最近、地元バルセロナのグルメ達のブログによく登場する店でシエフはフィンランド人。
一つ星レストランの老舗「Via Veneto」そして双子のシエフで話題の一つ星「Dos Cielos」で
修行したそうです。
まだお店は開店して数カ月。
奥のカウンターがカクテルバーになっていて、随分とオシャレでモダンな店です。
ちなみに料理はジャンル的にはビストロだそうです。
スペインなので、8時半開店と同時に入ったらご覧の様に誰もいません。
と言っても今日の客はあと一組のみで、何度も同じ事を言っていますが
今回のギリシャ発の危機による不景気は凄まじいものがあります。
お通しは手前からオリーブ、カレー味のクラッカー、一番奥は地元で取れるアーモンド。
ハッキリ言って、どうって事の無い物です。
パンは自家製の様ですが 温めるぐらい出来ないものでしょうか 1.50€
全体に重くて冷たいパンは非常に不満の残るものでした。
サービス・スタッフのお兄さんはソムリエです。
そのせいか、トレド産のこのワインは値段の割に美味しいワインです。
22€
下はギサンテ(グリンピース)のムース。
どこもシンプルなアミューズが多い中、タルタルと言うのは珍しくその点は評価できます。
お味も無難なところ。
見た感じは悪く無いのですが、インパクト無い味でロメスコソースもう少しコクがあれば。
あと、ハムが少し塩っ辛かったのもマイナス。
評3.6/5.0
サバに全く旨味を感じず。
酢に漬かりすぎた「〆サバ」の様で、ボサボサした身は全く良い所無し。
2.5/5.0
総額:55.50€
星付レストランで修行した、フィンランド人シエフが満を持して独立した
お店として期待しての訪問ですが食べた感想は前菜、メインどれを取っても
全く印象に残らない料理でした。
また店の作りですが、まるでバブル期を彷彿させる超モダンなものですが
ビストロ料理と言うのであれば、こう言う店の作りはどうか?と思います。
10年前のバブル全盛の頃でしたら、話題の店として客が詰め掛けていたのかも知れませんが
今のこの時期に時代錯誤としか言いようがありません。
最後に辛口でまとめると、店にお金をかけるより
印象に残る美味しい料理を提供するのに全力を注いで頂きたい。
味わい:3.5 食材:3.8 技術:3.5 個性:3.8
雰囲気:3.7 ボリューム:3.8 コスト:3.5 サービス:3.7
満足度60点
大きな地図で見る