リッツホテルと言ってもパリのリッツ等とは格が違って評判もイマイチだったのですが、
数年前に大改修して名前も「パラセホテル」に変わり随分良くなったとのこと。
今日はその中にある一つ星レストランの「Caelis」にやってきました。
おそらくバルセロナのレストランの中でも一番ゴージャスなレストランじゃないでしょうか。
見ると前回、訪問した時とはテーブルと椅子が変わりその数も増えていました。
ただ私的には、この椅子なんだかイマイチなんですが・・
さて、今回は39ユーロのランチを試してみます。
不景気なってからよく見かける様になった、いわゆる星付きの格安ランチ。
中で一番美味しかったのは、アイスバーのMagnamを模したフォアグラ。
お通しとしては最近食べた中でベスト。
ボトルの写真を撮り忘れましたが、フランス産の白は飲みやすい。
パンは3種類あって、まずはフォカッチャを選びました。
なかなかいい感じ
ガスパチョの様なトマトスープが注がれましたが、なんだか微妙に横に垂れている(笑
中には水飴のようなのも入っていて、なかなか面白い。
エスカリバーダ(焼き野菜)のコカ。
食べた感想は、なんてことは無い普通。
こちらがビキニで食パン2枚の間に具を入れて焼いたものですが、これの中身はツナ。
これも普通。
メインは肉なので今度は赤、今日も飲んでますよ!(笑
これもフランス産。
この値段のランチに付いてくるワインなので市売価格でボトルで6ユーロぐらいかと思うのですが、スペインワインにはない味で面白いし香りも良くまずまず。
ところで、途中で気が付いたのですがこの39ユーロのランチ何とワインが飲み放題!
お昼なのに調子に乗って結局白2杯赤3杯も飲んでしまいました
シリアル入りのパンも試しましたがフォカッチャの方が良かったかな。
肉の横には、こんな感じでフルーツ系ですが味には何だか統一感がありません。
このーソースを掛けて食べるのですが 、あまり味が無くただの色水。
さて食べてみての感想は・・・ 日本で食べるトンカツそのもの (笑
そして最後はいつものエスプレッソで〆。
お茶菓子は、このチョコ1個とは少し寂しい。
総額:39€ ポッキリ!
サービスは若い女の子達ばかりで星付きにしては何だか頼りなく見えます。
ただ、自分の仕事をしっかりやろうとしている点は好感が持て、一応基本は出来ています。
最初のお通しは、この値段のランチとしては十分。
問題は料理、前菜は見た目こそそれなりですがビストロで普通に出てきそうな物。
メインの豚ヒレのタンドリーに至っては、ただのトンカツ。
幾ら安いからといって 、こんな物を星付きレストランで出して一体どう言うつもり?
と疑問を抱かされるものでした。
ただ、バルセロナで一番のゴージャスな雰囲気。
39ユーロポッキリで飲み放題(笑)、大箱なレストランなのでいつでも席がありサービスもそれなりにちゃんとしている点は使い勝手が良いと言えなくもありません。
なので雰囲気重視、値段重視の方にはそれなりに満足がいくかと思います。
味わい:3.5 食材:4.0 技術:3.7 個性:3.9
雰囲気:4.8 ボリューム:4.0 コスト:5.0 サービス:4.2
満足度:62点