるフォアグラは小さくて何を食べているのか分からない様な時もあるのですが
やはりこのぐらいの量が食べたって感じがします。
ベタな料理と言ってもバカにできません。
良いフォアグラを使っていますし、コカにも甘味があって
う~ん、これは美味しい!
定番のメニュー以外に、この時期ならではの白トリフを使った料理メニューがありましたので
上には白トリフ様が (笑
さて、トリフは香り量もこれで十分なのですが、
リコッタチーズのラビオリは、なんだかシンプル。
さて、料理はメインに入ります。
前回食べて非常に好印象のこのチュレトンを選択した私。 24.00€
付け合わせのポテト。
手前のソースはマスタードが良く効いています。
とろころでこの肉、良く見ると右と左で微妙に肉が違い
この左側の色の濃い方はより味が濃くって
右側方が味が薄い。
後シエフに聞いたのですが同じ部位の中でも味わいの違いがあるのでそれを
楽しんでもらおうと言う作戦だとか。
。
タルタルに白トリフと言う珍しい組み合わせ。 26.00€
初めて食べます。
この店はパンにも、しっかり味が付いています。
肉とトリフを乗っけてパクリ! うっめぇ~!!と唸る相方 (笑
ハーフサイズのデザートがあるので、クレマカタラを注文した相方 4.40€
2人で食べて
総額:150.45€ (ミニカクテル2杯、赤1本、水2本、カフェ2杯含む)
*デーザートワインはシエフからのサービスになっていました。
料理のオーダーはシエフ自らが取り、客からの質問にも丁寧に答えてくれます。
ちなみに肉の部位の説明には、キッチンからわざわざ肉を持って来て説明してくれるなど
客にもそうですが、料理に対するその真摯な態度は非常に好感が持てます。
さて料理・
前菜のフォアグラはオーソドックスな料理ですが、素直に美味しいと言える物でした。
ただ、相方のラビオリは面白みにイマイチ欠け、何か一工夫が欲しところ。
あとメインに食べたチュレトンは肉好きにはたまらない、バルセロナで食べれる肉の
ベストの一つと言えるかと思います。
また相方のタルタルと白トリフは、はっきり言って期待していなかったのですが、
味付けをわざとソフトにしたタルタルとトリフのコンビネーションは絶妙。
この日食べた中では一番印象に残りました。
好印象にも関わらず再訪してみると、前回ほどのインパクトが無い店が多い中
私の期待を裏切らない店、本当に来て良かったと心から思えるデイナーでした。
味わい:4.4 食材:4.2 技術:4.2 個性:4.0
雰囲気:4.2 ボリューム:4.1 コスト:4.3 サービス:4.2
満足度:79点