今回が初めての訪問ですが、人気店の様でこの日はテーブル席は満席でカウンターが空いているのみ。
山盛りのタパスが並んでいます。
ダメな店は、このカウンターに並んでいる料理を見ただけで分かるものですが、この店のそれは華があるというんでしょうか期待を持たせます。
まずは、日本で言うところの生中一杯。
スペインでは珍しい、陶器のビールジョッキで出て来ました。 2€
メニュー以外の今日のお勧め。
なんと伝票に書かれています(笑
まず最初に食べたのは、これ。
トマトをくりぬいてその中に山羊のチーズが入っています
トマトはあまり熟していない緑のトマトを使っています。
だからオーブンで焼いても型崩れしないんでしょうか。
割ってみると、チーズのお供の定番と言えるメンブリージョが中に入っていて
甘みもありますが味的には単純で、またトマトは熟していないだけあって硬い。
評3.8/5.0
ワインはリベラの赤にしました。 14.90€
この値段なら悪くない味。
海老も一匹付いてきます。
さてお味は、バカラオは私の好きな食材ではありませんが淡白な魚にもしっかり味が付いて悪くありません。
評3.9/5.0
ポロネギの上にチーズを乗せてオーブンで焼いたものです。
あまり、インパクト無く普通。
評3.6/5.0
きのこのミックスグリルは大きく切ってあり食感もよく、なかなかイケます。
評3.9/5.0
これも、今日のお勧め。
ミニハンバーガーは中にフォアグラ入りですが、お味は平凡。
評3.6/5.0
肉は脂身が無く淡白ですが、チーズ、生ハム、パイナップル入りのしっかり味の付いたソースで悪くありません。
評3.9/5.0
最後は、お店のオーナーからチュピート(食後酒)を一杯サービスして頂きました。
友人と二人で食べて
総額:45.65€ (ビール2杯、ワイン1本含む)
まず料理ですが、その創作タパスには個性を感じます。
しかし私のお勧めする「Coure」「Taverna de clinic」「Cal pep」などに比べるとこの店でしかと言う様な抜けた一品が無く、完成度が今一歩と言う感も否めません。
ただ、そんな事よりも最後のお勘定になって何よりも驚いたのは、その安さ。
どの料理も結構なボリュームがあるにも関わらず5ユーロしませんまさにその驚愕の安さに感動ものです。
例えばですが、バルセロナに留学で住まれている学生さん達なんかにはピッタリの店じゃないでしょうか。
B級グルメとしては、間違いなくお勧めできる店です。
味わい:3.8 食材:3.9 技術:3.8 個性:3.8
雰囲気:4.0 ボリューム:4.4 コスト:5.0 サービス:3.8
満足度:70点