この店はアラカルトは無くコースのみで、食べたのはこの48ユーロのコース。
店は2階もあるのですがウナギの寝床の様な作りで、横幅が狭くて、なんだか閉塞感を感じます。
イタリア産のオリーブと言う事ですが、スペインのオリーブYEYEとほぼ同じ。
結構これが好きなんです。
チーズとソブレアサダ(マジョルカ産のサラミ)をおバームクーヘンの様に巻いたものです。
これは、あまり美味しいと思えませんでした。
一番下にカボチャのスープ、泡はトリフの匂いがぷんぷん上にはココア。
悪く無いですね。
オリーブオイルと塩が3種類。
お通しとパン代が別途3.05ユーロかかります。
パンは良い感じの焼き立て、そして地元カタルーニャ
ジェイダ産の アルベッキーナ種のオリーブオイルも素晴らしい。
少し崩してみると中に、ブロッコリとズッキーニ。
細かく刻んだ生ハムと、柘榴がちりばめてあります。
海老はプリッとして甘く美味、ただドレッシングのビネガーが少し強すぎる様な気も・・
ビールの後は赤 1杯 5.09ユーロ
グラスワインの値段設定としては少し高いのですが、リオハ産のレセルバはグラスで飲むワインにしては美味しくて、このあともう一杯飲頼んでしまいました。
日本ではマグロをタタキなんかしませんが、生より少し炙った方がスペイン人の好みなのでしょうね。
ゴマ、醤油も使われていて、これが現在のスペインの魚料理の王道の1つ。
ほんと時代は変わりましたね~。
この店の面白いのは、マグロの下のミルフィーユ。
この組み合わせは初めて。
肉はよくある焼いただけの料理じゃなく、濃厚な味付けになっています。
付け合せはアーテイチョクと季節物のカルソッツ
もう流行はとうの昔に終わったと思っていましたが・・
まだ、こんなのあったんですね (笑
総額:61€ (+グラスワイン2杯含む )
サービスのお兄さんの話し方が街の与太者っぽくて、最初は雑なイメージを感じたのですが、その仕事ぶりはプロフェッショナルで悪くありません。
料理は、こなれていて特にダメだしする様な物は一つもなく、どれも合格点の範囲。
ただ、正直今ひとつこの店の個性を感じる事が出来ず、流行の料理を的確に 、そつなくなぞっているだけのような気もするのですが・・。
とは言っても、今日のこのレベルで料理全体をまとめているところを見るとそれなりに、できる料理人の方なんでしょうね。
味わい:4.0 食材:4.4 技術:3.8 個性:3.3
雰囲気:4.0 ボリューム:4.2 コスト:3.5 サービス:4.0
満足度:67点
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