バルセロナの食通の間では知られた店ですが、土曜日の夜にも関わらず 半分以下の入り今日は最終的に8人の客のみで、現在のスペインの不景気の凄まじさを実感します。
上に掛かる、ピリ辛のパブリカのソースですが、なんだかラー油に近い味がします。
ただ名物だけあって、なかなか美味しい。
評4.2/5.0
この店のは演出に凝っていて、ワインリストが箱の中に入って出てきます。
今日は、スペインBIERZO産の赤19.50€にしました。
この店で出すワインの掛け値は市売り価格の1.5倍と、バルセロナでは非常に良心的。
ただし、今日のチョイスをハズシた様でイマイチの味でした。
瓶の中のヨーグルトはセップス茸入り
ちなみにスプーンには松の匂いが付けてあります。
甘エビの様に見えますが普通サイズのエビ。
これは生で食べます、10年前のスペインなら考えられなかった事です。
頭の殻を取ってみると海老ミソと言うのでしょうか、う~んこれは美味しい。
ですが、味が殆ど付いていなく、悪く言えばただの野菜の微塵切り
この料理、ジントニックのエスプマが付いてきます。
鮮度の良い海老は美味しく、またビジュアル的にレベルは高いのですが付け合わせがイマイチなのが残念。
評3.8/5.0
メインはビンナガマグロ。
付け合わせのトマトが可愛くて良いですね。
かなりのボリュームで肉厚。
火入れは表面を焼いて、中はほぼ生に近い状態。
私の感想としては、ここまで肉厚だと外側の焼き目と中の生の身とのバランスが良くない。
もう少しマグロを小さくするか、火入れに工夫しないと。
評3.7/5.0
ミモレットのチーズだそうですが、これはイケます。
大変気に入りました。
4.4/5.0
アイスとチョコ。
演出は面白いですが、味は普通かな。
評3.8/5.0
デグスタシオン1900 :36€
ワイン1/2:11€
パン:2.95€
総額: 55.95€
以前とシステムが変わった様で、アラカルトメニューが無くなりました。
現在は全てコースで合計3種類。
一番高いのは、一品は少量ですが皿数が多いコースと、その次は前菜2品とメイン1品そして今日食べたのが一番安く前菜とメインとそれぞれ1品づつ選べるプリフィックスのコースです。
食べた感想としては、感動するような物はありませんでしたが、この値段でしたら食材、料理を含めて大体満足できるレベルにあると思います。
演出も面白いですし、お気に入りの店なので次回は肉をメインに再訪したいと思います。
味わい:3.8 食材:4.2 技術:3.9 個性:4.0
雰囲気:4.0 ボリューム:3.9 コスト:3.9 サービス:3.8
満足度:67点